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23 波乱を招く蘇の朱莉姫(一)
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雲雀と白蘭が飯庁で手習いをしているところに、冬籟がやってきた。
「商人、いるか?」という声とともに戸口が開き、午後遅くの柔らかな日差しが差し込む。
二人の返事も聞かずにずかずかと入ってくる彼は、脇に大きな袋を抱えていた。
「挨拶は不要だ。俺は荷物を届けに来ただけだから。蘇王到着を控えて俺も仕事が忙しい」
彼は袋を戸口近くの卓にどさりと置いた。
二人とも立ち上がってその袋のそばに行くと、冬籟が「董の服だ」と、いたずらめいた笑みを浮かべる。
「藍可が、あんたがいつまでも毛織物では暑いだろうと、あんたの服を用意した」
そういえば東妃は初対面の時も白蘭が汗ばんでいるのを気にかけてくれたっけ。
「俺は女物の衣服はよく分からんが。禁軍の男達も夜の見回り時に毛織物を羽織りはしても昼はもっと涼しい格好をしている」
「ああ、最近よく汗をかくと思ってました……」
「郷に入っては郷に従えだ。董で過ごすなら董の服の方が過ごしやすいだろう」
ほらっと冬籟が袋の中身をあけると様々な色彩の布が出て来た。雲雀が「うわあ」と歓声を上げる。
「青濤宮と側燕宮の宮女達が選んだそうだ。藍可はおさえた色目の方が似合うが、あんたの深目高鼻の顔立ちには鮮やかな色の方が合うだろうと皆が言っていた」
冬籟は目を細めた。
「確かにあんたには元気そうな色が似合う」
もっとも無骨な冬籟は服に合わせた履物まで気が回らなかったらしい。それは後日、雲雀と一緒に華都の市で買い求めることにした。
数日後の昼。始まったばかりの市はたいそうな賑わいで、雲雀が「お嬢様、履物の店はあちらですよぅ」とうきうき先を急ぐ。
「市は楽しいですよぉ。あ、あそこの市の門の外に猫のたまり場があるんですぅ。しばらく行ってないから行きたいなー。お嬢様、猫お好きですか?」
「もちろんよ! 癒されるわよねー。市の帰りに私も見に行きたいわ……あれ?」
その猫も楽しみだが、この時の白蘭は向かって右手の露台に気を取られた。
「あ、待って。ここらへんは書肆が並んでるのね? 本がたくさんある」
白蘭が店先の書物を一冊手に取ると、雲雀も寄って来て字が大きめの本を手に取ってパラリとめくり、「えっと。『山』『海』と、『大』きな『鳥』がいる……?」と拾い読みを始めた。
「それは昔の地理書よ。ずっと旅をすれば怪鳥の住む地に出るんだって」
そのとき二人が眺めていた紙の上を鳥の影が横切っていった。反射的に空を見上げると、巨大で、そして尾羽の長い鳥が上空をゆっくりと旋回していた。
「お嬢様、あれが朱雀ですよぅ。蘇王様がおいでになると、ああやって空に放すんです」
朱雀は霊獣だというのに、雲雀は本の中の怪鳥ほどには興味も示さない。
「蘇王様は前にも華都においでで私も何度か見てます。お嬢様は初めてですか?」
「ええ……」
白蘭は日光を片手で遮りながら再びその鳥を見上げる。緋色の翼が羽ばたくさまは炎が宙を舐めるかのようだ。たなびく細い布のような尾羽を見ていると優美な印象を受けるけれど、あれは火を吐く恐ろしい霊獣でもある。
四神はそう簡単に使役するべきではない。よほど身の危険が迫っているか国の危難の際に頼るための霊獣だ。
今の蘇王は前王朝を守らなかった四神を霊獣にあらずと結論づけたという。それで王家に伝わる朱雀を見世物のように扱うのか。
そして、今の朱雀はもはや見世物ほどにも人の関心を惹かない。雲雀だけでなく、行き交う人々はちらりと上を見上げ、連れがいるなら相手と一言二言「朱雀だ」「ああ」と言い交わすだけだ。
「お嬢様……」
雲雀ももう朱雀のことなど気にもとめず、そして少し物騒なことを言い出した。
「私たち、誰かに見はられているようです……」
「誰かって誰に?」
「あの店の向こうから私たちをじっと見てた人影があって……。私が顔を向けるとさっと隠れたんです」
「気にしすぎじゃない?」と言えば、「いえ。この二、三日、私が宿屋から出ると、やっぱり宿の周辺の物かげから誰かが宿屋への出入りを見はってるようなんですよ」と答える。
「宿には色んな人が出入りしているから、別の誰かが目的ってことはない?」
「私もそうかもと思ったんですが。さっきの人、物かげに隠れる仕草が似ていて同じ人だと思うんですよね」
「……だとしたら、なぜ?」
「お嬢様は後宮の大きな謎を解こうとしているじゃないですか。だから、その謎をあばかれては困る勢力がお嬢様を監視しているのかもしれませんよ?」
「……ありうるわね」
「お嬢様はもうお戻りになって下さい。お履物は私が市で買って明日お持ちしますから」
白蘭は買い物を取りやめ、宿に戻って仕事をすることにした。宿の廂房に出向いてザロに積み荷の取引の進み具合を聞いていると、ザロの方から蘇王の話題が出る。
「蘇王はしばらく鴻臚客館に滞在だそうで。そこに出入りしてる業者によれば朱莉姫もやはり一緒のようですぜ。姫は旅の疲れで寝こんでるそうですが」
「そう。では、噂を聞いた戴家の娘が見舞いに訪れることにしましょうか。同じ女性なら姫に面会できるかもしれないわ」
「かもしれませんな。では、見舞いに持っていくのに相応しい品を探しておきまさあ」
「お願いね」
他の仕事も終えて一日が過ぎ、白蘭がすっかり寝じたくを済ませた頃。もう閉めた宿屋の扉をドドドンと叩く者がいた。
差し迫った用事だと分かる叩き方に、女将がガタガタ急いだ様子で戸を開ける。「まあ、冬籟様!」と甲高い声が聞こえて、白蘭も自室を出て階段に向かう。
冬籟が一階から白蘭を見上げるなり緊張をはらんだ声で訊いてきた。
「商人、雲雀はあんたと一緒じゃないのか?」
「いえ? 今日は市で別れたきりです。そのまま家に戻ったはずですが?」
「蘇人街の親から『娘が帰ってこない』と訴えがあった。あんたと一緒だと思ったんだが、ここにはいないんだな?」
「いません」と答えながら白蘭は階段を急いで下りた。
普通は娘の帰宅が遅ければこんな夜更け前に騒ぐものだが、雲雀は前にも白蘭の帰りを待って遅くなったことがあるから、両親も冬籟もまたここにいると思ったのだろう。
冬籟は外に向かって低いが良く通る声で「娘はここじゃない」と告げた。戸口から武具をつけた人影が数人見える。部下を連れて来ていたらしい。
「少女が行方不明。捜索を開始しろ」
彼らは「ははっ」と野太い声で応じると、武具を鳴らして走り去った。
冬籟が白蘭に振り向き早口で問う。
「商人、雲雀が帰宅途中に立ち寄りそうな場所に心当たりはないか?」
「いいえ」と答えかけて思い出す。
「そうだ! 雲雀は市の門のそばの猫のたまり場に行きたがっていました!」
「市の門は複数ある。どれのことだ?」
「ええと……。口で説明しづらいですが行けば分かります。連れていって下さい!」
雲雀が何か危険な目に合っているなら一刻も早く助けてあげたい。冬籟は「よし。じゃあ俺の馬に乗れ」と白蘭を乗せて市まで馬を駆けさせた。
「ここです。この門です。この傍に猫のたまり場があるはずで……」
市の門も坊門も閉ざされて人気のない夜の街は、しんと静まり返っている。冬籟の馬の蹄が砂利を踏む小さな音が響いて聞こえるほどだ。耳をすませば、冬籟の部下たちが「おおい」「おおい」と何か声を掛け合っているのが遠くに聞こえる。白蘭たちも、この中に猫の鳴き声が混じっていないか注意しながら市の周りを馬でめぐる。
雲雀は猫に夢中で夜遅くなったのだろうか? それにしては遅すぎる。
――あの子、顔が綺麗だもの。前だって人買いに騙されて連れていかれかけていた。今度も悪人に捕まってるんじゃ……。
白蘭は思わず「そうだ!」と高い声を上げた。すかさず冬籟が「何だ?」と問う。
「雲雀、最近誰かに見はられているって言ってました! きっとそいつです!」
「しっ」と 冬籟が片手で白蘭の声を制し、そして前方に鋭い目を向けた。
真っ直ぐな道が月の光に照らされている。その視界の奥から背の曲がった老人らしい男が歩いて来ていた。その方向から馬の気配と遠くの呼び声に混じって、ごくごく微かながら「みゃあ」とも「むう」ともつかぬ細い声が聞こえてくる。
男は夜の外出をとがめられるのを恐れてか、こちらを避けるように手前の角で小路に折れて姿を消した。
冬籟が馬を軽く駆けさせ、その人影を追って同じ小路に入る。
その男は脇に大きな袋を脇に抱えていた。冬籟が董の衣装を抱えて来たときのような麻の袋だ。老人だというのに、大きな荷物を抱える膂力だけがあるのは妙な気がした。
冬籟がその背に声を掛ける。
「何をしている? 役者、夜更かしは美容の敵じゃないのか?」
「商人、いるか?」という声とともに戸口が開き、午後遅くの柔らかな日差しが差し込む。
二人の返事も聞かずにずかずかと入ってくる彼は、脇に大きな袋を抱えていた。
「挨拶は不要だ。俺は荷物を届けに来ただけだから。蘇王到着を控えて俺も仕事が忙しい」
彼は袋を戸口近くの卓にどさりと置いた。
二人とも立ち上がってその袋のそばに行くと、冬籟が「董の服だ」と、いたずらめいた笑みを浮かべる。
「藍可が、あんたがいつまでも毛織物では暑いだろうと、あんたの服を用意した」
そういえば東妃は初対面の時も白蘭が汗ばんでいるのを気にかけてくれたっけ。
「俺は女物の衣服はよく分からんが。禁軍の男達も夜の見回り時に毛織物を羽織りはしても昼はもっと涼しい格好をしている」
「ああ、最近よく汗をかくと思ってました……」
「郷に入っては郷に従えだ。董で過ごすなら董の服の方が過ごしやすいだろう」
ほらっと冬籟が袋の中身をあけると様々な色彩の布が出て来た。雲雀が「うわあ」と歓声を上げる。
「青濤宮と側燕宮の宮女達が選んだそうだ。藍可はおさえた色目の方が似合うが、あんたの深目高鼻の顔立ちには鮮やかな色の方が合うだろうと皆が言っていた」
冬籟は目を細めた。
「確かにあんたには元気そうな色が似合う」
もっとも無骨な冬籟は服に合わせた履物まで気が回らなかったらしい。それは後日、雲雀と一緒に華都の市で買い求めることにした。
数日後の昼。始まったばかりの市はたいそうな賑わいで、雲雀が「お嬢様、履物の店はあちらですよぅ」とうきうき先を急ぐ。
「市は楽しいですよぉ。あ、あそこの市の門の外に猫のたまり場があるんですぅ。しばらく行ってないから行きたいなー。お嬢様、猫お好きですか?」
「もちろんよ! 癒されるわよねー。市の帰りに私も見に行きたいわ……あれ?」
その猫も楽しみだが、この時の白蘭は向かって右手の露台に気を取られた。
「あ、待って。ここらへんは書肆が並んでるのね? 本がたくさんある」
白蘭が店先の書物を一冊手に取ると、雲雀も寄って来て字が大きめの本を手に取ってパラリとめくり、「えっと。『山』『海』と、『大』きな『鳥』がいる……?」と拾い読みを始めた。
「それは昔の地理書よ。ずっと旅をすれば怪鳥の住む地に出るんだって」
そのとき二人が眺めていた紙の上を鳥の影が横切っていった。反射的に空を見上げると、巨大で、そして尾羽の長い鳥が上空をゆっくりと旋回していた。
「お嬢様、あれが朱雀ですよぅ。蘇王様がおいでになると、ああやって空に放すんです」
朱雀は霊獣だというのに、雲雀は本の中の怪鳥ほどには興味も示さない。
「蘇王様は前にも華都においでで私も何度か見てます。お嬢様は初めてですか?」
「ええ……」
白蘭は日光を片手で遮りながら再びその鳥を見上げる。緋色の翼が羽ばたくさまは炎が宙を舐めるかのようだ。たなびく細い布のような尾羽を見ていると優美な印象を受けるけれど、あれは火を吐く恐ろしい霊獣でもある。
四神はそう簡単に使役するべきではない。よほど身の危険が迫っているか国の危難の際に頼るための霊獣だ。
今の蘇王は前王朝を守らなかった四神を霊獣にあらずと結論づけたという。それで王家に伝わる朱雀を見世物のように扱うのか。
そして、今の朱雀はもはや見世物ほどにも人の関心を惹かない。雲雀だけでなく、行き交う人々はちらりと上を見上げ、連れがいるなら相手と一言二言「朱雀だ」「ああ」と言い交わすだけだ。
「お嬢様……」
雲雀ももう朱雀のことなど気にもとめず、そして少し物騒なことを言い出した。
「私たち、誰かに見はられているようです……」
「誰かって誰に?」
「あの店の向こうから私たちをじっと見てた人影があって……。私が顔を向けるとさっと隠れたんです」
「気にしすぎじゃない?」と言えば、「いえ。この二、三日、私が宿屋から出ると、やっぱり宿の周辺の物かげから誰かが宿屋への出入りを見はってるようなんですよ」と答える。
「宿には色んな人が出入りしているから、別の誰かが目的ってことはない?」
「私もそうかもと思ったんですが。さっきの人、物かげに隠れる仕草が似ていて同じ人だと思うんですよね」
「……だとしたら、なぜ?」
「お嬢様は後宮の大きな謎を解こうとしているじゃないですか。だから、その謎をあばかれては困る勢力がお嬢様を監視しているのかもしれませんよ?」
「……ありうるわね」
「お嬢様はもうお戻りになって下さい。お履物は私が市で買って明日お持ちしますから」
白蘭は買い物を取りやめ、宿に戻って仕事をすることにした。宿の廂房に出向いてザロに積み荷の取引の進み具合を聞いていると、ザロの方から蘇王の話題が出る。
「蘇王はしばらく鴻臚客館に滞在だそうで。そこに出入りしてる業者によれば朱莉姫もやはり一緒のようですぜ。姫は旅の疲れで寝こんでるそうですが」
「そう。では、噂を聞いた戴家の娘が見舞いに訪れることにしましょうか。同じ女性なら姫に面会できるかもしれないわ」
「かもしれませんな。では、見舞いに持っていくのに相応しい品を探しておきまさあ」
「お願いね」
他の仕事も終えて一日が過ぎ、白蘭がすっかり寝じたくを済ませた頃。もう閉めた宿屋の扉をドドドンと叩く者がいた。
差し迫った用事だと分かる叩き方に、女将がガタガタ急いだ様子で戸を開ける。「まあ、冬籟様!」と甲高い声が聞こえて、白蘭も自室を出て階段に向かう。
冬籟が一階から白蘭を見上げるなり緊張をはらんだ声で訊いてきた。
「商人、雲雀はあんたと一緒じゃないのか?」
「いえ? 今日は市で別れたきりです。そのまま家に戻ったはずですが?」
「蘇人街の親から『娘が帰ってこない』と訴えがあった。あんたと一緒だと思ったんだが、ここにはいないんだな?」
「いません」と答えながら白蘭は階段を急いで下りた。
普通は娘の帰宅が遅ければこんな夜更け前に騒ぐものだが、雲雀は前にも白蘭の帰りを待って遅くなったことがあるから、両親も冬籟もまたここにいると思ったのだろう。
冬籟は外に向かって低いが良く通る声で「娘はここじゃない」と告げた。戸口から武具をつけた人影が数人見える。部下を連れて来ていたらしい。
「少女が行方不明。捜索を開始しろ」
彼らは「ははっ」と野太い声で応じると、武具を鳴らして走り去った。
冬籟が白蘭に振り向き早口で問う。
「商人、雲雀が帰宅途中に立ち寄りそうな場所に心当たりはないか?」
「いいえ」と答えかけて思い出す。
「そうだ! 雲雀は市の門のそばの猫のたまり場に行きたがっていました!」
「市の門は複数ある。どれのことだ?」
「ええと……。口で説明しづらいですが行けば分かります。連れていって下さい!」
雲雀が何か危険な目に合っているなら一刻も早く助けてあげたい。冬籟は「よし。じゃあ俺の馬に乗れ」と白蘭を乗せて市まで馬を駆けさせた。
「ここです。この門です。この傍に猫のたまり場があるはずで……」
市の門も坊門も閉ざされて人気のない夜の街は、しんと静まり返っている。冬籟の馬の蹄が砂利を踏む小さな音が響いて聞こえるほどだ。耳をすませば、冬籟の部下たちが「おおい」「おおい」と何か声を掛け合っているのが遠くに聞こえる。白蘭たちも、この中に猫の鳴き声が混じっていないか注意しながら市の周りを馬でめぐる。
雲雀は猫に夢中で夜遅くなったのだろうか? それにしては遅すぎる。
――あの子、顔が綺麗だもの。前だって人買いに騙されて連れていかれかけていた。今度も悪人に捕まってるんじゃ……。
白蘭は思わず「そうだ!」と高い声を上げた。すかさず冬籟が「何だ?」と問う。
「雲雀、最近誰かに見はられているって言ってました! きっとそいつです!」
「しっ」と 冬籟が片手で白蘭の声を制し、そして前方に鋭い目を向けた。
真っ直ぐな道が月の光に照らされている。その視界の奥から背の曲がった老人らしい男が歩いて来ていた。その方向から馬の気配と遠くの呼び声に混じって、ごくごく微かながら「みゃあ」とも「むう」ともつかぬ細い声が聞こえてくる。
男は夜の外出をとがめられるのを恐れてか、こちらを避けるように手前の角で小路に折れて姿を消した。
冬籟が馬を軽く駆けさせ、その人影を追って同じ小路に入る。
その男は脇に大きな袋を脇に抱えていた。冬籟が董の衣装を抱えて来たときのような麻の袋だ。老人だというのに、大きな荷物を抱える膂力だけがあるのは妙な気がした。
冬籟がその背に声を掛ける。
「何をしている? 役者、夜更かしは美容の敵じゃないのか?」
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