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本編
12 初ピロートーク
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北欧女神様が濡れタオルで汗ばんだ俺の体を丁寧かつ優しく拭いてくれた後、もう一本の新しい濡れタオルで、自身の汗ばんだ体を拭いている。
脇の下、髪をかきあげての首元、おっぱいの下、その拭き方がまたエロい。
金髪で青い瞳たる碧眼、前髪はパッツンなのに、周りはゆるふわなロングでボリューミーな髪を、ふわりとかきあげて空気を入れる仕草を何度か繰り返す。
「うふふ、それにしても驚いた。15分以内に3回も出すお客さんは、お兄さんが初めてよ」
もしかして、お客を性的に褒めておく定番の娼婦トークなのだろうか。
でも、北欧女神様が嘘で相手を褒めそうにないし、もしかしたら、本当に俺が初の猿野郎なのかもしれない。
……反省。
でも、実のところ、肉体も若返ったし、回復チートもあるしで、実はもっと回数はこなせるので延長も可能なのだが、うん、止めておいて正解みたいだな。
それに、この異世界における性風俗文化もまだ良く分からないし、少し気になる所も感じたし、北欧女神様とは、焦らず、じっくりと関係を構築していくべきだろう。
俺は服を着込むと、ズボンのポケットから銅貨2枚を取り出して、北欧女神様の手に握らせる。
「……あれ? お兄さん、1枚多いけれども?」
「それは、色々なお礼込みです」
北欧女神様は嬉しそうに微笑むと、銅貨1枚を俺に返してくる。
「働いてもいないのに、貰えないわ」
うわ、真面目か。
北欧女神様、超真面目か。
「いやいやいや、俺なんて貴方にお世話になりっぱなしのくせに、お小遣いまでもらったやつですよ?」
「それは良いの。私があげたくてあげたんだから。それにね、今、それを受け取ってしまったら、私がお兄さんにしてあげたことが、全てお金に換金されて、何も無くなってしまうみたいじゃない。それって、何だか寂しいわ」
……ほう、なるほど。
すぐにお礼を返すというのも、貴方とは貸し借り無しです、精算しました、という形で、どこか、よそよそしいものなのかもしれない。
確かに、恩を一方的に受けておく、というのも、より深く人付き合いしていくための方法なのかもしれない。
もちろん、相手と関係を深めていきたい場合に限るが。
そして、その恩を忘れず、何かあればこちらも助ける、というのが良いのかもしれない。
ま、これ以上、野暮は言うまい。
「分かりました。今日は本当にありがとうございました」
俺は感謝の礼としてぺこりと頭を下げた。
「いいのいいの、今日は色々な事が起こって楽しかったから」
北欧女神様が楽しそうにはにかむ。
「ところで、えーとですね。助けてもらったついでに、少しお話がしたいんですが……」
「お話?」
「ええ、記憶が少し欠けているせいで、この世界の習慣と言いますか、常識が少し欠落していて、どうにも生活に支障が出ていまして……例えば、今、みたいに」
俺がそう言うと、北欧女神様が「ああ……」と呟きながら、「分かる」という雰囲気で頷いてくれる。
「仕事の邪魔になるならば、また出直しますが。それとも、時間を買い取りましょうか?」
「ううん、働いていないのに頂けないわ。大丈夫だから、何でも聞いて」
北欧女神様は、やはり北欧女神様だった。
優しさの固まりか。
俺は、とりあえず、今、疑問に感じている中で、重要そうな物に絞って質問をしてみた。
まず、「魔素病」について。
魔素とは略称の事であり、正式には「魔法毒素」である。
水に含まれているとされており、それが体内に蓄積されると死に繋がるらしい。
やはり、あのファンキーな緑色の水は毒だったか。
だが、その魔素水を飲まねば人は生きてはいけないので、体内の魔素を排出、つまりは「魔素排出」が大事になってくる。
魔素の排出は単純明快で、男性の場合は、定期的に女性の膣内にて射精をすること。
当然、自家発電では魔素排出は出来ないらしい。
そして、女性も同じく定期的な魔素排出が必要となり、男性の射精を膣内で受けなければならない。
膣内にて放たれた男性の精液と反応して、魔素排出が促されるらしい。
詳しい仕組みは良く分からないらしいが、このおかげで、異世界の人類は何とか生き長らえているとのこと。
つまり、娼婦とは、自身の魔素排出をも兼ねた仕事、という形になるらしい。
ちなみに、魔素排出をしなかった場合、様々な健康障害が発生し、最後は寝込んで死に至るとのこと。
たぶん、俺の場合、魔法毒素に触れていなかった体に、魔素水がいきなり吸収されたせいで、ショック症状を起こしたのかもしれない。
そして、どうやら、この魔素排出に関しては、俺の回復チートでも治せないみたいだ。
まったく、どうか例外はこれだけにしてもらいたいものだ。
それにしても、北欧女神様は、本当に俺の命の恩人ということになる。
下手をすれば、ショック症状であのまま死んでいたかもしれないからだ。
ちなみに、この異世界には「性病」は無いらしい。
実に素晴らしい。
あと、俺が異世界に病気を持ち込まなくて良かったとも思う。
少しだけ、童貞だった自分を褒めてやりたくなったね。
女性の皆様、童貞は綺麗ですよ!
確か、梅毒もその昔、遠い国々を転々としながら、やがては日本にまでやって来たとも言われているから、輸入されるまでは無かったことになる。
つまり、性病自体が無い世界があってもおかしくはないわけか。
ま、俺には回復チートがあるので、俺個人としてはどうでもよい話なのだが、数多の男女を不意の死に追いやった性病など、無いほうが世のためだろう。
あと、無遠慮に中出しをしてしまった、というか、そうしないと、俺も娼婦さん達も魔素病に侵されてしまうわけだが、妊娠はしないのだろうかと聞いてみた。
すると、どうやら、妊娠の確率は極めて低いらしく、あまり気にしなくて良いらしい。
つまり、男が特に気にする必要は無し、と。
素敵。
まー、美味しそうな食料は桁違いに高いし、女性は娼婦として生きるのが魔素排出にも効率が良いとか、かなりぶっ飛んだ異世界ではあるのだが、俺にとってはむしろありがたいかもしれない。
お金さえあれば、娼婦さんとはいくらでもイチャイチャできるし、お金だけではなく、むしろ、命の感謝もされそうだし、連続で通っても愛想笑いを受けなくて済みそうだ。
もちろん、男としての俺も、娼婦さんという存在がいないと、生きてはいけないんですけれどもね。
ま、とりあえずは、こんな所でいいか。
北欧女神様さんが、いくら優しいとはいえ、彼女の貴重な仕事の時間をこれ以上、奪うのは宜しくない。
本当はもっともっと聞きたいことがあるのだが、慌ててもしょうがないだろう。
ちなみに、この街や国の名前すらまだ知らない。
どうせ、聞いた所で一回で覚える自信もないしな。
それに、必ずまた北欧女神様に会いに来るから、その時に、少しずつ聞いていこう。
「あの、もっと、聞きたいこともありますし、魔素排出もしなくてはいけないと改めて覚えましたし、また指名をさせて頂きますが大丈夫ですかね」
「え? ま、また私を指名してくれるんですか?」
北欧女神様が何やら驚いている。
最後に、それだけは加えて聞いておくべきか、と俺は思う。
「そういえば、貴方のショーウインドウの前にはあまりお客が居なかったのは、なぜなのか。失礼で無ければ聞いても宜しいでしょうか?」
「え!? ええ……大丈夫です」
北欧女神様の表情が曇る。
「じ、実は、私、もう今年で32歳でして……。娼婦としてはかなり古い年代に入ってしまったので、さすがにお客様からの指名が少なくなりつつあって……」
……は?
俺は思わず変な声を出しそうになる。
当たり前だが、「騙したのかババァ!」とかそんな失礼な話では無い。
ハッキリ言おう!
金髪碧眼でお人形のような、西洋風の異世界人女性の細かい年齢の違いなど、全く分からんっ!!
というか、貴方に付けたあだ名は「北欧女神様」ですからね。
その見た目は、格別に綺麗で美しくて、そして若々しいのだ。
どうか、自信を持って頂きたい。
「貴方みたいな若い男性に指名をしてもらえるなんて、何だか信じられなくて、申し訳なくて、恐れ多くて……」
ああ、北欧女神様、もしかして貴方も、東洋人な俺の年齢がよく分かっておりませんね?
よくよく考えたら、出会った時の俺と、今の俺は20歳ぐらいの肉体年齢差があるんだが、唯一、じっくりと両方の俺を見た存在は北欧女神様だけなのに、全く気がついていないご様子。
というか、出会った時のイメージの時点で、既に俺は若い男性のようであったみたいだ。
ちなみに俺、出会った時の時点で、貴方より6つも年上でしたからね。
まー、諸事情により幼さが残るおっさんでしたけれども。
ただ、今は本当に肉体年齢が20歳近くの青年に戻りましたが。
「あー、別にそんな事はどうでもいいです」
「え?」
「なので、必ず、また指名をさせて頂きます」
「え、あ、は、はい!」
北欧女神様は真っ白な肌の首から上を真っ赤に染めながら、コクコクと小さく何度も頷き返してくれる。
おっと、そうだ。
北欧女神様の真名を聞いておかねば。
俺が勝手に付けたあだ名で呼ぶわけにもいかないしな。
「そうだ、貴方のお名前をお聞きしても良いですかね?」
「あ、はい、私はエル、と申します」
「エルさん、良い名前ですね。俺はシロスケです」
「シロスケさんですね」
「はい、エルさん」
「うふふ、はい、シロスケさん。またのご指名、お待ちしております」
この異世界での俺の人生は始まったばかりだ。
先のことは何も分からないが、とにかく、今はゆっくりとじっくりと噛みしめるように楽しんでいこうと思う。
俺は北欧女神様に再会の言葉を混ぜた別れを告げると、娼館キャンドルライトの出入り口から、清々しい微笑みをたたえた顔で、堂々と外に出るのだった。
脇の下、髪をかきあげての首元、おっぱいの下、その拭き方がまたエロい。
金髪で青い瞳たる碧眼、前髪はパッツンなのに、周りはゆるふわなロングでボリューミーな髪を、ふわりとかきあげて空気を入れる仕草を何度か繰り返す。
「うふふ、それにしても驚いた。15分以内に3回も出すお客さんは、お兄さんが初めてよ」
もしかして、お客を性的に褒めておく定番の娼婦トークなのだろうか。
でも、北欧女神様が嘘で相手を褒めそうにないし、もしかしたら、本当に俺が初の猿野郎なのかもしれない。
……反省。
でも、実のところ、肉体も若返ったし、回復チートもあるしで、実はもっと回数はこなせるので延長も可能なのだが、うん、止めておいて正解みたいだな。
それに、この異世界における性風俗文化もまだ良く分からないし、少し気になる所も感じたし、北欧女神様とは、焦らず、じっくりと関係を構築していくべきだろう。
俺は服を着込むと、ズボンのポケットから銅貨2枚を取り出して、北欧女神様の手に握らせる。
「……あれ? お兄さん、1枚多いけれども?」
「それは、色々なお礼込みです」
北欧女神様は嬉しそうに微笑むと、銅貨1枚を俺に返してくる。
「働いてもいないのに、貰えないわ」
うわ、真面目か。
北欧女神様、超真面目か。
「いやいやいや、俺なんて貴方にお世話になりっぱなしのくせに、お小遣いまでもらったやつですよ?」
「それは良いの。私があげたくてあげたんだから。それにね、今、それを受け取ってしまったら、私がお兄さんにしてあげたことが、全てお金に換金されて、何も無くなってしまうみたいじゃない。それって、何だか寂しいわ」
……ほう、なるほど。
すぐにお礼を返すというのも、貴方とは貸し借り無しです、精算しました、という形で、どこか、よそよそしいものなのかもしれない。
確かに、恩を一方的に受けておく、というのも、より深く人付き合いしていくための方法なのかもしれない。
もちろん、相手と関係を深めていきたい場合に限るが。
そして、その恩を忘れず、何かあればこちらも助ける、というのが良いのかもしれない。
ま、これ以上、野暮は言うまい。
「分かりました。今日は本当にありがとうございました」
俺は感謝の礼としてぺこりと頭を下げた。
「いいのいいの、今日は色々な事が起こって楽しかったから」
北欧女神様が楽しそうにはにかむ。
「ところで、えーとですね。助けてもらったついでに、少しお話がしたいんですが……」
「お話?」
「ええ、記憶が少し欠けているせいで、この世界の習慣と言いますか、常識が少し欠落していて、どうにも生活に支障が出ていまして……例えば、今、みたいに」
俺がそう言うと、北欧女神様が「ああ……」と呟きながら、「分かる」という雰囲気で頷いてくれる。
「仕事の邪魔になるならば、また出直しますが。それとも、時間を買い取りましょうか?」
「ううん、働いていないのに頂けないわ。大丈夫だから、何でも聞いて」
北欧女神様は、やはり北欧女神様だった。
優しさの固まりか。
俺は、とりあえず、今、疑問に感じている中で、重要そうな物に絞って質問をしてみた。
まず、「魔素病」について。
魔素とは略称の事であり、正式には「魔法毒素」である。
水に含まれているとされており、それが体内に蓄積されると死に繋がるらしい。
やはり、あのファンキーな緑色の水は毒だったか。
だが、その魔素水を飲まねば人は生きてはいけないので、体内の魔素を排出、つまりは「魔素排出」が大事になってくる。
魔素の排出は単純明快で、男性の場合は、定期的に女性の膣内にて射精をすること。
当然、自家発電では魔素排出は出来ないらしい。
そして、女性も同じく定期的な魔素排出が必要となり、男性の射精を膣内で受けなければならない。
膣内にて放たれた男性の精液と反応して、魔素排出が促されるらしい。
詳しい仕組みは良く分からないらしいが、このおかげで、異世界の人類は何とか生き長らえているとのこと。
つまり、娼婦とは、自身の魔素排出をも兼ねた仕事、という形になるらしい。
ちなみに、魔素排出をしなかった場合、様々な健康障害が発生し、最後は寝込んで死に至るとのこと。
たぶん、俺の場合、魔法毒素に触れていなかった体に、魔素水がいきなり吸収されたせいで、ショック症状を起こしたのかもしれない。
そして、どうやら、この魔素排出に関しては、俺の回復チートでも治せないみたいだ。
まったく、どうか例外はこれだけにしてもらいたいものだ。
それにしても、北欧女神様は、本当に俺の命の恩人ということになる。
下手をすれば、ショック症状であのまま死んでいたかもしれないからだ。
ちなみに、この異世界には「性病」は無いらしい。
実に素晴らしい。
あと、俺が異世界に病気を持ち込まなくて良かったとも思う。
少しだけ、童貞だった自分を褒めてやりたくなったね。
女性の皆様、童貞は綺麗ですよ!
確か、梅毒もその昔、遠い国々を転々としながら、やがては日本にまでやって来たとも言われているから、輸入されるまでは無かったことになる。
つまり、性病自体が無い世界があってもおかしくはないわけか。
ま、俺には回復チートがあるので、俺個人としてはどうでもよい話なのだが、数多の男女を不意の死に追いやった性病など、無いほうが世のためだろう。
あと、無遠慮に中出しをしてしまった、というか、そうしないと、俺も娼婦さん達も魔素病に侵されてしまうわけだが、妊娠はしないのだろうかと聞いてみた。
すると、どうやら、妊娠の確率は極めて低いらしく、あまり気にしなくて良いらしい。
つまり、男が特に気にする必要は無し、と。
素敵。
まー、美味しそうな食料は桁違いに高いし、女性は娼婦として生きるのが魔素排出にも効率が良いとか、かなりぶっ飛んだ異世界ではあるのだが、俺にとってはむしろありがたいかもしれない。
お金さえあれば、娼婦さんとはいくらでもイチャイチャできるし、お金だけではなく、むしろ、命の感謝もされそうだし、連続で通っても愛想笑いを受けなくて済みそうだ。
もちろん、男としての俺も、娼婦さんという存在がいないと、生きてはいけないんですけれどもね。
ま、とりあえずは、こんな所でいいか。
北欧女神様さんが、いくら優しいとはいえ、彼女の貴重な仕事の時間をこれ以上、奪うのは宜しくない。
本当はもっともっと聞きたいことがあるのだが、慌ててもしょうがないだろう。
ちなみに、この街や国の名前すらまだ知らない。
どうせ、聞いた所で一回で覚える自信もないしな。
それに、必ずまた北欧女神様に会いに来るから、その時に、少しずつ聞いていこう。
「あの、もっと、聞きたいこともありますし、魔素排出もしなくてはいけないと改めて覚えましたし、また指名をさせて頂きますが大丈夫ですかね」
「え? ま、また私を指名してくれるんですか?」
北欧女神様が何やら驚いている。
最後に、それだけは加えて聞いておくべきか、と俺は思う。
「そういえば、貴方のショーウインドウの前にはあまりお客が居なかったのは、なぜなのか。失礼で無ければ聞いても宜しいでしょうか?」
「え!? ええ……大丈夫です」
北欧女神様の表情が曇る。
「じ、実は、私、もう今年で32歳でして……。娼婦としてはかなり古い年代に入ってしまったので、さすがにお客様からの指名が少なくなりつつあって……」
……は?
俺は思わず変な声を出しそうになる。
当たり前だが、「騙したのかババァ!」とかそんな失礼な話では無い。
ハッキリ言おう!
金髪碧眼でお人形のような、西洋風の異世界人女性の細かい年齢の違いなど、全く分からんっ!!
というか、貴方に付けたあだ名は「北欧女神様」ですからね。
その見た目は、格別に綺麗で美しくて、そして若々しいのだ。
どうか、自信を持って頂きたい。
「貴方みたいな若い男性に指名をしてもらえるなんて、何だか信じられなくて、申し訳なくて、恐れ多くて……」
ああ、北欧女神様、もしかして貴方も、東洋人な俺の年齢がよく分かっておりませんね?
よくよく考えたら、出会った時の俺と、今の俺は20歳ぐらいの肉体年齢差があるんだが、唯一、じっくりと両方の俺を見た存在は北欧女神様だけなのに、全く気がついていないご様子。
というか、出会った時のイメージの時点で、既に俺は若い男性のようであったみたいだ。
ちなみに俺、出会った時の時点で、貴方より6つも年上でしたからね。
まー、諸事情により幼さが残るおっさんでしたけれども。
ただ、今は本当に肉体年齢が20歳近くの青年に戻りましたが。
「あー、別にそんな事はどうでもいいです」
「え?」
「なので、必ず、また指名をさせて頂きます」
「え、あ、は、はい!」
北欧女神様は真っ白な肌の首から上を真っ赤に染めながら、コクコクと小さく何度も頷き返してくれる。
おっと、そうだ。
北欧女神様の真名を聞いておかねば。
俺が勝手に付けたあだ名で呼ぶわけにもいかないしな。
「そうだ、貴方のお名前をお聞きしても良いですかね?」
「あ、はい、私はエル、と申します」
「エルさん、良い名前ですね。俺はシロスケです」
「シロスケさんですね」
「はい、エルさん」
「うふふ、はい、シロスケさん。またのご指名、お待ちしております」
この異世界での俺の人生は始まったばかりだ。
先のことは何も分からないが、とにかく、今はゆっくりとじっくりと噛みしめるように楽しんでいこうと思う。
俺は北欧女神様に再会の言葉を混ぜた別れを告げると、娼館キャンドルライトの出入り口から、清々しい微笑みをたたえた顔で、堂々と外に出るのだった。
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*(作者にインセンティブ報酬が発生します)
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