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22話 《投雷》
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『レッドアーマークラブ』から魔石を回収して、《アイテムボックス》に入れる。
「倒すのに三発か……」
「どうやら雷属性の魔法を取得するしかないかもしれませんね」
「そうなるな」
俺は《火槍》を手に入れる前に50レベルの魔法の一覧を見たときのことを思い出した。
たしか雷属性の魔法は《投雷》というものだったな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《投雷》
消費MP:150
基本ダメージ:2500
属性:雷
詠唱時間:1.5秒
クールタイム:1秒
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クールタイム……?
詠唱時間とはまた別の概念だろうか。
1秒、というのはどういう時間だ?
とりあえず詠唱時間は1.5秒、と今所持している魔法で0秒のものを除けば最速だ。
《豪火球》の半分の時間で詠唱できるのはありがたい。
それに消費MPも150、と少なめに抑えられているので、このまま50レベルを消費しても問題なく使っていけそうだ。
よし、取ってしまおう。
『【魔法創造】の効果により《投雷》を創造しました』
これで《投雷》を取得して、俺は33レベルだ。
「さて、これで『ルンベルクのダンジョン』を相手にどこまで通用するかな」
「新しい魔法を取得しましたね。えーっと、レベルは33ですか……うーん、一撃でもくらえば致命傷……怖いですね」
俺のステータスを確認して、こちらを向いたソニアの表情は青ざめていた。
「まぁ『フォイルのダンジョン』のときと状況は変わらないさ」
「……いえ、そうとは限りません。先ほどの『レッドアーマークラブ』とフォイルにいる『コボルトファイター』などでは動きの素早さが全然違うと思います」
「言われてみれば『レッドアーマークラブ』は結構な速さで横歩きしてたな」
それをソニアが瞬時に進路を防いだのだ。
見事な身のこなしだった。
「はい。私が精一杯引き付けますけど、ロアさんも注意してくださいね」
「分かったよ。ありがとな」
「……あ、いえ、そ、その……余計なこと言ってしまってすみません。ロアさんもこれぐらい分かってますよね」
「ソニアは気を遣いすぎだ。俺もソニアに言ってもらって一層、気を引締めたから助かってるよ」
「……ありがとうございますっ」
「よし、それじゃあどんどん魔物を倒していこうぜ」
「はいっ!」
再び俺達は『ルンベルクのダンジョン』を探索した。
そして『イカソルジャー』が2体、姿を現した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『イカソルジャー』
討伐推奨レベル:155
ランク:D
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「2体か。ソニア、まずは左の奴を狙う!」
「わかりました!」
さて《投雷》の威力、見せてもらおうか。
「《投雷》」
魔法陣が展開されてからわずかでイカソルジャーに向かって、稲妻が飛んで行った。
スピードは速い。
イカソルジャーは何も出来ずに、ただ《投雷》をくらうだけだ。
ビリビリビリビリッ!
イカソルジャーの1体に直撃。
『自身のパーティよりも強い敵を倒したため、経験値が加算されました』
『レベルが23上がりました』
よし、一撃で倒せたぞ!
このまま勢いに乗ってもう1体のイカソルジャーにも《投雷》を打つ。
「《投雷》」
俺が詠唱すると、先ほどよりも少し遅れて魔法陣が展開された。
……なるほど。
クールタイムとは、次の魔法を発動するための魔法陣が展開されるまでの時間だ。
分かりやすく区別するとこうだろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
詠唱時間:魔法を発動するために身体を動かしてはいけない時間
クールタイム:次の詠唱を行うまでの時間。この時間は動いても大丈夫。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と、そんなことを考えているうちにイカソルジャー2体目にも《投雷》が直撃し、討伐成功。
一撃で倒せるのがデカすぎるな。
《豪火球》では今のような2体以上の敵が現れた場合にかなり苦戦が強いられたかもしれない。
『自身のパーティよりも強い敵を倒したため、経験値が加算されました』
『レベルが10上がりました』
しかし、レベル上げの効率は段々上がっていくな。
この1回の戦闘でもう俺は66レベルになっていた。
とんでもない速さだ。
「ロアさんの新しい魔法強いですね……。《豪火球》よりも優秀な能力なのでは?」
「能力を見たところ一長一短だろうな。詠唱時間は《投雷》の方が短くて使いやすいが、ダメージだけで見ると《豪火球》の方が上だ。でも『ルンベルクのダンジョン』だと《豪火球》は《投雷》がある限り、使う機会はもうないだろうな」
「イカソルジャーも一撃で倒せましたからね」
「ああ、これならレッドアーマークラブも一撃で倒せるはずだ。いやー、レベル上げが捗るなー!」
「ふふっ、ロアさん何だか少年みたいな表情していますよ」
「……まじ?」
「はい」
そっか……。
多分……純粋に今が楽しいんだろうな。
今まで一人でずっとダンジョンに入っていたから、誰かと一緒に戦うのがこんなにも楽しいことだとは知らなかった。
それに【魔法創造】でどんどん自分が強くなっていくのも実感できる。
だから、ソニアに少年みたいな表情をしてる、って指摘されたのかもしれない。
これはちょっとだけ恥ずかしい。
でも恥ずかしいなんてソニアにバレたくないので、俺は切り札を使うことにした。
「──よし、じゃあこれならどうだ?」
「…………ぷっ、ははははっ! ちょっとロアさん、変顔やめてくださいよっ!」
「見たか、これが大人の変顔だ」
「ふふふっ、もう、あんまり大きな声で笑っちゃうと魔物が寄ってきちゃうのでやめてくださいっ」
「はい、やめます」
俺の変顔は強い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【今日の戦果】
[魔石(Dランク)] ×20 (1個4000ムル)
ロア 33レベル→101レベル
ソニア 84レベル→115レベル
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「倒すのに三発か……」
「どうやら雷属性の魔法を取得するしかないかもしれませんね」
「そうなるな」
俺は《火槍》を手に入れる前に50レベルの魔法の一覧を見たときのことを思い出した。
たしか雷属性の魔法は《投雷》というものだったな。
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《投雷》
消費MP:150
基本ダメージ:2500
属性:雷
詠唱時間:1.5秒
クールタイム:1秒
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クールタイム……?
詠唱時間とはまた別の概念だろうか。
1秒、というのはどういう時間だ?
とりあえず詠唱時間は1.5秒、と今所持している魔法で0秒のものを除けば最速だ。
《豪火球》の半分の時間で詠唱できるのはありがたい。
それに消費MPも150、と少なめに抑えられているので、このまま50レベルを消費しても問題なく使っていけそうだ。
よし、取ってしまおう。
『【魔法創造】の効果により《投雷》を創造しました』
これで《投雷》を取得して、俺は33レベルだ。
「さて、これで『ルンベルクのダンジョン』を相手にどこまで通用するかな」
「新しい魔法を取得しましたね。えーっと、レベルは33ですか……うーん、一撃でもくらえば致命傷……怖いですね」
俺のステータスを確認して、こちらを向いたソニアの表情は青ざめていた。
「まぁ『フォイルのダンジョン』のときと状況は変わらないさ」
「……いえ、そうとは限りません。先ほどの『レッドアーマークラブ』とフォイルにいる『コボルトファイター』などでは動きの素早さが全然違うと思います」
「言われてみれば『レッドアーマークラブ』は結構な速さで横歩きしてたな」
それをソニアが瞬時に進路を防いだのだ。
見事な身のこなしだった。
「はい。私が精一杯引き付けますけど、ロアさんも注意してくださいね」
「分かったよ。ありがとな」
「……あ、いえ、そ、その……余計なこと言ってしまってすみません。ロアさんもこれぐらい分かってますよね」
「ソニアは気を遣いすぎだ。俺もソニアに言ってもらって一層、気を引締めたから助かってるよ」
「……ありがとうございますっ」
「よし、それじゃあどんどん魔物を倒していこうぜ」
「はいっ!」
再び俺達は『ルンベルクのダンジョン』を探索した。
そして『イカソルジャー』が2体、姿を現した。
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『イカソルジャー』
討伐推奨レベル:155
ランク:D
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「2体か。ソニア、まずは左の奴を狙う!」
「わかりました!」
さて《投雷》の威力、見せてもらおうか。
「《投雷》」
魔法陣が展開されてからわずかでイカソルジャーに向かって、稲妻が飛んで行った。
スピードは速い。
イカソルジャーは何も出来ずに、ただ《投雷》をくらうだけだ。
ビリビリビリビリッ!
イカソルジャーの1体に直撃。
『自身のパーティよりも強い敵を倒したため、経験値が加算されました』
『レベルが23上がりました』
よし、一撃で倒せたぞ!
このまま勢いに乗ってもう1体のイカソルジャーにも《投雷》を打つ。
「《投雷》」
俺が詠唱すると、先ほどよりも少し遅れて魔法陣が展開された。
……なるほど。
クールタイムとは、次の魔法を発動するための魔法陣が展開されるまでの時間だ。
分かりやすく区別するとこうだろう。
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詠唱時間:魔法を発動するために身体を動かしてはいけない時間
クールタイム:次の詠唱を行うまでの時間。この時間は動いても大丈夫。
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と、そんなことを考えているうちにイカソルジャー2体目にも《投雷》が直撃し、討伐成功。
一撃で倒せるのがデカすぎるな。
《豪火球》では今のような2体以上の敵が現れた場合にかなり苦戦が強いられたかもしれない。
『自身のパーティよりも強い敵を倒したため、経験値が加算されました』
『レベルが10上がりました』
しかし、レベル上げの効率は段々上がっていくな。
この1回の戦闘でもう俺は66レベルになっていた。
とんでもない速さだ。
「ロアさんの新しい魔法強いですね……。《豪火球》よりも優秀な能力なのでは?」
「能力を見たところ一長一短だろうな。詠唱時間は《投雷》の方が短くて使いやすいが、ダメージだけで見ると《豪火球》の方が上だ。でも『ルンベルクのダンジョン』だと《豪火球》は《投雷》がある限り、使う機会はもうないだろうな」
「イカソルジャーも一撃で倒せましたからね」
「ああ、これならレッドアーマークラブも一撃で倒せるはずだ。いやー、レベル上げが捗るなー!」
「ふふっ、ロアさん何だか少年みたいな表情していますよ」
「……まじ?」
「はい」
そっか……。
多分……純粋に今が楽しいんだろうな。
今まで一人でずっとダンジョンに入っていたから、誰かと一緒に戦うのがこんなにも楽しいことだとは知らなかった。
それに【魔法創造】でどんどん自分が強くなっていくのも実感できる。
だから、ソニアに少年みたいな表情をしてる、って指摘されたのかもしれない。
これはちょっとだけ恥ずかしい。
でも恥ずかしいなんてソニアにバレたくないので、俺は切り札を使うことにした。
「──よし、じゃあこれならどうだ?」
「…………ぷっ、ははははっ! ちょっとロアさん、変顔やめてくださいよっ!」
「見たか、これが大人の変顔だ」
「ふふふっ、もう、あんまり大きな声で笑っちゃうと魔物が寄ってきちゃうのでやめてくださいっ」
「はい、やめます」
俺の変顔は強い。
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【今日の戦果】
[魔石(Dランク)] ×20 (1個4000ムル)
ロア 33レベル→101レベル
ソニア 84レベル→115レベル
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