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31話 モンスターハウス駆除の依頼
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今後の計画を立て終わった頃にソニアが目を覚ました。
上半身を起こした眠そうな表情で左右にゆっくりと首を動かした。
椅子に座った俺を視界に捉えると、次第に表情がハッキリとしていく。
「……あ、あ、あれ? ここって……ロアさんの部屋ですか……?」
「そうだぞ。宿屋まで運んでくれてサンキューな」
「……もしかして、私……ロアさんの隣で寝ちゃってましたか?」
「ああ。起きたらソニアの顔が目の前にあってビックリだ」
そう言うと、ソニアは顔を真っ赤にさせた。
「す、すみませんっ! ロアさんを部屋まで連れてきたら、私も眠くて寝ちゃってて……!」
「仕方ないさ。疲れ溜まってたんだろ? さっき起こしてもすぐに寝ちゃったからな」
「さっき……もしやあれは夢じゃなかった……?」
「なんだ覚えてるのか。まぁ別に面白いことは何もなかったけどな。起こしたらソニアが微笑んですぐ寝たんだ」
「わあああああぁぁぁぁっ! 恥ずかしいのでやめてくださいっ!」
……?
どこか恥ずかしいところがあったのだろうか。
女心というのはよく分からないな。
◇
その後、俺たちは身支度を済ませて冒険者ギルドに向かった。
とりあえずギルドカードを渡してもらった。
銀色(シルバー)のギルドカードになっていた。
ちょっと様になってきたように思える。
少し遅い時間になると、掲示板の前の人集りは消えているので、ゆっくりと依頼を見ることが出来る。
ちょうどギルドの職員がやってきて、新しい依頼が貼り出された。
どれどれ……。
「お、モンスターハウスの駆除依頼じゃねーか」
討伐依頼に分類されるようだ。
報酬は15万ムル。
なかなか良い報酬なのではないだろうか。
周りの依頼を見ると桁が1個違うな。
依頼書を見ると、引き受けることが出来る冒険者ランクはD以上なので、ギリギリセーフだった。
「本当ですね。6階層ですか……。まだ行ってない階層ですが、どうしましょう」
「引き受けようぜ。俺も今はDランク相当のレベルだし、いけるいける」
そんなことを話していると、周りの冒険者から視線が集まっていることに気付いた。
あれ?
なんで見られているの?
一人の冒険者が席を立ち、こちらに近付いてきた。
赤髪の男で歳は俺とあまり変わらないように見える。
背中には剣を背負っていて、前衛を務めていることが分かる。
剣士だろう。
目つきが鋭く、見た目から荒っぽい雰囲気が漂っている。
「てめぇらが最近噂の冒険者コンビか?」
「噂?」
「ああ、最近ダンジョンで一撃で魔物を倒す魔法使いと一切攻撃しないタンクのコンビがいるって噂になってんだぜ」
「……うっ、一切攻撃しないタンク……」
ソニアは少し落ち込んでいる様子。
「ご覧の通りたぶん俺たちだな」
「どうやらそうみてえだな」
「ひ、ひどい……」
「それで俺たちに一体なんのようだ?」
「ふっ、なに、モンスターハウス駆除の依頼はお前たちにはまだ早いって忠告してやりにきたんだよ。その依頼、悪いことは言わねえ。俺によこしな」
「あ、結構です。モンスターハウス駆除の依頼はもともと狙っていたものなので」
「ハァ? 人がせっかく忠告してやってんだからよ、大人しく言うこと聞きやがれ。ほら、よこしな」
「親切心だけ有り難く頂いておくか。受付嬢さーん、この依頼受けまーす」
俺は荒っぽそうな赤髪の男を無視して、受付に向かって行った。
受付嬢は困惑の表情を浮かべていたが、ちゃんと依頼を引き受ける手続きを済ませてくれた。
「て、てめぇ……舐めた真似しやがって……」
「ん? 忠告してくれたことに関しては感謝してるだろ? 俺はちゃんと礼儀を重んじるんだ」
「ロアさん、それ相手のこと煽ってます」
「ほんとか? まぁでも依頼は基本、早いもの勝ちだ。だから別に俺は煽ってなどいない」
冒険者なんだからこれぐらい知ってるだろう、と言おうとしたが止めた。
流石にこれはソニアの言う通り「煽り」になってしまうからな。
「雑魚が調子のってんじゃねえぞッ!」
赤髪の男は声を荒げた。
すると、3人の冒険者が現れて、赤髪の男の身体を拘束して、口を手で塞いだ。
「おっとと、失礼。こいつマナーってもんがわかってないんだ。許してやってくれ」
「こいつ、パーティのリーダーなんだけど、ちょっと荒っぽいところがあって本当にごめんね?」
「僕たちの方で抑えておくから、早くダンジョンに向かって」
どうやらこの現れた3人は赤髪の男のパーティメンバーのようだ。
男3人、女1人のパーティか。
ローブを着ている女はもしかすると魔法使いかな?
「わかった。よし、ソニア今日は他の場所で飯食ってダンジョンに行くか」
「そうですね。この様子だとギルドで落ち着いて食事も出来なさそうですし」
「じゃ、お前らありがとなー」
「ありがとうございます」
俺とソニアは赤髪の男を抑えてくれた3人に感謝してから、ギルドを去ったのだった。
やっぱり冒険者は結構荒っぽい奴多いよな。
上半身を起こした眠そうな表情で左右にゆっくりと首を動かした。
椅子に座った俺を視界に捉えると、次第に表情がハッキリとしていく。
「……あ、あ、あれ? ここって……ロアさんの部屋ですか……?」
「そうだぞ。宿屋まで運んでくれてサンキューな」
「……もしかして、私……ロアさんの隣で寝ちゃってましたか?」
「ああ。起きたらソニアの顔が目の前にあってビックリだ」
そう言うと、ソニアは顔を真っ赤にさせた。
「す、すみませんっ! ロアさんを部屋まで連れてきたら、私も眠くて寝ちゃってて……!」
「仕方ないさ。疲れ溜まってたんだろ? さっき起こしてもすぐに寝ちゃったからな」
「さっき……もしやあれは夢じゃなかった……?」
「なんだ覚えてるのか。まぁ別に面白いことは何もなかったけどな。起こしたらソニアが微笑んですぐ寝たんだ」
「わあああああぁぁぁぁっ! 恥ずかしいのでやめてくださいっ!」
……?
どこか恥ずかしいところがあったのだろうか。
女心というのはよく分からないな。
◇
その後、俺たちは身支度を済ませて冒険者ギルドに向かった。
とりあえずギルドカードを渡してもらった。
銀色(シルバー)のギルドカードになっていた。
ちょっと様になってきたように思える。
少し遅い時間になると、掲示板の前の人集りは消えているので、ゆっくりと依頼を見ることが出来る。
ちょうどギルドの職員がやってきて、新しい依頼が貼り出された。
どれどれ……。
「お、モンスターハウスの駆除依頼じゃねーか」
討伐依頼に分類されるようだ。
報酬は15万ムル。
なかなか良い報酬なのではないだろうか。
周りの依頼を見ると桁が1個違うな。
依頼書を見ると、引き受けることが出来る冒険者ランクはD以上なので、ギリギリセーフだった。
「本当ですね。6階層ですか……。まだ行ってない階層ですが、どうしましょう」
「引き受けようぜ。俺も今はDランク相当のレベルだし、いけるいける」
そんなことを話していると、周りの冒険者から視線が集まっていることに気付いた。
あれ?
なんで見られているの?
一人の冒険者が席を立ち、こちらに近付いてきた。
赤髪の男で歳は俺とあまり変わらないように見える。
背中には剣を背負っていて、前衛を務めていることが分かる。
剣士だろう。
目つきが鋭く、見た目から荒っぽい雰囲気が漂っている。
「てめぇらが最近噂の冒険者コンビか?」
「噂?」
「ああ、最近ダンジョンで一撃で魔物を倒す魔法使いと一切攻撃しないタンクのコンビがいるって噂になってんだぜ」
「……うっ、一切攻撃しないタンク……」
ソニアは少し落ち込んでいる様子。
「ご覧の通りたぶん俺たちだな」
「どうやらそうみてえだな」
「ひ、ひどい……」
「それで俺たちに一体なんのようだ?」
「ふっ、なに、モンスターハウス駆除の依頼はお前たちにはまだ早いって忠告してやりにきたんだよ。その依頼、悪いことは言わねえ。俺によこしな」
「あ、結構です。モンスターハウス駆除の依頼はもともと狙っていたものなので」
「ハァ? 人がせっかく忠告してやってんだからよ、大人しく言うこと聞きやがれ。ほら、よこしな」
「親切心だけ有り難く頂いておくか。受付嬢さーん、この依頼受けまーす」
俺は荒っぽそうな赤髪の男を無視して、受付に向かって行った。
受付嬢は困惑の表情を浮かべていたが、ちゃんと依頼を引き受ける手続きを済ませてくれた。
「て、てめぇ……舐めた真似しやがって……」
「ん? 忠告してくれたことに関しては感謝してるだろ? 俺はちゃんと礼儀を重んじるんだ」
「ロアさん、それ相手のこと煽ってます」
「ほんとか? まぁでも依頼は基本、早いもの勝ちだ。だから別に俺は煽ってなどいない」
冒険者なんだからこれぐらい知ってるだろう、と言おうとしたが止めた。
流石にこれはソニアの言う通り「煽り」になってしまうからな。
「雑魚が調子のってんじゃねえぞッ!」
赤髪の男は声を荒げた。
すると、3人の冒険者が現れて、赤髪の男の身体を拘束して、口を手で塞いだ。
「おっとと、失礼。こいつマナーってもんがわかってないんだ。許してやってくれ」
「こいつ、パーティのリーダーなんだけど、ちょっと荒っぽいところがあって本当にごめんね?」
「僕たちの方で抑えておくから、早くダンジョンに向かって」
どうやらこの現れた3人は赤髪の男のパーティメンバーのようだ。
男3人、女1人のパーティか。
ローブを着ている女はもしかすると魔法使いかな?
「わかった。よし、ソニア今日は他の場所で飯食ってダンジョンに行くか」
「そうですね。この様子だとギルドで落ち着いて食事も出来なさそうですし」
「じゃ、お前らありがとなー」
「ありがとうございます」
俺とソニアは赤髪の男を抑えてくれた3人に感謝してから、ギルドを去ったのだった。
やっぱり冒険者は結構荒っぽい奴多いよな。
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