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新婚旅行と林檎占い5
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これは浮気現場だろうか。別にワラビと私は恋人ではないし、ただの同居人である。だが曲がりなりにも昨日キスをされたのだ。そうワラビから。それは私の常識では好意の現れであると解釈されるのだが、もしかしてここでは好きの定義が違うのだろうか。
「何やってんだい。おかし」
目の前の光景に固まった私の手から給仕係の女の人が台車を奪うと、優雅に広間に入っていった。広間で大きなテーブルを挟んで偉そうな人と向かいあっているワラビはこちらに気づいていない。これが体格のいい男や、やにさがったおじさん、お色気マシマシのお姉さまだったら私だってこんなこと思ったりしない。ワラビまた誤解されているな、と思っただろう。だけどこれはなんだ。きらびやかな男装のワラビがえらそうな男の人たちとテーブルをともにして、とても親しそうに笑っている。それに、等間隔で皆が座っているのに、ワラビの隣にはとてもかわいい女の子がいた。女の子といっても十代後半くらい、ワラビの椅子に自分の椅子をくっつけてはいるものの、しなだれかかるわけでもなく、時折、ワラビの服の裾が触れるたびにびくりと体を震わせ、項を赤く染めている。かわいい、子だ。
玉ねぎもどき剥きを落第し、皿洗いからも脱落し、厨房から追い出され、なぜか改めてかわいそうな子を見る目で皆に見られ、厨房脇の廊下に立っていたら、言語能力と互いの何かがすれ違い台車押し係に任命されここまできた自分と比較しているわけじゃない。ないったらない。
だけど、だ。ここにはアスタを殺した犯人を知るために来たはずだ。なぜワラビは明らかに高級そうな服を着て、下にもおかないもてなしを受け、隣にかわいい女の子を侍らしているのだろう。上座にいるおじさんは貫録があるし、その脇にいる部下らしい人もワラビに敵意は見えない。そうか、潜入捜査か。きっと虎穴に入らざれば虎子を得ず的な何かが繰り広げられているのだ。私は空になった手をぐっぱぐっぱとする。きっとそうだ。それならばと台車を脇に寄せると、給仕係が戻ってくるまで聞き耳をたてる。わからないけど。
「それにしても王の傍にあなたのような方がいるとはな」
「どのような意味でしょう。王とはこの国に住まうものすべての者の王であるのですから、種族など意味ないことでしょう」
上座のおじさんが何かを言うと、ワラビは笑顔で答えた。肉の皿を置いた給仕係に目をくれることもない。クッチャ亭なら絶対にお礼を言うのに、今は当たり前のように傲岸不遜に胸を張っている。
「確かに、失礼いたした。話に聞くサイタリ族とはずいぶんと違った印象だったのでな。これ、セレーネ、ビュナウゼル殿に近すぎる、失礼だぞ」
「ですが、おじいさま。ワリュランス様は構わないと仰いました、ね。ワリュランス様」
「構いませんよ。我らサイタリ族は伴侶以外は男も女もただの人でしかありませんから」
ワラビは蕩けるように笑った。何を言っているのかはわからないけれど、女の子がはわんと、頬を染めた。
「おじいさま、お食事が終わったら私がご案内いたしますわ。よろしいでしょう?」
「これ、セレーネ」
「私からもお願いいたします。ラオスキー侯爵」
ワラビが私の知らない顔で微笑んだ。
「これ、いつまで呆けているのです、行きますよ」
ちょうど給仕を終えた女の人に背を押された。
潜入、お見合い、潜入、お見合い。ごろごろと台車を押す。
もし、あのおじさんが犯人なのだとしたら。ワラビなら近づくために色仕掛けくらい平気でするだろう。なにせワラビは私のことをご主人様だと思っている。アスタの首を取りに行くのも手伝ってくれた。多分あれはこの国では罪になる行為だろう。それでもつきあってくれた。泣き虫だけど、強い。私は弱い。なら。手段を選ばないワラビならどうするか。
「むむむむ」
「何を唸っているのです、早く来なさい。台車を戻せば休憩ですよ」
アスタ殺しの犯人を見たのは私だけ、それなのにワラビが動くということは、めぼしい人間を捜してピックアップするためじゃないのか。私が動けば目立つし、危ない。もし、ここに犯人がいるかもしれないのなら、ワラビはここに私を絶対に連れてこないはずだ。それだけは確信があった。
だとすると――。うん、戻ろう。あてもないのに犯人を捜すなどするほど身の程知らずじゃない。私は弱っちいのだ。知っている。どうにもできないことにもやもやするなどよくあることだ。私は一つ頷くと、厨房に台車を戻し、その場を後にした。
「休憩だよ」
と見たことのない甘味をいただいたので、それをもって待ち合わせ場所に向かった。
※
林檎売り場、ワラビは何もなかったみたいな顔で戻ってきた。着ている服もさっきとは違う。あんな偉い人たちが着る服ではない。洗いざらした男物だ。
「むむむむ」
「どうしたのです?ハル?待たせすぎてしまいましたか?」
「ない」
そういうことではない。だけどあまりにも変わらないワラビの表情にどうにも釈然としないものがあるというだけだ。それに、潜入捜査はどうでしたか、などここでするべき会話ではない。私は賢い社会人である。
「お兄さんがいないせいでその子大変だったんだよ」
林檎売りのおばさんが何やらワラビに声をかけた。
「大変?まさか誰かに声でもかけられたのですか?まさかついて行っていませんよね。串焼きをくれると言われても、サレンドスをくれると言われてもついって言ってはいけませんと――」
ワラビがぎょっとした顔をすると、首がもげるのではないかという勢いでこっちを見た。
「ない」
何を言っているかはわからないが、串焼きとサレンドスは分かる。私の大好物だ。サレンドスはオレンジのような見た目で文旦味の懐に優しい果物だ。どうせ食べ物に釣られてはいけないと言っているのだ。そんな子供のようなことするわけがない。
「ない」
むっとして、ワラビの口をふさげば、ワラビの目がきらりと光った。思わずワラビの口から手を離す。
「ひゃっ、な、な、な、ナムるな!」
「それを言うなら、舐めるなですよ、ハル」
ワラビはにこにこしながら距離を詰めてくる。何なのだ。喋ってはいけないと口に手を当てられておいて、舐めるなど、どういう神経をしているのだ。にらみつけるのに、ハルは妙に艶めかしい目でこっちを見てくる。
「な、な、な、ない」
潜入調査の結果を人気のないところで聞こうとか思っていたことはすべて吹っ飛んだ。私はじりじりと後じさった。一歩、一歩下がれば、笑顔のワラビが大きな一歩で距離をつめてくる。とうとう、林檎売り場の木籠にぶつかった。
「何をやっているんだい、やめな。恋人を追い詰めてどうするんだい。怖がっているじゃないか」
「ごごめんなさ!」
大きな声に謝ったら、微妙な顔をされた。ワラビと私を見比べて林檎売りのおばさんはため息をついた。
「あんたに怒っているわけじゃないよ」
おばさんはひらひらと手を振った。これは大丈夫だよかあっち行けのサインだ。どっちだ。発音が違い過ぎてよくわからない。じっとおばさんを見ていると、「大丈夫だよ」といった。これは分かる。頷いた。
「恋人」
「違うのかい?」
ぽつりとつぶやいたワラビに、おばさんは不思議そうな顔でこっちを見た。
「伴侶です」
「だったらなおさらだ。待ちぼうけさせた相手には林檎でも買って林檎占いでもするのが甲斐性ってもんだよ。せっかくの祭りなんだ」
おばさんはこっちを見ると、ため息をついた。なんだその残念なものをみるような目は。
「林檎占い?」
「知らないできたのかい?この祭りの目玉じゃないか。二人で一つずつ林檎を買ってそれを割る。その蜜の入り具合で二人の相性を占うんだよ。蜜の入り具合が似ているほど相性がいいとされているのさ。どこの林檎屋で買ってもいいけど、うちは蜜の入りには自信があるんだ」
おばさんは呆れたようにいうと、胸を張った。
「当たるのですか?」
「当たるからこれだけ賑わうのさ。ま、金があるなら二つ向こうの青い看板が見えるかい?あそこの占い師は占うだけじゃなく忠告もしてくれるって話だ。この間は離縁寸前の夫婦の仲を取り持ったり、両想いなのに政略結婚だと思っていた夫婦の仲を取り持ったりしたとかね」
「本当ですか」
ワラビの目が輝いている。おばさん、一体何を言ったのだ。こっちに迫ってこなくなったのはいいが、それ以上の勢いで店に並ぶ林檎を凝視している。ここの林檎全部買うとか言い出しそうな勢いだ。セールストークにのせられているのではないだろうか。
「ワラビ、帰る」
とりあえず、ここから離れるのだ。心配になった私はワラビの服の裾を引っ張った。だがワラビは動かない。逆に手を掴まれた。
「ハル、林檎占いをしましょう」
「なに?」
林檎は分かるが占いが分からない。
「……知りたいことが分かるのです」
「林檎、で?」
そんな虫のいい話があるのだろうか。
「はい」
だがワラビは力強くうなずいた。私はワラビの袖を引っ張った。ワラビの耳に口を寄せた。
「ひゃ、何を」
飛び跳ねるワラビの襟を引っ張ってもう一度口を寄せる。
「帰る、アスタ、分かる?」
返事がない。ワラビの顔を覗き込めば、ワラビはへにょりと口をまげて今にも泣きそうだ。
「なに、分かる、ない?」
分からないのか?首を傾げたら、ワラビは力なく笑った。
「……いえ、分かります。だから林檎占いしましょう?」
そう言ってワラビはさっきより熱心に林檎の山を品定めしだした。
「何やってんだい。おかし」
目の前の光景に固まった私の手から給仕係の女の人が台車を奪うと、優雅に広間に入っていった。広間で大きなテーブルを挟んで偉そうな人と向かいあっているワラビはこちらに気づいていない。これが体格のいい男や、やにさがったおじさん、お色気マシマシのお姉さまだったら私だってこんなこと思ったりしない。ワラビまた誤解されているな、と思っただろう。だけどこれはなんだ。きらびやかな男装のワラビがえらそうな男の人たちとテーブルをともにして、とても親しそうに笑っている。それに、等間隔で皆が座っているのに、ワラビの隣にはとてもかわいい女の子がいた。女の子といっても十代後半くらい、ワラビの椅子に自分の椅子をくっつけてはいるものの、しなだれかかるわけでもなく、時折、ワラビの服の裾が触れるたびにびくりと体を震わせ、項を赤く染めている。かわいい、子だ。
玉ねぎもどき剥きを落第し、皿洗いからも脱落し、厨房から追い出され、なぜか改めてかわいそうな子を見る目で皆に見られ、厨房脇の廊下に立っていたら、言語能力と互いの何かがすれ違い台車押し係に任命されここまできた自分と比較しているわけじゃない。ないったらない。
だけど、だ。ここにはアスタを殺した犯人を知るために来たはずだ。なぜワラビは明らかに高級そうな服を着て、下にもおかないもてなしを受け、隣にかわいい女の子を侍らしているのだろう。上座にいるおじさんは貫録があるし、その脇にいる部下らしい人もワラビに敵意は見えない。そうか、潜入捜査か。きっと虎穴に入らざれば虎子を得ず的な何かが繰り広げられているのだ。私は空になった手をぐっぱぐっぱとする。きっとそうだ。それならばと台車を脇に寄せると、給仕係が戻ってくるまで聞き耳をたてる。わからないけど。
「それにしても王の傍にあなたのような方がいるとはな」
「どのような意味でしょう。王とはこの国に住まうものすべての者の王であるのですから、種族など意味ないことでしょう」
上座のおじさんが何かを言うと、ワラビは笑顔で答えた。肉の皿を置いた給仕係に目をくれることもない。クッチャ亭なら絶対にお礼を言うのに、今は当たり前のように傲岸不遜に胸を張っている。
「確かに、失礼いたした。話に聞くサイタリ族とはずいぶんと違った印象だったのでな。これ、セレーネ、ビュナウゼル殿に近すぎる、失礼だぞ」
「ですが、おじいさま。ワリュランス様は構わないと仰いました、ね。ワリュランス様」
「構いませんよ。我らサイタリ族は伴侶以外は男も女もただの人でしかありませんから」
ワラビは蕩けるように笑った。何を言っているのかはわからないけれど、女の子がはわんと、頬を染めた。
「おじいさま、お食事が終わったら私がご案内いたしますわ。よろしいでしょう?」
「これ、セレーネ」
「私からもお願いいたします。ラオスキー侯爵」
ワラビが私の知らない顔で微笑んだ。
「これ、いつまで呆けているのです、行きますよ」
ちょうど給仕を終えた女の人に背を押された。
潜入、お見合い、潜入、お見合い。ごろごろと台車を押す。
もし、あのおじさんが犯人なのだとしたら。ワラビなら近づくために色仕掛けくらい平気でするだろう。なにせワラビは私のことをご主人様だと思っている。アスタの首を取りに行くのも手伝ってくれた。多分あれはこの国では罪になる行為だろう。それでもつきあってくれた。泣き虫だけど、強い。私は弱い。なら。手段を選ばないワラビならどうするか。
「むむむむ」
「何を唸っているのです、早く来なさい。台車を戻せば休憩ですよ」
アスタ殺しの犯人を見たのは私だけ、それなのにワラビが動くということは、めぼしい人間を捜してピックアップするためじゃないのか。私が動けば目立つし、危ない。もし、ここに犯人がいるかもしれないのなら、ワラビはここに私を絶対に連れてこないはずだ。それだけは確信があった。
だとすると――。うん、戻ろう。あてもないのに犯人を捜すなどするほど身の程知らずじゃない。私は弱っちいのだ。知っている。どうにもできないことにもやもやするなどよくあることだ。私は一つ頷くと、厨房に台車を戻し、その場を後にした。
「休憩だよ」
と見たことのない甘味をいただいたので、それをもって待ち合わせ場所に向かった。
※
林檎売り場、ワラビは何もなかったみたいな顔で戻ってきた。着ている服もさっきとは違う。あんな偉い人たちが着る服ではない。洗いざらした男物だ。
「むむむむ」
「どうしたのです?ハル?待たせすぎてしまいましたか?」
「ない」
そういうことではない。だけどあまりにも変わらないワラビの表情にどうにも釈然としないものがあるというだけだ。それに、潜入捜査はどうでしたか、などここでするべき会話ではない。私は賢い社会人である。
「お兄さんがいないせいでその子大変だったんだよ」
林檎売りのおばさんが何やらワラビに声をかけた。
「大変?まさか誰かに声でもかけられたのですか?まさかついて行っていませんよね。串焼きをくれると言われても、サレンドスをくれると言われてもついって言ってはいけませんと――」
ワラビがぎょっとした顔をすると、首がもげるのではないかという勢いでこっちを見た。
「ない」
何を言っているかはわからないが、串焼きとサレンドスは分かる。私の大好物だ。サレンドスはオレンジのような見た目で文旦味の懐に優しい果物だ。どうせ食べ物に釣られてはいけないと言っているのだ。そんな子供のようなことするわけがない。
「ない」
むっとして、ワラビの口をふさげば、ワラビの目がきらりと光った。思わずワラビの口から手を離す。
「ひゃっ、な、な、な、ナムるな!」
「それを言うなら、舐めるなですよ、ハル」
ワラビはにこにこしながら距離を詰めてくる。何なのだ。喋ってはいけないと口に手を当てられておいて、舐めるなど、どういう神経をしているのだ。にらみつけるのに、ハルは妙に艶めかしい目でこっちを見てくる。
「な、な、な、ない」
潜入調査の結果を人気のないところで聞こうとか思っていたことはすべて吹っ飛んだ。私はじりじりと後じさった。一歩、一歩下がれば、笑顔のワラビが大きな一歩で距離をつめてくる。とうとう、林檎売り場の木籠にぶつかった。
「何をやっているんだい、やめな。恋人を追い詰めてどうするんだい。怖がっているじゃないか」
「ごごめんなさ!」
大きな声に謝ったら、微妙な顔をされた。ワラビと私を見比べて林檎売りのおばさんはため息をついた。
「あんたに怒っているわけじゃないよ」
おばさんはひらひらと手を振った。これは大丈夫だよかあっち行けのサインだ。どっちだ。発音が違い過ぎてよくわからない。じっとおばさんを見ていると、「大丈夫だよ」といった。これは分かる。頷いた。
「恋人」
「違うのかい?」
ぽつりとつぶやいたワラビに、おばさんは不思議そうな顔でこっちを見た。
「伴侶です」
「だったらなおさらだ。待ちぼうけさせた相手には林檎でも買って林檎占いでもするのが甲斐性ってもんだよ。せっかくの祭りなんだ」
おばさんはこっちを見ると、ため息をついた。なんだその残念なものをみるような目は。
「林檎占い?」
「知らないできたのかい?この祭りの目玉じゃないか。二人で一つずつ林檎を買ってそれを割る。その蜜の入り具合で二人の相性を占うんだよ。蜜の入り具合が似ているほど相性がいいとされているのさ。どこの林檎屋で買ってもいいけど、うちは蜜の入りには自信があるんだ」
おばさんは呆れたようにいうと、胸を張った。
「当たるのですか?」
「当たるからこれだけ賑わうのさ。ま、金があるなら二つ向こうの青い看板が見えるかい?あそこの占い師は占うだけじゃなく忠告もしてくれるって話だ。この間は離縁寸前の夫婦の仲を取り持ったり、両想いなのに政略結婚だと思っていた夫婦の仲を取り持ったりしたとかね」
「本当ですか」
ワラビの目が輝いている。おばさん、一体何を言ったのだ。こっちに迫ってこなくなったのはいいが、それ以上の勢いで店に並ぶ林檎を凝視している。ここの林檎全部買うとか言い出しそうな勢いだ。セールストークにのせられているのではないだろうか。
「ワラビ、帰る」
とりあえず、ここから離れるのだ。心配になった私はワラビの服の裾を引っ張った。だがワラビは動かない。逆に手を掴まれた。
「ハル、林檎占いをしましょう」
「なに?」
林檎は分かるが占いが分からない。
「……知りたいことが分かるのです」
「林檎、で?」
そんな虫のいい話があるのだろうか。
「はい」
だがワラビは力強くうなずいた。私はワラビの袖を引っ張った。ワラビの耳に口を寄せた。
「ひゃ、何を」
飛び跳ねるワラビの襟を引っ張ってもう一度口を寄せる。
「帰る、アスタ、分かる?」
返事がない。ワラビの顔を覗き込めば、ワラビはへにょりと口をまげて今にも泣きそうだ。
「なに、分かる、ない?」
分からないのか?首を傾げたら、ワラビは力なく笑った。
「……いえ、分かります。だから林檎占いしましょう?」
そう言ってワラビはさっきより熱心に林檎の山を品定めしだした。
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