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2024年秋、京都御所の紅葉
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ここ最近、身辺がばたばたしていてゆっくりPCで文章を書けないのですが。
季節外れになってしまいかねない話題については一足先に日記を投稿しようと思います。
ええと。
京都御所の秋の特別参観に行ってきました。
平安ファンタジーの取材として今までも何回も行っていますし、今回もとても参考になりましたが、まずは紅葉のお話を。
京都御所の中心的な建物は紫宸殿であり、平安時代には天皇の居室であった紫宸殿の東の清涼殿もそうでしょうし、今回もそちらで興味深い展示がありましたが。
江戸時代に建てられた現存の京都御所では、紫宸殿の西北エリアに「小御所」「御常御殿」などの建物があり、そちらの方に趣深い庭園が広がっています。
京都の紅葉の名所はどこも激混みですが、この京都御所はその中で穴場と言えるかも……。
なんといっても帝がお住まいになっていた御所ですから、お庭もとーっても洗練された趣があります。
もちろん、そこには効果的に紅葉が植えられています。
本当、絵のように美しい光景です(あまり多くありませんが、写真をnoteに投稿しております ※1)。
その一方で、人はそんなに混んでいません。
鷲生は京都に住んでいる地の利を活かして、休日など人が混みそうな日を避けて見に行きますが、今年は日曜日しか予定があかず、混雑しそうな日程にもろにぶちあたってしまったんですが。
確かに混んでいる方ではあっても、押し合いへし合いという感じではなく、ちょっと賑やかかな?という程度。
鷲生から見ると「ここは穴場ですよ~」とお勧めしたいトコロです!
ただ……。
混まないのは混まない理由があったりするのかな?とちょっと不安に。
2024年大河ドラマ「光る君へ」について、ネットニュースで「分かる人にしか分からない。だから視聴率が低い」とネガティブな内容のものを見かけました。
鷲生は平安ファンタジーを書くので平安時代は平均よりはちょっと詳しい方だと思いますし、そのためか「光る君へ」にもドはまりしております。
そんな鷲生から見ると京都御所のお庭のエレガントな紅葉の風景はとってもイイと思いますが。
「京都の紅葉が見たい」という観光客の方々は、もっと物量的にたくさん紅葉があったほうがいいんでしょうかね?
あーんなに面白い「光る君へ」が、実際視聴率が高くなく(BS視聴とか反映させれば数字も随分違ってくるかと思いますが)、こうして「分からん人間には分からん」みたいな評価を見ると、鷲生が「イイ!」と思っていることにもちょっと自信が揺らいでしまいますw
それでも、京都の雅な文化の中心の一つですから、皆さまも京都の紅葉見物に京都御所をお考えになってもいいのではないかと思いますよ~。
京都御所は、鷲生が若い頃には事前予約制で敷居が高い印象がありましたが。
今は予約なしで通年公開されています(※2)。
月曜と年末年始がお休みで、あと「皇室の方が利用される」という京都御所ならではの理由で参観停止となる日もあります。事前にウェブサイトでチェックした方がいいですね。
もっとも。こうして「いつでも行ける」となると、行かなくなるのが地元民w
なんだかんだで、「特別公開」と銘打たれた時期にしか鷲生も行かないですね~。
今回の秋の特別公開は「宮廷文化の紹介」ということで、調度品や年中行事の人形展示があり、それらの見どころを示すパンフレットも配布されていました(また手の空いた時にこちらに文章を綴ってまいります!)。
ということは、特別公開以外の通常公開はそういう展示はないのかもしれませんね。
また、特別公開のパンフレットでは紫宸殿の中の高御座・御帳台の公開もこの時期だけだそうです(言うても、階段の下から遠目で見られるだけなんですけどねw)。
この特別公開は12月1日(日)で終わってしまったのですが、お庭の紅葉は12月3日(火)からでも見られると思いますので、もしお近くでご都合が合えばぜひ。
京都御所ならではなのは入口で手荷物検査があるところでしょうかね。
空港ほど厳密でなくても、それでもちゃんと鞄の中身はチェックされますよ。
やはり、テロとかのターゲットになりやすい場所と言いますか……。
ちなみにこの文章を書いている今日は、Xで京都大学の時計台占拠がトレンドにあがっていました。
学生運動の激しい(激しかった)京都大学も京都御所の近くにありますからね。あの独特な字体で書かれた「天皇制粉砕!」とかいう立て看板も見かけましたねー。
それから番号札を首から掛けて、そして出口で回収しています。
これも観光客に紛れて、悪意のある人物が公開時間を過ぎても中に潜伏してたりするのを防ぐためなのかなあ?と思っています。
京都御所はその周囲に京都御苑が広がっています。
以前もこの日記エッセイに書きましたが、土御門邸跡や枇杷殿跡にはその場所を示す看板が立てられています。
お隣には紫式部の邸宅跡とされる蘆山寺も(※3)。
地下鉄烏丸線からすぐですから、機会があれば皆さまもぜひご覧になってみてくださいませ~。
*****
※1 あまり数がありませんが、お庭の写真などです。
https://note.com/monmonsiteru/n/nac9537ceabc2
※2 宮内庁ウェブサイト 京都御所参観要領
https://kyoto-gosho.kunaicho.go.jp/visit
※3 「土御門邸と蘆山寺(源氏物語執筆の地)に行きました。」
https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16818093088629869834
季節外れになってしまいかねない話題については一足先に日記を投稿しようと思います。
ええと。
京都御所の秋の特別参観に行ってきました。
平安ファンタジーの取材として今までも何回も行っていますし、今回もとても参考になりましたが、まずは紅葉のお話を。
京都御所の中心的な建物は紫宸殿であり、平安時代には天皇の居室であった紫宸殿の東の清涼殿もそうでしょうし、今回もそちらで興味深い展示がありましたが。
江戸時代に建てられた現存の京都御所では、紫宸殿の西北エリアに「小御所」「御常御殿」などの建物があり、そちらの方に趣深い庭園が広がっています。
京都の紅葉の名所はどこも激混みですが、この京都御所はその中で穴場と言えるかも……。
なんといっても帝がお住まいになっていた御所ですから、お庭もとーっても洗練された趣があります。
もちろん、そこには効果的に紅葉が植えられています。
本当、絵のように美しい光景です(あまり多くありませんが、写真をnoteに投稿しております ※1)。
その一方で、人はそんなに混んでいません。
鷲生は京都に住んでいる地の利を活かして、休日など人が混みそうな日を避けて見に行きますが、今年は日曜日しか予定があかず、混雑しそうな日程にもろにぶちあたってしまったんですが。
確かに混んでいる方ではあっても、押し合いへし合いという感じではなく、ちょっと賑やかかな?という程度。
鷲生から見ると「ここは穴場ですよ~」とお勧めしたいトコロです!
ただ……。
混まないのは混まない理由があったりするのかな?とちょっと不安に。
2024年大河ドラマ「光る君へ」について、ネットニュースで「分かる人にしか分からない。だから視聴率が低い」とネガティブな内容のものを見かけました。
鷲生は平安ファンタジーを書くので平安時代は平均よりはちょっと詳しい方だと思いますし、そのためか「光る君へ」にもドはまりしております。
そんな鷲生から見ると京都御所のお庭のエレガントな紅葉の風景はとってもイイと思いますが。
「京都の紅葉が見たい」という観光客の方々は、もっと物量的にたくさん紅葉があったほうがいいんでしょうかね?
あーんなに面白い「光る君へ」が、実際視聴率が高くなく(BS視聴とか反映させれば数字も随分違ってくるかと思いますが)、こうして「分からん人間には分からん」みたいな評価を見ると、鷲生が「イイ!」と思っていることにもちょっと自信が揺らいでしまいますw
それでも、京都の雅な文化の中心の一つですから、皆さまも京都の紅葉見物に京都御所をお考えになってもいいのではないかと思いますよ~。
京都御所は、鷲生が若い頃には事前予約制で敷居が高い印象がありましたが。
今は予約なしで通年公開されています(※2)。
月曜と年末年始がお休みで、あと「皇室の方が利用される」という京都御所ならではの理由で参観停止となる日もあります。事前にウェブサイトでチェックした方がいいですね。
もっとも。こうして「いつでも行ける」となると、行かなくなるのが地元民w
なんだかんだで、「特別公開」と銘打たれた時期にしか鷲生も行かないですね~。
今回の秋の特別公開は「宮廷文化の紹介」ということで、調度品や年中行事の人形展示があり、それらの見どころを示すパンフレットも配布されていました(また手の空いた時にこちらに文章を綴ってまいります!)。
ということは、特別公開以外の通常公開はそういう展示はないのかもしれませんね。
また、特別公開のパンフレットでは紫宸殿の中の高御座・御帳台の公開もこの時期だけだそうです(言うても、階段の下から遠目で見られるだけなんですけどねw)。
この特別公開は12月1日(日)で終わってしまったのですが、お庭の紅葉は12月3日(火)からでも見られると思いますので、もしお近くでご都合が合えばぜひ。
京都御所ならではなのは入口で手荷物検査があるところでしょうかね。
空港ほど厳密でなくても、それでもちゃんと鞄の中身はチェックされますよ。
やはり、テロとかのターゲットになりやすい場所と言いますか……。
ちなみにこの文章を書いている今日は、Xで京都大学の時計台占拠がトレンドにあがっていました。
学生運動の激しい(激しかった)京都大学も京都御所の近くにありますからね。あの独特な字体で書かれた「天皇制粉砕!」とかいう立て看板も見かけましたねー。
それから番号札を首から掛けて、そして出口で回収しています。
これも観光客に紛れて、悪意のある人物が公開時間を過ぎても中に潜伏してたりするのを防ぐためなのかなあ?と思っています。
京都御所はその周囲に京都御苑が広がっています。
以前もこの日記エッセイに書きましたが、土御門邸跡や枇杷殿跡にはその場所を示す看板が立てられています。
お隣には紫式部の邸宅跡とされる蘆山寺も(※3)。
地下鉄烏丸線からすぐですから、機会があれば皆さまもぜひご覧になってみてくださいませ~。
*****
※1 あまり数がありませんが、お庭の写真などです。
https://note.com/monmonsiteru/n/nac9537ceabc2
※2 宮内庁ウェブサイト 京都御所参観要領
https://kyoto-gosho.kunaicho.go.jp/visit
※3 「土御門邸と蘆山寺(源氏物語執筆の地)に行きました。」
https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16818093088629869834
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