15 / 31
《次元の狭間》
しおりを挟む
ぷか~、と水面に浮かぶシーサーペント。
俺は水上に出て、ファフニールと合流する。
『派手にやりおったな』
『ファフニールと同じぐらいの威力にしたらこうなっちゃったんだ』
『バカ者、我とシーサーペントごときを一緒にするでない』
『でもファフニールは命乞いとかしてたような……』
『な、何を言っておるのだ? あ、あれは……へ、平和的解決を試みたのだっ!』
どんっ、とファフニールは胸を張った。
巨竜のときならまだしも、今の小さい身体では威厳を感じられなかった。
『とりあえず、このシーサーペントを回復してあげよう』
『どうしてだ? 放っておけばよかろう』
『気になることを言っていたんだ。この湖を支配する闇の精霊がどうとかって』
『闇の精霊……。確かにそれは気になるな』
闇の精霊様、と言っていたからシーサーペントはその精霊の部下になるのだろうか。
もしかすると、この結界についても知っているかもしれない。
「《治癒》」
シーサーペントを暖かな白い光が包み込んだ。
しばらくして、シーサーペントは意識を取り戻した。
『……む。俺様は一体何をしていたのだ。……確か人間と戦っていたような』
『やぁ、お目覚めかい?』
俺はシーサーペントに話しかけた。
『き、貴様は先ほどの人間! 今度こそ喰らってやるぞ』
『やめておけ。お前、実力の差も分からないのか?』
『なんだ貴様、小さいくせに偉そうにしやがって。俺様にたてつく気か?』
ファフニールはその言葉を聞いて、ムカッとした表情を浮かべた。
『好き勝手言いおって! 貴様、どうなっても知らんぞ!』
『なっ! オイ! 止め……ぐああああああああああっ!!!!」
怒ったファフニールがシーサーペントをボコボコにしてしまった。
シーサーペントは再び気を失い、水面にぷかぷかと浮かんでいる。
『……すまんな、ノア』
『今度は穏便に済まそうね……』
『う、うむ』
俺は再び《治癒》を唱えた。
『……ハッ! 俺様は一体なにを……! って、ギャアアアアアアアア!?』
シーサーペントは俺たちを見ると、悲鳴をあげた。
ガクガクと震えた様子で、目から涙を流していた。
魔物って泣くのか……。
『質問があるんだけど、答えてくれるかな?』
シーサーペントは涙を流しながらコクコクと頷いた。
怯えているところ申し訳ないけど、こうでもしないと中々真相に辿り着けない。
『まず、闇の精霊ってなに?』
精霊は「地」「水」「火」「風」──4つの元素を司る。
これ以外の精霊は書物を読んでいても見たことがない。
だからこそ、シーサーペントの言う闇の精霊はとても引っかかった。
『闇の精霊様は俺様をここに連れてきた精霊だぜ……。それ以上は分からん。ただ、とんでもなく強い奴だったな……。逆らえば殺されると本能で察した俺様は、大人しくここでこの結界を守っているぜ』
闇の精霊がこの湖にシーサーペントを連れてきたのか。
ならば、シーサーペントが淡水でも順応できるようにしたのは闇の精霊だと考えるべきか。
『この結界の中には何があるの?』
『分からん。何も聞かされてないぜ』
『本当だろうな?』
ファフニールがシーサーペントを睨み付けた。
『ほ、本当だ! 信じてくれよ!』
『分かったよ。信じてるから安心して』
『う、うむ。これ以上は俺様が戦っても敵いそうにないから、そこらで見守っていることにするぜ』
『そうしてくれると助かるよ』
『へへ、悪かったな。馬鹿な人間って──あ、あが、あがが』
シーサーペントの様子が一変した。
瞳が白目を剥き、口から涎を流している。
『ガアアアアアアアアアアアァァァァァァッ!!!!』
突然、俺に噛みつく動作をした。
詠唱は間に合わない。
回避も厳しい。
ならば、無詠唱で対応するしかない。
使う魔法は《魔力衝撃》でいいだろう。
気絶させるぐらいなら簡単にできるはずだ。
──そう思ったが、俺よりも素早くファフニールがシーサーペントを倒してしまった。
シーサーペントの血で湖は紅く染まった。
シーサーペントが急変したのは何故だ?
古代魔法なのか?
だが、俺はこんな古代魔法を知らない。
何か俺の知らない闇の精霊の能力だったりするのだろうか。
何にせよ、危険な存在であることは確かだな。
『ノア、この状況でシーサーペントを倒すという選択をなぜすぐに取らなかった?』
『え? だって、さっきまで楽しく話していたし……』
『相手は魔物であり、我と違ってノアの従魔になった訳でもないのだ。弱肉強食の自然界では、その油断が命取りになることがある。それだけは心に留めておいた方が良い』
『……うん、分かったよ』
ファフニールは俺のことを心配してくれている。
その気持ちがとても嬉しかった。
ただ、それでも俺はなるべく会話が出来る魔物は殺したくないと思ってしまう。
しかし、それで命を落としてしまっては元も子もないことも分かっている。
……そうか、冒険者とはこういう仕事なんだな。
憧れだけでやっていけるほど甘くはない。
いつか俺はファフニールに突きつけられた問題に対する答えを明確に出さなければいけないのだろう。
でも今は妖精が消えた謎を突き止めなければいけない。
ある程度気持ちを切り替えて、行動しよう。
カールさんの娘さんを死なせる訳にはいかないのだから。
再び俺は結界を解除するべく、湖の底に潜っていく。
湖の底には石版が沈められていた。
石版にはちゃんと古代文字(ルーン)で結界の古代魔術が記されていた。
古代文字(ルーン)を解読し、この結界の術式を見破る。
「《刻印》」
《刻印》は古代文字(ルーン)を記すための古代魔法だ。
結界の術式は条件面では見事なものだったが、術式としては少しお粗末だ。
いくつか欠陥があり、そこをいじってやれば機能しなくなるはずだ。
俺が古代文字(ルーン)を記すと、水中が一気に暗くなった。
結界が解除された証拠だ。
水上に行くと、黒い楕円形の空間が結界の内部から現れていた。
それは周りの空間を呑み込むように存在している。
「これは……《次元の狭間》だ」
古代魔術に続き、これも古代魔法か。
闇の精霊は古代魔法にかなり精通しているらしい。
『なんだ? 《次元の狭間》って』
ファフニールは首をかしげた。
《次元の狭間》とは《空間転移》と似た性質を持った魔法だ。
簡単に差別化させるのなら《次元の狭間》は設置式の《空間転移》である。
《次元の狭間》に入ると、指定の座標に空間移動することが出来る。
そのことをファフニールに説明すると、
『それでこの次元の狭間とやらに飛び込むのか?』
『うん。それしかやれることがないから』
『ふむ。では行くとしよう』
そう言って、ファフニールは先に《次元の狭間》に飛び込んで行った。
俺もそれに続いて、飛び込んだ。
俺は水上に出て、ファフニールと合流する。
『派手にやりおったな』
『ファフニールと同じぐらいの威力にしたらこうなっちゃったんだ』
『バカ者、我とシーサーペントごときを一緒にするでない』
『でもファフニールは命乞いとかしてたような……』
『な、何を言っておるのだ? あ、あれは……へ、平和的解決を試みたのだっ!』
どんっ、とファフニールは胸を張った。
巨竜のときならまだしも、今の小さい身体では威厳を感じられなかった。
『とりあえず、このシーサーペントを回復してあげよう』
『どうしてだ? 放っておけばよかろう』
『気になることを言っていたんだ。この湖を支配する闇の精霊がどうとかって』
『闇の精霊……。確かにそれは気になるな』
闇の精霊様、と言っていたからシーサーペントはその精霊の部下になるのだろうか。
もしかすると、この結界についても知っているかもしれない。
「《治癒》」
シーサーペントを暖かな白い光が包み込んだ。
しばらくして、シーサーペントは意識を取り戻した。
『……む。俺様は一体何をしていたのだ。……確か人間と戦っていたような』
『やぁ、お目覚めかい?』
俺はシーサーペントに話しかけた。
『き、貴様は先ほどの人間! 今度こそ喰らってやるぞ』
『やめておけ。お前、実力の差も分からないのか?』
『なんだ貴様、小さいくせに偉そうにしやがって。俺様にたてつく気か?』
ファフニールはその言葉を聞いて、ムカッとした表情を浮かべた。
『好き勝手言いおって! 貴様、どうなっても知らんぞ!』
『なっ! オイ! 止め……ぐああああああああああっ!!!!」
怒ったファフニールがシーサーペントをボコボコにしてしまった。
シーサーペントは再び気を失い、水面にぷかぷかと浮かんでいる。
『……すまんな、ノア』
『今度は穏便に済まそうね……』
『う、うむ』
俺は再び《治癒》を唱えた。
『……ハッ! 俺様は一体なにを……! って、ギャアアアアアアアア!?』
シーサーペントは俺たちを見ると、悲鳴をあげた。
ガクガクと震えた様子で、目から涙を流していた。
魔物って泣くのか……。
『質問があるんだけど、答えてくれるかな?』
シーサーペントは涙を流しながらコクコクと頷いた。
怯えているところ申し訳ないけど、こうでもしないと中々真相に辿り着けない。
『まず、闇の精霊ってなに?』
精霊は「地」「水」「火」「風」──4つの元素を司る。
これ以外の精霊は書物を読んでいても見たことがない。
だからこそ、シーサーペントの言う闇の精霊はとても引っかかった。
『闇の精霊様は俺様をここに連れてきた精霊だぜ……。それ以上は分からん。ただ、とんでもなく強い奴だったな……。逆らえば殺されると本能で察した俺様は、大人しくここでこの結界を守っているぜ』
闇の精霊がこの湖にシーサーペントを連れてきたのか。
ならば、シーサーペントが淡水でも順応できるようにしたのは闇の精霊だと考えるべきか。
『この結界の中には何があるの?』
『分からん。何も聞かされてないぜ』
『本当だろうな?』
ファフニールがシーサーペントを睨み付けた。
『ほ、本当だ! 信じてくれよ!』
『分かったよ。信じてるから安心して』
『う、うむ。これ以上は俺様が戦っても敵いそうにないから、そこらで見守っていることにするぜ』
『そうしてくれると助かるよ』
『へへ、悪かったな。馬鹿な人間って──あ、あが、あがが』
シーサーペントの様子が一変した。
瞳が白目を剥き、口から涎を流している。
『ガアアアアアアアアアアアァァァァァァッ!!!!』
突然、俺に噛みつく動作をした。
詠唱は間に合わない。
回避も厳しい。
ならば、無詠唱で対応するしかない。
使う魔法は《魔力衝撃》でいいだろう。
気絶させるぐらいなら簡単にできるはずだ。
──そう思ったが、俺よりも素早くファフニールがシーサーペントを倒してしまった。
シーサーペントの血で湖は紅く染まった。
シーサーペントが急変したのは何故だ?
古代魔法なのか?
だが、俺はこんな古代魔法を知らない。
何か俺の知らない闇の精霊の能力だったりするのだろうか。
何にせよ、危険な存在であることは確かだな。
『ノア、この状況でシーサーペントを倒すという選択をなぜすぐに取らなかった?』
『え? だって、さっきまで楽しく話していたし……』
『相手は魔物であり、我と違ってノアの従魔になった訳でもないのだ。弱肉強食の自然界では、その油断が命取りになることがある。それだけは心に留めておいた方が良い』
『……うん、分かったよ』
ファフニールは俺のことを心配してくれている。
その気持ちがとても嬉しかった。
ただ、それでも俺はなるべく会話が出来る魔物は殺したくないと思ってしまう。
しかし、それで命を落としてしまっては元も子もないことも分かっている。
……そうか、冒険者とはこういう仕事なんだな。
憧れだけでやっていけるほど甘くはない。
いつか俺はファフニールに突きつけられた問題に対する答えを明確に出さなければいけないのだろう。
でも今は妖精が消えた謎を突き止めなければいけない。
ある程度気持ちを切り替えて、行動しよう。
カールさんの娘さんを死なせる訳にはいかないのだから。
再び俺は結界を解除するべく、湖の底に潜っていく。
湖の底には石版が沈められていた。
石版にはちゃんと古代文字(ルーン)で結界の古代魔術が記されていた。
古代文字(ルーン)を解読し、この結界の術式を見破る。
「《刻印》」
《刻印》は古代文字(ルーン)を記すための古代魔法だ。
結界の術式は条件面では見事なものだったが、術式としては少しお粗末だ。
いくつか欠陥があり、そこをいじってやれば機能しなくなるはずだ。
俺が古代文字(ルーン)を記すと、水中が一気に暗くなった。
結界が解除された証拠だ。
水上に行くと、黒い楕円形の空間が結界の内部から現れていた。
それは周りの空間を呑み込むように存在している。
「これは……《次元の狭間》だ」
古代魔術に続き、これも古代魔法か。
闇の精霊は古代魔法にかなり精通しているらしい。
『なんだ? 《次元の狭間》って』
ファフニールは首をかしげた。
《次元の狭間》とは《空間転移》と似た性質を持った魔法だ。
簡単に差別化させるのなら《次元の狭間》は設置式の《空間転移》である。
《次元の狭間》に入ると、指定の座標に空間移動することが出来る。
そのことをファフニールに説明すると、
『それでこの次元の狭間とやらに飛び込むのか?』
『うん。それしかやれることがないから』
『ふむ。では行くとしよう』
そう言って、ファフニールは先に《次元の狭間》に飛び込んで行った。
俺もそれに続いて、飛び込んだ。
0
お気に入りに追加
2,085
あなたにおすすめの小説
スコップ1つで異世界征服
葦元狐雪
ファンタジー
超健康生活を送っているニートの戸賀勇希の元へ、ある日突然赤い手紙が届く。
その中には、誰も知らないゲームが記録されている謎のUSBメモリ。
怪しいと思いながらも、戸賀勇希は夢中でそのゲームをクリアするが、何者かの手によってPCの中に引き込まれてしまい......
※グロテスクにチェックを入れるのを忘れていました。申し訳ありません。
※クズな主人公が試行錯誤しながら現状を打開していく成長もののストーリーです。
※ヒロインが死ぬ? 大丈夫、死にません。
※矛盾点などがないよう配慮しているつもりですが、もしありましたら申し訳ございません。すぐに修正いたします。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?

独裁王国を追放された鍛冶師、実は《鍛冶女神》の加護持ちで、いきなり《超伝説級》武具フル装備で冒険者デビューする。あと魔素が濃い超重力な鉱脈で
ハーーナ殿下
ファンタジー
鍛冶師ハルクは幼い時から、道具作りが好きな青年。だが独裁的な国王によって、不本意な戦争武器ばかり作らされてきた。
そんなある日、ハルクは国王によって国外追放されてしまう。自分の力不足をなげきつつ、生きていくために隣の小国で冒険者になる。だが多くの冒険者が「生産職のクセに冒険者とか、馬鹿か!」と嘲笑してきた。
しかし人々は知らなかった。実はハルクが地上でただ一人《鍛冶女神の加護》を有することを。彼が真心込めて作り出す道具と武具は地味だが、全て《超伝説級》に仕上がる秘密を。それを知らずに追放した独裁王国は衰退していく。
これはモノ作りが好きな純粋な青年が、色んな人たちを助けて認められ、《超伝説級》武具道具で活躍していく物語である。「えっ…聖剣? いえ、これは普通の短剣ですが、どうかしましたか?」

神眼の鑑定師~女勇者に追放されてからの成り上がり~大地の精霊に気に入られてアイテム作りで無双します
すもも太郎
ファンタジー
伝説級勇者パーティーを首になったニースは、ギルドからも放逐されて傷心の旅に出る。
その途中で大地の精霊と運命の邂逅を果たし、精霊に認められて加護を得る。
出会った友人たちと共に成り上がり、いつの日にか国家の運命を変えるほどの傑物となって行く。
そんなニースの大活躍を知った元のパーティーが追いかけてくるが、彼らはみじめに落ちぶれて行きあっという間に立場が逆転してしまう。
大精霊の力を得た鑑定師の神眼で、透視してモンスター軍団や敵国を翻弄したり、創り出した究極のアイテムで一般兵が超人化したりします。
今にも踏み潰されそうな弱小国が超大国に打ち勝っていくサクセスストーリーです。
※ハッピーエンドです

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

チュートリアル場所でLv9999になっちゃいました。
ss
ファンタジー
これは、ひょんなことから異世界へと飛ばされた青年の物語である。
高校三年生の竹林 健(たけばやし たける)を含めた地球人100名がなんらかの力により異世界で過ごすことを要求される。
そんな中、安全地帯と呼ばれている最初のリスポーン地点の「チュートリアル場所」で主人公 健はあるスキルによりレベルがMAXまで到達した。
そして、チュートリアル場所で出会った一人の青年 相斗と一緒に異世界へと身を乗り出す。
弱体した異世界を救うために二人は立ち上がる。
※基本的には毎日7時投稿です。作者は気まぐれなのであくまで目安くらいに思ってください。設定はかなりガバガバしようですので、暖かい目で見てくれたら嬉しいです。
※コメントはあんまり見れないかもしれません。ランキングが上がっていたら、報告していただいたら嬉しいです。
Hotランキング 1位
ファンタジーランキング 1位
人気ランキング 2位
100000Pt達成!!

八百長試合を引き受けていたが、もう必要ないと言われたので圧勝させてもらいます
海夏世もみじ
ファンタジー
月一に開催されるリーヴェ王国最強決定大会。そこに毎回登場するアッシュという少年は、金をもらう代わりに対戦相手にわざと負けるという、いわゆる「八百長試合」をしていた。
だが次の大会が目前となったある日、もうお前は必要ないと言われてしまう。八百長が必要ないなら本気を出してもいい。
彼は手加減をやめ、“本当の力”を解放する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる