京都に住んで和風ファンタジー(時には中華風)の取材などする日記

washusatomi

文字の大きさ
上 下
22 / 55

風俗博物館に行きました(古代の装束)

しおりを挟む
 前回に引き続き、風俗博物館の展示のお話です。

 画像はまとめてnoteに投稿しておりますので、そちらからご覧になれます(https://note.com/monmonsiteru/n/n6e85a160c457 )

 受付の奥、紫の上の法華八講の展示の外側に、「栄花物語」巻廿四「わかばえ」に登場する、20枚近く重ね着した衣装(実物大)が展示されていました。

「そんなにたくさんの枚数って重ね着ってできるもの?」と思っていたら、できるものなんですねw



 その隣には「貴族の勤務服」の展示がありました。
 貴族の正装=束帯は位袍ともいい、その人の位で色が決まっていました。
 風像博物館ではそれらの色の反物が衣桁(?)に掛けられて展示されています。

 NHK大河ドラマ「光る君へ」の頃は、一位から四位までが黒、五位が深緋(こきあけ)、六位以下が深縹(こきはなだ)の三色ですが、それより少し前はもう少し色が多かったそうです。

 一位が深紫、二位が浅紫、三位は説明板の写真を撮り忘れていますが、二位より少し薄い紫でした。
 四位は深緋、五位浅緋です。

 三位までが「貴」で、五位までが「通貴」です。ここまでが同じ衣桁に掛かっています。

 六位は深緑、七位は浅緑、八位が深縹、初位が浅縹です。この4色が同じ衣桁にかかっています。

 五位以上が暖色系、六位以下が寒色系という印象を受けました。

 また、同じ色でも深い色が一段高い位にあてられているのは、それだけ染料をたくさん使うからかなあと思います(という説明をどこかで見かけたような気がしますし)。

 また、風俗博物館の順路を進むと、今度は「女房の日常・局~王朝女性の身嗜み・黒髪~」の展示がありました。

 この時代に大切とされた長い黒髪のお手入れ風景などが再現されています。
 それからお香についても。伏籠と釣香炉がありました。
 また、この御部屋には釣衣桁というものがあり、鷲生は見たことがないので写真に撮ってきました。

 また、「篇つぎ」という遊びをしている場面や、お菓子が盛られている場面もありました。

 noteに写真を投稿しておりますのでご覧くださいね~。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

エッセイって言うのか、私の感覚世界。

あきすと
エッセイ・ノンフィクション
思考・思想・感情・習慣・食べ物・添加物・肩こり・耳鳴り・ガン検診 色々体験したり考えさせられたり、親しい人との別れ。 この世界はとても残酷。 生き方なんて誰も教えてはくれない。 ただ、生きて行く。その為にどうしたものかと 日々考えたり、ぼーっとしたり。 怠けたり、赴いたり。 旅に出たいなぁと、急に思い立つ。 こんな私のどうしようもない、感覚と もよもよした文章で出来た世界です。 どっちでも良いかなぁ。 影響なんてなくていい。響かなくて余計、良い。

REALITYのあれこれ

伊藤穂乃花
エッセイ・ノンフィクション
配信アプリREALITYの豆知識や雑学みたいなものを簡単にまとめたエッセイです。

心の居場所

momoga
エッセイ・ノンフィクション
読めば少し楽になる 心休めエッセイになります。 行きづらい世の中が少しでも楽になると嬉しいです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

水族園・植物園・昆虫園・動物園・博物園・文学館・歴史館・産業科学館・天文科学館・美術館・音楽館・食文化館・図書館 etc.

淀川 乱歩
エッセイ・ノンフィクション
https://www.irasutoya.com いらすとやは季節のイベント・動物・子供などのかわいいイラストが沢山見つかるフリー素材サイトです。 ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ (知恵の森文庫) 文庫 – 1996/9/1 手塚 治虫 (著) 文庫 ¥638 Amazon

うちのダンナはぽっちゃり男子

つづれ しういち
エッセイ・ノンフィクション
ダンナからのお許しが出たので、書いてみることにしました。 「ぽっちゃり男子」であるうちのダンナの生態と、我が家の日常をのんびりと書いてゆく所存です。 難しい言葉なし。 関西弁。 おやつやすきま時間のお供に、のんびりお楽しみいただければ。 たまに挿絵が入ります。 ※カクヨム・小説家になろう にても同時公開しています。

出雲死柏手

桜小径
エッセイ・ノンフィクション
井沢元彦先生の掲示板に投稿した文章をまとめたものです。

処理中です...