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第3話 俺のプレイヤースキルはこの世界でも通用した
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神殿に着いた。
DSO時代と比べればかなり雰囲気が違うな。
ここは転職というプレイヤーにとって重要なシステムを実行できる場でもあったため、よく人集りが出来ていた。
アイテム交換やフリーマーケットなどを開く奴もいて、全然神聖な場所だとは思えなかった。
でも今はその逆。
人気もあまり無いが、神に祈りを捧げる人達の姿がしっかりと見られるし、騒がしくもない。
普通に考えれば当たり前なのかもしれないけど、DSO時代を知っている俺としては少し感動ものだった。
転職をするために俺は神殿の奥にいる神官に話しかける。
会話内容はほぼDSO通りだったが、
「申し訳ございません。盗賊へ転職するためのステータスが不足しております」
「えっ!?」
ば、ばかな!
盗賊はゲームを始めたてのプレイヤーが最初に選ぶ職業の一つだ。
転職するための条件にステータスは必要じゃなかったのにどうして……。
「こちらが貴方のステータスになります」
そう言って、神官は紙に念写を行い、俺のステータスを見せてくれた。
[ 名 前 ] レイジ・カトウ
[ 年 齢 ] 19
[ 職 業 ] ニート
[ レベル ] 1
[ H P ] 3
[ M P ] 3
[ 攻撃力 ] 1
[ 防御力 ] 1
[ 持久力 ] 1
[ 俊敏性 ] 1
[ スキル ]
スキルのところが空欄か。
ということは何もスキルを持ってないことになるな。
──って、何だこのステータス! 弱すぎないか!?
しかも職業がニートってなんだよ!
そんな職業ねぇよ!
「ニート……?」
神官が職業ニートに困惑している。
「あははっ! ニートってなんでしょうね! はは……」
俺は笑って誤魔化した。
◇
神殿から出てきた。
盗賊になるには攻撃力、防御力、持久力、敏捷性が3以上必要みたいで今の俺では脱ニートは叶わないようだ。
ステータスの書かれた紙は貰えた。
そして転職するには5000ソウル支払う必要があるのだが、そもそも転職出来なかったので無料になった。
しかし、このステータスはDSOの初期プレイヤーよりも低い数値なんだよな。
今のステータスはプレイヤーの初期ステータスのちょうど5分の1だ。
普通はHP、MPが15あって、攻撃力~敏捷性は5ある。
なんでこんなに弱いのだろう。
……もしかして現実世界の俺の能力がそのままこの世界に反映されている?
だとすれば、外に出ずに家に引きこもってばかりいた俺のステータスはこれぐらいでも妥当かもしれない。
職業もニートだったし。
くそっ……! もう少しで脱ニートだったんだからな!
それはさておき、盗賊にもなれないとなれば、まずはレベルを上げて盗賊になるだけのステータスを確保する必要がある。
レベルを上げてステータスが上がらなかったときは……日本に帰ることを諦めなければいけないだろう。
でもレベル上げには少し問題がある。
それは俺のステータスが低すぎて最弱モンスターのスライムにさえも負けてしまう恐れがあることだ。
スライムのHPは10。
攻撃力とかは覚えてない。
HPだけで3倍以上差がある。
だから少し対策を練る必要があるだろう。
俺の作戦は『いのちをだいじに』だ。
◇
俺は街を出て、リステカトル平原にやってきた。
平原ではぷよっ、ぷよっ、と青色のスライムがゆっくりと動いている。
「あいつらよりも低い俺のステータスって一体……」
運動不足が積み重なり、スライム未満の存在になっていたとはな。
マジで笑えん。
まぁ殴り合うと危険なので、まずは小石を集める。
集めた小石をスライムに投げて、距離を取って安全に倒そうという単純な作戦だ。
スライムのHPは10。
小石1個で最低1ダメージを与えられるだろうから、とりあえず10個集めよう。
小石をせっせと集めていると、リステカトルから出てくる人達から奇妙な目で見られていた。
つらい。
「……精神的ダメージはあったものの小石は10個集まったぞ」
小石はズボンにあるポケットに詰め込んである。
あとはこれをスライムにぶつければいいだけだ。
よし、いくぞ!
まずは標的を視界に捉える。
ぷよっ、ぷよっ。
奴との距離は3m程度。
まずはしっかりと小石を当てるんだ。
スライムは非アクティブモンスターでこちらが攻撃を仕掛けない襲ってくる心配は無い。
ふぅ、と大きく深呼吸をしてから俺は小石を1個投擲。
ヒット。
って、あ、そっか。
ゲームじゃないから当たってもダメージ表記はされないのか。
スライムはぷよっ、ぷよっ、とこちらに向かって迫ってくる。
よし、距離を保ちつつ投擲を続けるぞ。
ヒット、ヒット、ヒット。
4発4中。
スライムの残りHPは6ってとこか。
しかし、これがただのリアルならばこれだけ綺麗に俺は小石を投げることが出来ただろうか。
──いや、ありえない。
なぜなら俺はコントロールが苦手だからだ。
小学生のときにドッヂボールをやったとき、俺は相手にボールを何度も当てれずにいつも外野から抜け出せれていなかった思い出がある。
相手がキャッチするとかじゃなくて、そもそも当たらないのだ。
意味が分からない。
だが、それだけコントールが苦手だという証拠にはなる。
だから、普通に考えてこんなに当たるはずがないのだ。
つまり、これは現実であって現実ではない。
ゲームシステムは無いものの、DSOの技術がそのまま使える世界なのだ。
よく分からないが、そう考えると全て辻褄が合う。
だったら──。
スライムがぷよっ、ぷよっ、と跳ねた着地の瞬間に俺は小石を投擲した。
ドカッ!
スライムは俺の予想通り、ノックバックした。
やはりな。
DSOでは、攻撃が当たったとき通常の2倍ダメージを与えることが出来る『クリティカル』という現象がある。
クリティカルはモンスターが行っているモーションによって発生確率が変動する。
俺が投擲を放ったのは高確率でクリティカルが発生するタイミングだ。
スライムがノックバックしていることを考えると、ほぼ間違いなくクリティカルが発生していそうだ。
まぁ通常のダメージが1なので、クリティカルが出たところで2にしかならないのだが。
その後、クリティカルを狙って小石を投擲すると、2発クリティカルを当ててスライムを倒すことが出来た。
ダメージ計算通りの結果だ。
「ふむふむ……これなら案外世界最強も遠くはなさそうだ」
プレイヤースキルが通用するのならば、多少のステータスの差は覆せる。
プレイヤー個人の技量が高くなければ、DSO最強の称号を得ることは出来ないからな。
対人戦で100戦100勝だった俺のプレイヤースキルはまさにDSO界一のものだろう。
……現実世界ではダメ人間の自慢でしかないこともDSOの中では誇らしかったなぁ。
この世界に来てまだスライムを1体倒しただけなのに、かなりの自信が湧き上がってきた。
「でもさ、良くないよな、こういうの。慢心は身を滅ぼしそうだし、もっと危機感を持って行動していかないとな」
俺は反省して、先ほどと同じやり方でスライムを倒していくのだった。
DSO時代と比べればかなり雰囲気が違うな。
ここは転職というプレイヤーにとって重要なシステムを実行できる場でもあったため、よく人集りが出来ていた。
アイテム交換やフリーマーケットなどを開く奴もいて、全然神聖な場所だとは思えなかった。
でも今はその逆。
人気もあまり無いが、神に祈りを捧げる人達の姿がしっかりと見られるし、騒がしくもない。
普通に考えれば当たり前なのかもしれないけど、DSO時代を知っている俺としては少し感動ものだった。
転職をするために俺は神殿の奥にいる神官に話しかける。
会話内容はほぼDSO通りだったが、
「申し訳ございません。盗賊へ転職するためのステータスが不足しております」
「えっ!?」
ば、ばかな!
盗賊はゲームを始めたてのプレイヤーが最初に選ぶ職業の一つだ。
転職するための条件にステータスは必要じゃなかったのにどうして……。
「こちらが貴方のステータスになります」
そう言って、神官は紙に念写を行い、俺のステータスを見せてくれた。
[ 名 前 ] レイジ・カトウ
[ 年 齢 ] 19
[ 職 業 ] ニート
[ レベル ] 1
[ H P ] 3
[ M P ] 3
[ 攻撃力 ] 1
[ 防御力 ] 1
[ 持久力 ] 1
[ 俊敏性 ] 1
[ スキル ]
スキルのところが空欄か。
ということは何もスキルを持ってないことになるな。
──って、何だこのステータス! 弱すぎないか!?
しかも職業がニートってなんだよ!
そんな職業ねぇよ!
「ニート……?」
神官が職業ニートに困惑している。
「あははっ! ニートってなんでしょうね! はは……」
俺は笑って誤魔化した。
◇
神殿から出てきた。
盗賊になるには攻撃力、防御力、持久力、敏捷性が3以上必要みたいで今の俺では脱ニートは叶わないようだ。
ステータスの書かれた紙は貰えた。
そして転職するには5000ソウル支払う必要があるのだが、そもそも転職出来なかったので無料になった。
しかし、このステータスはDSOの初期プレイヤーよりも低い数値なんだよな。
今のステータスはプレイヤーの初期ステータスのちょうど5分の1だ。
普通はHP、MPが15あって、攻撃力~敏捷性は5ある。
なんでこんなに弱いのだろう。
……もしかして現実世界の俺の能力がそのままこの世界に反映されている?
だとすれば、外に出ずに家に引きこもってばかりいた俺のステータスはこれぐらいでも妥当かもしれない。
職業もニートだったし。
くそっ……! もう少しで脱ニートだったんだからな!
それはさておき、盗賊にもなれないとなれば、まずはレベルを上げて盗賊になるだけのステータスを確保する必要がある。
レベルを上げてステータスが上がらなかったときは……日本に帰ることを諦めなければいけないだろう。
でもレベル上げには少し問題がある。
それは俺のステータスが低すぎて最弱モンスターのスライムにさえも負けてしまう恐れがあることだ。
スライムのHPは10。
攻撃力とかは覚えてない。
HPだけで3倍以上差がある。
だから少し対策を練る必要があるだろう。
俺の作戦は『いのちをだいじに』だ。
◇
俺は街を出て、リステカトル平原にやってきた。
平原ではぷよっ、ぷよっ、と青色のスライムがゆっくりと動いている。
「あいつらよりも低い俺のステータスって一体……」
運動不足が積み重なり、スライム未満の存在になっていたとはな。
マジで笑えん。
まぁ殴り合うと危険なので、まずは小石を集める。
集めた小石をスライムに投げて、距離を取って安全に倒そうという単純な作戦だ。
スライムのHPは10。
小石1個で最低1ダメージを与えられるだろうから、とりあえず10個集めよう。
小石をせっせと集めていると、リステカトルから出てくる人達から奇妙な目で見られていた。
つらい。
「……精神的ダメージはあったものの小石は10個集まったぞ」
小石はズボンにあるポケットに詰め込んである。
あとはこれをスライムにぶつければいいだけだ。
よし、いくぞ!
まずは標的を視界に捉える。
ぷよっ、ぷよっ。
奴との距離は3m程度。
まずはしっかりと小石を当てるんだ。
スライムは非アクティブモンスターでこちらが攻撃を仕掛けない襲ってくる心配は無い。
ふぅ、と大きく深呼吸をしてから俺は小石を1個投擲。
ヒット。
って、あ、そっか。
ゲームじゃないから当たってもダメージ表記はされないのか。
スライムはぷよっ、ぷよっ、とこちらに向かって迫ってくる。
よし、距離を保ちつつ投擲を続けるぞ。
ヒット、ヒット、ヒット。
4発4中。
スライムの残りHPは6ってとこか。
しかし、これがただのリアルならばこれだけ綺麗に俺は小石を投げることが出来ただろうか。
──いや、ありえない。
なぜなら俺はコントロールが苦手だからだ。
小学生のときにドッヂボールをやったとき、俺は相手にボールを何度も当てれずにいつも外野から抜け出せれていなかった思い出がある。
相手がキャッチするとかじゃなくて、そもそも当たらないのだ。
意味が分からない。
だが、それだけコントールが苦手だという証拠にはなる。
だから、普通に考えてこんなに当たるはずがないのだ。
つまり、これは現実であって現実ではない。
ゲームシステムは無いものの、DSOの技術がそのまま使える世界なのだ。
よく分からないが、そう考えると全て辻褄が合う。
だったら──。
スライムがぷよっ、ぷよっ、と跳ねた着地の瞬間に俺は小石を投擲した。
ドカッ!
スライムは俺の予想通り、ノックバックした。
やはりな。
DSOでは、攻撃が当たったとき通常の2倍ダメージを与えることが出来る『クリティカル』という現象がある。
クリティカルはモンスターが行っているモーションによって発生確率が変動する。
俺が投擲を放ったのは高確率でクリティカルが発生するタイミングだ。
スライムがノックバックしていることを考えると、ほぼ間違いなくクリティカルが発生していそうだ。
まぁ通常のダメージが1なので、クリティカルが出たところで2にしかならないのだが。
その後、クリティカルを狙って小石を投擲すると、2発クリティカルを当ててスライムを倒すことが出来た。
ダメージ計算通りの結果だ。
「ふむふむ……これなら案外世界最強も遠くはなさそうだ」
プレイヤースキルが通用するのならば、多少のステータスの差は覆せる。
プレイヤー個人の技量が高くなければ、DSO最強の称号を得ることは出来ないからな。
対人戦で100戦100勝だった俺のプレイヤースキルはまさにDSO界一のものだろう。
……現実世界ではダメ人間の自慢でしかないこともDSOの中では誇らしかったなぁ。
この世界に来てまだスライムを1体倒しただけなのに、かなりの自信が湧き上がってきた。
「でもさ、良くないよな、こういうの。慢心は身を滅ぼしそうだし、もっと危機感を持って行動していかないとな」
俺は反省して、先ほどと同じやり方でスライムを倒していくのだった。
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