22 / 30
三章
沼の底 7
しおりを挟む
何事もなく事務所に帰り着いた海斗は、疲れを感じて、仕事机の前ではなく、その足で仮眠室へと向かう。
いつものソファーに、いつものように横になると、大きく息をつく。
人が消える、そのことにしてもそうだが、過去に自分も関係のあった事件。
それがまだ尾を引いていた。出所して、再犯。それどころか、あの優し気な、本当に娘の事を大事に思っていたのだと、彼でもそう分かった、あの両親が手にかけられていた。
そして、周囲の気遣い、両親も、伊澄も。
それによって、その事実を、今の今まで彼は知らなかった。
その事実が、ひどく、横になる彼に大きな荷物かのように、のしかかる。
ソファーの脇に置かれた、安っぽい照明をつけて、裾を上げて足首を確認すれば、これまで足首を掴むだけ、そういった形状だったはずの痣が、それに加えて、さらに高く、縦に伸び、脛のあたりから掴む様な、そんな痣が増えている。
ただ、彼はそれを見ても、今更恐れを覚えることはなかった。
代わりに、不思議な納得が生まれていた。
死んだ人間が何処に行くのか、それはわからないが、死後の世界、そんなものがあるとすれば、それこそ汚泥の底だろう。
魂というものがあれば、それは綺麗な、それこそ天国とやらに行くかもしれないが、残された肉は焼かれなければ、ただ腐り、土にかえる。そして、ただただそれが積もる。
未練を残さず旅だった魂、未練を残して肉体と共に、地の底に沈んでいく肉。
ああ、そういう事かと、そんなひらめきにも似た考えに、彼は改めて納得を覚えて、そして、そのまま眠りに落ちる。
耳元からは、地の底に沈んだ彼女の両親、そして既に記憶や記録の消え始めた彼女の声が聞こえる。
「二回目は、助けてくれなかったんですね。」
それは、彼を責めるというよりも、ただ悲し気で。
そして、彼が再び目を覚ませば、そこはただ薄暗く、周囲にはただただ枯葉や、枯れ木といったものが水に流れるように漂う、そんな場所だった。
その光景を見ながら、ああ、また夢を見ているのだと、彼ははっきりと自覚する。
周囲からは、雨に濡れた土の、黴臭さを感じさせる匂いが漂っている。
夢から覚めるまでの付き合いと、周囲をぼんやりと眺めれば、一つの方向だけ、ぼんやりと明るくなっている。
周りの物は、どうやらその明りに向かって流れていっているらしい。
特にやることも思いつかず、夢から覚める方法もわからない。
彼は、周囲の流れる風景に合わせて、そちらへ行こうとするが、上手く体が動かせない。
あたりの物は、ゆっくりと確実に動く、しかし彼は水の中よりもはるかに、緩慢に、それもかなり力を籠めなければ、体が一歩も前に勧められない。
そんな状況を把握して、彼は、ああ、あの手はここから伸びていたのだと、そんなことを直観する。
ここが、沼の底。
あの手は、ここから伸びて、上にいる物をここに招くのだろう。
その割に、手の持ち主が何処にも見つからない。
あくまで夢に見ているだけだから、それも当然かと、そんな取り留めもないことをただ考える。
彼が、重たい首をどうにか動かして、足元を見れば、そこからは夥しい数の手が、これまでは手首から先だけではあったが、今となっては肘まで見える物もある、彼の足を掴み、さらにしたが、こんなところは浅瀬だ、沼の底はもっと深いのだ、そうとでもいうようにまとわりついている。
「正直、もう見飽きてきたよ。」
彼は、それを眺めながら、そう呟く。
最初に見たときは、畏れこそしたが、今となっては、所詮手だ。
今も、彼にまとわりつくだけで、何処かに引きずり込む、そのような力はそれにはない。
それこそ、その招きに応じて、そこに行こうと、そう思わなければ害などないのだ。
「こうして夢に見る程度には、引っかかるし、現実で見れば、ありえないから怖いと、そう思うが。
夢に見たところで、夢は夢。それにおびえて泣いて起きたり、眠るのを恐れたり、流石にそういう時代は過ぎたよ。」
彼はそうこぼして、現実でもそうしたように、重たい足をどうにか動かし、泥にまみれた手を適当にふるい落とす。
緩慢な動作だというのに、動かした足からは、簡単にはがれ、落ち、そして何処かへと消えていく。
その様子を見た後、気になる薄明りへと向けて、ゆるゆると歩き出す。
さて、あそこにたどり着ければ、目が覚める、そういう事なのだろうか、そんなことを考えながら。
暫く歩いた後、その間も、足を止めればどこからともなく手が伸びては、彼の足にへばりつく、それを振り落としながら進め、そんなことを続けていると、夢の中だというのに、彼は疲労を感じ始めた。
普段から、調べ毎のためにと、あちらこちらへと移動を繰り返す彼は、足腰には少々自身もあったが、それも水よりも重たく体を抑える周りの透明な泥が、無意味なものとしていた。
疲れに息をつこうと足を止めると、今度は、後ろから、彼を呼ぶ声が聞こえだす。
声の主は、振り返るまでもない。
「どうして。」
そのあとに、何が続くわけでもなく、ただその一言だけ。
ただ、そのあとには、それこそ様々な言葉が続くのだろう。
彼は、応えようと口を開きかけ、それを止める。
そして、少し考え、口にする言葉は、最初に頭に浮かんだものとは全く違うものになった。
「向こうで話すさ。」
彼の言葉に、すぐ後ろから、また声が聞こえる。
「私が生きているのか、死んでいるのか、それすらも分からないのに?」
「死んでない、そう考えているよ。
事件の状況を聞いただけだが、そこでキミも死んでいれば、あそこであった人は、家族がなくなったと、そういったろうさ。」
「私が忘れられているから、そういっただけですよ、それは。」
「どうだろうな。死んだ人間が、生きているように現れて、そして消える。
少なくとも、私の知っている現実では、そんなことは起きないからな。」
「今、こうして、現実には起きないようなことが起きているのに?」
その言葉に、彼は大きくため息をつく。
夢の中、いなくなった人間と言葉を交わす。
自分の空想に、自分の不安を指摘され、それを否定する。
自問自答、まさしくそれだと。
「それこそ、調べればわかることだろう。」
「調べる方法も、まだ、何もわかっていないのに。」
「それでもだ。それに、例えばだ。」
彼はそういって、再びため息をつく。
そう、彼には一つ明確な前提がある。
花家伊澄、彼女が彼の事務所で働いていた、それが確かなことだと、そう言えるだけの前提が。
「例えば、妄想だったとしよう。初めからそんな人間は死んでいて、現実にはいない、そうだったとしよう。
そうであるなら、私は君を雇っていない。思い出してすらいない。
だから、妄想ではないし、少なくとも雇用契約、それに伴う書類が確認できる程度に、キミはあの時生きていたさ。」
そう、偶然出会って、話したから思い出した。
そして、いなくなって、考えたから、過去の事件を夢に見た。
その中でも、彼女の様子など、彼はろくに覚えていなかったし、きちんと顔を合わせたのも一度きり。
現実に、彼女から声をかけられず、そのままであれば。
彼は今も彼女の名前など、意識の端に上げることもなく、日々を過ごしていただろう。
「ひどい人。」
何処か、泣くような、悲し気とはっきりとわかる声でそう聞こえる。
話している間に、薄明りは、すでにはっきりと明るいと、そう感じるほどのものになっていた。
彼は、彼女の声が聞こえてから、一度も自分で足を動かしてはいない。
それでも、その明りへとはっきりと近づいて行っていた。
「まぁ、そうだな。」
彼も、その言葉は否定できない。
「2回目も、助けてくれてもよかったじゃないですか。」
「最初と同じだ、偶然その場に居合わせて、通りかかっていたら、助けただろうさ。」
「ひどい人。」
「そう言われてもな。だって、無理だろう。そんなの。」
「最初の時だって、偶然が起きたんでしょう。」
「ああ。だから二回目は起きなかったんじゃないか。」
そういって、彼はまたため息をつく。
すでに彼の体は、明りに飲まれ始めていて、既に自分の手の形もはっきりと見ることができない。
「だけどな。」
もうじき目が覚めるのだろうと、彼はそう確信する。
そして、これが最後になるだろうからと、言葉を一方的に告げる。
「それでも、目の前で起きた事は、見過ごさないさ。
だから、どうにか見つけるさ。3回目は、目の前で起きた。
だから、前と同じように、助けるために、努力はするさ。」
そう、応えるとほとんど同時に、彼は事務所の仮眠室で目を開ける。
いつものソファーに、いつものように横になると、大きく息をつく。
人が消える、そのことにしてもそうだが、過去に自分も関係のあった事件。
それがまだ尾を引いていた。出所して、再犯。それどころか、あの優し気な、本当に娘の事を大事に思っていたのだと、彼でもそう分かった、あの両親が手にかけられていた。
そして、周囲の気遣い、両親も、伊澄も。
それによって、その事実を、今の今まで彼は知らなかった。
その事実が、ひどく、横になる彼に大きな荷物かのように、のしかかる。
ソファーの脇に置かれた、安っぽい照明をつけて、裾を上げて足首を確認すれば、これまで足首を掴むだけ、そういった形状だったはずの痣が、それに加えて、さらに高く、縦に伸び、脛のあたりから掴む様な、そんな痣が増えている。
ただ、彼はそれを見ても、今更恐れを覚えることはなかった。
代わりに、不思議な納得が生まれていた。
死んだ人間が何処に行くのか、それはわからないが、死後の世界、そんなものがあるとすれば、それこそ汚泥の底だろう。
魂というものがあれば、それは綺麗な、それこそ天国とやらに行くかもしれないが、残された肉は焼かれなければ、ただ腐り、土にかえる。そして、ただただそれが積もる。
未練を残さず旅だった魂、未練を残して肉体と共に、地の底に沈んでいく肉。
ああ、そういう事かと、そんなひらめきにも似た考えに、彼は改めて納得を覚えて、そして、そのまま眠りに落ちる。
耳元からは、地の底に沈んだ彼女の両親、そして既に記憶や記録の消え始めた彼女の声が聞こえる。
「二回目は、助けてくれなかったんですね。」
それは、彼を責めるというよりも、ただ悲し気で。
そして、彼が再び目を覚ませば、そこはただ薄暗く、周囲にはただただ枯葉や、枯れ木といったものが水に流れるように漂う、そんな場所だった。
その光景を見ながら、ああ、また夢を見ているのだと、彼ははっきりと自覚する。
周囲からは、雨に濡れた土の、黴臭さを感じさせる匂いが漂っている。
夢から覚めるまでの付き合いと、周囲をぼんやりと眺めれば、一つの方向だけ、ぼんやりと明るくなっている。
周りの物は、どうやらその明りに向かって流れていっているらしい。
特にやることも思いつかず、夢から覚める方法もわからない。
彼は、周囲の流れる風景に合わせて、そちらへ行こうとするが、上手く体が動かせない。
あたりの物は、ゆっくりと確実に動く、しかし彼は水の中よりもはるかに、緩慢に、それもかなり力を籠めなければ、体が一歩も前に勧められない。
そんな状況を把握して、彼は、ああ、あの手はここから伸びていたのだと、そんなことを直観する。
ここが、沼の底。
あの手は、ここから伸びて、上にいる物をここに招くのだろう。
その割に、手の持ち主が何処にも見つからない。
あくまで夢に見ているだけだから、それも当然かと、そんな取り留めもないことをただ考える。
彼が、重たい首をどうにか動かして、足元を見れば、そこからは夥しい数の手が、これまでは手首から先だけではあったが、今となっては肘まで見える物もある、彼の足を掴み、さらにしたが、こんなところは浅瀬だ、沼の底はもっと深いのだ、そうとでもいうようにまとわりついている。
「正直、もう見飽きてきたよ。」
彼は、それを眺めながら、そう呟く。
最初に見たときは、畏れこそしたが、今となっては、所詮手だ。
今も、彼にまとわりつくだけで、何処かに引きずり込む、そのような力はそれにはない。
それこそ、その招きに応じて、そこに行こうと、そう思わなければ害などないのだ。
「こうして夢に見る程度には、引っかかるし、現実で見れば、ありえないから怖いと、そう思うが。
夢に見たところで、夢は夢。それにおびえて泣いて起きたり、眠るのを恐れたり、流石にそういう時代は過ぎたよ。」
彼はそうこぼして、現実でもそうしたように、重たい足をどうにか動かし、泥にまみれた手を適当にふるい落とす。
緩慢な動作だというのに、動かした足からは、簡単にはがれ、落ち、そして何処かへと消えていく。
その様子を見た後、気になる薄明りへと向けて、ゆるゆると歩き出す。
さて、あそこにたどり着ければ、目が覚める、そういう事なのだろうか、そんなことを考えながら。
暫く歩いた後、その間も、足を止めればどこからともなく手が伸びては、彼の足にへばりつく、それを振り落としながら進め、そんなことを続けていると、夢の中だというのに、彼は疲労を感じ始めた。
普段から、調べ毎のためにと、あちらこちらへと移動を繰り返す彼は、足腰には少々自身もあったが、それも水よりも重たく体を抑える周りの透明な泥が、無意味なものとしていた。
疲れに息をつこうと足を止めると、今度は、後ろから、彼を呼ぶ声が聞こえだす。
声の主は、振り返るまでもない。
「どうして。」
そのあとに、何が続くわけでもなく、ただその一言だけ。
ただ、そのあとには、それこそ様々な言葉が続くのだろう。
彼は、応えようと口を開きかけ、それを止める。
そして、少し考え、口にする言葉は、最初に頭に浮かんだものとは全く違うものになった。
「向こうで話すさ。」
彼の言葉に、すぐ後ろから、また声が聞こえる。
「私が生きているのか、死んでいるのか、それすらも分からないのに?」
「死んでない、そう考えているよ。
事件の状況を聞いただけだが、そこでキミも死んでいれば、あそこであった人は、家族がなくなったと、そういったろうさ。」
「私が忘れられているから、そういっただけですよ、それは。」
「どうだろうな。死んだ人間が、生きているように現れて、そして消える。
少なくとも、私の知っている現実では、そんなことは起きないからな。」
「今、こうして、現実には起きないようなことが起きているのに?」
その言葉に、彼は大きくため息をつく。
夢の中、いなくなった人間と言葉を交わす。
自分の空想に、自分の不安を指摘され、それを否定する。
自問自答、まさしくそれだと。
「それこそ、調べればわかることだろう。」
「調べる方法も、まだ、何もわかっていないのに。」
「それでもだ。それに、例えばだ。」
彼はそういって、再びため息をつく。
そう、彼には一つ明確な前提がある。
花家伊澄、彼女が彼の事務所で働いていた、それが確かなことだと、そう言えるだけの前提が。
「例えば、妄想だったとしよう。初めからそんな人間は死んでいて、現実にはいない、そうだったとしよう。
そうであるなら、私は君を雇っていない。思い出してすらいない。
だから、妄想ではないし、少なくとも雇用契約、それに伴う書類が確認できる程度に、キミはあの時生きていたさ。」
そう、偶然出会って、話したから思い出した。
そして、いなくなって、考えたから、過去の事件を夢に見た。
その中でも、彼女の様子など、彼はろくに覚えていなかったし、きちんと顔を合わせたのも一度きり。
現実に、彼女から声をかけられず、そのままであれば。
彼は今も彼女の名前など、意識の端に上げることもなく、日々を過ごしていただろう。
「ひどい人。」
何処か、泣くような、悲し気とはっきりとわかる声でそう聞こえる。
話している間に、薄明りは、すでにはっきりと明るいと、そう感じるほどのものになっていた。
彼は、彼女の声が聞こえてから、一度も自分で足を動かしてはいない。
それでも、その明りへとはっきりと近づいて行っていた。
「まぁ、そうだな。」
彼も、その言葉は否定できない。
「2回目も、助けてくれてもよかったじゃないですか。」
「最初と同じだ、偶然その場に居合わせて、通りかかっていたら、助けただろうさ。」
「ひどい人。」
「そう言われてもな。だって、無理だろう。そんなの。」
「最初の時だって、偶然が起きたんでしょう。」
「ああ。だから二回目は起きなかったんじゃないか。」
そういって、彼はまたため息をつく。
すでに彼の体は、明りに飲まれ始めていて、既に自分の手の形もはっきりと見ることができない。
「だけどな。」
もうじき目が覚めるのだろうと、彼はそう確信する。
そして、これが最後になるだろうからと、言葉を一方的に告げる。
「それでも、目の前で起きた事は、見過ごさないさ。
だから、どうにか見つけるさ。3回目は、目の前で起きた。
だから、前と同じように、助けるために、努力はするさ。」
そう、応えるとほとんど同時に、彼は事務所の仮眠室で目を開ける。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
彼ノ女人禁制地ニテ
フルーツパフェ
ホラー
古より日本に点在する女人禁制の地――
その理由は語られぬまま、時代は令和を迎える。
柏原鈴奈は本業のOLの片手間、動画配信者として活動していた。
今なお日本に根強く残る女性差別を忌み嫌う彼女は、動画配信の一環としてとある地方都市に存在する女人禁制地潜入の動画配信を企てる。
地元住民の監視を警告を無視し、勧誘した協力者達と共に神聖な土地で破廉恥な演出を続けた彼女達は視聴者たちから一定の反応を得た後、帰途に就こうとするが――
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
廃墟の呪い
O.K
ホラー
主人公が電子書籍サイトで見つけた遺書には、禁じられた場所への警告が書かれていた。それを無視し、廃墟に近づいた主人公は不気味な声に誘われるが、その声の主は廃墟に住む男性だった。主人公は襲われるが、無事に逃げ出す。数日後、主人公は悪夢にうなされ、廃墟のことが頭から離れなくなる。廃墟がなくなった現在も、主人公はその場所を避けている。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる