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29章 豊かな実りを願い
席を分けずに
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トモエとしても、甚だ疑問ではあるのだが。アルノーはいったい、どうやってこれだけの作業を一人でこなしているのだろうかと。昼には、ヴィルヘルミナが大量に買い込んだ食材を使って、オユキが言い出したジャガイモをきちんと仕上げて。さらには、それを丁稚たちにも分けた上で監督も行いながら使用人たちへも。そして、気が付けば夕食までもが用意されている。かなり厚手の肉が、アイリスとトモエには用意され。オユキにはローストビーフとしたうえで。付け合わせにはマッシュドポテト迄。トモエのリクエストにも応えるためだろう、ジャガイモを使ったグラタン、彼の出身国では有名なものまで。
他のスープであったりは、事前に用意していれば問題ないだろうと予想はつく。だが、どうしても火を使わなければいけない物を、こうも多くというのはトモエとしてはなんだかんだと台所に立つことが多かった身として、非常に不思議に思えるものなのだ。かつてにあった、便利な道具などと言うのは本当にごく一部しかない。ジャガイモにしても、家庭の範疇であれば便利な家電があったのだがこちらではそれも無い。
「その、トモエさん」
「ああ、いえ、アルノーさんはどうやってこれほどをと」
「それは、確かに」
「あの料理人も、まぁ、本当に抜けているわよね」
そして、食卓には今日ばかりはアイリスも同じ席に。ジャガイモをさて狐は食べるのか、等とトモエは考えたものだが、オユキによれば雑食性。基本として野ネズミを好むのは違いないし、肉食に近い植生ではあるものの。木の実なども食べる以上は穀物も大丈夫だろうとそのような話。ただ、トモエから見たときには、そもそも五穀豊穣として祀られる以上は、田畑の守護などを想うものだ。そのあたりは、ネズミを狩るからかと納得できそうなものだがオユキが言うには穴を掘る習性がと言う事でもあるらしい。ならば、地下茎の芋などは真っ先にとそんな事を考えて。
「トモエ」
「失礼を」
「一応なのだけれど、確かに獣の特徴は持っているけれどそのあたりは他の草食の獣を祖に持つ者たちと変わらないわよ。一応犬に依る者たちもいるけれど、ハヤト様が言っていたように玉ねぎでどうこうなんていう事も無い物」
そして、しっかりとそのあたりが視線に乗ったらしい。アイリスから、そのあたりはきちんと訂正が入る。今にしても、アイリスはトモエの物よりも大きく切り出された肉を、他の同席者が、オユキは除いて、不愉快に思わない程度の大きさに切っては、せっせと口に運んでいる。合間に、それが当然とばかりにグラタンを掬ってはこちらも同様。昼間に、相応に動いたからと言わんばかりに大量に。ただ、昨日程オユキが忌避感を覚えることが無い。これまでに比べて、自分もきちんと食べられる食材があるからだろうか。それとも、おやつと言うには間食と言うにはかなりの量を既に食べていることもあるからだろうか。後者であれば、トモエが気が付いていたオユキらしい嫉妬と言えばいいのだろう。己の体を成長させるためには食べなければと言う事を理解はしていて、しかし食事を大量にとることが難しいのだとその事実が邪魔をして。しかし、目の前にはそれを全く苦にしない相手がいる。それに対する感情に起因しての事。
だが、そのあたりは本人としても気が付いている様子を見せていた以上は、自覚以上の物があったには違いない。どうにもならないと、そうして一先ず諦めるようにしていたのだろうが、オユキの中では冬に属するといえばいいのだろうか。実際の収穫よりも、食物それぞれに持つ季節、どういった環境で人を助けたのか。そうした物が重要なのだと示唆を得られた。それが、かなり心を軽くしているには違いない。問題としては。
「その、カリンさんは」
常のような華やかさ、ヴィルヘルミナともまた違う華やかさを纏っていたはずの相手が、随分と疲れた様子で何やらやさぐれたように食事を進めている。
「アルノーに、豆を挽かされていましたから」
「豆、ですか」
「久しぶりに食べたいとのことで、大豆をそれなりの量買い求めてこられたので」
「挽くとなると、豆乳ですか」
こちらでは磨砕と言えばいいのだろうか。電機などはない世界なので、勿論非常に古い形の石臼などは当然として存在している。要は、それをまわす役目を申し付かったと言う事らしい。だが、石臼程度なら回す程度どうとでもなるだけの能力は既にカリンも身に着けているだろう。そんなトモエとオユキの視線に気が付いたからだろうか。
「広い空間であればまだしも、あれほど狭い空間で延々と。それも、一袋が終わったからと言って、終わりではなく」
「確かに、一袋にしてもかなりの量でしたが」
「石臼に移すところまで私がやらねばなりませんでしたし、挽いた後の粉にしても改めて集めて別の袋に」
本当に大変だったのだと。これまでであれば、小麦にしても粉で買っている。勿論、そうした作業を行ってくれている人物がいるには違いない。そして、そちらに対する感謝を忘れていないのも事実。だからこそ、そちらに対して対価を惜しみはしない。それほどに、自分たちで行うには、何処までも向いた性格ではない者たちの集まりだ。
「本当に、おつかれさまでした」
「ねぎらいはありがたく、アルノーが言うには明日の朝にはきちんととのことでしたが」
「その、話を聞いただけでは、あまり想像がつかなかったのだけれど」
「豆乳を酢で固める類の物です。そういった意味では蘇よりもチーズうに近いという事もできますか」
ただ煮詰めた物よりは、それこそレモンの果汁を使って作るカッテージチーズにより近いと、オユキの中ではそうした認識。トモエとしても、前に食べた物はいよいよ揚げパンと一緒にともなっていたため、確かにと思う所もある。
「オユキは、意外と形を気にするのね」
「分類に関しては、それなりに気になる性質と言いますか」
そして、珍しいと感じたのだろうか。それとも、ここまでのあまりに奔放な振る舞いに対して、そういった印象が付いたのだろうか。そんな事をオユキは思いながらも、一先ず無難だと思える方向で回答を。アルノーとしては不本意だと、そう分かる取り合わせになっているオユキの前に並ぶ食事。要はローストビーフの付け合わせに使われたマッシュドポテトにさらにグラタン。どちらもジャガイモを使わなければならないからだろうか。オユキの物については、はっきりと食感の違いが分かる様に味付けにしても変えられている。本来であれば、軽くチーズを混ぜてとするのだろう、バターや牛乳を使うのだろうマッシュドポテトにしてもオリーブの香りがするものになっている。
最も、そうしたアルノーのささやかな努力に全く気が付かないのもオユキなのだが。
「オユキさんは、そうですね。意外に思われるかもしれませんが、どちらかと言えば分類学にも明るいわけですし」
「あら、子供と聞いていたから、てっきり」
「いえ、実際に私が絵得ていた職はそちらではありましたが、だからこそ、でしょうか」
確かにそう思われるのは無理もない、トモエがそう感じているのかどこか笑いながらそんな話をされて。さらには、ヴィルヘルミナからは、分類学に詳しいとなると両親とは違う道を選んだのかと疑問が呈される。ただ、オユキははっきりと後を追いかけたこともある。母親が、確かにそうした方面に明るかったこともあり、父親の後を追いかけはしたもののある意味どちらもと言った形にはなっている。あとは、そうした細かい部分を気にしなければならないことが多かったからだろうか。
「理系という括りは私たちの国だけでしたが、少なくとも物を作る以上は」
「そう、ね。私の分野は奏者が、歌手がそういえばそれがと言う物も多かったのよね」
細分化と言うのが、とにかく難しい分野に生きていた相手から。
「私たちにしても、新しい流派とは言う物の」
そして、トモエがそれに同調してため息を一つ。カリンについては、自分でも色々と自覚があるのか、どこかばつが悪そうに。
「思想を継いでいるのなら、基本的には分派だと私は考えるのですが」
「確かに、そこにある想いは大事だわ」
トモエの意見として、そのように。そして、同じ思想のヴィルヘルミナはただ一つ頷いて。だが、それに関しては、オユキとしても言い返してみたいことなどもあるという物だ。過去から現在まで、同時多発と言えばいいのだろうか。いくつかの事柄が世に出て、全く違う場で、いよいよ接点も無い相手ではあるのだが。同じものを見て、同じことを考えて。出力すらも同じことなど、本当にしばしば起こるのだ。起こったのだ。
「しかしながら、己の経過それを全て見せてというのもなかなか難しい物ですから」
「そうね。確かに完成品となる前に、それは美しくないわね」
「オユキさん、話をそらそうとしていますか」
それは、あまりに分かりやすすぎると、トモエから容赦のない追及が。要は、こちらに来て改めて己の道を、トモエを打倒する方法として模索した物とて、完成品はカリンだとここまでの間にトモエは見出している。他にいくつか、それこそ今のカリンが見せる振る舞いは無いのだが、過去にはあったのだろうと体の動かし方でわかるという物だ。
「その、よもやと言う事はありますし、私としては一部の心算ではあったのですが」
「根幹部分をとなっているのであれば、それは一部とはなかなか呼べませんよ」
「確かに、少し前までのオユキの動きは、過去の私の物からと言うのは分かるけれど」
そして、しっかりと真似をされた相手としては、ある程度過去に切り捨てた物を拾う相手がいるのだと、それを喜んではいるのだと。
「何にせよ、明日の楽しみの為に、こうした苦労をと言うのは本当に久しぶりでしたね」
「カリンさんは、料理は」
「私は、一人でいる間はそれなりに。」
そして、カリンの話に少々思う所があるため、トモエが軽く話を振ってみれば、今度は早々にアルノーの戦場から追い出された二人が視線を逸らす。異なる分野で、それぞれが圧倒的な能力を持っているのだから、そのあたりはと位に思うのだが。オユキは、少女たちから。ヴィルヘルミナにしても、侍従として抱えている少女にともすれば色々と言われているのだろう。
他のスープであったりは、事前に用意していれば問題ないだろうと予想はつく。だが、どうしても火を使わなければいけない物を、こうも多くというのはトモエとしてはなんだかんだと台所に立つことが多かった身として、非常に不思議に思えるものなのだ。かつてにあった、便利な道具などと言うのは本当にごく一部しかない。ジャガイモにしても、家庭の範疇であれば便利な家電があったのだがこちらではそれも無い。
「その、トモエさん」
「ああ、いえ、アルノーさんはどうやってこれほどをと」
「それは、確かに」
「あの料理人も、まぁ、本当に抜けているわよね」
そして、食卓には今日ばかりはアイリスも同じ席に。ジャガイモをさて狐は食べるのか、等とトモエは考えたものだが、オユキによれば雑食性。基本として野ネズミを好むのは違いないし、肉食に近い植生ではあるものの。木の実なども食べる以上は穀物も大丈夫だろうとそのような話。ただ、トモエから見たときには、そもそも五穀豊穣として祀られる以上は、田畑の守護などを想うものだ。そのあたりは、ネズミを狩るからかと納得できそうなものだがオユキが言うには穴を掘る習性がと言う事でもあるらしい。ならば、地下茎の芋などは真っ先にとそんな事を考えて。
「トモエ」
「失礼を」
「一応なのだけれど、確かに獣の特徴は持っているけれどそのあたりは他の草食の獣を祖に持つ者たちと変わらないわよ。一応犬に依る者たちもいるけれど、ハヤト様が言っていたように玉ねぎでどうこうなんていう事も無い物」
そして、しっかりとそのあたりが視線に乗ったらしい。アイリスから、そのあたりはきちんと訂正が入る。今にしても、アイリスはトモエの物よりも大きく切り出された肉を、他の同席者が、オユキは除いて、不愉快に思わない程度の大きさに切っては、せっせと口に運んでいる。合間に、それが当然とばかりにグラタンを掬ってはこちらも同様。昼間に、相応に動いたからと言わんばかりに大量に。ただ、昨日程オユキが忌避感を覚えることが無い。これまでに比べて、自分もきちんと食べられる食材があるからだろうか。それとも、おやつと言うには間食と言うにはかなりの量を既に食べていることもあるからだろうか。後者であれば、トモエが気が付いていたオユキらしい嫉妬と言えばいいのだろう。己の体を成長させるためには食べなければと言う事を理解はしていて、しかし食事を大量にとることが難しいのだとその事実が邪魔をして。しかし、目の前にはそれを全く苦にしない相手がいる。それに対する感情に起因しての事。
だが、そのあたりは本人としても気が付いている様子を見せていた以上は、自覚以上の物があったには違いない。どうにもならないと、そうして一先ず諦めるようにしていたのだろうが、オユキの中では冬に属するといえばいいのだろうか。実際の収穫よりも、食物それぞれに持つ季節、どういった環境で人を助けたのか。そうした物が重要なのだと示唆を得られた。それが、かなり心を軽くしているには違いない。問題としては。
「その、カリンさんは」
常のような華やかさ、ヴィルヘルミナともまた違う華やかさを纏っていたはずの相手が、随分と疲れた様子で何やらやさぐれたように食事を進めている。
「アルノーに、豆を挽かされていましたから」
「豆、ですか」
「久しぶりに食べたいとのことで、大豆をそれなりの量買い求めてこられたので」
「挽くとなると、豆乳ですか」
こちらでは磨砕と言えばいいのだろうか。電機などはない世界なので、勿論非常に古い形の石臼などは当然として存在している。要は、それをまわす役目を申し付かったと言う事らしい。だが、石臼程度なら回す程度どうとでもなるだけの能力は既にカリンも身に着けているだろう。そんなトモエとオユキの視線に気が付いたからだろうか。
「広い空間であればまだしも、あれほど狭い空間で延々と。それも、一袋が終わったからと言って、終わりではなく」
「確かに、一袋にしてもかなりの量でしたが」
「石臼に移すところまで私がやらねばなりませんでしたし、挽いた後の粉にしても改めて集めて別の袋に」
本当に大変だったのだと。これまでであれば、小麦にしても粉で買っている。勿論、そうした作業を行ってくれている人物がいるには違いない。そして、そちらに対する感謝を忘れていないのも事実。だからこそ、そちらに対して対価を惜しみはしない。それほどに、自分たちで行うには、何処までも向いた性格ではない者たちの集まりだ。
「本当に、おつかれさまでした」
「ねぎらいはありがたく、アルノーが言うには明日の朝にはきちんととのことでしたが」
「その、話を聞いただけでは、あまり想像がつかなかったのだけれど」
「豆乳を酢で固める類の物です。そういった意味では蘇よりもチーズうに近いという事もできますか」
ただ煮詰めた物よりは、それこそレモンの果汁を使って作るカッテージチーズにより近いと、オユキの中ではそうした認識。トモエとしても、前に食べた物はいよいよ揚げパンと一緒にともなっていたため、確かにと思う所もある。
「オユキは、意外と形を気にするのね」
「分類に関しては、それなりに気になる性質と言いますか」
そして、珍しいと感じたのだろうか。それとも、ここまでのあまりに奔放な振る舞いに対して、そういった印象が付いたのだろうか。そんな事をオユキは思いながらも、一先ず無難だと思える方向で回答を。アルノーとしては不本意だと、そう分かる取り合わせになっているオユキの前に並ぶ食事。要はローストビーフの付け合わせに使われたマッシュドポテトにさらにグラタン。どちらもジャガイモを使わなければならないからだろうか。オユキの物については、はっきりと食感の違いが分かる様に味付けにしても変えられている。本来であれば、軽くチーズを混ぜてとするのだろう、バターや牛乳を使うのだろうマッシュドポテトにしてもオリーブの香りがするものになっている。
最も、そうしたアルノーのささやかな努力に全く気が付かないのもオユキなのだが。
「オユキさんは、そうですね。意外に思われるかもしれませんが、どちらかと言えば分類学にも明るいわけですし」
「あら、子供と聞いていたから、てっきり」
「いえ、実際に私が絵得ていた職はそちらではありましたが、だからこそ、でしょうか」
確かにそう思われるのは無理もない、トモエがそう感じているのかどこか笑いながらそんな話をされて。さらには、ヴィルヘルミナからは、分類学に詳しいとなると両親とは違う道を選んだのかと疑問が呈される。ただ、オユキははっきりと後を追いかけたこともある。母親が、確かにそうした方面に明るかったこともあり、父親の後を追いかけはしたもののある意味どちらもと言った形にはなっている。あとは、そうした細かい部分を気にしなければならないことが多かったからだろうか。
「理系という括りは私たちの国だけでしたが、少なくとも物を作る以上は」
「そう、ね。私の分野は奏者が、歌手がそういえばそれがと言う物も多かったのよね」
細分化と言うのが、とにかく難しい分野に生きていた相手から。
「私たちにしても、新しい流派とは言う物の」
そして、トモエがそれに同調してため息を一つ。カリンについては、自分でも色々と自覚があるのか、どこかばつが悪そうに。
「思想を継いでいるのなら、基本的には分派だと私は考えるのですが」
「確かに、そこにある想いは大事だわ」
トモエの意見として、そのように。そして、同じ思想のヴィルヘルミナはただ一つ頷いて。だが、それに関しては、オユキとしても言い返してみたいことなどもあるという物だ。過去から現在まで、同時多発と言えばいいのだろうか。いくつかの事柄が世に出て、全く違う場で、いよいよ接点も無い相手ではあるのだが。同じものを見て、同じことを考えて。出力すらも同じことなど、本当にしばしば起こるのだ。起こったのだ。
「しかしながら、己の経過それを全て見せてというのもなかなか難しい物ですから」
「そうね。確かに完成品となる前に、それは美しくないわね」
「オユキさん、話をそらそうとしていますか」
それは、あまりに分かりやすすぎると、トモエから容赦のない追及が。要は、こちらに来て改めて己の道を、トモエを打倒する方法として模索した物とて、完成品はカリンだとここまでの間にトモエは見出している。他にいくつか、それこそ今のカリンが見せる振る舞いは無いのだが、過去にはあったのだろうと体の動かし方でわかるという物だ。
「その、よもやと言う事はありますし、私としては一部の心算ではあったのですが」
「根幹部分をとなっているのであれば、それは一部とはなかなか呼べませんよ」
「確かに、少し前までのオユキの動きは、過去の私の物からと言うのは分かるけれど」
そして、しっかりと真似をされた相手としては、ある程度過去に切り捨てた物を拾う相手がいるのだと、それを喜んではいるのだと。
「何にせよ、明日の楽しみの為に、こうした苦労をと言うのは本当に久しぶりでしたね」
「カリンさんは、料理は」
「私は、一人でいる間はそれなりに。」
そして、カリンの話に少々思う所があるため、トモエが軽く話を振ってみれば、今度は早々にアルノーの戦場から追い出された二人が視線を逸らす。異なる分野で、それぞれが圧倒的な能力を持っているのだから、そのあたりはと位に思うのだが。オユキは、少女たちから。ヴィルヘルミナにしても、侍従として抱えている少女にともすれば色々と言われているのだろう。
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