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23章 ようやく少し観光を
久しぶりに外食を
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ふらりと、それこそかつて度々そうしたように立ち寄った飲食店は、最初こそ入ってきた客の姿を見て普段通りの接客と分かる物をしていたのだが、後からカリンとシェリアが、他の護衛達がするすると入ってきたのを見て何かがおかしいと気が付いたらしい。そして、恐る恐ると言えばいいのだろうか、まさかと考えていると言えばいいのか、何とも複雑なぎこちなさを残す表情で。
「お名前をお伺いさせて頂いても。」
「名乗る程では、そう応えるのもこうなってはおかしいでしょうから、オユキ・ファンタズマです。」
「同じく、トモエ・ファンタズマと。」
そう応えて見た時には、さて先ほどまでの動きはどうなったのかと。それこそ油を指していないブリキのようにぎくしゃくと。見ている側としては、滑稽といった感想よりも、憐れなとそんな感想ばかりが浮かぶものだ。そして、オユキとトモエを奥まった個室に案内し、そのまま一緒に中に入ってくるのはシェリアとカレンだけ。
今頃はあの憐れな男も、護衛にあれこれと厳しく問い詰められているのだろうか。
「一子爵家如きに、そう考えずにはいられませんが。」
「オユキ様は、韜晦がご趣味でしょうか。」
「そういう訳ではありませんし、巫女という位に付随するものと、それくらいの理解はありますが。」
ただ、だからと言って公爵のお膝元。それこそ公爵本人やその縁者、この町で暮らしているに違いない高位貴族たちの相手をしなければならない事を考えれば、オユキなどまだ位が低いうちに入りそうなものだと。
「オユキさん、色々しましたから。」
「色々とはいっても、この町へ齎したものと言われれば正直頭痛の種の方が多いように思いますが。」
「それはそうなのでしょうが、公爵様もオユキさんへの感謝を口にしていたでしょう。領として見た時に、それと。」
オユキとしては、自分への評価が高すぎると。オユキ自身が考える己の功績、言ってしまえばこの町に対して行った事というのは実に些細なと言えばいいのか、寧ろオユキとトモエが運ぶこととなった御言葉の小箱、その結果引き起こされた南区からの加護のはく奪といった事象にばかり頭が行くものなのだろう。
「加護も南に戻っているようですし、それに翼人種の方々の住処も。」
「言われてみれば、確かにそうした目立つものもありますか。ですが、それらはあくまで。」
「説明がしやすいのは、巫女の位を持つオユキさんだから、ですから。」
「さて、そうなると随分と望まぬ説明がなされていそうなものですね。」
そうして話しながらも、何か注文をと考えメニュー表などが無いのかとトモエとオユキは室内に視線を巡らしたりしている。
「そういった事を、今回ご説明頂けるのでは無いでしょうか。」
「正直、そちらは付属でしかないとは思うのですが。」
トモエの言葉に、恐らくそれは無いだろうとオユキから。
「こうして考える、直面してうろたえるのであれば。」
「確かに、私からお伺いするべきですか。」
トモエからは至極単純な回答が返ってくる。そこに関してあれこれと推論を重ねるよりも、大本、どういった情報を流す彼の取捨選択を行っているだろう人物に直接尋ねた上で、どういった振る舞いが求められるのか。そうしたことをきちんと一度確認すべきだとトモエから。確かにオユキとしてもトモエの懸念というのは理解できるし、こうしてあれこれと考えて無為に時間を使うよりかとも思うのだが。
「オユキさんは、そうして色々考えるのが楽しいのでしょうが。」
「確かに、それで色々と不利が出るのであれば、考えるべきなのでしょうね。」
トモエからオユキに対して、改めて伝えられてしまえば、オユキのほうでも反省をしなければならない部分でもある。それこそ王太子妃程では無いのだが、オユキにしても色々と己の中で推論を組み立てて、それがどの程度正着を得ているのかを確かめる事を好んではいる。その結果として、これまでの事があるわけなのだが。
そうした事を話していれば、注文したはずもないのだがそれが当然とばかりに料理が運ばれる。恐らくではなく、確実に毒見については部屋の外で済まされているのだろう。こういった店舗であれば、それこそ貴人が利用する前提の店舗なのだとしても従業員が配膳に出て来そうなものではあるが、そこは当然のようにシェリアとカレンに一任されている。同じ部屋にいるのだから、二人とも席に着いてはどうかとそのようにオユキから視線で示したのだが生憎とそれは固辞されている。この場に、この領都に関しては未だ油断するべきでは無いとそういった内情がちょっとした出来事の端々に並ぶ当たりが、何とも言えない物ではあるのだが。
「まずは、食前酒から。」
「その、私はあまり得意では無いのですが。」
出された物は、葡萄酒。グラスには美しく色の深い、熟成の年月を感じさせるだけの色を湛えた液体が半分よりも少ないくらいに注がれている。しかしながら、その倍ほども口に含んでしまえばオユキは今の体調を鑑みれば、速やかに眠りに誘われる。
「そうですね。オユキさんは軽く口に含んで、残りは。」
「それも、流石にどうかとは思いますが。」
下げ渡すのか、単に残してしまうのか。トモエは気軽に口に出すものだが、オユキとしてはなかなか納得がい雲ではない。苦手な物は残して、それこそトモエが平らげてと過去にも散々類似の事があったようにと勧められるのだが。
「オユキさん。」
「確かに、無理をするべきでは無いと理解は出来るのですが。」
流石に生前の事もあり、やはりオユキとしてもそのまま残してというのは気が進まない。今もこうして話している間に、明らかな失態があったのだとシェリアとカレンの顔色が悪くなっていることもある。トモエは気に止めもしないだろうが、オユキはそうでは無いのだ。
「妥協点として、トモエさんがというのも構いませんが、そうですね。」
これを口実に、せめてカレンだけでも席に着けてしまえと。
「恐らく普段のような加減を望めるような場でも無いでしょうから。」
「それは、そうかもしれませんが。」
「トモエさんに全てを、そうしても構いませんがせっかくですからね。」
無理筋にも過ぎる説得。主な効用としては、今回のように同席することが叶わない、職務として給仕の義務があるのだと己に課している相手からの圧も得られる。加えて、反論がなかなかに困難である。それこそ、経験を積んでいればこうした場においても上手い言い訳を見つけて抜け出すこともできるのだが、カレンはそうでは無い。シェリアがカレンに対して強制したように、カレンから見て下の立場に対して行っても良いし、それが叶わないのであれば一先ず料理の手配をと言って部屋の外に一度出てしまえばいいのだ。その後は数度往復をすることを前提として、トモエとオユキの好みがどういった物であるのかをこの店舗の料理人を相手に伝えるのだとすればそれこそこうした圧力を避けられる。
「カレンさんも、色々と学ぶべきことがありそうですね。」
「アマリーア様からも、何度も言われている事ではありますが。」
結局渋々と言えばいいのか、他に方法が見当たらないからとばかりに同席することとなったカレンに、まずはとばかりにオユキは食前酒のグラスを回して。そうしてみれば、シェリアが外にいかなる手段でか必要な事を伝えたのだろう。オユキには別の飲み物が用意される。色味自体は確かに似ているのだが、トモエとカレンが手にしている物に比べれば随分と色の浅い液体。発行という段階を得る事のないそれは、まさに果物を絞っただけの果汁であろう。これに対して、何某かの手を加えてという事はあるかもしれないが、少なくとも今の見た目としては。
「さて、何に対してという訳でもありませんが。」
「強いて言うのならば、改めて当初の目的、観光を楽しむ時間が取れた事でしょうか。」
「流石に、今後も折を見てとしたいものですが。」
乾杯の音頭はトモエとオユキの間で、分けて。カレンを付き合わせることは、申し訳なくも思いはするのだが。少なくとも、彼女にしても聞きたい事であるには違いない。トモエの目的は、こちらでい王太子から問い詰められた頃より変わりはしない。オユキにしても、同様だ。
「あの子たちには申し訳なく思いますが、せっかく空いた時間です。」
「そうですね。申し訳なさを覚える、それも事実ですがあの子たちの気遣いその分は喜んで。」
「それこそ、かつてと変わりなく。」
互いに言葉を交わして、グラスを掲げる。慣れぬタイミングではあるのだろう、少し遅れてカレンがそれに合わせて。そして、互いに何を言うでもなく、そのまま口に着けてグラスの中身を僅かにそれぞれが流し込む。
「では、改めて今後の事を。」
「そうですね。今回、領都では恐らくでしかありませんが数日、長くとも四日ほどでしょうか。」
「あの、オユキさん。」
「いえ、それ以上となると、王都や魔国へと足を延ばすのに不足が生まれそうなのですよね。」
流石に、それは随分と短いのではないかと、そうトモエから軽く責める様な声音でオユキに向けて。しかし、オユキとしても言い分というものは存在している。
「となると、オユキさんはそちらでも、ですか。」
「過去のように、ただ観光とはいかないようですから。」
かつてであれば、それこそ相応に有名となった企業の発起人の一部とされてはいたのだが、それでも海外に、国内にしても自分たちが拠点としている場から離れてしまえばきちんと休める環境が用意できた。極稀に、それこそ海外に足を向けたときに世界的にも有名なホテルなどで一室を取ってみれば、つい先ごろプロジェクトで関わった相手が同じ場で止まっていたりという事もあったのだが、その辺りは互いに私的な時間を優先しようとそうした暗黙の了解というものが存在していた。広大な、この世界に比べれば随分とこじんまりとした世界では、惑星ではあったのだがそれでも十分すぎるほどの広がりがあった。一体どれほどの可能性が、確率がと言われれば計算してみるのも吝かでは無い物ではあるのだが。
「お名前をお伺いさせて頂いても。」
「名乗る程では、そう応えるのもこうなってはおかしいでしょうから、オユキ・ファンタズマです。」
「同じく、トモエ・ファンタズマと。」
そう応えて見た時には、さて先ほどまでの動きはどうなったのかと。それこそ油を指していないブリキのようにぎくしゃくと。見ている側としては、滑稽といった感想よりも、憐れなとそんな感想ばかりが浮かぶものだ。そして、オユキとトモエを奥まった個室に案内し、そのまま一緒に中に入ってくるのはシェリアとカレンだけ。
今頃はあの憐れな男も、護衛にあれこれと厳しく問い詰められているのだろうか。
「一子爵家如きに、そう考えずにはいられませんが。」
「オユキ様は、韜晦がご趣味でしょうか。」
「そういう訳ではありませんし、巫女という位に付随するものと、それくらいの理解はありますが。」
ただ、だからと言って公爵のお膝元。それこそ公爵本人やその縁者、この町で暮らしているに違いない高位貴族たちの相手をしなければならない事を考えれば、オユキなどまだ位が低いうちに入りそうなものだと。
「オユキさん、色々しましたから。」
「色々とはいっても、この町へ齎したものと言われれば正直頭痛の種の方が多いように思いますが。」
「それはそうなのでしょうが、公爵様もオユキさんへの感謝を口にしていたでしょう。領として見た時に、それと。」
オユキとしては、自分への評価が高すぎると。オユキ自身が考える己の功績、言ってしまえばこの町に対して行った事というのは実に些細なと言えばいいのか、寧ろオユキとトモエが運ぶこととなった御言葉の小箱、その結果引き起こされた南区からの加護のはく奪といった事象にばかり頭が行くものなのだろう。
「加護も南に戻っているようですし、それに翼人種の方々の住処も。」
「言われてみれば、確かにそうした目立つものもありますか。ですが、それらはあくまで。」
「説明がしやすいのは、巫女の位を持つオユキさんだから、ですから。」
「さて、そうなると随分と望まぬ説明がなされていそうなものですね。」
そうして話しながらも、何か注文をと考えメニュー表などが無いのかとトモエとオユキは室内に視線を巡らしたりしている。
「そういった事を、今回ご説明頂けるのでは無いでしょうか。」
「正直、そちらは付属でしかないとは思うのですが。」
トモエの言葉に、恐らくそれは無いだろうとオユキから。
「こうして考える、直面してうろたえるのであれば。」
「確かに、私からお伺いするべきですか。」
トモエからは至極単純な回答が返ってくる。そこに関してあれこれと推論を重ねるよりも、大本、どういった情報を流す彼の取捨選択を行っているだろう人物に直接尋ねた上で、どういった振る舞いが求められるのか。そうしたことをきちんと一度確認すべきだとトモエから。確かにオユキとしてもトモエの懸念というのは理解できるし、こうしてあれこれと考えて無為に時間を使うよりかとも思うのだが。
「オユキさんは、そうして色々考えるのが楽しいのでしょうが。」
「確かに、それで色々と不利が出るのであれば、考えるべきなのでしょうね。」
トモエからオユキに対して、改めて伝えられてしまえば、オユキのほうでも反省をしなければならない部分でもある。それこそ王太子妃程では無いのだが、オユキにしても色々と己の中で推論を組み立てて、それがどの程度正着を得ているのかを確かめる事を好んではいる。その結果として、これまでの事があるわけなのだが。
そうした事を話していれば、注文したはずもないのだがそれが当然とばかりに料理が運ばれる。恐らくではなく、確実に毒見については部屋の外で済まされているのだろう。こういった店舗であれば、それこそ貴人が利用する前提の店舗なのだとしても従業員が配膳に出て来そうなものではあるが、そこは当然のようにシェリアとカレンに一任されている。同じ部屋にいるのだから、二人とも席に着いてはどうかとそのようにオユキから視線で示したのだが生憎とそれは固辞されている。この場に、この領都に関しては未だ油断するべきでは無いとそういった内情がちょっとした出来事の端々に並ぶ当たりが、何とも言えない物ではあるのだが。
「まずは、食前酒から。」
「その、私はあまり得意では無いのですが。」
出された物は、葡萄酒。グラスには美しく色の深い、熟成の年月を感じさせるだけの色を湛えた液体が半分よりも少ないくらいに注がれている。しかしながら、その倍ほども口に含んでしまえばオユキは今の体調を鑑みれば、速やかに眠りに誘われる。
「そうですね。オユキさんは軽く口に含んで、残りは。」
「それも、流石にどうかとは思いますが。」
下げ渡すのか、単に残してしまうのか。トモエは気軽に口に出すものだが、オユキとしてはなかなか納得がい雲ではない。苦手な物は残して、それこそトモエが平らげてと過去にも散々類似の事があったようにと勧められるのだが。
「オユキさん。」
「確かに、無理をするべきでは無いと理解は出来るのですが。」
流石に生前の事もあり、やはりオユキとしてもそのまま残してというのは気が進まない。今もこうして話している間に、明らかな失態があったのだとシェリアとカレンの顔色が悪くなっていることもある。トモエは気に止めもしないだろうが、オユキはそうでは無いのだ。
「妥協点として、トモエさんがというのも構いませんが、そうですね。」
これを口実に、せめてカレンだけでも席に着けてしまえと。
「恐らく普段のような加減を望めるような場でも無いでしょうから。」
「それは、そうかもしれませんが。」
「トモエさんに全てを、そうしても構いませんがせっかくですからね。」
無理筋にも過ぎる説得。主な効用としては、今回のように同席することが叶わない、職務として給仕の義務があるのだと己に課している相手からの圧も得られる。加えて、反論がなかなかに困難である。それこそ、経験を積んでいればこうした場においても上手い言い訳を見つけて抜け出すこともできるのだが、カレンはそうでは無い。シェリアがカレンに対して強制したように、カレンから見て下の立場に対して行っても良いし、それが叶わないのであれば一先ず料理の手配をと言って部屋の外に一度出てしまえばいいのだ。その後は数度往復をすることを前提として、トモエとオユキの好みがどういった物であるのかをこの店舗の料理人を相手に伝えるのだとすればそれこそこうした圧力を避けられる。
「カレンさんも、色々と学ぶべきことがありそうですね。」
「アマリーア様からも、何度も言われている事ではありますが。」
結局渋々と言えばいいのか、他に方法が見当たらないからとばかりに同席することとなったカレンに、まずはとばかりにオユキは食前酒のグラスを回して。そうしてみれば、シェリアが外にいかなる手段でか必要な事を伝えたのだろう。オユキには別の飲み物が用意される。色味自体は確かに似ているのだが、トモエとカレンが手にしている物に比べれば随分と色の浅い液体。発行という段階を得る事のないそれは、まさに果物を絞っただけの果汁であろう。これに対して、何某かの手を加えてという事はあるかもしれないが、少なくとも今の見た目としては。
「さて、何に対してという訳でもありませんが。」
「強いて言うのならば、改めて当初の目的、観光を楽しむ時間が取れた事でしょうか。」
「流石に、今後も折を見てとしたいものですが。」
乾杯の音頭はトモエとオユキの間で、分けて。カレンを付き合わせることは、申し訳なくも思いはするのだが。少なくとも、彼女にしても聞きたい事であるには違いない。トモエの目的は、こちらでい王太子から問い詰められた頃より変わりはしない。オユキにしても、同様だ。
「あの子たちには申し訳なく思いますが、せっかく空いた時間です。」
「そうですね。申し訳なさを覚える、それも事実ですがあの子たちの気遣いその分は喜んで。」
「それこそ、かつてと変わりなく。」
互いに言葉を交わして、グラスを掲げる。慣れぬタイミングではあるのだろう、少し遅れてカレンがそれに合わせて。そして、互いに何を言うでもなく、そのまま口に着けてグラスの中身を僅かにそれぞれが流し込む。
「では、改めて今後の事を。」
「そうですね。今回、領都では恐らくでしかありませんが数日、長くとも四日ほどでしょうか。」
「あの、オユキさん。」
「いえ、それ以上となると、王都や魔国へと足を延ばすのに不足が生まれそうなのですよね。」
流石に、それは随分と短いのではないかと、そうトモエから軽く責める様な声音でオユキに向けて。しかし、オユキとしても言い分というものは存在している。
「となると、オユキさんはそちらでも、ですか。」
「過去のように、ただ観光とはいかないようですから。」
かつてであれば、それこそ相応に有名となった企業の発起人の一部とされてはいたのだが、それでも海外に、国内にしても自分たちが拠点としている場から離れてしまえばきちんと休める環境が用意できた。極稀に、それこそ海外に足を向けたときに世界的にも有名なホテルなどで一室を取ってみれば、つい先ごろプロジェクトで関わった相手が同じ場で止まっていたりという事もあったのだが、その辺りは互いに私的な時間を優先しようとそうした暗黙の了解というものが存在していた。広大な、この世界に比べれば随分とこじんまりとした世界では、惑星ではあったのだがそれでも十分すぎるほどの広がりがあった。一体どれほどの可能性が、確率がと言われれば計算してみるのも吝かでは無い物ではあるのだが。
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