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6章 始まりの町へ
銀製品
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「私は魔術が使えないので、詳しくはありませんが。」
店員がそう前置きをしたうえで、代表的な使い方を説明してくれる。
それを要約してしまえば、使い捨ての魔道具というのが近いらしい。
ただし、投げたりせずに、その場に突き立てることで使うという意味では、地雷とでも呼べばいいのだろうか。
「なかなか面白い道具ですね。」
「となると、水なども。」
「その場合ですと、専用の魔道具の方がよいでしょうね。」
概要を聞いた時には、そんなことを考えていたが、実際にはもっと平和な利用法が主体だった。
魔術は何も攻撃を行うための物では無いのだから。
この町では、庭園の維持を行うために、土地に栄養を与える。
屋内、食料の保管のための部屋を整えたり、病室を整える。
他にも色々と。
「成程。ただ劣化とのことですが。」
「ええ、徐々に削れて行きます。」
「サイズを大きくしたりは。」
「試したこともあるそうですが、このサイズが最も良いと、そうされていますね。」
「成程、費用対効果、大きくしたところで、今度は設置すると目立ちすぎる等、でしょうか。」
二人でそんな説明を聞きながら、あれこれと考えたことを口に出す。
そんな中でオユキは魔術を無償で習っている相手の顔を思い出し、土産に良いのではと、ふとそんなことを考える。
「これは、領都からの手土産として、魔術を使われる方に贈れば喜ばれるでしょうか。」
「定番の品ですね。魔術師と、それを名乗る方でしたら、間違いなく喜ばれるでしょう。」
「では、そうですね。そちらを頂きたいのですが、数は。」
そういってオユキは少し考えこむ。使い捨てであるならば、多少の予備はあったほうが良いだろうが、あまり高額になっても、そう考えてしまう。
前の世界であれば、90%程のペーパーナイフが5万円を超えるか、そのあたりからだったような気もするが。
「10本をセットとしているものが。贈り物としての箱なども、合わせていますよ。
そちらで、4000ペセとなっております。」
「あら、案外お安いのですね。」
「特産ですし、型に流し込むだけですから。」
どうやら、思った以上に銀製品の類というよりも、銀そのものは安いようだ。
遠方まで持ち運ぶことも簡単ではないため、そのあたりもあるのだろうが。
「では、そうですね。3セット程。」
「ありがとうございます。それと、鎖は色々ありますが、一先ずこちらで。」
そうして側に置かれた鎖を勧められるが、二種類の太さが並べられているが、どちらも華奢な作りになっている。
「ああ、魔物の狩猟も行いますので。」
「これは、失礼しました。それでは少々お待ちください。」
改めて職業を伝えれば、一度トレーに置かれた品を全て下げ、裏手のほうに歩いていく。
「普段使い、街歩きのときであれば、良いのではと思いますが。」
「功績を持ち歩くとなると、付け替えるのも。」
「ああ、そういった用途ですか。そちらは紐でもと、思ってしまいますね。」
「今後を考えると、鎧を着ることもあるでしょうから。」
その言葉に、オユキはなるほどと頷く。
そうなれば鎧下を着るにしても、功績は上に行くだろうし、金属と擦れれば革は痛みも早いだろう。
「鎧、ですか。」
「ええ、一応興味がありまして。」
「手入れなどが難しいと思いますが、確かによく似合いそうですね。」
「オユキさんは、難しそうですが。」
「流石に、この体躯で鎧は。後は目指している方向も、速さを主体とするでしょうから。」
そんなことを少し話しているうちに、店員が品を変えて、改めてトレーを持ってくる。
「お待たせいたしました。」
今度は少し太めの鎖が、いくつか並べられている。
それにしても、オユキとトモエに合わせているのだろう。
太さが二種類用意されている。
どちらも作り自体は、前の世界で親しんだものほど細かいものではないが、それでも繊細さを感じる仕上げがされている。
「こちらは、良さそうですね。持ってみても。」
「勿論ですとも。」
そう言われてトモエが手布を出して、鎖を持ち上げて確認している。
オユキもオユキで他にいくつか並べられた装飾の類を見る。
指輪は分かり易いが、他にも髪留めらしきものを始め、見慣れない物もある。
そうして、鎖を始め、いくつかの商品を店員からあれこれと説明を聞きながら、見聞きし、結局は鎖だけとなったが、購入を決める。
ただし、鎖に関しては手作業の割合があまりに大きいため、先に買った物とは、比べ物にならない金額ではあったが。
事前に説明されたように、預かっていた札お店れば、それを書き取り品は運んでいくと、当たり前のように言われたために、手ぶらで店舗から出る。
そんな、なかなか無い体験ではあるが、買い物を終えても手がふさがらないというのは、やはり楽なもので、それでは次の店へと足を運ぶ。
ここまでは衣服を扱っている店舗が多かったが、このあたりからは、装飾に変わっているようで、どの店もガラス越しに様々な、銀製をはじめとした、宝石で飾られた物、他の一目で何かわからない素材と組み合わせているものなど、実に様々な品が並んでいる。
その中で、一つの店の前に来た時、トモエが足を止める。
そこでは、カトラリーを取り扱っているようで、装飾は少ないがだからこそ造形に機能美が見て取れる、そんな食器が並んでいる。
「綺麗な物ですね。」
「ええ。」
「少し覗いていきましょうか。」
「いえ、使い道が。」
「それこそ、買っておくのもいいでしょう。そこまで嵩が張るものではありませんし。」
トモエが元々こういった物を好むと知っているオユキは、たまにはとトモエの手を引くようにして、店の入り口へと向かう。
そんな様子に、店員が微笑まし気に二人を迎え入れてくれ、前に寄った店と同じく、恐らくどこの店にもあるのだろうが、商談をするためのスペースへと案内される。
「表で銀食器を見たので、一式そろえたいと考えています。」
「畏まりました。」
「それで、一色となった時に、居れるための木箱のようなものは。」
「ええ、勿論ご用意させていただきます。」
そう答えた店員が少しすると、3つの片手に下げられる鞄を持って戻って来る。
「お待たせいたしました。庭園にも持ち出しやすく、近頃こういった形のものが好まれていまして。」
「成程。となると、茶会向けの物ですか。」
「いえ、たまには気分を変えて屋外で、そういった趣にも扱えますよ。
では、まずこちらから。お茶会向けの組み合わせです。」
机に置かれた鞄が空けられると、中にはティースプーン、デザートフォーク、バターナイフといった物が、内側にしかれた布の上、動かないようにひもで結ばれて並んでいる。
「まぁ。」
「美しい物ですね。」
「ありがとうございます。」
思わず出た言葉に直ぐに店員が頭を下げる。
良く磨かれた食器は、周囲の景色をゆがめて写し、美しい光沢を放っている。
表の物にはなかったが、こちらは持ち手の部分に装飾が施されており、さらにその高級感を際立たせている。
「セットは、3セットが基本ですか。」
「いえ、ご相談に応じさせていただきます。こちらの持ち運び用の鞄の都合もありますので、直ぐに対応できるのは5組をまとめた物までとなりますが。」
「成程。内張りの布の色は。」
「勿論、変えさせていただきます。」
そうして店員は、次の鞄を開く。今度の者はディナー向けと一目でわかる内容になっている。
こちらに来て直ぐはフォークはないのかと思えば、確かに金属が問題なく得られる地域では、こうして当たり前のように存在しているものらしい。
「こちらは、装飾があまりないのですね。」
「ご要望があれば、その様に。」
「ああ、そういった形式ですか。ここを離れるまであまり日が無いので。」
「それは、残念ですね。定番の装飾がされているものでしたら、ご用意できますが。」
「そちらも見せていただけますか。」
入る前は遠慮していたトモエではあるが、いざこうして目の前にすれば、実に楽し気に店員と話しながら、あれこれと興味深げに見ている。
そんな様子を見ると、戦いも楽しそうだからと、そちらに専念しすぎたなと、改めてオユキは反省する。
店員がそう前置きをしたうえで、代表的な使い方を説明してくれる。
それを要約してしまえば、使い捨ての魔道具というのが近いらしい。
ただし、投げたりせずに、その場に突き立てることで使うという意味では、地雷とでも呼べばいいのだろうか。
「なかなか面白い道具ですね。」
「となると、水なども。」
「その場合ですと、専用の魔道具の方がよいでしょうね。」
概要を聞いた時には、そんなことを考えていたが、実際にはもっと平和な利用法が主体だった。
魔術は何も攻撃を行うための物では無いのだから。
この町では、庭園の維持を行うために、土地に栄養を与える。
屋内、食料の保管のための部屋を整えたり、病室を整える。
他にも色々と。
「成程。ただ劣化とのことですが。」
「ええ、徐々に削れて行きます。」
「サイズを大きくしたりは。」
「試したこともあるそうですが、このサイズが最も良いと、そうされていますね。」
「成程、費用対効果、大きくしたところで、今度は設置すると目立ちすぎる等、でしょうか。」
二人でそんな説明を聞きながら、あれこれと考えたことを口に出す。
そんな中でオユキは魔術を無償で習っている相手の顔を思い出し、土産に良いのではと、ふとそんなことを考える。
「これは、領都からの手土産として、魔術を使われる方に贈れば喜ばれるでしょうか。」
「定番の品ですね。魔術師と、それを名乗る方でしたら、間違いなく喜ばれるでしょう。」
「では、そうですね。そちらを頂きたいのですが、数は。」
そういってオユキは少し考えこむ。使い捨てであるならば、多少の予備はあったほうが良いだろうが、あまり高額になっても、そう考えてしまう。
前の世界であれば、90%程のペーパーナイフが5万円を超えるか、そのあたりからだったような気もするが。
「10本をセットとしているものが。贈り物としての箱なども、合わせていますよ。
そちらで、4000ペセとなっております。」
「あら、案外お安いのですね。」
「特産ですし、型に流し込むだけですから。」
どうやら、思った以上に銀製品の類というよりも、銀そのものは安いようだ。
遠方まで持ち運ぶことも簡単ではないため、そのあたりもあるのだろうが。
「では、そうですね。3セット程。」
「ありがとうございます。それと、鎖は色々ありますが、一先ずこちらで。」
そうして側に置かれた鎖を勧められるが、二種類の太さが並べられているが、どちらも華奢な作りになっている。
「ああ、魔物の狩猟も行いますので。」
「これは、失礼しました。それでは少々お待ちください。」
改めて職業を伝えれば、一度トレーに置かれた品を全て下げ、裏手のほうに歩いていく。
「普段使い、街歩きのときであれば、良いのではと思いますが。」
「功績を持ち歩くとなると、付け替えるのも。」
「ああ、そういった用途ですか。そちらは紐でもと、思ってしまいますね。」
「今後を考えると、鎧を着ることもあるでしょうから。」
その言葉に、オユキはなるほどと頷く。
そうなれば鎧下を着るにしても、功績は上に行くだろうし、金属と擦れれば革は痛みも早いだろう。
「鎧、ですか。」
「ええ、一応興味がありまして。」
「手入れなどが難しいと思いますが、確かによく似合いそうですね。」
「オユキさんは、難しそうですが。」
「流石に、この体躯で鎧は。後は目指している方向も、速さを主体とするでしょうから。」
そんなことを少し話しているうちに、店員が品を変えて、改めてトレーを持ってくる。
「お待たせいたしました。」
今度は少し太めの鎖が、いくつか並べられている。
それにしても、オユキとトモエに合わせているのだろう。
太さが二種類用意されている。
どちらも作り自体は、前の世界で親しんだものほど細かいものではないが、それでも繊細さを感じる仕上げがされている。
「こちらは、良さそうですね。持ってみても。」
「勿論ですとも。」
そう言われてトモエが手布を出して、鎖を持ち上げて確認している。
オユキもオユキで他にいくつか並べられた装飾の類を見る。
指輪は分かり易いが、他にも髪留めらしきものを始め、見慣れない物もある。
そうして、鎖を始め、いくつかの商品を店員からあれこれと説明を聞きながら、見聞きし、結局は鎖だけとなったが、購入を決める。
ただし、鎖に関しては手作業の割合があまりに大きいため、先に買った物とは、比べ物にならない金額ではあったが。
事前に説明されたように、預かっていた札お店れば、それを書き取り品は運んでいくと、当たり前のように言われたために、手ぶらで店舗から出る。
そんな、なかなか無い体験ではあるが、買い物を終えても手がふさがらないというのは、やはり楽なもので、それでは次の店へと足を運ぶ。
ここまでは衣服を扱っている店舗が多かったが、このあたりからは、装飾に変わっているようで、どの店もガラス越しに様々な、銀製をはじめとした、宝石で飾られた物、他の一目で何かわからない素材と組み合わせているものなど、実に様々な品が並んでいる。
その中で、一つの店の前に来た時、トモエが足を止める。
そこでは、カトラリーを取り扱っているようで、装飾は少ないがだからこそ造形に機能美が見て取れる、そんな食器が並んでいる。
「綺麗な物ですね。」
「ええ。」
「少し覗いていきましょうか。」
「いえ、使い道が。」
「それこそ、買っておくのもいいでしょう。そこまで嵩が張るものではありませんし。」
トモエが元々こういった物を好むと知っているオユキは、たまにはとトモエの手を引くようにして、店の入り口へと向かう。
そんな様子に、店員が微笑まし気に二人を迎え入れてくれ、前に寄った店と同じく、恐らくどこの店にもあるのだろうが、商談をするためのスペースへと案内される。
「表で銀食器を見たので、一式そろえたいと考えています。」
「畏まりました。」
「それで、一色となった時に、居れるための木箱のようなものは。」
「ええ、勿論ご用意させていただきます。」
そう答えた店員が少しすると、3つの片手に下げられる鞄を持って戻って来る。
「お待たせいたしました。庭園にも持ち出しやすく、近頃こういった形のものが好まれていまして。」
「成程。となると、茶会向けの物ですか。」
「いえ、たまには気分を変えて屋外で、そういった趣にも扱えますよ。
では、まずこちらから。お茶会向けの組み合わせです。」
机に置かれた鞄が空けられると、中にはティースプーン、デザートフォーク、バターナイフといった物が、内側にしかれた布の上、動かないようにひもで結ばれて並んでいる。
「まぁ。」
「美しい物ですね。」
「ありがとうございます。」
思わず出た言葉に直ぐに店員が頭を下げる。
良く磨かれた食器は、周囲の景色をゆがめて写し、美しい光沢を放っている。
表の物にはなかったが、こちらは持ち手の部分に装飾が施されており、さらにその高級感を際立たせている。
「セットは、3セットが基本ですか。」
「いえ、ご相談に応じさせていただきます。こちらの持ち運び用の鞄の都合もありますので、直ぐに対応できるのは5組をまとめた物までとなりますが。」
「成程。内張りの布の色は。」
「勿論、変えさせていただきます。」
そうして店員は、次の鞄を開く。今度の者はディナー向けと一目でわかる内容になっている。
こちらに来て直ぐはフォークはないのかと思えば、確かに金属が問題なく得られる地域では、こうして当たり前のように存在しているものらしい。
「こちらは、装飾があまりないのですね。」
「ご要望があれば、その様に。」
「ああ、そういった形式ですか。ここを離れるまであまり日が無いので。」
「それは、残念ですね。定番の装飾がされているものでしたら、ご用意できますが。」
「そちらも見せていただけますか。」
入る前は遠慮していたトモエではあるが、いざこうして目の前にすれば、実に楽し気に店員と話しながら、あれこれと興味深げに見ている。
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