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13話 パーティ結成
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あのソニアの元パーティの三人の冒険者は、今の雰囲気でギルドに居られなくなったのか、そそくさと逃げて行った。
俺はギルドの受付で換金を済ませに行くと職員からこんなことを言われた。
「お前よくあんなこと出来るな……周りの目とか気にしないワケ?」
「ん? 俺の評価は無能で底辺だからな。これ以上落ちることはないさ」
「なんだそのノーガード戦法。まぁいいや、俺は嫌いじゃねえよ。ああいうの。たぶん本当なんだろ? お前の言ったこと」
「流石に無能のロアでも嘘を言うためにあんなことしないよ」
「はははっ、違いねぇや」
俺の自虐ネタがウケたようだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【換金内容】
[魔石(Eランク)] ×20 40000ムル
[魔石(Dランク)] ×1 4000ムル
合計:44000ムル
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
44000ムルか。
中々だな。
Dランクの魔石はもうちょい高いと思ったけど、Eランクの倍ぐらいの価格だった。
案外安いんだな。
いや、高いか?
ちょっとよく分からないな。
換金を終えた俺はソニアが待つテーブル席に座る。
「ちょっとはスッキリしたか?」
「ロアさんのおかげでかなりスッキリしましたよ」
「それなら俺も頑張った甲斐があったな」
「何から何までして頂いて、どうお礼したらいいか……」
「お礼なんて別に良いよ。実を言うと、困ってたソニアが自分と重なってただけだなんだ。それで助けただけで、実は一回見捨てようとしたんだぜ」
「……はい、そうだったとしても、私はロアさんに何かお礼をすべきだと思っています」
律儀な子だなぁ。
「金はあるか?」
「はい、無くても頑張って作ります」
「無理するな。今いくらある?」
「30000ムル程です……」
「ほほう、じゃあ今晩の食事、ソニアのおごりな。それが今回のお礼ってことで」
「……それはちょっと流石に……足りないんじゃないですか? あ、お金とかじゃなくて、その、私のお礼の内容が……」
「十分だ。一緒に食事してくれて、金払ってくれれば俺は大満足するんだ。なにせここ数年間ずっと一人で食事する日々だったからな」
「……えっ、どうしてですか? あんなに強かったら他の冒険者が放っておかないんじゃないでしょうか」
やっぱりソニアは最近フォイルに来た冒険者だな。
道理で俺のこと知らないわけだ。
「俺が魔法を覚えたのは最近だ。それにレベルが上がってもスキルポイントが貰えないから実力は低いまんまだ。結果、俺はみんなから『無能』と蔑まされてきたわけさ」
「……もしかして、スキルポイントが貰えないのは私みたいにユニークスキルの影響ですか?」
「察しがいいな。まさにその通りだ。ま、続きは飯でも食いながら話そうぜ。ソニアの奢りで」
「……分かりました。では、いっぱい食べてくださいね」
ソニアはニコッと笑った。
「おう。遠慮しないぜ」
本当に俺は遠慮することなく飯を食った。
俺とソニアは色々なことを話した。
俺のスキルのこと、孤児院で育ったこと、1年間Fランク冒険者として過ごしたこと。
ソニアのことも色々教えてもらった。
ソニアはなんと元貴族だったらしい。
喋り方が丁寧で教養があるなーと思っていたので、とても納得した。
今は没落してしまったため、冒険者になったようだ。
冒険者にはなってから一ヶ月ほどでランクはEだという。
普通は割とすぐにEランクになるよね……。
普段はあまり酒を飲まない俺だが、誰かと食べながらだと酒がよく進んだ。
「ロアさんって、今パーティを組まれてないですよね?」
「ああ、なんだったら一緒にパーティ組むか?」
「……えっ? い、いいんですか?」
「俺は一応魔法使いで後衛だからなぁ。ソニアみたいなタンクで前衛をやってくれる奴が欲しかったんだ」
詠唱中は動けないから、敵の注意を引ける味方がいてくれるのは大変助かる。
……それに、さっきの仕返しでソニアの評判が悪くなったらパーティを組めないかもしれないからな。
……俺みたいに。
だから聞くだけ聞いとかないと。
ソニアはぱあっと、顔を明るくして、
「はい! よろしくお願いします! 頑張って恩返ししますね」
「大袈裟だなぁ~。嫌だったら断ってもいいんだぞ?」
「嫌なんてありえませんよ。この命があるのはロアさんのおかげですから。それに、ロアさんはとても強いので私の方からパーティを組んで貰えないか、お願いするところでした」
「じゃあ丁度良いな。……で、パーティってどうやったら組めるんだ?」
俺、1年も冒険者やってるのになんで知らないんだろう。
俺はバカか?
バカです。
「ステータスからパーティ申請を送ることが出来ますよ。私がやりましょうか?」
「すまんが頼む」
「──はい、これで申請出来たと思います」
ソニアがそう言うと、
『ソニアからパーティ申請が届いています。 承諾/拒否』
ほほう。
こんな感じで届くのか。
ステータスを開くと、承諾か拒否を選ぶことが出来た。
「承諾っと。これでパーティは組めたのか?」
「ありがとうございます。これで私達はパーティを組むことが出来ました」
「みたいだな。……へぇ、ソニアのステータスも見れるのか」
「はい。いいですよ、見ても」
「じゃあ見させてもらおうかな」
「私もその代わり、ロアさんの見させて貰ってもいいですか?」
「もちろんだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ソニア・クラーク 17歳 女
レベル:65
HP:700/700、MP:300/300
攻撃力:10
防御力:500
ユニークスキル:【難攻不落】
スキル:《鉄壁 レベル3》
《自己標的 レベル2》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ソニアの守備力の数値が俺とは段違いなんですけど……。
これがタンクか……。
俺はギルドの受付で換金を済ませに行くと職員からこんなことを言われた。
「お前よくあんなこと出来るな……周りの目とか気にしないワケ?」
「ん? 俺の評価は無能で底辺だからな。これ以上落ちることはないさ」
「なんだそのノーガード戦法。まぁいいや、俺は嫌いじゃねえよ。ああいうの。たぶん本当なんだろ? お前の言ったこと」
「流石に無能のロアでも嘘を言うためにあんなことしないよ」
「はははっ、違いねぇや」
俺の自虐ネタがウケたようだった。
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【換金内容】
[魔石(Eランク)] ×20 40000ムル
[魔石(Dランク)] ×1 4000ムル
合計:44000ムル
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
44000ムルか。
中々だな。
Dランクの魔石はもうちょい高いと思ったけど、Eランクの倍ぐらいの価格だった。
案外安いんだな。
いや、高いか?
ちょっとよく分からないな。
換金を終えた俺はソニアが待つテーブル席に座る。
「ちょっとはスッキリしたか?」
「ロアさんのおかげでかなりスッキリしましたよ」
「それなら俺も頑張った甲斐があったな」
「何から何までして頂いて、どうお礼したらいいか……」
「お礼なんて別に良いよ。実を言うと、困ってたソニアが自分と重なってただけだなんだ。それで助けただけで、実は一回見捨てようとしたんだぜ」
「……はい、そうだったとしても、私はロアさんに何かお礼をすべきだと思っています」
律儀な子だなぁ。
「金はあるか?」
「はい、無くても頑張って作ります」
「無理するな。今いくらある?」
「30000ムル程です……」
「ほほう、じゃあ今晩の食事、ソニアのおごりな。それが今回のお礼ってことで」
「……それはちょっと流石に……足りないんじゃないですか? あ、お金とかじゃなくて、その、私のお礼の内容が……」
「十分だ。一緒に食事してくれて、金払ってくれれば俺は大満足するんだ。なにせここ数年間ずっと一人で食事する日々だったからな」
「……えっ、どうしてですか? あんなに強かったら他の冒険者が放っておかないんじゃないでしょうか」
やっぱりソニアは最近フォイルに来た冒険者だな。
道理で俺のこと知らないわけだ。
「俺が魔法を覚えたのは最近だ。それにレベルが上がってもスキルポイントが貰えないから実力は低いまんまだ。結果、俺はみんなから『無能』と蔑まされてきたわけさ」
「……もしかして、スキルポイントが貰えないのは私みたいにユニークスキルの影響ですか?」
「察しがいいな。まさにその通りだ。ま、続きは飯でも食いながら話そうぜ。ソニアの奢りで」
「……分かりました。では、いっぱい食べてくださいね」
ソニアはニコッと笑った。
「おう。遠慮しないぜ」
本当に俺は遠慮することなく飯を食った。
俺とソニアは色々なことを話した。
俺のスキルのこと、孤児院で育ったこと、1年間Fランク冒険者として過ごしたこと。
ソニアのことも色々教えてもらった。
ソニアはなんと元貴族だったらしい。
喋り方が丁寧で教養があるなーと思っていたので、とても納得した。
今は没落してしまったため、冒険者になったようだ。
冒険者にはなってから一ヶ月ほどでランクはEだという。
普通は割とすぐにEランクになるよね……。
普段はあまり酒を飲まない俺だが、誰かと食べながらだと酒がよく進んだ。
「ロアさんって、今パーティを組まれてないですよね?」
「ああ、なんだったら一緒にパーティ組むか?」
「……えっ? い、いいんですか?」
「俺は一応魔法使いで後衛だからなぁ。ソニアみたいなタンクで前衛をやってくれる奴が欲しかったんだ」
詠唱中は動けないから、敵の注意を引ける味方がいてくれるのは大変助かる。
……それに、さっきの仕返しでソニアの評判が悪くなったらパーティを組めないかもしれないからな。
……俺みたいに。
だから聞くだけ聞いとかないと。
ソニアはぱあっと、顔を明るくして、
「はい! よろしくお願いします! 頑張って恩返ししますね」
「大袈裟だなぁ~。嫌だったら断ってもいいんだぞ?」
「嫌なんてありえませんよ。この命があるのはロアさんのおかげですから。それに、ロアさんはとても強いので私の方からパーティを組んで貰えないか、お願いするところでした」
「じゃあ丁度良いな。……で、パーティってどうやったら組めるんだ?」
俺、1年も冒険者やってるのになんで知らないんだろう。
俺はバカか?
バカです。
「ステータスからパーティ申請を送ることが出来ますよ。私がやりましょうか?」
「すまんが頼む」
「──はい、これで申請出来たと思います」
ソニアがそう言うと、
『ソニアからパーティ申請が届いています。 承諾/拒否』
ほほう。
こんな感じで届くのか。
ステータスを開くと、承諾か拒否を選ぶことが出来た。
「承諾っと。これでパーティは組めたのか?」
「ありがとうございます。これで私達はパーティを組むことが出来ました」
「みたいだな。……へぇ、ソニアのステータスも見れるのか」
「はい。いいですよ、見ても」
「じゃあ見させてもらおうかな」
「私もその代わり、ロアさんの見させて貰ってもいいですか?」
「もちろんだ」
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ソニア・クラーク 17歳 女
レベル:65
HP:700/700、MP:300/300
攻撃力:10
防御力:500
ユニークスキル:【難攻不落】
スキル:《鉄壁 レベル3》
《自己標的 レベル2》
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ソニアの守備力の数値が俺とは段違いなんですけど……。
これがタンクか……。
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