ナリスの伝説 「オンリーワン」

けにあ

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ナリスの伝説「オンリー・ワン」

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★プロローグ★

私の名前は澪
私は八歳の頃に不死のスキル持ちだということが知れ渡り、一躍有名人になり、知らない人に声をかけられるようになり少し、舞い上がっていた、ある日いつものように声をかけられ、振り向いたらそのまま、連れ去られてしまいました。それからいろんな人に傷つけられるようになり、両手、両足を切断され、右目を失った、動けない私は、それでも死ななかった。飲まず食わずでも死なない、さらに連れ去られ、あちこちに回されてとうとう捨てられてしまい、そのまま動けずに横になっていました。いつか何かが変化してくれるのか、いつまでここにこうしているのか。
「誰か私を助けて、そうじゃなければ殺してほしい、死にたい」
ずっとそう思っていた、何年も何年もそう思っていた。
魔物も獣も鳥も虫さえも私の事を怪しんでいるのか、警戒して襲わないというか近寄っても来ません。
数年後
時折ここを通って行く商人が通るたびに私を見て気持ち悪がっていたのですが、干からびてはいるけど白骨化しない、不思議に思ったのか近づいてきて鑑定をし、生きていることを確認して驚いていましたが、死なない私を「聖女」として祀り、宣伝、参拝料を取るようになりました。
商人は参拝料とお土産屋でかなりの収益を上げていたようです。時々やって来ては金のなる木と言って拝んでいました。
あの商人も年を取り死んでいったようです、うらやましい。
今ここで、参拝料を取っているのはあの時の商人の孫になっています。

いつ頃からだろうか夢を見るようになりました。
小さな男の子が私に向かってこう言うの
「おまえ、俺と一緒にくるかい?」ってそして手を伸ばしてくるの
動けない私にそう言ってくる小さな男の子
ありえない事だとわかっているけど、夢が現実になることを願ってしまう。
何かが起きてほしい。
私にはどうすることもできないから・・・・・


★開演★

初めまして!
この世界に、辺境伯爵の三男として生まれました「ナリスと申します。」
この国では生まれてすぐに生まれ持ったスキルの鑑定を受ける事になっています。
Cランク鑑定士の鑑定結果は
「この子はCランク以上の隠蔽スキルをお持ちのようです。」

※ 隠蔽スキル:隠すことに優れています。所有しているだけで鑑定されても自分のスキルを見られることはありません。

よって鑑定不可(Bランク以上の鑑定士は現在世界に存在しない)

高ランクスキルを持って生まれてくる子供は大体その高ランクスキルのみ、保有していることが多い。あとは努力で身につける。
つまり
「選ばれて生まれてきたわけではない」という判断がされたようです。
生まれながらにして「勇者」とか「剣士」とか「魔法師」等の能力を持っていると家族から期待されるという事ですね。

期待薄の私も、言葉を覚え、文字を覚え、本を読み、独学で魔法に関する知識や、能力についても学びました。
私の所持している能力の分析・・・これは大変でした。初めて能力を確認した時は正直ショックでした。役に立ちそうもねぇって感じです。
そして、そろそろ八年になろうとしています。やっと自分の能力をどう使えば良いのか理解しました。

屋敷の周辺、特に人里方面には出たことがない私ですが、屋敷にくるお客様達が、聖女様の事をよく話題にしておられます。
私もその聖女様に会ってみたいと思うようになりました。
なんでも聖女様と呼ばれている女性は不死で、東に街を三つほど超えたその次の村にいるらしい

まあ普通に子供の私がそこまで行ける・・いや出かけることへの許可は出ないだろうけど、そう、許可は出ない、勝手にいくほかはない。
ということで、計画を立ててみた。
屋敷を抜け出して東に走る!
いやいや 無理でしょ 

考えても無理なので、ダメもとで話をしてみました。

私は五歳のころ、本で得た知識をもとにやってみたら出来た、回復ポーションの制作、販売(両親に頼んで、冒険者ギルドに卸していました。)での売り上げを路銀に聖女巡礼を申し出てみると、ほっとくと勝手に屋敷を抜出しかねないとあっさり許可が出た。
これも日ごろの行いのたまもの?(良い行いをしているとは言っておりません、能力の分析でいろいろとやらかしましたから笑)
親の気が変わらないうちに、準備をして出発です。
馬車に揺られて最初の街まで二日、そこから次の町まで二日、さらに三つ目の町まで二日、三つ目の街を超えて次の村まで一日、一週間の旅程で、なにごともなく到着



★聖女★

村に入ると行列が・・・・・
皆も、聖女様を一目見ようと、はるばるやって来ている?

 聖女様の人気はすごいみたいです。
さて、おとなしく並んで待つことにしたら、「ここで本日は最後になります」と関係者らしい女性が私の後ろに並んで叫び、一緒に歩きだした。
一緒に来た護衛の二人も列には入れていない
あらら

聖女の館に入るときに護衛の一人が「ナリス様、出口で待っています。」といい、見送ってくれた。
いよいよ次に聖女の部屋に入れる順番が来る。今前の人が入って行きました。
館の入り口の門が閉められる音が聞こえてきたので後ろを振り返ると門が閉まった。
バタンと別の場所?で扉が閉まる音がした 前の人が部屋を出た?
後ろから来ていた女性から「どうぞ 中にお入りください」と案内されて中に入ると、扉を閉めて案内の女性も入ってきた。
中にはベッドに横になっているように見える・・・人? と女性が一人立っていた。
立っている女性が
「お待ちしておりました。ナリス様」というなり、ベッドにかけてある布をはぎ取って「聖女様です」と紹介された。

そこには、しわくちゃな老人が、いや、ミイラ化した、手足のない、胴体と頭だけの人?が横になっていた。この人が聖女・・・?
あれ
今、名前を呼ばれた?
気にするところはそこかよって突っ込まれそう

 案内の女性
「聖女様は声を出すことができません。このような状態でも生きておられます、今は私どものあるじの力、念話で対話をしております。」
聖女と言われている人はどれだけ美しい人だろうと想像していたからこれにはどう対応していいものか迷っていると女性が続けた。
「聖女様は八年ほど前から毎日夢を見ると言われ始めました」
「小さい男の子がやってくる」と
待ちに待った方の訪問が明日だと私たちに連絡をされたときには信じられませんでしたが今貴方様にお会いして、聖女様は予知の力もお持ちなのだと確信いたしました。
「八年間あなたをお待ちしておりました。」
「このあと、聖女様とナリス様を 我があるじのもとにお連れしたいのですがよろしいでしょうか?」
お連れ?どうやって移動とか考えていると
「私の転移の力でお連れ致します。」
てんい・・・
あはは、どうとでもなれってところですね、承諾しました
別に断る理由もないかな?

というか 何かが始まる、ドキドキ感が先に来ました

 
 
★出会い★
 
転移で飛んだところはどこだか、わかりません。
どこでもいいか
薄暗い、洞窟かな?
案内をしてきた女性が
「イリス様、お待たせいたしました。聖女様とナリス様をお連れ致しました。」

「聖女様、ナリス様、お初にお目にかかります。ドラゴン族の長、イリスと申します。」
念話だからどこから声がしているかは不明、え? ドラゴンの長?
もしかして、岩かと思った壁みたいな、これがイリスの体?

「こ、これはご丁寧に、はじめまして、ナリスと申します、こちらこそよろしくお願いします」
とりあえず、返事をしたけど、どこだ?
案内をしてきた女性が、つづけた
「イリス様は三千年ほど生きてこられておりますが、百年ほど前から動くことが出来なくなりここにおられます。」
「三千年!」
「我らは、ここでイリス様と他十名ほどが暮しておりましたが、イリス様が動けなくなってからは、皆ここを出ていきました、今は私たち二人だけがイリス様を守護しております。」
「で? 私をここに連れてきたわけは?」
まだ 八体のドラゴンがいるのか 声には出さず、考えた。
「我らドラゴンは世界に二十体ほどおります。」
数を気にしているのがばれた?

いろいろ聞きたいことはあるけどまずはあちらの話を聞いてみようと思います。
イリス
「私は動けなくなり、このままではここで朽ち果てるだけの身、聖女は不死であるが動けない身、我ら二人を貴殿が助けてくれると聖女が前々からもうしておりましたゆえ、それにかけてみました。」
うーん
「この子供に?」
私は笑って答えてみましたが、さてどうにかできるのだろうか?
少し考えて
私は聖女とイリスに鑑定スキルを使って見た。
二人の保有スキルは
 
聖女  :「不死」・「白魔法」・「状態異常無効」・「毒無効」・「呪い無効」・「超幸運」
イリス :「肉体再生」・「火属性魔法」・「奥義:剣術」・「念話」・「超回復」・「限界突破」

しばらく考えて
不死、超幸運、超回復、を利用して肉体再生が出来れば行けるかも?

不死  :死なないもしくは、死ねない         通常はパッシブスキル(持っているだけで効力を発揮します)
超幸運 :持っているだけで幸運になると言われています。通常はパッシブスキル(持っているだけで効力を発揮します)
超回復 :自然治癒能力に特化しています。       通常はパッシブスキル(持っているだけで効力を発揮します)
肉体再生:手足が切られてもまた再生して元に戻れる  。通常はパッシブスキル(持っているだけで効力を発揮します)

と楽観した考えを二人に提案してみたが、どういうことかわからないとの返事が・・・
まあそうだよね

二人はどうなろうとかまわないからやってみてくれと言っている、そこに守護している二人の女性が、「私どももお供いたします。どうか、一緒に」と言ってきました。
 
衣服、装備、装飾品等をすべて外してくれるようにお願いし、イリスのそばに集まってもらった、そして私は四人に対して持っている能力「解放」を使用した。
 
「不死のスキル解放、超幸運のスキル解放、超回復のスキルを解放」
 
 ※注 解放スキル:私だけのオンリー・ワンスキル 
他人のスキルを解放することで私の意思で使用、取得・付与することが出来る
通常はパッシブスキル(持っているだけで効力を発揮します)でも私の能力「解放」で解放することで私が自由に使用することが可能になります。
 
 四人が光に包まれた。
 「肉体再生のスキルを解放・発動」
 
 聖女の手足、右目の再生に意識を集中し、光の中でゆっくりと再生が始まった。手足と右目の再生を意識しながら、ミイラ化した体の回復に必要な水分を空気中から集めると回りがキラキラと輝いてきた、全身に血液の流れを確認、そして四人全員の肉体再生に意識をもっていく、聖女の肉体再生のイメージをベースにした結果、イリスの巨大な体が縮み、三人とも肉体が小さくなり、全員が八歳の人間の女の子として肉体再生を成功させた。
 
私はくらくらして、座り込んでしまいました。
 
少し間をおいてから、皆さん、体の調子はどうですか?

イリスが自分の体の変化に驚いていたが、立ち上がり、飛び跳ねてみて
「動く、私の体が軽い、すばらしい」
「イリス様、おめでとうございます。」
守護者の二人が喜んでいる
 
聖女は自分の手足をさすり、目が見えることを確認して泣いていた。
 
守護者の二人も子供になった自分たちを見比べて困惑していた。
「ふぅ。自信はなかったけど成功したみたいですね」
再生で私と同じ年恰好をイメージしたことは内緒です。
失敗しても死なないように「不死」、成功確率を上げるために「超幸運」、途中何かあってもいい様に「超回復」お守りみたいな感じでしょうか
そしてこれが無いと始まらなかった「肉体再生」無くなった肉体を再生するだけではなく、私のイメージで再生を行ってみました。

私は泣いている聖女の前に行き
「おまえ、俺と一緒にくるかい?」
聖女の館に戻すわけにもいかないだろうから声をかけ、手を差し伸べてみた。

私を見上げながらびっくりしている様子の聖女様がまた大粒の涙を流して泣き出した。

「ドラゴンの方たちと一緒にいるのも一つの手だな、というかそっちの方が安心かな?」
ちょっと考えて
「ああ、そうだな 知り合いだったみたいだし、それがいいか」

自分の中で一人納得して頷き、あたりを見回して
「私を呼んだ用件は終わったと思うし、私をもとの場所に送ってくれませんか?」

四人が変な目でこっちを見ている。
「どうかしましたか?」

「あの、ナリス様は、こんなにも私たちを驚かせ、喜ばせておられるのに、報酬も何も要求せずにお帰りになるのでしょうか?」

守護者の一人が聞いてきた。
「報酬・・・?」
何かもらえるのかな?
 
私は四人を見て 
「私は死なないと噂の聖女様を本当かどうか確かめに来ました。死なない理由は不死の能力と分かりました。そしてそれに対して人間がどうしてきたか、手足、右目をどうしたのか、たぶん不死の恩恵にあずかろうとしたのだろうとは想像できますが、考えたくはないところです」

ふぅと一息ついて続けた

「お気楽に見学に来たことを恥じております、こんなに惨いことになっているとは思ってもいませんでした。すみません」

再度四人を見て、
「再生には成功しました、聖女様には嫌なことは忘れて今後、楽しく生きていってほしいと思います。」

四人が不思議そうな顔をしていました
イリスが
「お待ちください、私はここで朽ち果てるものとあきらめておりました。聖女の予知を疑ったことも何度もありました。ナリス様にはどれだけ感謝しても、したりません。今後は貴方様を主とし、身命を賭して、あなた様にお仕えいたします。これはもし助かるようなことがあるなら、必ず成し遂げようと誓っておりました。貴方様にお仕えすることをどうかお許しください」

聖女も
「私は、もうずっと長い間動けず、死ねない体で泣いておりました。こんな私をどうにかしてほしいと願ってきました。私も、私の感謝の証として、ナリス様にお仕えさせていただきたく存じます。私も従者としてお連れください。」

「我ら二人はイリス様の守護と同様にナリス様を守護いたします。ぜひ連れて行ってください」

突然の申し出にびっくりはしたけど、よく考えろ、ドラゴンが三人、聖女、一人が仲間になる・・・・これは普通にあり得ないこと!

断ってはいけない!

だよね、だよね・・・自分に言い聞かせた。

守護者の二人はエリスとクリス
聖女の名前は 澪

偶然? ナリスにイリス、エリスとクリス

「こちらこそ、よろしくお願いします」

四人が仲間に加わった。

私がリュックに入れておいた着替え、使用済みだけど、とりあえずこれを着てもらいました。

聖女の部屋に転移で帰ると護衛として旅についてきた二人が大騒ぎしていた
煩いので省略・・・

次の日 聖女が消えたと村全体が大騒ぎになったことは、まあ当然と言えば当然ですが私たちは騒ぎを無視して帰路につきました。


★ハイエルフ★

薬草は「死の森」「帰らずの森」と呼ばれているこの森の入り口あたりで採集できます。
あたりから・・・・・そう、まだ森の奥には入ったことがないのです!
と、いうことで、ちょっと奥まで入りたいなあ、いつもの護衛の二人をなんとかしないと、どうしようかなあと考えながら薬草を探して歩いているとスキル索敵に反応が、イリスがこっちを見ていました。
頷いてみんなに合図を送った。
護衛の二人も何事かとこちらをうかがっている。
と、森の中で動きが!
人数は五人、こちらを警戒しているようだ
って・・・・あ、イリスがいない 行動が迅速・・・
エリスとクリスが私と森の間に割って入って来た・・・と索敵反応が消えた

まあ、子供になったとはいえイリスは最強のドラゴン族
この世界に勝てる者がいるのかどうか

私は今がチャンスだと思って、護衛の二人を振り切って走った
「森の中 百メートルぐらいのところ」と叫んで走って森の中に入った。
「お、おまちを!」護衛が慌てて追いかけてきた。
イリスが立っているのが見えたので「どう?」と聞いてみた。
イリスが「面倒くさいのでちょっと寝てもらいました」と息も切らさずに言った。

護衛の二人が追い付いてきて「何事ですか?こんなに森の中に入っては!」

「うん、森の中に知らない人たちがいたので、イリスが対応してくれたのです」
「迎え撃つ、つもりで準備をしていたようです」とイリス

「ハイエルフの五人ですね」とイリスが教えてくれました。
澪がハイエルフに回復魔法をかけてくれて、一人、気が付いた。
気が付いた一人に「私たちに何か用でも?」とイリスが聞いた。
何が起きたかわからず、きょろきょろと周りを見ていたハイエルフの一人が他の四人が倒れているのを見て、あきらめたのか、イリスの方を見て言った。
「私たちは人間に追われてこの森にたどり着き、他の仲間を待つためにここで野宿をしておりました。」
私たちを一度見て続けた。
「追手が来たのかと思い迎撃準備をしていましたが?何が起きたのか、気が付いたらこのような、あの、あなた方は私たちを追ってきたのでしょうか?」

「私たちは薬草採集の途中です、森の中から敵意を感じたので対応しただけです。あなた方をどうこうしようというつもりはありません」
私は安心させるために言ってみた。

全員気が付いたところで一旦森の外に出ることにし、お昼用の食事を広げてハイエルフにもすすめた。

お腹がすいていたのね、取らないからゆっくり食べて・・・・
食べながら泣いているし・・・・
食事をしながらイリスがハイエルフに事情を聴いてくれました。

ハイエルフは人間につかまると奴隷として売られる、人間に追われて、ばらばらに逃げていたそうだけど、この森で五人が再会できて、森の中に入ったが、あの場所で他の仲間が来るのを待っていたそうだ、というかあれ以上奥に行くといろんなものに感知され襲われたと言っている。

奴隷・・・ですか

私は森の方を見てつい
「あの場所まではまあ安全ということですね」とつぶやいてしまい、護衛の二人が慌てて立ち上がったが、笑ってごまかし、護衛の二人にはこのハイエルフのことは他言無用の念押しをしました。

イリスからこのハイエルフの五人を助けることは出来ないか相談されて、思いついたことをそのまま言ってみた、「我の家に奴隷として買われたことにして屋敷でメイドとして暮らしてはどうか」と提案してみた。

私の家・・・・いや、私、お? 
私たち五人専属のメイドでいいか
それだと迷惑をかけてしまうとハイエルフが心配しているところに奴隷商人に襲われる可能性もあるとイリスが続けた
私がちょっと考えて
「それって・・・」
「いやなんでもない」と独り言を言うとイリスがこっちを見て笑っていった。
「なに? 襲ってきたら好都合ですか?」
エリスとクリスも一緒に苦笑していた。澪が一人でおろおろしているのが見えた。

薬草採集をハイエルフの五人にも手伝ってもらい、いつも以上に採集ができ、機嫌よく屋敷に戻り、両親にメイド五名を雇ってくれるように頼みこんだ、衣食住の保証、給金はなしで話が決まった。
「で、襲われたらどうするつもりですか?」イリスがにやにやしながら聞いてきた。

「金に困った親に売られて奴隷になった子供たちは可哀そうだけど、どうしようもないとも思う、でも誘拐して奴隷として売るって言うのはちょっと許せないかな?」
少し間をおいて
「奴隷商人が誘拐をやっているのか、誘拐して奴隷商人に売っている輩がいるのか確かめたいところだね、どちらにせよ誘拐犯をとらえて奴隷商人に売り飛ばしても文句はこないよね?」
「え?」ハイエルフの五人がびっくりしていた。
「護衛のお二人には口止めしましたけど、もう町の話題になっているかな?」
誘拐も早い者勝ちなら今晩あたり?


★襲撃★

スキル索敵を広げて待っていた
ホントに来るからすごい

というか、目がくらみすぎだろう
ハイエルフってそんなに高額で取引されているのか

そうそうハイエルフ五人
リサ リエ リオ リカ リリ
見た目も名前も同じような・・・・覚えきれないかも

私はイリス達を見て
「さて、と屋敷内で戦うわけにはいかないから、みんなでこそこそ外に出ますか、ハイエルフのみんなは申し訳ないけど姿をさらして賊を誘導してください。」

ということで私もハイエルフのみんなと一緒に走ってみた。
こっちに向かってくる人影が見えたので右に曲がって走る。
見つけてくれないと困るから、「こっちだ」とか叫んでみた

向こうもこっちに気が付いてくれたようで速度を上げて向かってきた
リサ「あの、このままじゃ、追いつかれます」
なぜ、小さな貴方が一緒に走っているの?逃げ遅れるとか思っているかな?

「このまま、あいつらに何事もなければね」と、言っている間に静かになった。
イリスが合図をくれたので、皆、集合。
十名の男が気を失っている
持ち物検査をすると奴隷用ロックが出てきたので、十名全員に装着、ロック解除担当はイリスがやってくれることになった。要するにイリスじゃないとこのロックは外せないように設定が可能(スキル解錠があれば解除可能)ということです。

あとは奴隷商人が買ってくれるかどうか?
でも、たった十人? 他にもいるのでは?
きょろきょろしていると
クリスが「確認してきましたが、他には誰もおりません。」
田舎の貴族だと、思ってばかにしているのか?
奴隷用ロックをひとつ、ハイエルフのリサに渡した。
「リサ、これのレプリカを作れるかい? 機能はなくていいけど見た目だけ似せて身に着けていると奴隷に見えるかも?」

「ところでこの奴隷用ロックってどういう仕組み?」
たしか、奴隷を持ったことがあるものは使用呪文を知っているはずだから、従えることが可能なはずです」
「なるほど、じゃあ、このまま放置してっていいってことかな?」
誰かが見つけて連れていくか、売るか、してくれるでしょう

運が良ければ誰かが外してくれるかも?

後日 ハイエルフ狩りに行ったものの噂が聞こえてきた。
どこかで、強制労働をさせられているとの事、身をもって償ってください。
以後、奴隷狩りにくるものはいなかった。

あっと、忘れていた、口止めしたのに奴隷狩りが来たってことはいつもの護衛の二人がどこかで話したってことになるので問い詰めたら食事をしながらの会話を聞かれたのかもと言ってきた。
予定通りでお礼を言いたいぐらいですが、当然解雇しました。
邪魔な二人が消えました。

ハイエルフの五人がメイドになった。


★日常★

十歳で王立学園に通うことになるのでそれまでに少し体を鍛えておく必要がある

ということで、ハイエルフの五人にも鍛錬をしてもらうことになりました。
ハイエルフって体が強いほうではなくというか・・・・弱い

後衛職として 弓 魔法 回復 等担当出来るように頑張ってもらう事にして、全員接近戦については体術 攻撃を受けるのではなく受け流す訓練を始めました。これには私も気合を入れないといけません。

前衛は まあ当然と言えば当然・・・で イリス エリス クリス
魔法も使えるし、力強い・・・三人いればもう、問題ないかも?
澪は回復で後衛なのでエリスかクリスのどちらか一人は後衛にいて澪の護衛

イリス、エリスが最前線、後衛に澪とクリスとハイエルフが支援するという流れで訓練をしていった。

え?
私?
私はとりあえず、自由にさせてもらっています。
どちらかというと 後衛もしくは暗殺者?として隠密行動をと思っているのです

目指せ、世界最強暗殺者?  目指すのは自由ですから・・・

索敵で場所を確認、鑑定をかけて、相手を見極める、隠密で行動を隠しながら、強奪でとどめを刺します。
これって暗殺者としては最高な技術では?と思っています。
何を強奪するかって?
まあ、そうですね、お分かりとは思いますが・・・やっぱり内緒です
私、澪、ハイエルフの皆は、接近戦になった時には相手の攻撃を受け流し、逃げる!
が、逃げきれないこともあるだろうから剣の訓練も行う。
長剣とかではなく、短剣のほうがいいかな?足のすねと腕には簡単な盾代わりの装備を付けると、逃げるのには役に立ちそう
ただし、逃げると言っても遠くに行くのではなく、イリス、エリス、クリスのいる所に近づいて行く、です。逃げ切ったらあとはイリス達が何とかしてくれるでしょう。

十人で薬草採集を行いながら、森の中の探索も始めました。
訓練として、森の中での実践相手は、ウサギ?いのししです。

食用の肉が手に入るのは助かります。
あと素材に毛皮

このあたりにいる獣は魔力を帯びていて、魔物とも呼ばれています。
倒すと魔石が出ることもあり、これもギルドが引き取ってくれます。


★ダンジョン★

何時ものように時々襲ってくる魔物を倒しながら、森を探索していると石造りの祠を見つけた。
これはいわゆる「ダンジョン」というやつだ、それも聞いたことが無いから新ダンジョンを発見!・・・・だと、思います。

調べてみると入口らしきものがあるけど開かない。
仕掛けがあるのか、調べてみましたが、何もないようです。
冗談のつもりで
「我ナリスが命じる、扉よ、開け」と言って手をかざしてみました。
まあ、無理だよねと言おうとしたら扉が開きました。

おおおお、ナリス様すごい、って声が聞こえるけど・・・
いやいやいやいや、え、あれ?

想定していなかったので準備はしていないが、当然入ることになりました。
魔法ってこういう時、本当に便利ですね、ライトの魔法、助かります。

マッピングしながらゆっくりと調査しながら回ることになり、ハイエルフはこういう時に心強い!慎重に進んで、罠とか見つけてくれている。

なんか、すごく楽しそうに見える

と言っているそばから、何か不機嫌になったような気がするのは気のせいかな?

ここは他のダンジョンと違い、階層がもう終わりっぽいといっている
いわゆるこの扉の向こうが、ボス部屋ということかな?

ところが、扉が開かないらしい
私も調査に加わろうと扉に近づいてみた。

と、・・ あら?
扉が光りだした。
お?  おお?

イリスたちが身構えるのが見えた、が、扉を押してみると、簡単に開いた。というか私に反応した?

中に入ると結構・・・いやかなり広い、部屋の中央に台座?がある

「ようこそ 我が封印されし、部屋に」と声が響いた。

って? 封印されし?

「ふははははは、待っていたぞ」
ちょっと間があいた

「あれから、やっと 二千年がたったのか、待ちわびたぞ」

誰?   二千年?

「おや? この感じ、そこにいるのは暴れん坊のドラゴン、イリスじゃないのか?」

「えらく、かわいくなってはいるが、イリスだろう?」

お、イリスの知り合い?
と、イリスを見ると
「突然、姿を消したと思っていたがこんなところで何をしている、おまえ」
やっぱり、知り合いなのか
私が「暴れん坊?」イリスを見ながらつぶやいた

イリスが不機嫌そうにこっちを見た後、台座のほうを睨みつけた。

「何をしているって、さっきも言っただろう 封印されているのだ」

イリスがフッと笑って
「そうか、封印されているのか、ナリス様、こんな奴はほっといて帰りましょう」

「いやいやいやいや、ちょっと待って、暴れん坊のイリスさん」
イリスの怒りが頂点に?
暴れん坊と呼ばれるのが気に障っているような?
イリス
「昔の話をやめろ」

「二千年前のイリスに興味があるけど・・・・」
言い終わらないうちに、キッと睨まれて途中でやめました。
エリスとクリスも気になっているようだけど睨まれて黙った。

「じゃあ 行きましょうか」とイリスが踵を返すと
「ちょっと、ちょっと! 話だけでも聞いて、かわいくて優しいお嬢様!」

かなり必死さが伝わってきます。

しょうがないわねって感じでイリスが振り返る

「二人はどういう知り合い?」と聞いてみた。

二千年ほど前一緒に遊んだそうです。以上
もうちょっと聞いてみたいけど怖いかも 

と、とりあえず、昔のことは置いておいて


我は「風の精霊 シルフィー」

精霊きたぁぁ こ、これは私の心の叫びです
風の精霊シルフィー
「イリスとあちこち、あば・・・・いや遊びまわっていたのだが、ある時、気が付いたらここに封印されていた」

回想シーン
偉そうな、おっさん だろう 声
「今より二千年後にこの部屋を訪ねてくるものがある。お前のすべてをかけて守護することになるだろう、それまでここでおとなしくてしているように」
風の精霊シルフィー
「まてよ、お前誰だ!」「ふざけんなよ!」「だせー」
一息ついて続けた
「って、これだけ  わかる?  これだけの会話で二千年も孤独に耐えてきた。」
プルプル震えているような気がする。
「そしてやってきたのがイリスって、二千年って時間必要あったの?」

イリスがハァと吐息をついて言った。
「それって、あなたが待っていた人って私じゃないと思うよ」

「何を言っているの?」
風の精霊 シルフィーはあたりを見回して
「あなた、意外に誰がいるの?」

イリスが続けた
「二千年の時の流れが必要だったということは」
イリスがみんなを見回してから、私を見て言った。
「ねぇ、ナリス様」

言うなり、イリスは中央の台座に手をかざし
「我、イリスが命じる、封印を解き、風の精霊シルフィーを解放せよ」
・・・・・・・・

何も起きない、イリスはみんなにも続けて、同じようにするよう促した。

が、何も起きなかった。
私も同じようにやってみようとするとイリスが私を制して、
「シルフィー ここの封印を解いたら、解いた人物を守護するのか?」

少し間をおいて風の精霊シルフィー
「封印を解いてくれるのがイリスお前だったらよかったのに、お前じゃないのなら約束は出来ないな」
イリス
「ということです。ナリス様、帰りましょう、こいつにはまた二千年ここに封印されてもらいましょう」

イリスはつづけた
「風の精霊 シルフィーよ 二千年後にまた訪ねてくるからそれまでに考えを改めておくように」


「待ってくれ、二千年って・・・・あわあわ、あのもし今封印が解けるなら我が精霊の名にかけて、全身全霊をかけて守護することを誓います。」
から・・・まって

振り向いたイリスがにっこり笑って私に言った。
「では、ナリス様、よろしくお願いします」

言われるままに
「我、ナリスが命じる、封印を解き、風の精霊シルフィーを解放せよ」
部屋全体が光に包まれた。
真っ白で何も見えない。

目が慣れて回りが見えるようになってきた。
風が吹いている。
「やったー 自由になれた。封印が解けた」
風の精霊シルフィーが、はしゃぎまくっていた。
そして
私の前にひざまずき?・・・
「風の精霊シルフィー、我はこれから先、あなたを我のすべてをかけて、守護することを誓います。どうぞよろしくお願いいたします。」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

風の精霊シルフィーが仲間になった。

こうして初のダンジョン攻略が終わった。


二千年前に私がここに来ることを知っているものがいた。
いやそれは私ではなかったかも、誰かがここにきて封印を解くことを知っていたものがいたということになる。

不死の澪、瀕死のイリス、封印されていたシルフィー
偶然? これは運命か! 私も誰かの掌の上で踊っているだけなのかもしれない。

いや、考えを変えてみよう。
誰かがひいたレールの上を歩いているにしても、この世界に生を受けて、ここまで私は順調に進んでいると考えられる。


★封印の間★

これからここを隠れ家?的なものにしようと考えて、この部屋に名前を付けてみた。
「封印の間」 笑 そのまま

入口は開かないように封印をして(というか私じゃないと開かないし)、エリスのテレポートで、出入りをすることにした。(実験してみたところ、私が一緒にいると転移が可能でした。)

封印の間で風の精霊シルフィーが仲間になったあと、二千年の年月をここで過ごしたことに対して、澪が悲しげに言った。
「今から二千年後、皆さんは元気にしているのでしょうか?」
私は元気じゃなくても死なない体、また一人きりになる、・・・と悲しんでいた。

澪さんや、そんな先のことを今から‥‥考えてもと言いたかったが、やめた。

そして告白することにした。
「澪、イリス、エリス、クリス、みんなに伝えておくことがあります。」

皆も聞いておいてください。
「私の能力 スキルについてですが、解放スキルといいます。私だけのオンリー・ワンスキルになります。」
ちょっと間をおいて
「他の者が持っているスキルを解放し使用するというものです。」

え?

当然みんな初めて聞くはず、何それって顔をしている。

澪のなくなった両手、両足、右目の再生
イリス、澪、エリス、クリスの体の再生

澪の持っている不死と超幸運の能力、イリスの肉体再生と超回復能力を解放して使用したことを告げた。

※この世界では一人六個のスキルを持つことが出来る。
※生まれた時に六個持っている者は他のスキルを習得できないことになる。
※持ってうまれなかった者は習得していく必要がある。

そしてここからがまた大事
※能力解放されたスキルは、解放して使用した者が隠しスキルとして残すことが可能である。

どういうことかというと

澪だけでなく、私たち四人は今不死の能力を持っています。

それと私が持っている隠蔽の能力も解放、付与しました。
これで私たちの能力は鑑定されても見られることはありません。

イリス、エリス、クリス、澪が「どういうこと」と考え込んでいるとハイエルフの五人がひそひそと会話を始めた。

三人の体を再生するときに、先に澪の体の再生を行いました、それで澪の体の再生のイメージをベースにしたので三人とも人間の子供になりました。

なので、
「澪、私を含めて五人とも、ミイラ化してもいいように倒れるときは同じ場所で倒れよう」

澪が
「今度からは動けなくなってもみな一緒なのですね」
喜んでいいのか、悩んでいるようだったけど、

エリスが
「五人でミイラ化して横たわりイリス様の念話で笑いあうのですか?」
想像したくない映像・・・・

プっと噴き出してイリスが
「澪、エリス、クリス、ナリス様さえお守り出来ればあとはどうとでもいい様にしてくださいます。」
イリスの言葉に三人とも顔を見合わせて笑顔になった。


相談がまとまったのかハイエルフの五人が話し始めた。
「ナリス様、ご相談なのですが、私たち、五人もその肉体再生を行っていただくことはできませんでしょうか?」

「ハイエルフの外見ではいつまた奴隷商人に追われるか、わかりません。
それに十歳になると王立学園に皆さんは通われます。私たちも一緒に連れて行っていただけませんでしょうか。」

そうなのです、王立学園に行き始めた時にハイエルフの五人を置いていくわけにもいかないと考えていました。

四人と相談してハイエルフの五人も人間の同年代に肉体再生を試してみることになりました。

ここで問題になったのが、外見です。
美しいハイエルフの外見を捨てるのはさすがに・・・・ねぇ
でも十歳のハイエルフが町中を歩いていると常に誘拐に気を付けておかないといけない・・・・うーん
いつも一緒というわけにもいかないだろうし、もったいないけど外見を変えるべきかな? という結果になりました。
ハイエルフ代表 リサ
「私たちは 皆様と一緒に行動するのが最善だと判断しました。どうぞよろしくお願いします。」


衣服を脱ぎ、装備を外して裸になった五人を中央にしてイリス、澪、私が囲むように立ち、「不死のスキル解放、超幸運のスキル解放、超回復のスキルを解放」
 
 ※注 解放スキル:私だけのオンリー・ワンスキル 
他人のスキルを解放することで私の意思で使用、取得、付与することが出来る
 
 五人が光に包まれた。
 「肉体再生のスキルを解放・発動」
 
 前に使った澪の再生イメージを思い出して集中!
 
 五人が包まれた光が小さくなり消えた。
 
ハイエルフの五人も同年代の子供の姿に再生が成功しました。
解放時に近くにいた風の精霊シルフィーにも解放スキルが発動したはずなので、不死(いるのかな笑)とか隠蔽が付与されたと思います。

ハイエルフの五人には封印の間に残ってもらい、屋敷に帰って「ハイエルフの五人は旅に出た」と報告しました。

数日後に孤児 五人を保護したと報告、いなくなったハイエルフの五人に代わってメイドとして雇い、十歳になった時には王立学園に一緒に通えるよう手続きをお願いし、了承を得ました。
※両親とのやり取りはめんどうくさいので省略しております。

封印の間を出て五人には屋敷に入ってもらうことになりました。

名前も改めることとしました。
睦、弥生、雫、葉月、詩織

覚えられるかな?

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