京都に住んで和風ファンタジー(時には中華風)の取材などする日記

washusatomi

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奈良平城宮跡に「万葉挽歌」という奈良時代の人形展を見てきました。

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 奈良県の平城宮跡歴史公園で、「【令和6年度 夏期企画展】『万葉挽歌(レクイエム)-人形からみる古の奈良-』(会期:7/13~9/1)」が開催されており、先週行ってきました(※1)。



 鷲生は次回も平安ファンタジーを書く予定ですが、その小説内に、平安時代から見て昔=奈良時代の人物を幽鬼として登場させようと思っておりまして。
 それで、奈良時代の衣裳をチェックしに行こうと思ったのです。

 それに、奈良時代の衣裳は唐の影響も強いので、将来中華ファンタジーを書く際にも参考になるかなあ、と。

 そんな動機でしたので、足を運ぶ前に古代の服飾についての本を2冊読み(※2)、現地でも衣類だけを見るつもりでいました。

 しかしながら。鷲生の独り合点で、人形に布製の服を着ていると勘違いしていたのですが(たぶん、京都の風俗博物館の展示の影響)、そうではありませんでした。

 でも、衣類のディテールがよく作り込まれてましたし、そんなことよりも! お人形さんたちの魅力がとても高くて!

 鷲生は衣類や装飾品にフォーカスして写真を撮影してきており、ことさらに人形そのものを撮ったつもりはなかったのですが、帰宅後にその写真を見返してみると、それでも、どの人形もその人物らしい個性が滲み出ているように感じられます。

 製作者は永瀬卓さんとおっしゃる方で、この企画展を報道する奈良テレビのウェブサイトでは以下のように紹介されています(※3)

「永瀬さんは、中学校の美術教師を定年退職後、趣味として独学で人形制作を始めました。それぞれの作品は手に持つ道具など細かい部分までこだわりが見られ趣味の範囲を越えていると注目されています」

 いや、ホンマ、趣味の範囲とちゃいますって!!!
 すごく本格的で美しく、上品ながら感情豊か!

 鷲生の写真、今までこの日記サイトにX(旧Twitter)のURLをはっておりましたが、 noteだと一つのページに30枚まで載せられることを知り、そちらを活用してみようかと思います。

 この人形展のお写真は下記でご覧いただけます↓。

 note「平城宮跡歴史公園の、「万葉挽歌-人形からみる古の奈良-」(永瀬卓さん作)見に行きました」
 https://note.com/monmonsiteru/n/n21b0ffa24e86

 ほんまにエエもん見せて頂きました! 近隣の皆さまもぜひ!(熱中症にはお気を付けて!)


 *****

 ※1 平城宮跡歴史公園「【令和6年度 夏期企画展】『万葉挽歌(レクイエム)-人形からみる古の奈良-』
 https://www.heijo-park.jp/event/kikakuten-manyorekuiemu/

 ※2
『古代服飾の諸相』2009 舘野和己・岩崎雅美[編] 東方出版 https://www.tohoshuppan.co.jp/2009ho/09-05/s09-141-1.html

『古代中国服飾図鑑-唐代ー』2024 左丘萌 末春 黒田幸宏訳 翔泳社https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798182513

※3奈良テレビ放送「夏期企画展『万葉挽歌-人形からみる古の奈良-』」
https://www.naratv.co.jp/tvnnews/detail.html?id=645a6a6d56724e4f4c7a555538486a764d6445496b413d3d
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