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6章 始まりの町へ
不気味な理屈
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「なぁ。」
邪魔もいなくなり、さて訓練の再会を、そんな折にまた別の一団、今度は四人組ほどの青年から声をかけられる。
先までの団体と違って、声には理性的とそう判断できるものがあるため、オユキもいい加減自分の事を、そう思いながらも対応する。
「なんでしょう。そろそろ訓練を続けたいのですが。」
「いや、そうつんけんするなって。」
言われてオユキは一度息を整える。
「そうですね、既に二組でしたから、少々苛立ちが残ったようです。
さて、ご用件は何でしょうか。」
「いやさ、お前、俺らって言うか、此処にいる狩猟者全員、大したことないって、そう思ってるだろ。」
「いえ、日々魔物を狩り、町の中にいる戦えない物に安寧を与える。
そう言った意味では、敬愛すべき人物達だと考えていますが。」
オユキとしても、相手の言いたいことは分かっているが、あまりはっきりと言ってさっきと同じことになっても面倒だと、わざとずらした答えを返す。
「それだけでしょうか。」
「いや、そういう事じゃなくてな。お前、自分がこの中で一番強いって考えてんだろ。」
「あの、何を言いたいのか分かりかねますが、今この場にいる中で、そうい話でいたら、上から見て10番目以降ですよ。」
そうして、オユキは周囲にいる傭兵に目をやる。
相変わらずその誰も彼も、手加減されなければ試合が成立するかも怪しい。
「あ。なんだ、そんなに弱いって思ってるくせに、先輩に対してあんな態度かよ。」
その返しに、オユキは思わず目を瞬く。
そのいいようでは、彼は周囲にいる傭兵よりも、自身が、それ以前にあっさりと叩き伏せられた、先ほどの男たちの方が強いと、そう考えているように聞こえてしまう。
てっきり、誰かと実際に試合をそう言った申し込みと考えていたが、彼らも同じ手合いなのだろうかと、相手の評価を修正する。
「その、まさかと思いますが、あなたはあちらにいる方々よりも強いと。」
「いや、毎日魔物狩ってる俺らが、傭兵風情に負けるわけないだろ。」
「あの、先ほどあなたのお仲間、いえ、顔見知り程度かもしれませんが、その傭兵に何もできずに連れて行かれましたが。」
「あんなの、不意を突かれなきゃ、どうとでもなったさ。」
そんな彼の発現に、オユキは思わず失礼とはわかっていても、相手の顔をまじまじと見てしまう。
ひょっとすれば、脳に障害があるのか、認識能力に欠陥を抱えているのか。
それをどうしても疑ってしまう。
「ええと。商人の方は、狩猟者ではなく、傭兵に護衛を頼みますよね。」
「ああ、それがどうかしたのか。」
「つまるところ、第三者の評価としては、傭兵の方が狩猟者よりも、一般的に強い、護衛に適している、そう考えられているのだと思いますが。」
「そんなの、俺らが移動できないってだけだろ。町から町に傭兵は簡単に移動できる。それだけだ。」
「あの、率直にお伺いしたいのですが、あなたのその自信は、どこから。」
オユキにはそれがわからない。
背後、トモエまで動きを止めて聞き入っている、そんな様子が振り返るまでもなく、いや打ち込みの音が止まっている以上、少年たちも驚きに身を固めているのかもしれない。
唯一楽しそうにしているのはアイリスだけ。他の傭兵はこれが平常運転だとばかりに、護衛としてこちらに意識を向けていたり、各々の訓練に励んでいる。
「俺らは、このあたりじゃ特に魔物が強い領都で、もう3年も魔物狩ってんだぞ。」
相手が自信を持って語る。オユキは続きを待つが、その先が語られることはない。
数回呼吸を繰り返す間、何も言わなかったが、念のためにと、相手に先を促す。
「はい。そうなのですか。それで、自身の根拠は。」
「お前、何言ってんだ。死なずにそんだけやってんだ。それ以上の事はないだろ。」
ついに、オユキは眩暈を覚えた。
合わせて、足までふらりと揺れ、側に来ていたトモエに肩を支えられる。
そのトモエにしても、額に手を当てて、苦虫をかみつぶしたような顔を隠せていない。
「お、なんだ、ようやく俺らの方が強いって分かったのか。」
「いえ、その、あまりの事に、思わず意識が。
改めてお伺いしますが、本当にそれだけ、なのですか。あなた方、と言いますか先ほどの方々も含めて、自身の強さの根拠というのは。」
「そりゃ当然だろ、加護があるからな。経験が全てだ。」
「経験にも質があるとは思いますが。」
「だから、俺らみたいな先輩が、意味のないことしてるお前らを助けてやろうって、言ってるんだ。」
オユキは、諦めた。
恐らくこのまま会話をしたところで、どこまで言っても平行線だと。
そもそも、目の前でこうして自信ありげに振舞っている狩猟者にしても、10回やれば9回はティファニアたちに負けるだろう、その程度でしかないのだ。
それを自分で気が付くこともできない。相も変わらず、何か不気味な、そこで思考を完全に止める、そんな理由が何処にあるのか、オユキは分からず気味の悪さだけが募る。
経験が全てというなら、彼より年かさの傭兵を侮る理由が分からない。魔物を狩った数というのであれば、どうだろうか、恐らくオユキ達よりも多いのだろうが、オユキ達以上の加護があるにしては、先ほどまでの訓練姿はあまりに無様だ。
「あの、結構です。どうぞ、お引き取りを。トモエさん、なんだか疲れました、少し休みます。」
そうトモエに告げて、悄然と壁際に戻ろうとオユキは歩き出す。
ゲーム時代、AIの方がまだ作りがよかった、頭の奥底で、そんな声が聞こえる。
それほどに、ただ、ひどい。
ここまでは、周りの人に恵まれた、それは分かっているつもりではあったが、狩猟者のこれはあんまりではないか。
どうしても、そう思えば、心が、精神が疲れる。憧れを追いかけて、無くしたものを美化していただけであったのかと。
「ええ、気持ちは分かります。今日は早めに切り上げましょうか。私も少々疲れが出ました。」
そうして、トモエがため息をついてオユキの背を軽くたたく。
そして二人で、少年たちのところに戻ろうとすると、後ろから声がかかる。
「なんだよ、やっぱり逃げるのかよ。そんなんじゃ、この先やってけないぞ。
こっちが胸を貸してやるって言ってんだ、それに甘えるくらいはすりゃどうだ。出ないと弱いまんまだぞ。」
もう、相手をするだけの気力がないオユキに代わり、トモエが相手の発現を叩き切る。
「結構です。彼我の能力差も分からない程度の相手、訓練にもなりません。
あなた方こそ、あちらの子供以下の能力しかない、それを自覚し訓練に励みなさい。」
「は。俺らとそっちのガキでいくつ差があると思ってんだよ。」
「以下に加護あろうと、生きているだけで能力が向上するわけもないでしょう。
今日それを知る事が出来たのですから、早速それを活かして、より励んでください。
稽古をつけてほしいといのなら、考えないでもありませんが。」
「は、馬鹿にしすぎだろ。お前ら程度に、俺らが負けるかよ。いいぜ、そこまで言うならやろうじゃねーか。」
そういって、相手が我が意を得たりとばかりに武器に手をかける。
ギルドに置かれた訓練用の物ではあるが、どうやらその程度の理性は残っているらしい。
いや、彼らは彼らの理屈が正しいと、そう信じているだけなのだろうが。
「で、俺らがそっちのガキ以下だって言ってたな、じゃ、まずはそっちを蹴散らしてやろうか。」
そして、そんなことを言いながら、シグルドたちに剣先を向ける。
それにシグルドは、ただただ不思議そうな顔をして呟く。
「いや、魔物はともかく、弱い者いじめは趣味じゃないし。」
「てめー迄、こっちを見下すのかよ。」
「いや、それ言ったら、あんたらだって自分よりかなり強い相手見下してんじゃん。」
「あ、何言ってんだ。領都では今、俺らだけだぞ中級。」
「なぁ、あんなのでも、昇格試験通るんだな。」
「ええ、不思議ね。あの程度なら、遠征中に魔物の相手ができないと、そう判断されると思うのだけど。」
「そこまで言うなら、存分に確かめさせてやるよ。グダグダ言わずにさっさと来いよ。」
邪魔もいなくなり、さて訓練の再会を、そんな折にまた別の一団、今度は四人組ほどの青年から声をかけられる。
先までの団体と違って、声には理性的とそう判断できるものがあるため、オユキもいい加減自分の事を、そう思いながらも対応する。
「なんでしょう。そろそろ訓練を続けたいのですが。」
「いや、そうつんけんするなって。」
言われてオユキは一度息を整える。
「そうですね、既に二組でしたから、少々苛立ちが残ったようです。
さて、ご用件は何でしょうか。」
「いやさ、お前、俺らって言うか、此処にいる狩猟者全員、大したことないって、そう思ってるだろ。」
「いえ、日々魔物を狩り、町の中にいる戦えない物に安寧を与える。
そう言った意味では、敬愛すべき人物達だと考えていますが。」
オユキとしても、相手の言いたいことは分かっているが、あまりはっきりと言ってさっきと同じことになっても面倒だと、わざとずらした答えを返す。
「それだけでしょうか。」
「いや、そういう事じゃなくてな。お前、自分がこの中で一番強いって考えてんだろ。」
「あの、何を言いたいのか分かりかねますが、今この場にいる中で、そうい話でいたら、上から見て10番目以降ですよ。」
そうして、オユキは周囲にいる傭兵に目をやる。
相変わらずその誰も彼も、手加減されなければ試合が成立するかも怪しい。
「あ。なんだ、そんなに弱いって思ってるくせに、先輩に対してあんな態度かよ。」
その返しに、オユキは思わず目を瞬く。
そのいいようでは、彼は周囲にいる傭兵よりも、自身が、それ以前にあっさりと叩き伏せられた、先ほどの男たちの方が強いと、そう考えているように聞こえてしまう。
てっきり、誰かと実際に試合をそう言った申し込みと考えていたが、彼らも同じ手合いなのだろうかと、相手の評価を修正する。
「その、まさかと思いますが、あなたはあちらにいる方々よりも強いと。」
「いや、毎日魔物狩ってる俺らが、傭兵風情に負けるわけないだろ。」
「あの、先ほどあなたのお仲間、いえ、顔見知り程度かもしれませんが、その傭兵に何もできずに連れて行かれましたが。」
「あんなの、不意を突かれなきゃ、どうとでもなったさ。」
そんな彼の発現に、オユキは思わず失礼とはわかっていても、相手の顔をまじまじと見てしまう。
ひょっとすれば、脳に障害があるのか、認識能力に欠陥を抱えているのか。
それをどうしても疑ってしまう。
「ええと。商人の方は、狩猟者ではなく、傭兵に護衛を頼みますよね。」
「ああ、それがどうかしたのか。」
「つまるところ、第三者の評価としては、傭兵の方が狩猟者よりも、一般的に強い、護衛に適している、そう考えられているのだと思いますが。」
「そんなの、俺らが移動できないってだけだろ。町から町に傭兵は簡単に移動できる。それだけだ。」
「あの、率直にお伺いしたいのですが、あなたのその自信は、どこから。」
オユキにはそれがわからない。
背後、トモエまで動きを止めて聞き入っている、そんな様子が振り返るまでもなく、いや打ち込みの音が止まっている以上、少年たちも驚きに身を固めているのかもしれない。
唯一楽しそうにしているのはアイリスだけ。他の傭兵はこれが平常運転だとばかりに、護衛としてこちらに意識を向けていたり、各々の訓練に励んでいる。
「俺らは、このあたりじゃ特に魔物が強い領都で、もう3年も魔物狩ってんだぞ。」
相手が自信を持って語る。オユキは続きを待つが、その先が語られることはない。
数回呼吸を繰り返す間、何も言わなかったが、念のためにと、相手に先を促す。
「はい。そうなのですか。それで、自身の根拠は。」
「お前、何言ってんだ。死なずにそんだけやってんだ。それ以上の事はないだろ。」
ついに、オユキは眩暈を覚えた。
合わせて、足までふらりと揺れ、側に来ていたトモエに肩を支えられる。
そのトモエにしても、額に手を当てて、苦虫をかみつぶしたような顔を隠せていない。
「お、なんだ、ようやく俺らの方が強いって分かったのか。」
「いえ、その、あまりの事に、思わず意識が。
改めてお伺いしますが、本当にそれだけ、なのですか。あなた方、と言いますか先ほどの方々も含めて、自身の強さの根拠というのは。」
「そりゃ当然だろ、加護があるからな。経験が全てだ。」
「経験にも質があるとは思いますが。」
「だから、俺らみたいな先輩が、意味のないことしてるお前らを助けてやろうって、言ってるんだ。」
オユキは、諦めた。
恐らくこのまま会話をしたところで、どこまで言っても平行線だと。
そもそも、目の前でこうして自信ありげに振舞っている狩猟者にしても、10回やれば9回はティファニアたちに負けるだろう、その程度でしかないのだ。
それを自分で気が付くこともできない。相も変わらず、何か不気味な、そこで思考を完全に止める、そんな理由が何処にあるのか、オユキは分からず気味の悪さだけが募る。
経験が全てというなら、彼より年かさの傭兵を侮る理由が分からない。魔物を狩った数というのであれば、どうだろうか、恐らくオユキ達よりも多いのだろうが、オユキ達以上の加護があるにしては、先ほどまでの訓練姿はあまりに無様だ。
「あの、結構です。どうぞ、お引き取りを。トモエさん、なんだか疲れました、少し休みます。」
そうトモエに告げて、悄然と壁際に戻ろうとオユキは歩き出す。
ゲーム時代、AIの方がまだ作りがよかった、頭の奥底で、そんな声が聞こえる。
それほどに、ただ、ひどい。
ここまでは、周りの人に恵まれた、それは分かっているつもりではあったが、狩猟者のこれはあんまりではないか。
どうしても、そう思えば、心が、精神が疲れる。憧れを追いかけて、無くしたものを美化していただけであったのかと。
「ええ、気持ちは分かります。今日は早めに切り上げましょうか。私も少々疲れが出ました。」
そうして、トモエがため息をついてオユキの背を軽くたたく。
そして二人で、少年たちのところに戻ろうとすると、後ろから声がかかる。
「なんだよ、やっぱり逃げるのかよ。そんなんじゃ、この先やってけないぞ。
こっちが胸を貸してやるって言ってんだ、それに甘えるくらいはすりゃどうだ。出ないと弱いまんまだぞ。」
もう、相手をするだけの気力がないオユキに代わり、トモエが相手の発現を叩き切る。
「結構です。彼我の能力差も分からない程度の相手、訓練にもなりません。
あなた方こそ、あちらの子供以下の能力しかない、それを自覚し訓練に励みなさい。」
「は。俺らとそっちのガキでいくつ差があると思ってんだよ。」
「以下に加護あろうと、生きているだけで能力が向上するわけもないでしょう。
今日それを知る事が出来たのですから、早速それを活かして、より励んでください。
稽古をつけてほしいといのなら、考えないでもありませんが。」
「は、馬鹿にしすぎだろ。お前ら程度に、俺らが負けるかよ。いいぜ、そこまで言うならやろうじゃねーか。」
そういって、相手が我が意を得たりとばかりに武器に手をかける。
ギルドに置かれた訓練用の物ではあるが、どうやらその程度の理性は残っているらしい。
いや、彼らは彼らの理屈が正しいと、そう信じているだけなのだろうが。
「で、俺らがそっちのガキ以下だって言ってたな、じゃ、まずはそっちを蹴散らしてやろうか。」
そして、そんなことを言いながら、シグルドたちに剣先を向ける。
それにシグルドは、ただただ不思議そうな顔をして呟く。
「いや、魔物はともかく、弱い者いじめは趣味じゃないし。」
「てめー迄、こっちを見下すのかよ。」
「いや、それ言ったら、あんたらだって自分よりかなり強い相手見下してんじゃん。」
「あ、何言ってんだ。領都では今、俺らだけだぞ中級。」
「なぁ、あんなのでも、昇格試験通るんだな。」
「ええ、不思議ね。あの程度なら、遠征中に魔物の相手ができないと、そう判断されると思うのだけど。」
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