119 / 1,235
三章 新しい場所の、新しい物
すっかり日常風景
しおりを挟む
どうにか、這う這うの体で狩猟者ギルドにたどり着いた少年たちは、職員から向けられる生暖かい視線にも気が付かず、収穫物の換金を終えると、恒例の傭兵ギルドへとやってくる。
今後も、暫くはこうして午前中に狩りにでて、午後からその反省点を踏まえてここで訓練するのだろうと、そんなことをオユキはぼんやりと考える。
一方でトモエは早々に少年たちを並べて、素振りを始めさせている。
そして、そんな様子を眺める、イマノルとクララの姿にもすっかり馴染んでしまった。
そんなことを考えながら、数を数えつつ、少年たちの不備を指摘し、合わせて見本として武器を振るトモエの前で、少年たちと並んで、オユキも武器を振るう。
惰性というほどでもないが、慣れとして、自分の体にそこまで意識を向けずとも、思ったように武器が振れるようになったオユキは、さてとばかりに考える。
これまで、どうしたところで以前覚えた物に重きを置いたが、この体に、今の状況にあった理合いは何処であろうかと。
オユキから見ても、トモエは確かに以前の物が十全に使えている、むしろより馴染んでいるようにも感じはするが、ところどころ、今、こうして素振りをしている最中でも、何かを試している節がある。
それに置いて行かれぬよう、自分なりの、今のオユキとしての目標は何処だろうか、そんなことを考えながら、記憶をさかのぼる。
ゲームの中では、やはりある程度、見た目の調整が効き、その中では今のオユキ程の体躯でありながら、数多の魔物と戦い、折に触れて行われる、プレイヤー同士の戦い、闘技場で行われるそれに、見事な勝利を収める者もいた。
それこそ、オユキやトモエの技術と根本的に異なる、そんな技をもって名を馳せていた猛者もいた。
そういったゲームの記憶、武術を習い始めて興味を持った、他の、今体がはっきりと覚えている、それ以外の技そ、そういった物に思いを馳せながらも、ただ振る剣の切っ先、その少し先までが己の指であれと、同じ動きを繰り返す。
そうして、二百を数えたころには、トモエからそこまでと制止の声がかかり、少年たちが崩れ落ちる。
御前の慣れない状況の疲れが残る中、未だ普段と変わらぬと言い切れない運動で、相当に疲れたようだ。
荒い息をどうにか整えようとしている彼らを前に、涼しい顔をしたトモエが立ち、彼らに質問をする。
「道すがら話していましたが、初めて複数と同時に戦う、そんな状況を経験してどうでしたか。」
「どうもこうも。見てただろ。」
「あなた達がどう考えたか、それが重要なのですよ。
道すがら、話していることももちろん聞いていました。それを踏まえて、どう考えましたか。」
トモエがそう尋ねれば、アナが最初に口を開く。
こういうときであれば、まずシグルドが真っ先にと、それが恒例であったが、案外まとめ役としては、シグルドの暴走を止める彼女が力を持っているのかもしれない。
「えっと、皆でちゃんと戦えば問題ないと思いました。
誰かが集中して戦って、他のみんなで、そうできるように状況を整えれば、負けません。」
これまで、そうしてもらっていたと、わかりましたから。
そう力なく笑う彼女は、実に周囲をよく見ている。
「そうですね。これまで私達が場を整えました、それをあなた達が今後やる、それも正解の一つです。」
トモエが頷いて答えれば、シグルドが呟くように、絞り出すように声を上げる。
「俺は、それでも一人でできるようになりたい。
皆でやるのが、簡単だとは言わない。でも、実際に、一人でやれるんだ。
それをお前らだって、見ただろ。なら、俺は。」
そういって傍目にも分かるほどに、力を入れて持っている訓練用の武器をシグルドは握りしめる。
パウも何を言うでもなく、シグルドの意見に同調するように、体に力を入れている。
「でも、難しいんじゃない。私だって、自分たちが強くなったのは分かってる。
でも、それでも、今日ひどいことになったじゃない。」
「怪我はしてない。」
「追加できたらどうなったか、わからないじゃない。」
「そうです。数が増えたら、もっと難しくなって、何もできないまま、丸兎に集られたかもしれないんですよ。」
「数が増えれば、振り回した武器も楽に当たる。」
「当たったからって、それで隙ができて、攻撃受けたらどうにもならないじゃない。」
少年たちが、徐々に加熱しながら話始めるのを、トモエが手を叩いて止める。
「そこまでですよ。私が教える以上は、どちらもできるようになってもらいます。」
トモエがそう断言をすれば、少年たちも黙り込む。
ただ、そこからの言葉は、少年たちにとっても意外な物だろう。
オユキも初めて聞いた時は、驚いたものだ。
「あと、最初に言っておきますが、一体多数、そんなことができるものはいません。」
「は?」
トモエの言葉に対する反応は、シグルドが最も顕著ではあるが、他の子たちも似たようなものだ。
側で話を聞いている、イマノルとクララは、ただその言葉に頷いているが。
「いや、だって、あんた、俺たち5人を同時に相手したろ。オユキだって。」
「もう、教えてもらうんだから、あんたじゃないでしょ。」
「えーと、師匠。」
そう呼ばれたトモエが難しい顔をする。
「その、師と呼ばれ、弟子を名乗ることを許すとなれば、こんな甘い教え方はできなくなりますが。」
「甘いって、これが。」
「はい。弟子となれば、一日の生活、そこから徹底的にですから。」
トモエの言葉に少年たちは震えあがるが、家が槍術を伝えているイマノルは、何やら遠い目をしている。
「それは置いておきましょうか。
実のところ、一体複数ではないのです。常に一体一、それを繰り返す。それが重要なのです。」
そう言うと、トモエがオユキとイマノル、クララに声をかける。
それがなにを求めてかがわかるので、オユキは武器を構えて、イマノルとクララもそれに習って構える。
「さて、これで今、私は3人に囲まれています。」
そういう、トモエに、イマノルとクララがオユキに合わせた距離で、トモエを囲もうとするのを、動いてわざとずらす。
それに理解を得たのか、イマノルとクララも、それぞれに、自分の武器その間合いだけを考えた位置に移動する。
「ですが、例えば。」
その声に、オユキが短刀を片手に緩く、型どおりに動けば、トモエもそれに対応して、剣を差し出し、結局互いに武器を交えて、動きを止める。
「さて、こうなった時、残りの二人は、どうでしょう。」
その姿勢のまま、トモエがそう聞くと、シグルドがすぐに応える。
「なにって、おっちゃんが動きを止めたところを狙って、斬りに行くだろ。」
「いいえ。このまま武器を振れば、私はオユキさんも斬りますよ。」
「私も同じね。槍だから、隙間があるように見えるかもしれないけれど、ここから隙を通せばトモエにはあたらないわ。」
その言葉に、少年たちが動き出し、オユキの側や、イマノル、クララの側に移動して確認する。
その様子に、トモエが笑いながら声をかける。
「どうですか。二人とも、直ぐに攻撃はできそうにないでしょう。」
「ほんとだ。でも、ここから動けば、攻撃できますよね。」
「ですから、こうします。」
オユキはトモエが武器を流そうとする方向に逆らわず、半歩進んで、イマノルの次の行動を制限する位置へと、移動する。
「さて、これで次に攻撃できるのは、クララさんだけですね。」
少年たちが、何か不思議なものを見る様な、そんな表情でトモエを見る。
「一言で言ってしまえば、立ち回り、それに尽きます。
敵が複数いる、その意識は重要です。そうでなければこうはできません。
ただ、その中で、常に自分に向かってくるのが一人、その状況を作り続けるのです。」
「いや、簡単に言うけどさ。」
「簡単な事ではないと、自分でも言っていたではないですか。」
トモエが当たり前のようにそう返せば、うめき声をあげてシグルドが言葉に詰まる。
その彼に、優し気な微笑みを湛えて、肩を叩きながらトモエが告げる。
「安心しなさい。出来るようにしますから。」
少年たちの顔色は、青を通り越して、白く見えるほどになった。
今後も、暫くはこうして午前中に狩りにでて、午後からその反省点を踏まえてここで訓練するのだろうと、そんなことをオユキはぼんやりと考える。
一方でトモエは早々に少年たちを並べて、素振りを始めさせている。
そして、そんな様子を眺める、イマノルとクララの姿にもすっかり馴染んでしまった。
そんなことを考えながら、数を数えつつ、少年たちの不備を指摘し、合わせて見本として武器を振るトモエの前で、少年たちと並んで、オユキも武器を振るう。
惰性というほどでもないが、慣れとして、自分の体にそこまで意識を向けずとも、思ったように武器が振れるようになったオユキは、さてとばかりに考える。
これまで、どうしたところで以前覚えた物に重きを置いたが、この体に、今の状況にあった理合いは何処であろうかと。
オユキから見ても、トモエは確かに以前の物が十全に使えている、むしろより馴染んでいるようにも感じはするが、ところどころ、今、こうして素振りをしている最中でも、何かを試している節がある。
それに置いて行かれぬよう、自分なりの、今のオユキとしての目標は何処だろうか、そんなことを考えながら、記憶をさかのぼる。
ゲームの中では、やはりある程度、見た目の調整が効き、その中では今のオユキ程の体躯でありながら、数多の魔物と戦い、折に触れて行われる、プレイヤー同士の戦い、闘技場で行われるそれに、見事な勝利を収める者もいた。
それこそ、オユキやトモエの技術と根本的に異なる、そんな技をもって名を馳せていた猛者もいた。
そういったゲームの記憶、武術を習い始めて興味を持った、他の、今体がはっきりと覚えている、それ以外の技そ、そういった物に思いを馳せながらも、ただ振る剣の切っ先、その少し先までが己の指であれと、同じ動きを繰り返す。
そうして、二百を数えたころには、トモエからそこまでと制止の声がかかり、少年たちが崩れ落ちる。
御前の慣れない状況の疲れが残る中、未だ普段と変わらぬと言い切れない運動で、相当に疲れたようだ。
荒い息をどうにか整えようとしている彼らを前に、涼しい顔をしたトモエが立ち、彼らに質問をする。
「道すがら話していましたが、初めて複数と同時に戦う、そんな状況を経験してどうでしたか。」
「どうもこうも。見てただろ。」
「あなた達がどう考えたか、それが重要なのですよ。
道すがら、話していることももちろん聞いていました。それを踏まえて、どう考えましたか。」
トモエがそう尋ねれば、アナが最初に口を開く。
こういうときであれば、まずシグルドが真っ先にと、それが恒例であったが、案外まとめ役としては、シグルドの暴走を止める彼女が力を持っているのかもしれない。
「えっと、皆でちゃんと戦えば問題ないと思いました。
誰かが集中して戦って、他のみんなで、そうできるように状況を整えれば、負けません。」
これまで、そうしてもらっていたと、わかりましたから。
そう力なく笑う彼女は、実に周囲をよく見ている。
「そうですね。これまで私達が場を整えました、それをあなた達が今後やる、それも正解の一つです。」
トモエが頷いて答えれば、シグルドが呟くように、絞り出すように声を上げる。
「俺は、それでも一人でできるようになりたい。
皆でやるのが、簡単だとは言わない。でも、実際に、一人でやれるんだ。
それをお前らだって、見ただろ。なら、俺は。」
そういって傍目にも分かるほどに、力を入れて持っている訓練用の武器をシグルドは握りしめる。
パウも何を言うでもなく、シグルドの意見に同調するように、体に力を入れている。
「でも、難しいんじゃない。私だって、自分たちが強くなったのは分かってる。
でも、それでも、今日ひどいことになったじゃない。」
「怪我はしてない。」
「追加できたらどうなったか、わからないじゃない。」
「そうです。数が増えたら、もっと難しくなって、何もできないまま、丸兎に集られたかもしれないんですよ。」
「数が増えれば、振り回した武器も楽に当たる。」
「当たったからって、それで隙ができて、攻撃受けたらどうにもならないじゃない。」
少年たちが、徐々に加熱しながら話始めるのを、トモエが手を叩いて止める。
「そこまでですよ。私が教える以上は、どちらもできるようになってもらいます。」
トモエがそう断言をすれば、少年たちも黙り込む。
ただ、そこからの言葉は、少年たちにとっても意外な物だろう。
オユキも初めて聞いた時は、驚いたものだ。
「あと、最初に言っておきますが、一体多数、そんなことができるものはいません。」
「は?」
トモエの言葉に対する反応は、シグルドが最も顕著ではあるが、他の子たちも似たようなものだ。
側で話を聞いている、イマノルとクララは、ただその言葉に頷いているが。
「いや、だって、あんた、俺たち5人を同時に相手したろ。オユキだって。」
「もう、教えてもらうんだから、あんたじゃないでしょ。」
「えーと、師匠。」
そう呼ばれたトモエが難しい顔をする。
「その、師と呼ばれ、弟子を名乗ることを許すとなれば、こんな甘い教え方はできなくなりますが。」
「甘いって、これが。」
「はい。弟子となれば、一日の生活、そこから徹底的にですから。」
トモエの言葉に少年たちは震えあがるが、家が槍術を伝えているイマノルは、何やら遠い目をしている。
「それは置いておきましょうか。
実のところ、一体複数ではないのです。常に一体一、それを繰り返す。それが重要なのです。」
そう言うと、トモエがオユキとイマノル、クララに声をかける。
それがなにを求めてかがわかるので、オユキは武器を構えて、イマノルとクララもそれに習って構える。
「さて、これで今、私は3人に囲まれています。」
そういう、トモエに、イマノルとクララがオユキに合わせた距離で、トモエを囲もうとするのを、動いてわざとずらす。
それに理解を得たのか、イマノルとクララも、それぞれに、自分の武器その間合いだけを考えた位置に移動する。
「ですが、例えば。」
その声に、オユキが短刀を片手に緩く、型どおりに動けば、トモエもそれに対応して、剣を差し出し、結局互いに武器を交えて、動きを止める。
「さて、こうなった時、残りの二人は、どうでしょう。」
その姿勢のまま、トモエがそう聞くと、シグルドがすぐに応える。
「なにって、おっちゃんが動きを止めたところを狙って、斬りに行くだろ。」
「いいえ。このまま武器を振れば、私はオユキさんも斬りますよ。」
「私も同じね。槍だから、隙間があるように見えるかもしれないけれど、ここから隙を通せばトモエにはあたらないわ。」
その言葉に、少年たちが動き出し、オユキの側や、イマノル、クララの側に移動して確認する。
その様子に、トモエが笑いながら声をかける。
「どうですか。二人とも、直ぐに攻撃はできそうにないでしょう。」
「ほんとだ。でも、ここから動けば、攻撃できますよね。」
「ですから、こうします。」
オユキはトモエが武器を流そうとする方向に逆らわず、半歩進んで、イマノルの次の行動を制限する位置へと、移動する。
「さて、これで次に攻撃できるのは、クララさんだけですね。」
少年たちが、何か不思議なものを見る様な、そんな表情でトモエを見る。
「一言で言ってしまえば、立ち回り、それに尽きます。
敵が複数いる、その意識は重要です。そうでなければこうはできません。
ただ、その中で、常に自分に向かってくるのが一人、その状況を作り続けるのです。」
「いや、簡単に言うけどさ。」
「簡単な事ではないと、自分でも言っていたではないですか。」
トモエが当たり前のようにそう返せば、うめき声をあげてシグルドが言葉に詰まる。
その彼に、優し気な微笑みを湛えて、肩を叩きながらトモエが告げる。
「安心しなさい。出来るようにしますから。」
少年たちの顔色は、青を通り越して、白く見えるほどになった。
11
あなたにおすすめの小説
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
捨てられた貴族六男、ハズレギフト『家電量販店』で僻地を悠々開拓する。~魔改造し放題の家電を使って、廃れた土地で建国目指します~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
ある日、主人公は前世の記憶を思いだし、自分が転生者であることに気がつく。転生先は、悪役貴族と名高いアストロメア家の六男だった。しかし、メビウスは前世でアニメやラノベに触れていたので、悪役転生した場合の身の振り方を知っていた。『悪役転生ものということは、死ぬ気で努力すれば最強になれるパターンだ!』そう考えて死ぬ気で努力をするが、チート級の力を身につけることができなかった。
それどころか、授かったギフトが『家電量販店』という理解されないギフトだったせいで、一族から追放されてしまい『死地』と呼ばれる場所に捨てられてしまう。
「……普通、十歳の子供をこんな場所に捨てるか?」
『死地』と呼ばれる何もない場所で、メビウスは『家電量販店』のスキルを使って生き延びることを決意する。
しかし、そこでメビウスは自分のギフトが『死地』で生きていくのに適していたことに気がつく。
家電を自在に魔改造して『家電量販店』で過ごしていくうちに、メビウスは周りから天才発明家として扱われ、やがて小国の長として建国を目指すことになるのだった。
メビウスは知るはずがなかった。いずれ、自分が『機械仕掛けの大魔導士』と呼ばれ存在になるなんて。
努力しても最強になれず、追放先に師範も元冒険者メイドもついてこず、領地どころかどの国も管理していない僻地に捨てられる……そんな踏んだり蹴ったりから始まる領地(国家)経営物語。
『ノベマ! 異世界ファンタジー:8位(2025/04/22)』
※別サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる