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二章 新しくも懐かしい日々
訓練の終わり
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「さて、今日はここまでにしておきましょうか。」
トモエがそう言うと、地面に寝ころんだままの少年たちは、返事をすることもなく、ただ荒い呼吸を繰り返す。
それに、トモエが鋭く声をかける。
「終わりといいましたよ。借りていた武器の確認を行い、元あった場所に戻しなさい。」
そう、トモエが言うと、もはや反抗する気力も残っていないのだろう。
ただ、何を考える様子もなく、のろのろとその言葉に従っている。
少年たちと、一時間ほど、相手をしていたのだろうか、オユキから見れば、トモエもわずかに息が上がり、汗をかいている。
その間、ただひたすらに構えを取り続けたオユキも、もらったばかりのナイフを鞘に納め、トモエの側に行って、腰に下げた袋から、ハンカチほどの布を差し出す。
「お疲れ様でした。」
「いえいえ。それほどでもありませんよ。」
オユキが差し出した布を受け取り、それで軽く汗を拭うと、そうトモエが応える。
その顔は、随分と楽しげに見えた。
「随分と、熱が入っていたようですが。」
「お恥ずかしい限りです。どうしても昔を思い出してしまって。」
「門下生の方は、もう少しお行儀のよい方が多いと、そう思っていましたが。」
「長く来てくださった方は、そうなったのですよ。
あの年ごろの子は、やんちゃな子も多かったですからね。」
二人でそんなことを話していると、ルイスがトモエに声をかける。
「よう、お疲れのとこ悪いが、少し相手をしてもらってもいいか。」
ルイスの言葉に、二人で首をかしげる。
「私では、相手にならないと思いますが。」
トモエがそう言えば、ルイスはそれに頷きながらも話を続ける。
「まぁ、身体能力で言えばな。お前の振るう武器じゃ、怪我一つしないだろうし、近寄らせずに叩き切ることもできるが、技は違うからな。
さっき、餓鬼どもの相手をしてる時、何度か面白いことをしてただろ。
俺がそっちに合わせるから、一度やって見せちゃくれないか。」
「どれかは判然としませんが、そうですね、こちらと同じ程度で抑えていただけるのでしたら。」
「悪いな。ああ、隠したいなら無理にとは言わん。」
「いえ、構いませんよ。見て盗まれる程度であれば、その程度。さらに先を目指すだけです。」
ルイスが、ではと、そういって壁から、両手持ちの模造刀を持ち出し、トモエに対峙する。
オユキは間合いの外、疲れを隠せない少年たちの横に並ぶ。
少しもしないうちに、ルイスが切りかかれば、それをトモエが横合いから、逸らすように自身の武器を打ち付け、それに対応しようとしたところに、武器を滑らせ、巻き上げる。
「お、おお?」
「先ほども使っていた、巻き技、その一つがこれですね。」
「ふむ。続けても。」
「存分に。」
トモエが応えると同時に、ルイスが再び振り下ろす剣をこんどは何もせず、トモエが体を開いて躱すと、それに対してすぐに切り返しの斬撃を放つ、そこにトモエは残した刀を添わせながら、相手の剣をを流す。
そうして空いた相手の体の側へと、入り身を行いながら、回した剣の柄で、打撃を入れる。
急所からは外し、軽いものではあるのだろうが、一切の痛痒を感じた様子がないルイスは、体を回しながら、肘を使う。
トモエはそのひじの出鼻を抑えながら、その勢いに引っかかるように、相手の後ろへとそのまま抜けつつ膝裏にけりを放つ。
そこで体を崩した相手の、首にトモエが模造刀を突きつける。
「おお。」
ルイスは、それに対し、ただ感嘆の声を上げる。
「人相手の理合い、それであれば、まぁ、このように。」
「いや、お見事。なるほど、これはすごいな。」
「いえいえ。実戦であれば、結局傷一つ負わせられないでしょう。」
そんなことを言いながら、武器を引きトモエが間合いを開ける。
「それこそ、今はだろう。
これから、魔物と戦い続ければ、どうなる事やら。
異邦人の業か。皆修めているのか。」
「どうでしょう。手習いをした方はいるかもしれませんが、私もこちらに来たもの、その全てを知っているわけではありませんから。」
「まぁ、それもそうか。
いや、勉強になった。」
そう、ルイスが言いながら頭を改めてトモエに下げる。
「魔物相手には、あまり使い出がないのが、私としても残念ではありますが。」
「まぁ、そうだろうな。
ただ、町の外は魔物だけではないからな。」
「それは。」
トモエがそこで言いよどむと、ルイスはそれが当たり前でいるように口にする。
「ま、不心得者は何処にでもいる。盗賊、犯罪者の集まり。
町の外は、魔物だけではないさ。ま、神々に押された烙印もある、見間違うことはないがな。
このあたりにはいないが、王都の回りには、そこそこの数がいる。
まぁ、それこそ力押しでどうにかなるだろうが、手札が多いのは悪い事じゃないからな。
時間が合えば、またお願いする。」
「ええ。分かりました。今後ともよろしくお願いします。」
そう言うと、ルイスは模造刀を戻しに行く。
そして、再びトモエの側へとオユキは進み、声をかける。
「大丈夫でしたか。最後に少し、無理をされたようですが。」
「とっさの事だったのでしょう。少し負担はありましたが、怪我というほどではありませんよ。
むしろ、あの状況で加減が効く、その技量に肝が冷えましたね。」
オユキが最後の肘、それまでと明らかに、鋭さと速さが違った物を心配して声をかければ、トモエからはそのように帰ってくる。
「まぁ、ルイスさんも仰っていましたが、身体能力、その差は大きいですからね。」
「ええ、まだまだ先があると、これからも楽しみです。
さて、そちらも少しは落ち着いたようですね。」
そうトモエが声をかけるのは、疲労困憊、その様子を隠せもしない少年たち。
どうにか息は整っているが、その動作は緩慢で、体を引きずるようなものになっている。
「望むなら、明日も見ますが、どうしますか。」
そう、問いかければ、少女二人がお願いします、そう頭を下げる。
それに頷いたトモエが、では今日はここまで、そう宣言すれば、やはり足を引きずるようにして、5人でこの場を去っていく。
その後ろ姿を見ながら、トモエはどこか感慨深げに頷いている。
「見込みはありそうですか。」
「しばらくは矯正が必要そうですが、基本的な身体能力、その点では優れていますね。」
トモエの評価が意外だったのだろう、武器を置いて戻ってきたルイスが、疑問の声を上げる。
「体力が足りてないと思うが。」
「今日は慣れない体勢で振らせましたからね、それに午前中、恐らく初めての魔物相手でしょう。
そういった事を考えれば、なかなか見込みのある少年たちですよ。
恐らく、彼らの間、もう少し背の低い、都市の低い相手でしょうか、そういった相手と立ち合いは行っていた様子ですし。
武器の扱い、魔物への対処、そういった物を考えながら動けば、半月もすれば、少しは物になりますよ。」
「ほう、意外と評価が高いな。にしても、疲れてるときほど、周りに注意を払ってほしいがね、俺は。」
そういって肩をすくめるルイス。その懸念もわかると、オユキは声をかける。
「そうですね、いつ襲われるのか、分からない状況ですからね。」
「5人いて、5人とも敵しか見ないってのはなぁ、危なっかしくてな。」
そうルイスがぼやくと、トモエが苦笑いを返す。
「私の修めている物は、一対一が基本ですから。
そのあたりは、それこそイマノルさんや、他の皆様に頼るしかないでしょうね。」
「あんたも嬢ちゃんも、周囲に常に気を配っているように見えるがね。」
「それはそうなのですが。やはり多数を相手にするためのものでは、ありませんから。」
「成程な。いや、よくわからんが。そういうなら、そうなんだろうさ。」
そう、二人の言葉をただ額面通りに受け取ると、そうルイスがいい、今日は二人も傭兵ギルドを後にすることとした。
外に出れば、既に日が傾き始め、夕暮れの景色が広がっていた。
「明日、あの子たちは全員そろうでしょうかね。」
二人並んで、宿までの道を歩く中、オユキがそう声をかければ、トモエはあっさりと答える。
「ええ。全員で来るでしょうね。」
トモエがそう言うと、地面に寝ころんだままの少年たちは、返事をすることもなく、ただ荒い呼吸を繰り返す。
それに、トモエが鋭く声をかける。
「終わりといいましたよ。借りていた武器の確認を行い、元あった場所に戻しなさい。」
そう、トモエが言うと、もはや反抗する気力も残っていないのだろう。
ただ、何を考える様子もなく、のろのろとその言葉に従っている。
少年たちと、一時間ほど、相手をしていたのだろうか、オユキから見れば、トモエもわずかに息が上がり、汗をかいている。
その間、ただひたすらに構えを取り続けたオユキも、もらったばかりのナイフを鞘に納め、トモエの側に行って、腰に下げた袋から、ハンカチほどの布を差し出す。
「お疲れ様でした。」
「いえいえ。それほどでもありませんよ。」
オユキが差し出した布を受け取り、それで軽く汗を拭うと、そうトモエが応える。
その顔は、随分と楽しげに見えた。
「随分と、熱が入っていたようですが。」
「お恥ずかしい限りです。どうしても昔を思い出してしまって。」
「門下生の方は、もう少しお行儀のよい方が多いと、そう思っていましたが。」
「長く来てくださった方は、そうなったのですよ。
あの年ごろの子は、やんちゃな子も多かったですからね。」
二人でそんなことを話していると、ルイスがトモエに声をかける。
「よう、お疲れのとこ悪いが、少し相手をしてもらってもいいか。」
ルイスの言葉に、二人で首をかしげる。
「私では、相手にならないと思いますが。」
トモエがそう言えば、ルイスはそれに頷きながらも話を続ける。
「まぁ、身体能力で言えばな。お前の振るう武器じゃ、怪我一つしないだろうし、近寄らせずに叩き切ることもできるが、技は違うからな。
さっき、餓鬼どもの相手をしてる時、何度か面白いことをしてただろ。
俺がそっちに合わせるから、一度やって見せちゃくれないか。」
「どれかは判然としませんが、そうですね、こちらと同じ程度で抑えていただけるのでしたら。」
「悪いな。ああ、隠したいなら無理にとは言わん。」
「いえ、構いませんよ。見て盗まれる程度であれば、その程度。さらに先を目指すだけです。」
ルイスが、ではと、そういって壁から、両手持ちの模造刀を持ち出し、トモエに対峙する。
オユキは間合いの外、疲れを隠せない少年たちの横に並ぶ。
少しもしないうちに、ルイスが切りかかれば、それをトモエが横合いから、逸らすように自身の武器を打ち付け、それに対応しようとしたところに、武器を滑らせ、巻き上げる。
「お、おお?」
「先ほども使っていた、巻き技、その一つがこれですね。」
「ふむ。続けても。」
「存分に。」
トモエが応えると同時に、ルイスが再び振り下ろす剣をこんどは何もせず、トモエが体を開いて躱すと、それに対してすぐに切り返しの斬撃を放つ、そこにトモエは残した刀を添わせながら、相手の剣をを流す。
そうして空いた相手の体の側へと、入り身を行いながら、回した剣の柄で、打撃を入れる。
急所からは外し、軽いものではあるのだろうが、一切の痛痒を感じた様子がないルイスは、体を回しながら、肘を使う。
トモエはそのひじの出鼻を抑えながら、その勢いに引っかかるように、相手の後ろへとそのまま抜けつつ膝裏にけりを放つ。
そこで体を崩した相手の、首にトモエが模造刀を突きつける。
「おお。」
ルイスは、それに対し、ただ感嘆の声を上げる。
「人相手の理合い、それであれば、まぁ、このように。」
「いや、お見事。なるほど、これはすごいな。」
「いえいえ。実戦であれば、結局傷一つ負わせられないでしょう。」
そんなことを言いながら、武器を引きトモエが間合いを開ける。
「それこそ、今はだろう。
これから、魔物と戦い続ければ、どうなる事やら。
異邦人の業か。皆修めているのか。」
「どうでしょう。手習いをした方はいるかもしれませんが、私もこちらに来たもの、その全てを知っているわけではありませんから。」
「まぁ、それもそうか。
いや、勉強になった。」
そう、ルイスが言いながら頭を改めてトモエに下げる。
「魔物相手には、あまり使い出がないのが、私としても残念ではありますが。」
「まぁ、そうだろうな。
ただ、町の外は魔物だけではないからな。」
「それは。」
トモエがそこで言いよどむと、ルイスはそれが当たり前でいるように口にする。
「ま、不心得者は何処にでもいる。盗賊、犯罪者の集まり。
町の外は、魔物だけではないさ。ま、神々に押された烙印もある、見間違うことはないがな。
このあたりにはいないが、王都の回りには、そこそこの数がいる。
まぁ、それこそ力押しでどうにかなるだろうが、手札が多いのは悪い事じゃないからな。
時間が合えば、またお願いする。」
「ええ。分かりました。今後ともよろしくお願いします。」
そう言うと、ルイスは模造刀を戻しに行く。
そして、再びトモエの側へとオユキは進み、声をかける。
「大丈夫でしたか。最後に少し、無理をされたようですが。」
「とっさの事だったのでしょう。少し負担はありましたが、怪我というほどではありませんよ。
むしろ、あの状況で加減が効く、その技量に肝が冷えましたね。」
オユキが最後の肘、それまでと明らかに、鋭さと速さが違った物を心配して声をかければ、トモエからはそのように帰ってくる。
「まぁ、ルイスさんも仰っていましたが、身体能力、その差は大きいですからね。」
「ええ、まだまだ先があると、これからも楽しみです。
さて、そちらも少しは落ち着いたようですね。」
そうトモエが声をかけるのは、疲労困憊、その様子を隠せもしない少年たち。
どうにか息は整っているが、その動作は緩慢で、体を引きずるようなものになっている。
「望むなら、明日も見ますが、どうしますか。」
そう、問いかければ、少女二人がお願いします、そう頭を下げる。
それに頷いたトモエが、では今日はここまで、そう宣言すれば、やはり足を引きずるようにして、5人でこの場を去っていく。
その後ろ姿を見ながら、トモエはどこか感慨深げに頷いている。
「見込みはありそうですか。」
「しばらくは矯正が必要そうですが、基本的な身体能力、その点では優れていますね。」
トモエの評価が意外だったのだろう、武器を置いて戻ってきたルイスが、疑問の声を上げる。
「体力が足りてないと思うが。」
「今日は慣れない体勢で振らせましたからね、それに午前中、恐らく初めての魔物相手でしょう。
そういった事を考えれば、なかなか見込みのある少年たちですよ。
恐らく、彼らの間、もう少し背の低い、都市の低い相手でしょうか、そういった相手と立ち合いは行っていた様子ですし。
武器の扱い、魔物への対処、そういった物を考えながら動けば、半月もすれば、少しは物になりますよ。」
「ほう、意外と評価が高いな。にしても、疲れてるときほど、周りに注意を払ってほしいがね、俺は。」
そういって肩をすくめるルイス。その懸念もわかると、オユキは声をかける。
「そうですね、いつ襲われるのか、分からない状況ですからね。」
「5人いて、5人とも敵しか見ないってのはなぁ、危なっかしくてな。」
そうルイスがぼやくと、トモエが苦笑いを返す。
「私の修めている物は、一対一が基本ですから。
そのあたりは、それこそイマノルさんや、他の皆様に頼るしかないでしょうね。」
「あんたも嬢ちゃんも、周囲に常に気を配っているように見えるがね。」
「それはそうなのですが。やはり多数を相手にするためのものでは、ありませんから。」
「成程な。いや、よくわからんが。そういうなら、そうなんだろうさ。」
そう、二人の言葉をただ額面通りに受け取ると、そうルイスがいい、今日は二人も傭兵ギルドを後にすることとした。
外に出れば、既に日が傾き始め、夕暮れの景色が広がっていた。
「明日、あの子たちは全員そろうでしょうかね。」
二人並んで、宿までの道を歩く中、オユキがそう声をかければ、トモエはあっさりと答える。
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