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5日目 忘れかけた埃のマイルーム
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「あの!」
「ちょっと待ってくださいね!」
私が高いところに置いてあったツボを取り出そうと椅子を経由しても届かないので背伸びをしていたらヒョイっと椅子から下ろされた。
怖い顔をしている、何かしただろうか?
「危ないのでこういうのは俺に頼んでください。」
「大丈夫ですよ慣れてますから。」
「ダメです。俺がいる時は俺を頼ってください。」
「むぅ。」
彼は最近、外に行って魔物を倒して食料をもって来てくれている。
それ以上の仕事をさせる訳には行かないとゆっくりしておいてと頼んだのに……。
今日は、フォレストクラブという魔物を手づかみで持ってきていた。
挟まれると腕が飛ぶと言われるほど力が強いカニだけどとっても美味しい。
今晩が楽しみだ。
ケジャンとカニニョッキグラタンにする予定だ。
「鼻歌吹いてどうしました?」
「あっ、すみません嬉しくてつい!」
「カニですか?」
「は、はい……バレてしましました。」
「可愛いですね。すみません上機嫌のところ……私無償で寝床を借りてて悪いなぁと思いまして、これからは月に銀貨40枚払いますから、」
「そんなこと気にしないでいいのに。」
「いえ、一応貰ってください。街の平均的な宿の料金ですから。」
「じゃあ遠慮なく貰いますね。ありがとうございます!」
街の宿より少しだけ高いのではないか?なんて思ったのだが料理の付いている宿ならこんなものかなと納得してしまう事にした。
けどお金を貰って泊めるのに、ソファにねかせるのもなと思い、タンスの中の上の隠し棚から鍵を取りだして、2階に上がる途中の部屋を鍵を開ける。
私が小さい頃使っていた部屋で少し埃っぽいのでクリーンの魔法をかけると多少はマシになった。
普段使うことがない部屋だ。
ベットらしいベットはなくて木箱に板を並べただけの簡単なものが置いてある。
マットレスは洗わないと使えないだろうが、洗えば使えそうだ。
マットレスを持って降りようとしたら階段から落ちそうになったが背中を支えら何とか耐えた。
振り向くときっと怒っている顔があるのだろうと思うと振り向かず過ごした方がいいななんて思い逃げるようにマットレスを持って階段を駆け下りた。
因みに我が家の階段は杭が壁に刺さったかのようなもので寝ぼけると落ちそうになるので注意して欲しい。
「洗うんですか?」
「ちょっと埃っぽいと思うので、高いマットレスでは無いので、突貫工事になりますけど。」
「ありがとうございます」
外に出て物干し竿にマットレスを引っ掛ける。
水魔法と風魔法でマットレスを丸洗いして、その後クリーンをかけて風魔法と火魔法で乾かしまたクリーンをかける。
埃っぽい黒のマットレスが真っ白になった。
気持ちいいものだ。
天気もいいし少しだけ干しておこう。
部屋に戻り窓を開けて拭き掃除を始めると、タカヒコも一緒に掃除してくれた。
何度も何度もバケツの水を変えると綺麗になったかな?と思いまた部屋中にクリーンをかけて行くと黒ずんでいた床は気の模様がはっきり出てきた。
壁も石のの隙間のホコリが取れて先程とは違う印象になった。
石と木で作られた私の家は築100年以上建つのにまだ崩れてないのは聖女の家系だからというのがとても大きい。
100年もたってるなんて信じられないだろう。
「だいぶ綺麗になりましたね。」
「ええ。この部屋自由に使っていいわよ?ただ、掃除とかは自分でやってね?たまに保存食を置いてもらうかもしれないけど。」
「わざわざありがとうございます。こんな立派な部屋私が使ってもいいんですか?」
「元々客間として使おうと思ってた部屋なんですよ。お陰様で重い腰を上げて掃除をすることが出来ました。冬の間は寒いかもしれませんが、ドアを開けて置けば暖かいですよ」
「シュリーさんは本当にお綺麗ですね。」
「なんでそうなるんですか?!」
不意に言われた言葉に驚いて階段を踏み外してしまうとぐいっと抱きしめられた。
ドクドクと普段なら絶対出てこないの心臓の音が聞こえた。
私の音だろうか?恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまう。
彼が来てから心臓がおかしい。
残り1092日
「ちょっと待ってくださいね!」
私が高いところに置いてあったツボを取り出そうと椅子を経由しても届かないので背伸びをしていたらヒョイっと椅子から下ろされた。
怖い顔をしている、何かしただろうか?
「危ないのでこういうのは俺に頼んでください。」
「大丈夫ですよ慣れてますから。」
「ダメです。俺がいる時は俺を頼ってください。」
「むぅ。」
彼は最近、外に行って魔物を倒して食料をもって来てくれている。
それ以上の仕事をさせる訳には行かないとゆっくりしておいてと頼んだのに……。
今日は、フォレストクラブという魔物を手づかみで持ってきていた。
挟まれると腕が飛ぶと言われるほど力が強いカニだけどとっても美味しい。
今晩が楽しみだ。
ケジャンとカニニョッキグラタンにする予定だ。
「鼻歌吹いてどうしました?」
「あっ、すみません嬉しくてつい!」
「カニですか?」
「は、はい……バレてしましました。」
「可愛いですね。すみません上機嫌のところ……私無償で寝床を借りてて悪いなぁと思いまして、これからは月に銀貨40枚払いますから、」
「そんなこと気にしないでいいのに。」
「いえ、一応貰ってください。街の平均的な宿の料金ですから。」
「じゃあ遠慮なく貰いますね。ありがとうございます!」
街の宿より少しだけ高いのではないか?なんて思ったのだが料理の付いている宿ならこんなものかなと納得してしまう事にした。
けどお金を貰って泊めるのに、ソファにねかせるのもなと思い、タンスの中の上の隠し棚から鍵を取りだして、2階に上がる途中の部屋を鍵を開ける。
私が小さい頃使っていた部屋で少し埃っぽいのでクリーンの魔法をかけると多少はマシになった。
普段使うことがない部屋だ。
ベットらしいベットはなくて木箱に板を並べただけの簡単なものが置いてある。
マットレスは洗わないと使えないだろうが、洗えば使えそうだ。
マットレスを持って降りようとしたら階段から落ちそうになったが背中を支えら何とか耐えた。
振り向くときっと怒っている顔があるのだろうと思うと振り向かず過ごした方がいいななんて思い逃げるようにマットレスを持って階段を駆け下りた。
因みに我が家の階段は杭が壁に刺さったかのようなもので寝ぼけると落ちそうになるので注意して欲しい。
「洗うんですか?」
「ちょっと埃っぽいと思うので、高いマットレスでは無いので、突貫工事になりますけど。」
「ありがとうございます」
外に出て物干し竿にマットレスを引っ掛ける。
水魔法と風魔法でマットレスを丸洗いして、その後クリーンをかけて風魔法と火魔法で乾かしまたクリーンをかける。
埃っぽい黒のマットレスが真っ白になった。
気持ちいいものだ。
天気もいいし少しだけ干しておこう。
部屋に戻り窓を開けて拭き掃除を始めると、タカヒコも一緒に掃除してくれた。
何度も何度もバケツの水を変えると綺麗になったかな?と思いまた部屋中にクリーンをかけて行くと黒ずんでいた床は気の模様がはっきり出てきた。
壁も石のの隙間のホコリが取れて先程とは違う印象になった。
石と木で作られた私の家は築100年以上建つのにまだ崩れてないのは聖女の家系だからというのがとても大きい。
100年もたってるなんて信じられないだろう。
「だいぶ綺麗になりましたね。」
「ええ。この部屋自由に使っていいわよ?ただ、掃除とかは自分でやってね?たまに保存食を置いてもらうかもしれないけど。」
「わざわざありがとうございます。こんな立派な部屋私が使ってもいいんですか?」
「元々客間として使おうと思ってた部屋なんですよ。お陰様で重い腰を上げて掃除をすることが出来ました。冬の間は寒いかもしれませんが、ドアを開けて置けば暖かいですよ」
「シュリーさんは本当にお綺麗ですね。」
「なんでそうなるんですか?!」
不意に言われた言葉に驚いて階段を踏み外してしまうとぐいっと抱きしめられた。
ドクドクと普段なら絶対出てこないの心臓の音が聞こえた。
私の音だろうか?恥ずかしくて顔が真っ赤になってしまう。
彼が来てから心臓がおかしい。
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