1,091 / 1,235
33章 神国へ戻って
魔国から
しおりを挟む
魔国の王妃からは、今回の件、武国の者たちの狼藉に関しては確かに腹に据えかねているとそうした話を改めて。オユキの要請があった、神国からの客人でもあり得難い人物でもあるオユキからのという事をお題目に、明確に制限をかけておくとそうした話がされた。そのあたりの理屈は、オユキとしてもどうにも納得がいかぬと首をかしげながらも、外交上は必要な事なのだろうと飲み込んで。
「魔国から、ですか。それは勿論、私は構わないのですが」
「であれば、明日にでも向かわせましょう」
「一応、今回神国に橋を使って戻るにあたって、計画を任せているものが居ますので」
「貴女から、こうせよと」
「いえ、流石にある程度の期間の移動になってきますと、私は知識が不足していますので」
遠征、移動。そのあたりに関しては、オユキはいよいよ門外漢。かつての世界での移動、それを基準としてどうしても考えてしまうため自分自身でも向いていないと理解している。かつての世界であれば、よほど人の生活から離れた場所に向かうのでも無ければ、食料などは簡単に調達が出来たのだ。飲み物に関しても、好みをとやかく言わなければ、対価を払う事を前提としていれば実に簡単に。物々交換、貨幣経済が浸透していない地域も確かにかつての世界には残されていたのだが、そもそもそのような場所には観光としていかなかったこともある。そして、こちらに来てから改めて学ぼうなどと考えて、それがあまりにも煩雑だからこそ早々に投げ出したこともある。馬車の積載量、人が乗るのならばその空間も空けた上で、馬が引くのだから馬の飼料までを考えて等と言うのはいよいよオユキの手には余ったものだ。
「人数は、どの程度を」
「今回は、我が国からの調査員でもありますので、二十人」
「あの、流石に、それは。私たちとほぼ同数となると」
王妃から気軽に言われた言葉に、オユキとしても流石に考えてしまう。
「同数、ですか。となると皆がと言う事でも無いのですね」
「ええ。流石に、借り受けている場の維持などもありますし、今回はアイリスがセラフィーナをこちらに残すと、そうした話をしていることもありますし交代の人員ですね、それを私たちの移動に併せて一度戻すだけとも聞いていますから」
「でしたら、こちらも半分ほどに減らしましょう。調査となると、希望者も多く」
「その、調査も勿論と言いますか、私たちにしても最低限は行いますが、目的そのものは」
「武国への抗議、我が国への物も含めてなのでしょう。神国に急いで、そのような道行きでは無いと私は考えていますが」
そもそも、神国に本気で戻りたいと、急いで戻るというのならば門があるのだからそれを使うだろうと。
「その、確かにそれもありますが、どうにもトモエが興味を持っていますし」
「成程」
「私にしても、橋を架けた以上は、報告を受けている身としても」
「確かに、こちらで聞いている話と、そちらから回ってくる話とでまた様相も違うようですからね。仕組みの解明、ええ、そのためには我が国の者達も役に立つことでしょう」
「その、私から確認しますし、正式に頼んでは見ますが急な増員、護衛対象の人数が増えたとして可能かどうか、その問題は残りますから」
「貴女が言えば、通るでしょう」
「そのあたりは、流石に明言できませんが」
王妃からの断言に、オユキとしてはあまり心当たりが無いと、ただそう首をかしげるしかない。実際に問題があるのならば、エステールから間違いなく何かがあるのだがそれが無いために、問題視されていないらしいと、そう判断して。
「流石に、対価も無しにとなると色々と難しいのですよ、私たちにしても」
「確かに、他国とのことですからね。その、例えばなのですが」
「かの国から来ている者たち、その中には一応責任者として挨拶を受けた物もいますが、どうにも我が国の気風には合わぬ者たちが多い様で。いえ、貴女に話すことではありませんね」
「それに関しては、正直私たちから改めてこうしてお願いをさせて頂いていますので」
それに関しては、オユキももはや閉口するしかない。
「今後、と言いますか、その神国に戻ってからは」
「オユキは、橋を渡るのに、どの程度かかると」
「これまでに聞いた報告を考えれば、二週ほどでしょうか。なんにせよ、計画をする者たちのほうで間違いなく間に合わせてとするでしょうが」
「それを信じられるというのは、ええ、良い事なのでしょう」
アベルにしても、能力については信頼がある。彼よりも、今回の移動を計画している人員の中にローレンツがいることがオユキにとっては大きかったりもするのだが。
「武国からの者たちが、このままであれば我が国としては」
そして、王妃が改めて居住まいを正して。
「あちらの国との関係は、難しいと考えざるを得ません」
「それに関しては、私に言われてもとしか言えないのですが。改めて神国からもとそうした話を、マリーア公爵とそこから経由して。大義名分としては、療養の邪魔と言うものがありますから」
「ええ、よく頼みます」
「正直、武国については創造神様の前にと決めているので、そこまでの間に向かううつもりが無いのですよね」
「そのあたりに関してもと、そういう事かしら」
「あくまで一部とは思いますが」
まったく、神授の太刀迄、勿論折に触れて手元に戻してはいるのだが、それを預けて迄いるというのに。そんな事を考えて、オユキとしては本当に、アベルの件もあり本当に面倒を感じているのだ。武国という国に関しては。
「一先ず、あの国からもたらされるもの、それと本当にこうした面倒が釣り合うのかは是非とも考えて頂きたいものです。正直、神国からの者達で十分とは思うのですが」
「オユキは、今後までを考えたときに」
「さて、それについては何とも言えません。勿論、今は少々傾いているとだけ」
正直、今更ではある。既に、一度試しとして行ったこともあり、オユキの中では少々不要な取引相手に思考が傾いている。オユキにとっては、どうにも武国を名乗る割に、これまでの極僅かな期間におけるトモエとオユキの振る舞いで、アイリスも含めた振る舞いで戦と武技の神の力が回復した様子を見ている限り疑念のほうが大きい。そして、それを確かめようとすれば、結局足を向けなければならないという欠点がある。
どうにも、何度かアベルに尋ねる心算で軽く話を振ってみているのだが、彼にしても相応に幼い時分から神国に来たために色々と知らないことが多いとそうした話。
「正直、観光という面でも、以前の記憶をたどる限りは」
「話に聞くにつけても、どうにも貴女が好みそうなものはなさそうですね」
「そう、なのですよね。トモエさんも、神国の闘技大会で満足していただけていますし」
「オユキ」
「失礼しました」
すっかりと、寛いだ空気にはなっているのだが、流石に貴人の前と言う事もある。オユキが少々感情的になっている、政治としての振る舞いでは無くそれ以上の物として、個人としての感情が出ていると注意をされる。少なくとも、オユキとしてはそう考えているのだが、実際のところは己の伴侶に対して敬称をうっかりと着けるほどに、オユキが腹に据えかねているのだと、それが分かった以上はもう十分とそうしているのだが。
「何にせよ、一度戻ってからと言いますか」
「そうでしょうね。オユキは、改めて神殿にというのは」
「いつ、というのも難しいのですが、一先ず私が一度見て取り乱してしまった絵、その写しを頂いてトモエが良しとできてからでしょうか」
「かなりの慌てよう、どころかそのトモエが貴女を早々に連れ出すほどとか」
「その、かつての両親に関わる事でもありますし、そういえば、この辺りの説明をしていませんでしたか」
振り返ってみれば、オユキはかつての己の両親が、使徒としてこちらに等と言う話をしたことはあっても、そこで過去に何があったのかを話していなかったなと、そんな事を改めて思い出す。
「これに関しては、確かに私の落ち度でもありますね」
王妃が少々気にした素振りをみせるのだが、生憎とこの話は神国でもしていない事なのだ。それこそ、己の身の周りにいる者たちにも。勿論、これまでのオユキの振る舞いである程度は察しているのだろうが、それでも直接話していないのだとその引け目はオユキにもある。ならば、今回の移動、その目的の一つに加えてもいいかもしれないと。
「少なくとも、話すべき相手に話してからと、そうなるかと」
「貴女、まさかとは思いますが」
「ええ。その、言われて振り返って、改めて話すべき相手にも話していなかったなと」
オユキの言葉に、改めて王妃が深々とため息を。
「貴女、本当に側仕えは信頼しているのでしょうね」
「ええと、今回借り受けた人員や、貴国から派遣されている人員はともかく、そうですね、長く側にあって頂けた方については」
魔国からも、王太子妃の紹介もあったこともあり、ある程度まとまった人員が神国へと既に来ている。始まりの町で暮らしている、基本として暮らす場としている屋敷にしても幾人か、だが基本としては王都にあるファンタズマ子爵家として与えられた屋敷にはなっている。そちらで時間を使い、神国のやり方に馴染んだところで、そのまま王太子妃が改めてという人材がそちらにいるという形になっている。
「それにしても、改めて気が付かされることの多い物です」
「貴女も、生前の経験があるとはいえ考えるべきことも、改めてとしなければならないことも多い物でしょう」
「それは、ええ、そうですね」
差し当っては、王妃の招きに応じる形ではあったのだが、席を分けてそちらはそちらで出されるものをただただ口に運び続けている相手、その処遇もだろうか。どうにも、招かれた側、オユキから声をかけた段階で供されることが重要だとそう判断しての振る舞いには違いないのだが、門には翼人種を派遣するとそんな話もあったはずなのだから。
「今後について、それを考えるのであれば、私としても魔国から調査をという方たちは引き受けたくはあるのですが」
「ええ、よく頼みますよ」
「魔国から、ですか。それは勿論、私は構わないのですが」
「であれば、明日にでも向かわせましょう」
「一応、今回神国に橋を使って戻るにあたって、計画を任せているものが居ますので」
「貴女から、こうせよと」
「いえ、流石にある程度の期間の移動になってきますと、私は知識が不足していますので」
遠征、移動。そのあたりに関しては、オユキはいよいよ門外漢。かつての世界での移動、それを基準としてどうしても考えてしまうため自分自身でも向いていないと理解している。かつての世界であれば、よほど人の生活から離れた場所に向かうのでも無ければ、食料などは簡単に調達が出来たのだ。飲み物に関しても、好みをとやかく言わなければ、対価を払う事を前提としていれば実に簡単に。物々交換、貨幣経済が浸透していない地域も確かにかつての世界には残されていたのだが、そもそもそのような場所には観光としていかなかったこともある。そして、こちらに来てから改めて学ぼうなどと考えて、それがあまりにも煩雑だからこそ早々に投げ出したこともある。馬車の積載量、人が乗るのならばその空間も空けた上で、馬が引くのだから馬の飼料までを考えて等と言うのはいよいよオユキの手には余ったものだ。
「人数は、どの程度を」
「今回は、我が国からの調査員でもありますので、二十人」
「あの、流石に、それは。私たちとほぼ同数となると」
王妃から気軽に言われた言葉に、オユキとしても流石に考えてしまう。
「同数、ですか。となると皆がと言う事でも無いのですね」
「ええ。流石に、借り受けている場の維持などもありますし、今回はアイリスがセラフィーナをこちらに残すと、そうした話をしていることもありますし交代の人員ですね、それを私たちの移動に併せて一度戻すだけとも聞いていますから」
「でしたら、こちらも半分ほどに減らしましょう。調査となると、希望者も多く」
「その、調査も勿論と言いますか、私たちにしても最低限は行いますが、目的そのものは」
「武国への抗議、我が国への物も含めてなのでしょう。神国に急いで、そのような道行きでは無いと私は考えていますが」
そもそも、神国に本気で戻りたいと、急いで戻るというのならば門があるのだからそれを使うだろうと。
「その、確かにそれもありますが、どうにもトモエが興味を持っていますし」
「成程」
「私にしても、橋を架けた以上は、報告を受けている身としても」
「確かに、こちらで聞いている話と、そちらから回ってくる話とでまた様相も違うようですからね。仕組みの解明、ええ、そのためには我が国の者達も役に立つことでしょう」
「その、私から確認しますし、正式に頼んでは見ますが急な増員、護衛対象の人数が増えたとして可能かどうか、その問題は残りますから」
「貴女が言えば、通るでしょう」
「そのあたりは、流石に明言できませんが」
王妃からの断言に、オユキとしてはあまり心当たりが無いと、ただそう首をかしげるしかない。実際に問題があるのならば、エステールから間違いなく何かがあるのだがそれが無いために、問題視されていないらしいと、そう判断して。
「流石に、対価も無しにとなると色々と難しいのですよ、私たちにしても」
「確かに、他国とのことですからね。その、例えばなのですが」
「かの国から来ている者たち、その中には一応責任者として挨拶を受けた物もいますが、どうにも我が国の気風には合わぬ者たちが多い様で。いえ、貴女に話すことではありませんね」
「それに関しては、正直私たちから改めてこうしてお願いをさせて頂いていますので」
それに関しては、オユキももはや閉口するしかない。
「今後、と言いますか、その神国に戻ってからは」
「オユキは、橋を渡るのに、どの程度かかると」
「これまでに聞いた報告を考えれば、二週ほどでしょうか。なんにせよ、計画をする者たちのほうで間違いなく間に合わせてとするでしょうが」
「それを信じられるというのは、ええ、良い事なのでしょう」
アベルにしても、能力については信頼がある。彼よりも、今回の移動を計画している人員の中にローレンツがいることがオユキにとっては大きかったりもするのだが。
「武国からの者たちが、このままであれば我が国としては」
そして、王妃が改めて居住まいを正して。
「あちらの国との関係は、難しいと考えざるを得ません」
「それに関しては、私に言われてもとしか言えないのですが。改めて神国からもとそうした話を、マリーア公爵とそこから経由して。大義名分としては、療養の邪魔と言うものがありますから」
「ええ、よく頼みます」
「正直、武国については創造神様の前にと決めているので、そこまでの間に向かううつもりが無いのですよね」
「そのあたりに関してもと、そういう事かしら」
「あくまで一部とは思いますが」
まったく、神授の太刀迄、勿論折に触れて手元に戻してはいるのだが、それを預けて迄いるというのに。そんな事を考えて、オユキとしては本当に、アベルの件もあり本当に面倒を感じているのだ。武国という国に関しては。
「一先ず、あの国からもたらされるもの、それと本当にこうした面倒が釣り合うのかは是非とも考えて頂きたいものです。正直、神国からの者達で十分とは思うのですが」
「オユキは、今後までを考えたときに」
「さて、それについては何とも言えません。勿論、今は少々傾いているとだけ」
正直、今更ではある。既に、一度試しとして行ったこともあり、オユキの中では少々不要な取引相手に思考が傾いている。オユキにとっては、どうにも武国を名乗る割に、これまでの極僅かな期間におけるトモエとオユキの振る舞いで、アイリスも含めた振る舞いで戦と武技の神の力が回復した様子を見ている限り疑念のほうが大きい。そして、それを確かめようとすれば、結局足を向けなければならないという欠点がある。
どうにも、何度かアベルに尋ねる心算で軽く話を振ってみているのだが、彼にしても相応に幼い時分から神国に来たために色々と知らないことが多いとそうした話。
「正直、観光という面でも、以前の記憶をたどる限りは」
「話に聞くにつけても、どうにも貴女が好みそうなものはなさそうですね」
「そう、なのですよね。トモエさんも、神国の闘技大会で満足していただけていますし」
「オユキ」
「失礼しました」
すっかりと、寛いだ空気にはなっているのだが、流石に貴人の前と言う事もある。オユキが少々感情的になっている、政治としての振る舞いでは無くそれ以上の物として、個人としての感情が出ていると注意をされる。少なくとも、オユキとしてはそう考えているのだが、実際のところは己の伴侶に対して敬称をうっかりと着けるほどに、オユキが腹に据えかねているのだと、それが分かった以上はもう十分とそうしているのだが。
「何にせよ、一度戻ってからと言いますか」
「そうでしょうね。オユキは、改めて神殿にというのは」
「いつ、というのも難しいのですが、一先ず私が一度見て取り乱してしまった絵、その写しを頂いてトモエが良しとできてからでしょうか」
「かなりの慌てよう、どころかそのトモエが貴女を早々に連れ出すほどとか」
「その、かつての両親に関わる事でもありますし、そういえば、この辺りの説明をしていませんでしたか」
振り返ってみれば、オユキはかつての己の両親が、使徒としてこちらに等と言う話をしたことはあっても、そこで過去に何があったのかを話していなかったなと、そんな事を改めて思い出す。
「これに関しては、確かに私の落ち度でもありますね」
王妃が少々気にした素振りをみせるのだが、生憎とこの話は神国でもしていない事なのだ。それこそ、己の身の周りにいる者たちにも。勿論、これまでのオユキの振る舞いである程度は察しているのだろうが、それでも直接話していないのだとその引け目はオユキにもある。ならば、今回の移動、その目的の一つに加えてもいいかもしれないと。
「少なくとも、話すべき相手に話してからと、そうなるかと」
「貴女、まさかとは思いますが」
「ええ。その、言われて振り返って、改めて話すべき相手にも話していなかったなと」
オユキの言葉に、改めて王妃が深々とため息を。
「貴女、本当に側仕えは信頼しているのでしょうね」
「ええと、今回借り受けた人員や、貴国から派遣されている人員はともかく、そうですね、長く側にあって頂けた方については」
魔国からも、王太子妃の紹介もあったこともあり、ある程度まとまった人員が神国へと既に来ている。始まりの町で暮らしている、基本として暮らす場としている屋敷にしても幾人か、だが基本としては王都にあるファンタズマ子爵家として与えられた屋敷にはなっている。そちらで時間を使い、神国のやり方に馴染んだところで、そのまま王太子妃が改めてという人材がそちらにいるという形になっている。
「それにしても、改めて気が付かされることの多い物です」
「貴女も、生前の経験があるとはいえ考えるべきことも、改めてとしなければならないことも多い物でしょう」
「それは、ええ、そうですね」
差し当っては、王妃の招きに応じる形ではあったのだが、席を分けてそちらはそちらで出されるものをただただ口に運び続けている相手、その処遇もだろうか。どうにも、招かれた側、オユキから声をかけた段階で供されることが重要だとそう判断しての振る舞いには違いないのだが、門には翼人種を派遣するとそんな話もあったはずなのだから。
「今後について、それを考えるのであれば、私としても魔国から調査をという方たちは引き受けたくはあるのですが」
「ええ、よく頼みますよ」
0
お気に入りに追加
455
あなたにおすすめの小説

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます

転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。

公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

異世界でのんびり暮らしたい!?
日向墨虎
ファンタジー
前世は孫もいるおばちゃんが剣と魔法の異世界に転生した。しかも男の子。侯爵家の三男として成長していく。家族や周りの人たちが大好きでとても大切に思っている。家族も彼を溺愛している。なんにでも興味を持ち、改造したり創造したり、貴族社会の陰謀や事件に巻き込まれたりとやたらと忙しい。学校で仲間ができたり、冒険したりと本人はゆっくり暮らしたいのに・・・無理なのかなぁ?

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる