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28章 事も無く
オユキの知らなかったこと
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随分と、そう、随分と。オユキとしては、そのあとに続く言葉が多く、そこから先になかなか思考が進みはしない。かつては、周囲にそういったうわさがあったことを、オユキとしても理解していた。それがトモエの耳に届いては困ると、確かに考えてもいた。正直なところ、ミズキリという旧い知り合いが用意していた手段の中で、最も気に入らないと考えていたのが、それでもある。だが、実態に関しては、オユキの知らぬ間に随分と。
「オユキさん、機嫌を直しませんか」
「報告をしなかったと考えておられるようですが、あくまで私的な交流でしたし」
先程まで不機嫌だったトモエ、そのはずなのだが今は拗ねるオユキをどうにかあやして。オユキも、機嫌が悪いのかと言われれば、確かにそうだと自覚もある。要は、己のすぐそばにいると考えている相手、仕事と、私的な時間とを分けているつもりだった関係。それがオユキの知らぬ場で、しっかりと交流があったらしいという、ただその事実。そして、話してくれても良かったではないかと、そんなことを考える自分がいる反面。どうして気が付かなかったのかと。思い返してみれば、確かに随分話が早いなと、そう思う場面が多くあったものだ。それこそ、長期の出張がある時に、どうしてもそうした予定と言うのは事前に決まりはするのだが、行うために、それに向かうためにオユキが熟さなければならない事と言うのがとにかく増える。決定される日程にしても、いよいよオユキのほうで準備が整うのを待って等と言う場面も実に多かった。だからこそ、日程の相談と言うよりも、こうした日程に決まったとそうトモエに伝えるのが遅れる場面と言うのも多かった。だというのに、不満が無いどころか、オユキでは足りない準備などをトモエが当然としてくれていた。さて、己は、詳細な日程を、これから向かう先を話しただろうかと。僅かに疑問を持ちながらも、トモエであれば、それくらいはしてくれるのだろうとただ盲目に。ユーフォリアに日頃の感謝を伝えようと、贈り物を考えていた時。それが当然とばかりに、トモエが相談に乗ってくれたこともあった。と言うよりも、ほとんどトモエに任せることになった。
「気が付かず、いえ、疑っていなかったかと言えば、嘘なのでしょうが」
オユキの、かつてのオユキの振る舞いを、全く。揃って随分と理解していると思えば、そこにはきちんと理由があっての事だったらしい。疑いを、確かに一時期向けたことはある。だが、それにしても結局は特定に至る事無く。また、そうであれば、それでもかまわぬとかつてのオユキは考えて。しかし、そういった部分までを含めて掌の上、そうした流れがあったというのなら。今更ながらに、羞恥に襲われて。
「本当に、今も昔も甘やかされていたものだと」
「それは、確かにそうなのでしょうが」
「オユキ様をそうすることに、特に問題はありませんでしたから」
「ユフィは、その、様付で呼ばれるのは」
そして、そうした教育を受けて、そう振る舞う事を当然としたからだろう。だが、オユキからしてみれば、やはりその敬称に慣れていないのだと。
「では、私的な場ではそのように」
「後は、トモエさんもですが、本当に」
「ええ、オユキさんは気にしていなかったのでしょうが、仕事中にも色々と連絡を頂いていましたよ」
「トモエ様」
それは、話さない約束ではなかったかと言わんばかりに。
「既に過去の事ですし」
「現に、オユキ様がそれでこのように苛まれていますが」
「可愛らしいでしょう」
トモエは、基本的にオユキに対して何かにつけて、こうした発言を繰り返す。そうした姿を、オユキとしても可愛いとそう感じているのだが。ユーフォリアの中では、トモエよりもやはりオユキが上にいるのだろう。そこは、仕方が無い物として諦めるべきことではあるのだが。
「ユフィ」
「こればかりは、オユキ様の指示とあっても」
ただ、オユキとしてはトモエに重きを置いてくれと、そう頼んだところで返ってくる答えは理解が出来ている。ユーフォリアにとって優先する対象は、オユキ。トモエは、オユキの安定の為にいる。その思考が根底にあると、それを隠しもしない以上は色々と難しい事であるのは事実。そして、他の者たちにしても、この世界の、現状のこの世界の仕組みになれている者たちにしても。家督を持つ存在を優先する、それが間違い用の無い美徳ではあるのだから。オユキが、そうでは無いのだと、意思決定はトモエが基本的に行っているのだとそれを示してきた。そうした、どうにか繰り返した努力の結果として少しづつ認識が変わってきていたものだ。ここ暫くは、今回に関しては実に顕著に。オユキではなく、トモエにつけられている侍女の数が増えた。勿論、オユキが側仕えと言えばいいのだろうか。基本的に習うべきとされた相手として、エステールを頼んだこともある。だが、それを頼んだところで何も彼女は近衛ではない。そんな能力を持っていない。だからこそ、という物でもあるのだが。
オユキの理解の範囲、シェリアにも確認したこととして。王家からつけられている近衛にしても、トモエに比重を置いた配置になっているのだと、そうした話。公爵家からつけられている騎士たちにしても、オユキを基本としてトモエも余力があればとそういった構えだったのが、今ではきちんと等分に。状況は改善されている。改善されていた。だが、ここでユーフォリアが、散々に信頼を寄せていると口にした相手が、それを行ってしまっては。オユキの不安と言うのは、そこに尽きる。
「御心配には、及びませんとも。及ばせんとも」
「ですが」
「もう、十分な理解はあるでしょう。無いというのであれば、ええ、私がそのように」
トモエに万が一があれば、オユキはいよいよどうなるか分かったものではないのだぞと。
「そのために、得た魔術もありますから。奇跡とて、与えられてもいます」
その言葉は、確かに頼もしいとそう思えるものではある。ただ、オユキとしては、はっきりと不安を感じる部分もある。昨夜、ユーフォリアが宣誓を行った先、それがやはりはっきりと気がかりなのだ。
「オユキ様は、いえ、トモエさんも、ですか。はい、ご明察の通りに」
「あの、本当に大丈夫なのですか。正直、こちらにおけるその柱は」
「ええ、生前と比べて、あまりにも自動的ではあります。ですが、そうした部分を理解して振る舞うのであれば、やはり問題は少ないのです」
そして、軽く微笑んで見せるユーフォリアに。それについて、信頼しているのだと、それをもはや疑う事が無いといった様子のトモエに。オユキも勿論気が付くところがある。
これまで、そこまで強大な権能を持つ柱だというのに、認識できている柱だというのに。この世界の教会で、神殿で、その柱の姿を見た記憶がオユキに無い。ならば、その柱は以前に聞いた裏層、この平面世界の裏側に存在する柱。そして。
「ユフィは、裏層にいたのですね」
「はい。どの程度の長さかと言われれば、また色々と難しいのですが」
「それは」
そして、ため息交じりにオユキが口にした言葉は、ただ肯定される。
「ミズキリも、でしょう」
「はい。しばらくの間は、手伝う羽目になりました」
それがどういった場所であったのか、戯れに尋ねてみてもいいだろうかと。そんなことをオユキはわずかに考える。だが、トモエが何も言わずに首を振る以上は、既に昨夜試して終わったことなのだろう。要は、それを聞かせることなど、できないのだと。そして、ユフィが奇跡として知識と魔を上げていない以上は、教示の奇跡を望むべくもない。
「魔国の王妃様でも」
「そう、ですか」
ならば、頼める先はつい最近できたはずだと、そう考えたのだがそれもすぐに否定される。そして、いまさらながらに色々と気が付くところも出てくる。
「つまりは、ミズキリもと、そういう事ですか」
「ええ。あの男は、望んだことがあまりにも大きく、過剰であると判断されて」
「一応、こちらの神々の願いと言いますか」
「それに沿うのは、あくまで基本方針でしかありません」
つまりは、ミズキリのほうでどの時点に、事によれば門をどこに作るのか、それすらも考えていると言う事らしい。厄介な事だと、確かにそう感じる。そして、それを聞き出すことも難しいのだと、そうした理解も進む。ただ、やはりミズキリよりもユーフォリアのほうが色々と分かりやすくはある。難しい範囲なのだろうが、それすらもミズキリの計算の範囲なのだろうが。ユーフォリアであれば、口にしなくとも伝わる内容と言うのは、やはりミズキリよりも多い。そこには、色々と多くの差があるには違いない。だが、オユキに対して特別とできることが多い、それがこのユーフォリアでもある。過去の流れ、そこに合ったもの。どうやら、トモエとの間でもしっかりと過去に関係をはぐくんでいたらしい。
「まぁ、良いでしょう。ユフィは、ミズキリの考えと言うのが、私にとってうれしい物だとそう考えているのが分かっただけでも、一先ずは良しとしておきましょう」
「ええ。確かにあの男は悪辣です。人を人と思わない、歯車、機械の部品と考える事を、計画を動かすための駒だと考える癖は変わっていません」
ユーフォリアからの評価にしても、基本的にはオユキの評価と変わらない。だが、生前に話を振ってみたときには、もう少し、どういえばいいのだろうか。オユキとしては、なかなかに言葉を探すのにも難儀するような、そうした感情を確かに感じた。だが、今それがない以上は、最低限と言ってもよいだけの、過去のオユキがそうであったような、そうした割り切りを行えたのだろう。そう、オユキは考えたのだが。
「それにしても、かつては止められたものですが、習っておけばよかったですね」
「あの、ユフィ」
「ええ、こちらに来て、あの男の下にとなった時に、私は既に十分だと思えるだけを」
「とすると、私が行うのも、問題ないとそう言う事ですか」
どうやら、過去に散々に抱えた物を既に生産したからこその、今の感情であるらしい。
「オユキさん、機嫌を直しませんか」
「報告をしなかったと考えておられるようですが、あくまで私的な交流でしたし」
先程まで不機嫌だったトモエ、そのはずなのだが今は拗ねるオユキをどうにかあやして。オユキも、機嫌が悪いのかと言われれば、確かにそうだと自覚もある。要は、己のすぐそばにいると考えている相手、仕事と、私的な時間とを分けているつもりだった関係。それがオユキの知らぬ場で、しっかりと交流があったらしいという、ただその事実。そして、話してくれても良かったではないかと、そんなことを考える自分がいる反面。どうして気が付かなかったのかと。思い返してみれば、確かに随分話が早いなと、そう思う場面が多くあったものだ。それこそ、長期の出張がある時に、どうしてもそうした予定と言うのは事前に決まりはするのだが、行うために、それに向かうためにオユキが熟さなければならない事と言うのがとにかく増える。決定される日程にしても、いよいよオユキのほうで準備が整うのを待って等と言う場面も実に多かった。だからこそ、日程の相談と言うよりも、こうした日程に決まったとそうトモエに伝えるのが遅れる場面と言うのも多かった。だというのに、不満が無いどころか、オユキでは足りない準備などをトモエが当然としてくれていた。さて、己は、詳細な日程を、これから向かう先を話しただろうかと。僅かに疑問を持ちながらも、トモエであれば、それくらいはしてくれるのだろうとただ盲目に。ユーフォリアに日頃の感謝を伝えようと、贈り物を考えていた時。それが当然とばかりに、トモエが相談に乗ってくれたこともあった。と言うよりも、ほとんどトモエに任せることになった。
「気が付かず、いえ、疑っていなかったかと言えば、嘘なのでしょうが」
オユキの、かつてのオユキの振る舞いを、全く。揃って随分と理解していると思えば、そこにはきちんと理由があっての事だったらしい。疑いを、確かに一時期向けたことはある。だが、それにしても結局は特定に至る事無く。また、そうであれば、それでもかまわぬとかつてのオユキは考えて。しかし、そういった部分までを含めて掌の上、そうした流れがあったというのなら。今更ながらに、羞恥に襲われて。
「本当に、今も昔も甘やかされていたものだと」
「それは、確かにそうなのでしょうが」
「オユキ様をそうすることに、特に問題はありませんでしたから」
「ユフィは、その、様付で呼ばれるのは」
そして、そうした教育を受けて、そう振る舞う事を当然としたからだろう。だが、オユキからしてみれば、やはりその敬称に慣れていないのだと。
「では、私的な場ではそのように」
「後は、トモエさんもですが、本当に」
「ええ、オユキさんは気にしていなかったのでしょうが、仕事中にも色々と連絡を頂いていましたよ」
「トモエ様」
それは、話さない約束ではなかったかと言わんばかりに。
「既に過去の事ですし」
「現に、オユキ様がそれでこのように苛まれていますが」
「可愛らしいでしょう」
トモエは、基本的にオユキに対して何かにつけて、こうした発言を繰り返す。そうした姿を、オユキとしても可愛いとそう感じているのだが。ユーフォリアの中では、トモエよりもやはりオユキが上にいるのだろう。そこは、仕方が無い物として諦めるべきことではあるのだが。
「ユフィ」
「こればかりは、オユキ様の指示とあっても」
ただ、オユキとしてはトモエに重きを置いてくれと、そう頼んだところで返ってくる答えは理解が出来ている。ユーフォリアにとって優先する対象は、オユキ。トモエは、オユキの安定の為にいる。その思考が根底にあると、それを隠しもしない以上は色々と難しい事であるのは事実。そして、他の者たちにしても、この世界の、現状のこの世界の仕組みになれている者たちにしても。家督を持つ存在を優先する、それが間違い用の無い美徳ではあるのだから。オユキが、そうでは無いのだと、意思決定はトモエが基本的に行っているのだとそれを示してきた。そうした、どうにか繰り返した努力の結果として少しづつ認識が変わってきていたものだ。ここ暫くは、今回に関しては実に顕著に。オユキではなく、トモエにつけられている侍女の数が増えた。勿論、オユキが側仕えと言えばいいのだろうか。基本的に習うべきとされた相手として、エステールを頼んだこともある。だが、それを頼んだところで何も彼女は近衛ではない。そんな能力を持っていない。だからこそ、という物でもあるのだが。
オユキの理解の範囲、シェリアにも確認したこととして。王家からつけられている近衛にしても、トモエに比重を置いた配置になっているのだと、そうした話。公爵家からつけられている騎士たちにしても、オユキを基本としてトモエも余力があればとそういった構えだったのが、今ではきちんと等分に。状況は改善されている。改善されていた。だが、ここでユーフォリアが、散々に信頼を寄せていると口にした相手が、それを行ってしまっては。オユキの不安と言うのは、そこに尽きる。
「御心配には、及びませんとも。及ばせんとも」
「ですが」
「もう、十分な理解はあるでしょう。無いというのであれば、ええ、私がそのように」
トモエに万が一があれば、オユキはいよいよどうなるか分かったものではないのだぞと。
「そのために、得た魔術もありますから。奇跡とて、与えられてもいます」
その言葉は、確かに頼もしいとそう思えるものではある。ただ、オユキとしては、はっきりと不安を感じる部分もある。昨夜、ユーフォリアが宣誓を行った先、それがやはりはっきりと気がかりなのだ。
「オユキ様は、いえ、トモエさんも、ですか。はい、ご明察の通りに」
「あの、本当に大丈夫なのですか。正直、こちらにおけるその柱は」
「ええ、生前と比べて、あまりにも自動的ではあります。ですが、そうした部分を理解して振る舞うのであれば、やはり問題は少ないのです」
そして、軽く微笑んで見せるユーフォリアに。それについて、信頼しているのだと、それをもはや疑う事が無いといった様子のトモエに。オユキも勿論気が付くところがある。
これまで、そこまで強大な権能を持つ柱だというのに、認識できている柱だというのに。この世界の教会で、神殿で、その柱の姿を見た記憶がオユキに無い。ならば、その柱は以前に聞いた裏層、この平面世界の裏側に存在する柱。そして。
「ユフィは、裏層にいたのですね」
「はい。どの程度の長さかと言われれば、また色々と難しいのですが」
「それは」
そして、ため息交じりにオユキが口にした言葉は、ただ肯定される。
「ミズキリも、でしょう」
「はい。しばらくの間は、手伝う羽目になりました」
それがどういった場所であったのか、戯れに尋ねてみてもいいだろうかと。そんなことをオユキはわずかに考える。だが、トモエが何も言わずに首を振る以上は、既に昨夜試して終わったことなのだろう。要は、それを聞かせることなど、できないのだと。そして、ユフィが奇跡として知識と魔を上げていない以上は、教示の奇跡を望むべくもない。
「魔国の王妃様でも」
「そう、ですか」
ならば、頼める先はつい最近できたはずだと、そう考えたのだがそれもすぐに否定される。そして、いまさらながらに色々と気が付くところも出てくる。
「つまりは、ミズキリもと、そういう事ですか」
「ええ。あの男は、望んだことがあまりにも大きく、過剰であると判断されて」
「一応、こちらの神々の願いと言いますか」
「それに沿うのは、あくまで基本方針でしかありません」
つまりは、ミズキリのほうでどの時点に、事によれば門をどこに作るのか、それすらも考えていると言う事らしい。厄介な事だと、確かにそう感じる。そして、それを聞き出すことも難しいのだと、そうした理解も進む。ただ、やはりミズキリよりもユーフォリアのほうが色々と分かりやすくはある。難しい範囲なのだろうが、それすらもミズキリの計算の範囲なのだろうが。ユーフォリアであれば、口にしなくとも伝わる内容と言うのは、やはりミズキリよりも多い。そこには、色々と多くの差があるには違いない。だが、オユキに対して特別とできることが多い、それがこのユーフォリアでもある。過去の流れ、そこに合ったもの。どうやら、トモエとの間でもしっかりと過去に関係をはぐくんでいたらしい。
「まぁ、良いでしょう。ユフィは、ミズキリの考えと言うのが、私にとってうれしい物だとそう考えているのが分かっただけでも、一先ずは良しとしておきましょう」
「ええ。確かにあの男は悪辣です。人を人と思わない、歯車、機械の部品と考える事を、計画を動かすための駒だと考える癖は変わっていません」
ユーフォリアからの評価にしても、基本的にはオユキの評価と変わらない。だが、生前に話を振ってみたときには、もう少し、どういえばいいのだろうか。オユキとしては、なかなかに言葉を探すのにも難儀するような、そうした感情を確かに感じた。だが、今それがない以上は、最低限と言ってもよいだけの、過去のオユキがそうであったような、そうした割り切りを行えたのだろう。そう、オユキは考えたのだが。
「それにしても、かつては止められたものですが、習っておけばよかったですね」
「あの、ユフィ」
「ええ、こちらに来て、あの男の下にとなった時に、私は既に十分だと思えるだけを」
「とすると、私が行うのも、問題ないとそう言う事ですか」
どうやら、過去に散々に抱えた物を既に生産したからこその、今の感情であるらしい。
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