ルビーの帰る場所［完結］

番外編2

世界観
　その世界にはいていい人といてはいけない人がいる。
　何らかの理由で迷い込むが大抵はその世界が反応して元の世界に戻してくれる。
　但し、理由があって来た場合は帰るための条件を達成しなければならない。その条件は人それぞれである。
　ちなみに、エルダの家は空間を操り外見よりも内側が広くなっている。部屋の数は家主は大体把握しているがたまに変なモノが迷い込む。

新たな登場人物　
エルダ
　ノックの実姉。ノックとは2歳離れている。顔立ちはノックそっくりだが、あまり喋らないノックと違いよく話す。しかし、職人気質なため作業をしているときに話しかけるとイライラする。
　普段は使い勝手の良いボロボロの着物を着ているが、ある仕事を行う時のみ黒色の着物を来て顔が隠れるようにフード付きのマントを羽織る。

中太郎
　ある人に忠誠心を誓った大きなネズミ。子分の小さなネズミが沢山いる。主人が怪我をしやすい人だったため、治療技術はとても高い。今は屋敷に住まわせてもらってるが、怪我人がたまに入ってくるためお手軽クリニックのように少し稼いでいる。

アール
　零に忠誠心を誓った白い狼。零には若い頃に軍の厳しい訓練中に死にかけているときに助けてもらった恩がある。軍では、かなりの暴れん坊で、前線では豪快に敵を片付けていくがそれが仇となって九死を彷徨ったことがある。今は隠居している。

零
　初老の女性。アールの主人で、エルダとノックの育て親でもある。ルビーがいた世界のことを知っていて、戻る方法の鍵を持っているかもしれない。零もアールのように豪快な人である。今はのんびりとこの世界の薬草を研究している薬師である。