美少女に転生して料理して生きてくことになりました。

ゆーぞー

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 みんながいなくなって、私はキッチンに戻ると昼ごはんの準備を開始した。昨日のハンバーグでハンバーガーを作る。付け合わせにはポテト。でもオニオンリングも捨てがたいので両方作る。コピーすればあっと言うまに999個作れるので楽ちんである。

 少し前にコピー機をいじっていたら送り先が設定できることが判明した。お父様とお兄様、魔法省にそれぞれ送れる。それぞれ何人いるのか知らないが、作った時のまま保存されるので多く送っておいて問題はないだろう。

 そう思って何も考えずに、あればあったらでいいよね、と思って朝昼夜とおやつをせっせと送った。コピーすればいいので別に深く考えてはいなかった。今みたら在庫が確認できるようになっていた。

 お兄様の方は在庫がそれなりに残っていた。おそらくあのお兄様が管理しているのだろう。さすが軍隊。無闇に食べたりはしないようである。問題は魔法省である。魔法省の在庫はまさかの0だった。朝食用にパンとスクランブルエッグ、ソーセージや野菜を送った。確かに999個送ったのだ。それが今0になっている。

 魔法省には999人も職員がいたのだろうか。魔力を維持するためには食事が不可欠と聞いた。王都をスタンピード前の状態に戻すために魔力が必要と聞いてはいるのだが、あの量でも足りないのだろうか。

 とりあえずハンバーガーとポテト、オニオンリングのセットを999個送る。送って数分後に在庫をチェックする。おそらく5分程度と思う。確認したら500個を切っていた。

 そんなにすぐ取り出して食べるのか?驚いて、もう一度ハンバーガーセットを999個送る。そしてまたチェックしたら、今度は300個を切っている。どういうことだ?

 意地になってしまい、もう一度送った。ようやく800個になった。999×3=800?よくわからないが、魔法省にはとにかくたくさん送ることにする。

 お父様のところへはお弁当を送ることにする。どうやらお父様は大臣の方々と会議をしながら食事することが多いようなのだ。大臣=年配者と私の中ではあるので、ハンバーガーのようなものより落ち着いたものの方がいいかと思ったのだ。

 ほうれん草の胡麻和え、高野豆腐、ひじきの煮物、煮魚、おにぎりを送る。私基準で女神様が食材を食糧棚に用意してくれるので、高野豆腐だのひじきだのが手に入るのだ。私もどちらかといえばこういった食事の方が落ち着ける。でも若い人もいないわけではないので、ハンバーガーセットも一応送る。

 あとは休憩用にパウンドケーキやドーナツなどを適当に送った。で、また魔法省の在庫をチェック。すると・・・。ハンバーガーの在庫が0?目を疑ったが、今送ったばかりのパウンドケーキやドーナツの在庫も数字が少なくなっていく。そして、見ているうちに0になってしまった。

 どういうことかわからない。そんなに人は食べるものなのか?魔法省の人たちはフードファイター?



 
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