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第15話 速報!『図解 中国の伝統建築』という書籍が発売されるそうです!
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中華ファンタジーを書くための資料本を見つけてくるまでは いいのですが、読む時間がなく積読状態に溜息をついている鷲生です。
図書館で借りてきた本や購入した本がベッドサイドのテーブルに溢れている状態なんですが(就寝前に読むので……)。
そんな鷲生のTwitterのタイムラインに 新しい資料本が出版されるとの情報が飛び込んできました。
マール社の『図解 中国の伝統建築』という本です。
(マール社のウェブサイト書籍紹介はコチラです→https://www.maar.com/shop/visual/history/isbn9784837316015)
ISBNは、978-4-8373-1601-5です。
著者・編者は李 乾朗さん。台北に生まれ、建築士としても活動されてきた方のようですね。
日本語への翻訳は恩田重直さんと田村広子さんです。
恩田さんは王其鈞著『図説民居:イラストで見る中国の伝統住居』の翻訳もされている方ですね。
↑
この『図説民居:イラストで見る中国の伝統住居』はこの連載でも取り上げております!(「第12話 イラストで物語の背景がぐっと具体的に!『〈図説〉民居 イラストで見る中国の伝統住居』」https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16817330655359208937 )
今回ご紹介する『図解 中国の伝統建築』。新刊情報をキャッチしたので速報的にご紹介しています。
「2023/06/27発売予定」とありますので、5月27日現在、実物を手に取ることはできません。
マール社のウェブサイトでの紹介文を引用しておきます。
「中国建築史を代表する古建築を《神々を祀るための建築》《国を治める帝王のための建築》《市井の人々のための建築》という3つのパートごとに紹介。壮大なスケールの宮殿や宗教建築、風土に合わせて発展してきた人々の住まい。チベット仏教の精神を体現するラマ寺院やイスラム文化を色濃く反映するモスクなど、16種類の古典的な建物の数々を透視図で再現し、豊富な写真とともにわかりやすく解読する。中国伝統建築をやさしく説き明かす第一人者である著者が、伝統的な木造架構をはじめ、工匠たちの知恵や技術が息づく古建築の世界を今に伝える。中国の歴史や文化に興味のある方にも、初めて古建築を学ぶ方にとっても最良の書。」
マール社のウェブサイトに上がっているサンプル画像を見ていますと、『図説民居:イラストで見る中国の伝統住居』と、この連載で取り上げた『中国の建築装飾』のいいとこどりをしたのかなという印象です。
↑
(「第14話 オールカラーのビビットな写真だけじゃない!文章による情報も豊富な『中国の建築装飾』」
https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16817330657229916121)
『図説民居』の方は実物写真にこだわらず、イラストで解説してくれるので、文章の説明の内容に適した図を適した大きさで眺めることができて助かります(実物の写真は文章の説明に対して情報が多すぎで、どこを見ればその説明にあてはまるのか分かりづらいことも初心者にはよくあるので……)。
また、写真では得られない間取り図や鳥観図も見られます。
今回の『図解 伝統建築』もイラストが多用され、内部構造が図解されているようです。骨組みが分かると理解が進んでいいですね!
例えば小説内で建物が崩壊するにしても、「構造上そんな壊れ方しねーよ」という明らかな記述ミスが防げるかと思いますw
一方で、今回の『図解 伝統建築』はわりとカラー写真も多めのようです。
庭園なんかの緑滴る様子は、確かにカラー写真で見たいところです。現存している中国の伝統建築が太陽光のもとでどう見えるのか。この写真があったらイメージも湧きやすいのではないかと思います。
マール社のウェブサイトに掲載されている目次は以下の通りです。
目次
寺院編 神々を祀るための建築
宮殿編 国を治める帝王のための建築
民居編 市井の人々のための建築
用語集
古建築索引
各項目にどれだけのページが割かれているかは分かりません。本全体では320ページだそうです。
少し気になるのは、後宮モノを書きたい人にとっては欲しい情報は「宮殿編」だろうと思うのですが、その場合、寺院篇や民居編にはそれほどニーズがないかもしれません。
今回の『中国の伝統建築』では「伝統建築」をまんべんなく取り上げるために、特定の時代の特定の用途の建築についての情報を知りたい場合には、取り上げている内容が広く浅くで、物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんん。
以前、同じマール社の『イラストと史料で見る 中国の服飾史入門』を、やはり発売前に速報的にこの連載でご紹介したことがあります。
↑
「第11話 速報!『中国の服飾史入門』という書籍が発売されるそうです! 」https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16817330654305621060
この『中国の服飾史入門』、鷲生も予約注文して届いた日からちびちびと読んでおります。分かりやすくて助かりますし、買ってよかったです。
こちらの『中国の服飾史入門』は(結果として購入して満足ですが)、価格も1980円とお手頃だったので、もし満足のいく内容でなくても「まあ、エエか」と思える値段だろうと考えました。
ところが、今回の『中国の伝統建築』は、お値段が「定価 4,290円 (本体 3,900円+税)」。
べらぼうに高いわけではないとはいえ、ハズすとお財布にそれなりに打撃がある価格かな……と(鷲生的には)。
かといって、定価で販売される時期を逃すと、今度は中古でものすごい値段になったりするので、定価で買えるうちに買った方がいいのか……。
なかなか迷うところです。
鷲生としては発売日に大型書店に行って、実物を手に取ってから決断を下そうと思います。
なお、今回、この『中国の伝統建築』を調べるためにマール社のサイトを見ていたところ。
関連商品として
『図説中国の伝統武器』という本が出てきました。
https://www.maar.com/shop/visual/history/%e5%9b%b3%e8%aa%ac%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e6%ad%a6%e5%99%a8
書誌情報だけ先に挙げておくと
著者・編者は伯仲とおっしゃる方で、翻訳は中川友さんだそうです。
ISBNは978-4-8373-0632-0で、某ネット書店には2011年発売と記載されています。
鷲生は女性であることもあって軍記ものを書く予定はないのですが、男性の方でそういう方面の小説をお書きになりたい方にはには使いでのある資料ではないでしょうか。
鷲生の書くものでも、メインでないにしろ剣戟シーンはあります。
鷲生の住む京都市立図書館には所蔵されていませんが、京都府立図書館にはあるようです。
これも一度借りてきて内容を確認してみたいと思います。
なお、これは今でも定価に近い価格で購入できるようです。
定価 は本体 2,200円+税で2,420円です。
*****
2023年7月14日追記
中華ファンタジー「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」の投稿を始めました!
是非お越し下さいませ!
「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」https://www.alphapolis.co.jp/novel/161111112/878803039
図書館で借りてきた本や購入した本がベッドサイドのテーブルに溢れている状態なんですが(就寝前に読むので……)。
そんな鷲生のTwitterのタイムラインに 新しい資料本が出版されるとの情報が飛び込んできました。
マール社の『図解 中国の伝統建築』という本です。
(マール社のウェブサイト書籍紹介はコチラです→https://www.maar.com/shop/visual/history/isbn9784837316015)
ISBNは、978-4-8373-1601-5です。
著者・編者は李 乾朗さん。台北に生まれ、建築士としても活動されてきた方のようですね。
日本語への翻訳は恩田重直さんと田村広子さんです。
恩田さんは王其鈞著『図説民居:イラストで見る中国の伝統住居』の翻訳もされている方ですね。
↑
この『図説民居:イラストで見る中国の伝統住居』はこの連載でも取り上げております!(「第12話 イラストで物語の背景がぐっと具体的に!『〈図説〉民居 イラストで見る中国の伝統住居』」https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16817330655359208937 )
今回ご紹介する『図解 中国の伝統建築』。新刊情報をキャッチしたので速報的にご紹介しています。
「2023/06/27発売予定」とありますので、5月27日現在、実物を手に取ることはできません。
マール社のウェブサイトでの紹介文を引用しておきます。
「中国建築史を代表する古建築を《神々を祀るための建築》《国を治める帝王のための建築》《市井の人々のための建築》という3つのパートごとに紹介。壮大なスケールの宮殿や宗教建築、風土に合わせて発展してきた人々の住まい。チベット仏教の精神を体現するラマ寺院やイスラム文化を色濃く反映するモスクなど、16種類の古典的な建物の数々を透視図で再現し、豊富な写真とともにわかりやすく解読する。中国伝統建築をやさしく説き明かす第一人者である著者が、伝統的な木造架構をはじめ、工匠たちの知恵や技術が息づく古建築の世界を今に伝える。中国の歴史や文化に興味のある方にも、初めて古建築を学ぶ方にとっても最良の書。」
マール社のウェブサイトに上がっているサンプル画像を見ていますと、『図説民居:イラストで見る中国の伝統住居』と、この連載で取り上げた『中国の建築装飾』のいいとこどりをしたのかなという印象です。
↑
(「第14話 オールカラーのビビットな写真だけじゃない!文章による情報も豊富な『中国の建築装飾』」
https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16817330657229916121)
『図説民居』の方は実物写真にこだわらず、イラストで解説してくれるので、文章の説明の内容に適した図を適した大きさで眺めることができて助かります(実物の写真は文章の説明に対して情報が多すぎで、どこを見ればその説明にあてはまるのか分かりづらいことも初心者にはよくあるので……)。
また、写真では得られない間取り図や鳥観図も見られます。
今回の『図解 伝統建築』もイラストが多用され、内部構造が図解されているようです。骨組みが分かると理解が進んでいいですね!
例えば小説内で建物が崩壊するにしても、「構造上そんな壊れ方しねーよ」という明らかな記述ミスが防げるかと思いますw
一方で、今回の『図解 伝統建築』はわりとカラー写真も多めのようです。
庭園なんかの緑滴る様子は、確かにカラー写真で見たいところです。現存している中国の伝統建築が太陽光のもとでどう見えるのか。この写真があったらイメージも湧きやすいのではないかと思います。
マール社のウェブサイトに掲載されている目次は以下の通りです。
目次
寺院編 神々を祀るための建築
宮殿編 国を治める帝王のための建築
民居編 市井の人々のための建築
用語集
古建築索引
各項目にどれだけのページが割かれているかは分かりません。本全体では320ページだそうです。
少し気になるのは、後宮モノを書きたい人にとっては欲しい情報は「宮殿編」だろうと思うのですが、その場合、寺院篇や民居編にはそれほどニーズがないかもしれません。
今回の『中国の伝統建築』では「伝統建築」をまんべんなく取り上げるために、特定の時代の特定の用途の建築についての情報を知りたい場合には、取り上げている内容が広く浅くで、物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんん。
以前、同じマール社の『イラストと史料で見る 中国の服飾史入門』を、やはり発売前に速報的にこの連載でご紹介したことがあります。
↑
「第11話 速報!『中国の服飾史入門』という書籍が発売されるそうです! 」https://kakuyomu.jp/works/16817139556995512679/episodes/16817330654305621060
この『中国の服飾史入門』、鷲生も予約注文して届いた日からちびちびと読んでおります。分かりやすくて助かりますし、買ってよかったです。
こちらの『中国の服飾史入門』は(結果として購入して満足ですが)、価格も1980円とお手頃だったので、もし満足のいく内容でなくても「まあ、エエか」と思える値段だろうと考えました。
ところが、今回の『中国の伝統建築』は、お値段が「定価 4,290円 (本体 3,900円+税)」。
べらぼうに高いわけではないとはいえ、ハズすとお財布にそれなりに打撃がある価格かな……と(鷲生的には)。
かといって、定価で販売される時期を逃すと、今度は中古でものすごい値段になったりするので、定価で買えるうちに買った方がいいのか……。
なかなか迷うところです。
鷲生としては発売日に大型書店に行って、実物を手に取ってから決断を下そうと思います。
なお、今回、この『中国の伝統建築』を調べるためにマール社のサイトを見ていたところ。
関連商品として
『図説中国の伝統武器』という本が出てきました。
https://www.maar.com/shop/visual/history/%e5%9b%b3%e8%aa%ac%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e6%ad%a6%e5%99%a8
書誌情報だけ先に挙げておくと
著者・編者は伯仲とおっしゃる方で、翻訳は中川友さんだそうです。
ISBNは978-4-8373-0632-0で、某ネット書店には2011年発売と記載されています。
鷲生は女性であることもあって軍記ものを書く予定はないのですが、男性の方でそういう方面の小説をお書きになりたい方にはには使いでのある資料ではないでしょうか。
鷲生の書くものでも、メインでないにしろ剣戟シーンはあります。
鷲生の住む京都市立図書館には所蔵されていませんが、京都府立図書館にはあるようです。
これも一度借りてきて内容を確認してみたいと思います。
なお、これは今でも定価に近い価格で購入できるようです。
定価 は本体 2,200円+税で2,420円です。
*****
2023年7月14日追記
中華ファンタジー「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」の投稿を始めました!
是非お越し下さいませ!
「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」https://www.alphapolis.co.jp/novel/161111112/878803039
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