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20話~39話
28:「悲劇」 投稿作品
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『メールを五件、受信しました』
投稿サイトからのお知らせメールばかり五件だった。
「よし。今度の作品は本気出したよ。期日いっぱいまで練りに練って色が変わっちゃうほどに練ったからね。感動のあまりにコメントが沢山つくのは当たり前だよね」
ダンスを踊る様にマウスを滑らせて、メールソフトを開く。
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
「ふふふふふふ・・・、読者諸氏もやっと理解できたようだね。まぁ今まではウオーミングアップだよ。『明日から本気出す』と言う連中とは違うのだよ。有言実行だな、本当にできる俺様はな」
メールに記載されている直アドをクリックすると、予想通り最新作のページに飛んだ。
『 兼業作家の休日 テーマ「休日」 』
『 評価 0ポイント 』
『 コメント 5件 』
「おおおお、ホントに5件もコメントが付いている。夢のようだよ」
画面をスクロールしていくと、コメントが付いている。
『作風が一変しましたね。まるで別人の作品を読んでいるかのようです』
常連さんからのコメントが付いていた。
「ザリガニの脱皮とはわけが違う。蛹から蝶に変わる羽化の瞬間に立ち会えた事を光栄に思いたまえ。で、次のコメントは?」
『殆どコピペで投稿するなんて、どう言う神経しているんだ』
これも常連さんからのコメントだ。
「コピペ? 当たり前だ。ワードで書いてからコピペで投稿するだろ? 違うのか! 一発勝負で直接書いているのか?」
『最低!』
これも常連さんからのコメントだ。
「え? アダルトシーンもないし、暴力も、スプラッタもないのに・・・・」
『同じサイトから盗作してバレないと思えるその神経の図太さ羨ましいです』
これも・・・・、常連さんからのコメント・・・・。
「ちょっと良い作品を書いたからって、嫉妬しなくても良いのに。盗作疑惑で有名な〇〇〇〇と一緒にされたくないな」
『私の作品がお手本になるなんて光栄です。でも、普通遣らないよね』
これも常連さん、しかもほとんど入賞している人・・・・。
テーマ「休日」で投稿された作品をスクロールして見ていくと、最初に投稿された作品に行きついた。
『 専業作家の休日 テーマ「休日」 』
『 評価 5ポイント 』
『 コメント 2件 』
画面に映し出された文章は自分の作品と殆ど同じ内容だった。
「ほんとにオリジナルなんだ。誰か信じてくれ!!!」
投稿サイトからのお知らせメールばかり五件だった。
「よし。今度の作品は本気出したよ。期日いっぱいまで練りに練って色が変わっちゃうほどに練ったからね。感動のあまりにコメントが沢山つくのは当たり前だよね」
ダンスを踊る様にマウスを滑らせて、メールソフトを開く。
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
『コメントが投稿されました』
「ふふふふふふ・・・、読者諸氏もやっと理解できたようだね。まぁ今まではウオーミングアップだよ。『明日から本気出す』と言う連中とは違うのだよ。有言実行だな、本当にできる俺様はな」
メールに記載されている直アドをクリックすると、予想通り最新作のページに飛んだ。
『 兼業作家の休日 テーマ「休日」 』
『 評価 0ポイント 』
『 コメント 5件 』
「おおおお、ホントに5件もコメントが付いている。夢のようだよ」
画面をスクロールしていくと、コメントが付いている。
『作風が一変しましたね。まるで別人の作品を読んでいるかのようです』
常連さんからのコメントが付いていた。
「ザリガニの脱皮とはわけが違う。蛹から蝶に変わる羽化の瞬間に立ち会えた事を光栄に思いたまえ。で、次のコメントは?」
『殆どコピペで投稿するなんて、どう言う神経しているんだ』
これも常連さんからのコメントだ。
「コピペ? 当たり前だ。ワードで書いてからコピペで投稿するだろ? 違うのか! 一発勝負で直接書いているのか?」
『最低!』
これも常連さんからのコメントだ。
「え? アダルトシーンもないし、暴力も、スプラッタもないのに・・・・」
『同じサイトから盗作してバレないと思えるその神経の図太さ羨ましいです』
これも・・・・、常連さんからのコメント・・・・。
「ちょっと良い作品を書いたからって、嫉妬しなくても良いのに。盗作疑惑で有名な〇〇〇〇と一緒にされたくないな」
『私の作品がお手本になるなんて光栄です。でも、普通遣らないよね』
これも常連さん、しかもほとんど入賞している人・・・・。
テーマ「休日」で投稿された作品をスクロールして見ていくと、最初に投稿された作品に行きついた。
『 専業作家の休日 テーマ「休日」 』
『 評価 5ポイント 』
『 コメント 2件 』
画面に映し出された文章は自分の作品と殆ど同じ内容だった。
「ほんとにオリジナルなんだ。誰か信じてくれ!!!」
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