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16日目 村八分幸十分?
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「ティアラさん……バーナさん……」
「追い出されてしまいました。」
「あいつら……心配しないでください。あなた達を雇わせて貰えませんか?」
「聖女様の薬を王都で売ればいいんですよね?」
「ええ、王都は効くものは効くと誰が作ったかは問われません。なので、私の薬は飛ぶように売れるでしょう。」
「わかりました。任せてください。」
「まずは、体を癒しましょう。それからです。王都の商業ギルドで商人登録をしてください。次に冒険者ギルドで、怪我をしてる人を見つけて薬を使って治癒してください。」
「いえ!我々はもう行きます。露天ではなくて商店を探すつもりです。」
「そうですか……ただひとつ渡すものがありますので完成するまで待っていてください。バーナさんは、ソファで寝ていた方がいいかもしれませんね。」
王都まで普通に歩いて5日、バーナは顔が真っ白で今調子が悪そうなので1週間かかってしまうかもしれない。
何を持って行ってもらうかと言うと大掛かりな魔法装置を作らないといけない。
地下室から使っていない全く同じ大きさの丈夫な木箱を2つ出す。
とある魔法を完成させるため。
とっても便利な魔法だ。
調合室に木箱2つと綿の布油(魔力を込めた)用意して、油で魔法陣を描いて行く。
油はごげ茶色のような色をしている。
「複雑な模様ですね?」
「今は失われた魔法のひとつです。」
綿の布を魔法陣の上にかぶせて踏みつけると油がしみこむ。
染み込んだ跡から箱の位置を調節して、魔法陣に魔力を流し込むと魔法陣がバチバチという音と共に眩く光り、収まる頃には布に魔法陣が黒く写っている。
箱の裏も見ると、きちんと写っているのを確認したら布を別の位置に敷き直す。
ひとつの箱を調合室の魔法陣の上に、もうひとつの箱を敷き直した布の上に置いて、今来ている服を1枚脱いで、調合室の方の箱に入れる。
布の方の箱を開けると私の服が入っているので取り出す。
次は布の箱を開けっ放しにして調合室の箱を開けようとすると開かない。
今度は布の方の箱に服を入れ蓋を閉めて、調合室の箱を開けると私の服が入っていて取り出して、今度は調合室の箱を開けっ放しにして、布の箱を開けようとするが開かない。
「できた……」
「不思議な道具ね。」
「見てたから何となくわかったと思うけど、布の上に置いた箱と、この調合室の箱で片方に入れた荷物がもう片方に入る。片方が開けている時は箱はあかない。無理に開けようとするとその町自体が大変なことになるから気をつけて?もし、なんかあった場合は手紙でこっちに言ってくれたら開けっ放しにしておくから、そのすきに逃げてもいいと思うの。それくらいすごい商品を扱うからね?」
「何から何まで……。聖女様……。」
「私の薬はとある方から入手しているで大丈夫よ。」
「お返しはまたいつも通り品物でいいわ乳製品や、お肉、野菜、スパイス、調味料……欲しいものがあれば別途連絡するわ。今まで以上にいい生活ができるわよ。後でタカヒコにも寄ってもらうわ。」
「本当にありがとう。」
「何よ家族みたいなものでしょ?ティアラたちが私を助けてくれたのだもの。私もティアラにお返しさせて?ね?」
2人で抱き合ったらバーナ用の栄養ドリンクを作り出来上がったらバーナに飲ませる。
ソファで寝ていたからか多少は良くなっているのか見て取れる。
眠っていたのか、栄養ドリンクを飲んだあとすぐまた寝てしまった。
私はそんなバーナの様子を見て、ティアラとサンドイッチを作ることにした。
サンドイッチを作って、お茶を飲んで、古い背負子を治して箱や荷物を造ると、やっと起きてきた。
気まづそうに起きてきたバーナは寝癖ができて可愛かった。
2人を送り出して、薬を調合しているとモジモジとギンが入って来た。
「な、なぁ?」
「あら?ギンどうしたの?」
「帰ってくる時に女の子拾っちまってよ。」
「連れてきていいわよ?」
「そう言うと思ったぜ!伝えてくるよ!」
ギンが行ったと思ったらまた調合を始めるとすぐにまたギンが帰ってきた。
「帰りが明日の朝になっちゃうそうだ。」
「わかったわ。気をつけてね?って伝えてもらってもいいかしら?」
残り1082日
「追い出されてしまいました。」
「あいつら……心配しないでください。あなた達を雇わせて貰えませんか?」
「聖女様の薬を王都で売ればいいんですよね?」
「ええ、王都は効くものは効くと誰が作ったかは問われません。なので、私の薬は飛ぶように売れるでしょう。」
「わかりました。任せてください。」
「まずは、体を癒しましょう。それからです。王都の商業ギルドで商人登録をしてください。次に冒険者ギルドで、怪我をしてる人を見つけて薬を使って治癒してください。」
「いえ!我々はもう行きます。露天ではなくて商店を探すつもりです。」
「そうですか……ただひとつ渡すものがありますので完成するまで待っていてください。バーナさんは、ソファで寝ていた方がいいかもしれませんね。」
王都まで普通に歩いて5日、バーナは顔が真っ白で今調子が悪そうなので1週間かかってしまうかもしれない。
何を持って行ってもらうかと言うと大掛かりな魔法装置を作らないといけない。
地下室から使っていない全く同じ大きさの丈夫な木箱を2つ出す。
とある魔法を完成させるため。
とっても便利な魔法だ。
調合室に木箱2つと綿の布油(魔力を込めた)用意して、油で魔法陣を描いて行く。
油はごげ茶色のような色をしている。
「複雑な模様ですね?」
「今は失われた魔法のひとつです。」
綿の布を魔法陣の上にかぶせて踏みつけると油がしみこむ。
染み込んだ跡から箱の位置を調節して、魔法陣に魔力を流し込むと魔法陣がバチバチという音と共に眩く光り、収まる頃には布に魔法陣が黒く写っている。
箱の裏も見ると、きちんと写っているのを確認したら布を別の位置に敷き直す。
ひとつの箱を調合室の魔法陣の上に、もうひとつの箱を敷き直した布の上に置いて、今来ている服を1枚脱いで、調合室の方の箱に入れる。
布の方の箱を開けると私の服が入っているので取り出す。
次は布の箱を開けっ放しにして調合室の箱を開けようとすると開かない。
今度は布の方の箱に服を入れ蓋を閉めて、調合室の箱を開けると私の服が入っていて取り出して、今度は調合室の箱を開けっ放しにして、布の箱を開けようとするが開かない。
「できた……」
「不思議な道具ね。」
「見てたから何となくわかったと思うけど、布の上に置いた箱と、この調合室の箱で片方に入れた荷物がもう片方に入る。片方が開けている時は箱はあかない。無理に開けようとするとその町自体が大変なことになるから気をつけて?もし、なんかあった場合は手紙でこっちに言ってくれたら開けっ放しにしておくから、そのすきに逃げてもいいと思うの。それくらいすごい商品を扱うからね?」
「何から何まで……。聖女様……。」
「私の薬はとある方から入手しているで大丈夫よ。」
「お返しはまたいつも通り品物でいいわ乳製品や、お肉、野菜、スパイス、調味料……欲しいものがあれば別途連絡するわ。今まで以上にいい生活ができるわよ。後でタカヒコにも寄ってもらうわ。」
「本当にありがとう。」
「何よ家族みたいなものでしょ?ティアラたちが私を助けてくれたのだもの。私もティアラにお返しさせて?ね?」
2人で抱き合ったらバーナ用の栄養ドリンクを作り出来上がったらバーナに飲ませる。
ソファで寝ていたからか多少は良くなっているのか見て取れる。
眠っていたのか、栄養ドリンクを飲んだあとすぐまた寝てしまった。
私はそんなバーナの様子を見て、ティアラとサンドイッチを作ることにした。
サンドイッチを作って、お茶を飲んで、古い背負子を治して箱や荷物を造ると、やっと起きてきた。
気まづそうに起きてきたバーナは寝癖ができて可愛かった。
2人を送り出して、薬を調合しているとモジモジとギンが入って来た。
「な、なぁ?」
「あら?ギンどうしたの?」
「帰ってくる時に女の子拾っちまってよ。」
「連れてきていいわよ?」
「そう言うと思ったぜ!伝えてくるよ!」
ギンが行ったと思ったらまた調合を始めるとすぐにまたギンが帰ってきた。
「帰りが明日の朝になっちゃうそうだ。」
「わかったわ。気をつけてね?って伝えてもらってもいいかしら?」
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