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13.2030年の日本2

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 前書き:突然済みません。ジャンルをSFに変更させて頂きます。最初は日本経済の復活を書こうとしたのですが、一応それも書いたのですが、浅学の身で経済はちょっと荷が重かったようです。結局、どう見ても中身がSFっぽくなっていましたので変えます。結構中身は素っ頓狂なので楽しんで頂ける方もおられると信じます。ー作者

     ー*-*-*-*-*-*-*-*-*-

 その日、中部空港に降りた斎田一家は、瞳による生体認証と、パスポートに埋め込まれたチップによってほとんど素通りで通関して、空港からリニア新幹線のある名古屋まで空港リニアに乗り込む。飛行機から降りて席に着くまで僅か15分、リニア列車の乗車時間は10分である。

 名古屋から品川までは、インターネットで予約したリニア新幹線に乗る。名古屋から品川までは20分おきにノンストップ便が出ており、1時間に2本中津川、甲府、町田に止まる各駅停車便がある。このノンストップ便は名古屋~品川間を40分で結んでおり、時間のみで考えれば東京~名古屋は通勤圏であると言って良い。

 また名古屋~大阪まではノンストップ便で20分、京都に止まる便で25分であるので、東京から大阪まで1時間で結んでいることになる。こうなると、その利便性から切り離されて大ブーイングなのが静岡県であり、一時は甲府までの短距離リニアも検討された。
 しかし、結局甲府からは各駅停車のリニア新幹線なのだ。これは、在来新幹線のスピードアップしたひかりによる東京まで45分の時間と比べて差がないということで結局ボツになった。

 朝9時過ぎ、彼ら一家は千葉市の稔の父母の家に到着した。夕刻日本時間20時、ジェフティアの現地時間14時に出発してから13時間である。 エコノミーの席とはいっても、大人には少々狭くても子供には十分な広さの快適な席で、ほとんど正常な睡眠がとれた子供たちは元気一杯だ。むろんこれは、夜間飛行用の睡眠を促進しかつ時差を解消する薬を飲んだお陰でもある。

 その日は日曜日ではあったので、75歳にしてまだ週に3回の勤務をしている父誠司は在宅で、母の由美と共に半年ぶりに帰ってきた息子夫婦を迎える。稔にとって会社から旅費が支出されるのは年1回であるが、年4回の会議が千葉本社であるので、1回は自費で家族を帯同しているのだ。

 誠司と由美にとって、半年ぶりに会える孫は格別なものがあるが、彼らが幼いころは2人の孫の世話はなかなか骨が折れたものだ。それこそ、「来てくれて会えて嬉しい、また帰ってくれて嬉しい孫たちかな」であった。それが、2人とも小学校にあがり、片方がその高学年になると甘えることも少なくなり、手はかからない反面一抹の寂しさもある。

 子供たちにとっては、日本にいたころの友達に会うこと、また千葉や東京の繁華街に出かけるのが楽しみになっているので、それほど祖父母や親は付き合う必要もないが、祖父母はものを買ってやるお金はかかる。その日は、祖父母が午前から子供2人を千葉市の繁華街に連れて行き両親は家に休息だ。

 夕刻、東京に住んでいる稔の姉の幸子が、旦那の昭一と10歳の娘のすみれを連れて来て、由美が手料理を振舞う。稔が家族を連れて帰った時には、大抵幸子も家族を連れて家に来るのだが、前回昭一は来ていない。
 2階の子供部屋に集まって遊んでいる子供たちをよそに、1階のリビングでソファに集まっている大人たちである。昭一が義弟の稔に話しかける。

「稔君、どうですか、どんどん開発が進むジェフティアの様子は?」

「うん、1年でまた随分変わりましたよ。西日市はその1年で人口35万から45万に10万人も増えました。市の中央部はそれほど変わらないけど、周辺住宅地ではまさに建築ラッシュだな。アパートも増えているけど、一戸建ても随分増えましたよ。
 それに、西日市というよりジェフティア全体の特徴として子供が多いですね。特に日本と比べると極端に違うように思いますよ」

 稔の言うように、ジェフティアでの特殊出生率は日本国籍を持つ者に限っても2.3に達しており、日本全体の増えたといえ1.8より大幅に高い。稔は4歳年上の義兄に対しては一応簡易な敬語で話を続ける。

「1年半前、僕達が今の1戸建てに入居したころは、家の御近所は空いている土地が多かったけれど、今では殆どぎっしりです。それに、最近近くに大型スーパーができて随分買い物は便利になりましたね」
「近所の人というと日本人ばかりかな?」

「うーん、8割程度はそうですね。どういっても、2千万円近い値段ですから、かなりの能力を認められた人でそれなりの報酬でないと買えないです。ただ、日本企業に勤めている現地の人の収入は、多分日本人の8割程度にいっているから、今後はどんどん増えますよ」

「へーえ、2千万!うちなんかはその2.5倍よ。宅地はわずか60㎡で建坪80㎡でね。あなたの家の宅地は400㎡だったよね。そのうえ家は内の1.5倍の120㎡よね」
 今度は姉の幸子が口をはさむ。

「だけど、うちは近所ではごく平均だよ。まあなんといっても土地が300万円だからね、そりゃ関東とアフリカでは違うよ」
 それに対して建設技術者の誠司が言う。

「とはいえ、120㎡の家が1700万円か、安いなあ。日本だと、大分省力化で安くはなってきているけど同じ広さで2500万はかかる。たしか、ジェフティアでの家はプレキャストのコンクリートだろう?」

「うん、だけどジェフティアの場合、既成のパーツの組み合わせを組み立てるやりかたで作っている。それは、形だけでも全部で100パターン位あるらしいけど、基本大量生産のパーツの組あわせだ。だから、そのパーツそのものが安いし、設計はほとんど自動だし、組み立てもほとんどロボットだよ。それに工事は昼夜兼行でやるから、ロボットなんかの設備の償却も早いよね。

 それでも人間の手でやる仕事は相当にあるけど、それは基本的には定型的な仕事だな。だから、監督を除き現地人の労務者だから人件費も安いよ。ちなみに、現地の人の労働単価だけど、日本人並みにすべきという人もいるよ。
 けれど、給料が廻りの国と極端に違いすぎると、入国を争ってそれこそ血の雨が降るので、大体地域で最も高い南ア並みに落ち着いている。でも、ジェフティアでは労働基準法をちゃんと順守しているので、南アより労働条件がいいらしく、ジェフティアに入りたい人が目白押しだ。まあ、そんなことで日本に比べて半分程度になるのはありうる話だよね」

 稔も父に対しては、昭一に比べ言葉がぞんざいだ。
「でも、エアコンは年中つけっぱなしで高いでしょう?」

 今度は母の由美が聞くと、現地の主婦である涼子が応える。
「ええ、やっぱり年中必要ですから、でもAIによるコントロールで極限まで効率化しているらしく、居間なんかはずっとつけっぱなしですけど、年間均して電気代は月に1万円位ですかね。夏はやっぱり1.5倍くらい、冬は6割足らずです。
 個人住宅はほとんど原発からの電力ですから、電気代が安くて日本の6割くらいなのも利いているようです。会社から冷房手当てが出ているので、半分くらいは賄えています」

 これに対して昭一が聞く。
「個人住宅が原発というのは、産業用は違うということ?」

「ええ、全部ではないようですが。この前にネットで見た記事での話ですが、ジェフティアでは結構製鉄を大規模にやっているのです。その製鉄そのものに加えて、そのための燃料のコークスを作るところで、大変な熱を使うのだとか。
 それで、その熱を捨てないで、その排熱というのですかね、それを使って大規模に発電しているらしいですわ。その電力は特にアルミニウムの精錬などの工業用の電力に使っているだとか」

 涼子が応えるのに、出版業界に身を置く幸子が話を付けくわえる。
「なるほど、製鉄の排熱の有効利用か。ジェフティアでは原子力を大々的に使って、さらに今後の電力の柱にするというので、すごく批判している人もいるけど、でも環境問題を考えると原発は一つの回答なのよね。気候変動は今のところでは少し小康状態だけど、今後も続くことは間違いないわ。

 そして、その原因が地球温暖化によることは間違いないと結論は出ています。その温暖化の原因は、二酸化炭素などの温室化効果ガス濃度の上昇と、自然循環としての自然要因の2つの説がありました。
 それで、過去5年の論争の結論では、どうもどちらも原因であるということのようね。そして、その原因の多分7割くらいを温室化ガスが占めていると。だから、鉄なんかの生産を止めるわけにはいかないので、ジェフティアでやっているように、その部分の出来るだけの効率化と原発を主とした発電しかないのよね」

「うん、一時期原発全部廃止という極端な意見がはびこったことがあったな。原子力というのは確かに未完成な技術であることは確かだ。大体において、致命的な放射能廃棄物を処分する方法が。閉じ込めるしかないという点でそれは明らかだ。
 加えて、日本の東日本大震災のメルトダウンのような災害による事故もあるし、スリーマイル、チェルノブイリの大事故、さらに近年では韓国、中国が危うく惨事なる事故を起こしている。一方において化石燃料を使う必要がないという点において、化石燃料の燃焼によって生じる温室効果ガスを出さないという大きな利点がある。

 自然エネルギーと言うけれど、太陽光、風力なんかはいわゆる汚い電力しか生まないし、コストはまだ高い。コストが高いということは生産まで含めると、別に温室効果ガスの発生量が少ない訳でない。寿命も短いしね。
 だから、いまの形式の原発はなんとか改良して、原子力を使うとしても放射能廃棄物を出さないか、最小化するような方法に変えたい。その点で、長く研究が続いている核融合が何とか実現できればと思うのだよ。
 その点では、先日の原子力研究開発機構の発表だよ。あのプラズマを従来の考えよりうんと低い温度で保持できる方法で、小規模な核融合を起こしたという研究が……」

 父、誠司が話す言葉を途中でひったくって娘の幸子が言う。
「うん、それそれ。結構な大ニュースになったけど、まだ外国では疑っている学者が多いというわね」

 それは、ほんの1週間前のことで、Y新聞にスクープの形で報じられたものだ。現在実現している原子力は『核分裂』方式であり、ウラニウムの同位物質U235のような、特別な核分裂物質から発生する放射線を熱として利用するものであり、利用のためには核分裂物質が必要である。

 ただ、核分裂物質は一方で原子炉のなかで人為的にも作ることができる。人工の核分裂物質で良く知られているのはプルトニウムであり、ウラニウムの大部分を占めるU238に中性子が加わることで、プルトニウムになってこれも核燃料である。このように、核分裂による発電もその危険性に眼を瞑ればなかなか有用な面もある。

 それに対して、核融合は自然界においては恒星の熱は核融合によって発生している。これは、水素原子の4つが融合してヘリウムになるが、水素原子4つの合計質量より、ヘリウムの原子質量はわずかに小さい。その差がエネルギーに代わるのであって、その発生するエネルギーは核分裂よりはるかに大きく、水素が普遍的に存在する物質であるということを考えれば、その有用性は核融合がはるかに高い。

 一方でその生成条件は、純度を高めれば自然に生成する核分裂に比べて極めて厳しく、水素より核融合を起こしやすい3重水素(トリチウム)を使っても、一億度の熱が必要であるとされる。
 つまり、一億度の温度条件であると原子は周回する電子などがはぎとられて、裸のプラズマ状態になる。この状態になって始めて核融合が起きる訳である。

 水素爆弾は核融合爆弾であるが、この構造は中心に核分裂爆弾がありその周囲をトリチウムが取り巻いたものである。核分裂爆弾で超高熱を作り出し、融合反応を生み出すのだ。核融合発電は、この1億度を超えるような超高温状態を作り出して水素原子をプラズマ状態にして、融合反応を起こそうというものである。

 原子力研究開発機構の研究は、500万度程度の高温状態で、ある特定の周波数かつ発生条件の高周波放電を行うことでプラズマを生成したという。それもそのプラズマはトリチウムでなく、水素単分子でも核融合が起きるレベルの密度とすることができるという。

 原子力研究開発機構へは、その研究の重要性に鑑みて、日本政府の財政状態の好転もあって研究費の増額が続いている。この成果は、その研究費の増額も影響はしていようが、現在でも続けられている政府出資のIT部門への投資の一部である電磁波の研究からの派生でもあるという。

 その発表が事実とすれば、世紀の大発見・発明であるが、余りに画期的な成果であることと、機構がプラズマの生成条件を明らかにしなかったために、海外からの研究機関からは疑いの声が上がっているのが現状である。
「うん、俺は本当だと思うぞ。『日本人のできない』というのは信用するなと言うが、できたというのだからな。もっとも昔、理研で何とか細胞事件があったけどね。
 条件を発表するのは実際に核融合を確認してから、それも1年以内に発表できる見込みというのだから、結構信用できると思うぞ。というより、信用したいよ。実現したら、人類はその生存のために最大の懸案事項であったエネルギーの問題を解決できるものな。それに伴って、温室効果化ガスの問題も解決だ。だけど、ガス会社勤務の稔としては困るだろう?」

 誠司が言うと、稔がやや真面目になって答える。
「そうだね、確かに問題はあるよ。核融合が実現して電力が使い放題になったら、化石燃料を用いるような方法は禁じる方向にいくだろうね。だけど、核融合発電の実現、つまり実機が運転するには少なくとも10年はかかるだろう。
 そこまでというより、それが世界に伝播していくための少なくとも20年程度は、従来のシステムで繋いでいく必要があるわけだ。それに、父さんも言ったように現在の原発は危険で、目の前の核融合発電の目途がたったら、今後増設はありえない。ガスは化石燃料の中でも最もクリーンなんだよね。

 実際に今やっているけれど、少し前まで薪による煮炊きをしていたアフリカでは大いにガスは近い将来において見込みがあるよ。そうやって繋いでいって、電力の多様な利用に乗り換えていけば、十分会社は存続できるよ」

 そうやって答える稔を、『稔もなかなか頼もしくなったな』と見つめる誠司であった。

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