乱世から異世界乱世に変わっただけかよ!

テッツーツー

文字の大きさ
上 下
7 / 7

謎の女かと思った?ザンネーンそこまででも無い女でした〜調子乗りまし(´•̥ω•̥`)<スイマセン!!

しおりを挟む
「何者だ!!」

安正その他家臣達が刀を抜くとその女の護衛らしい男が一言言った

「反吐がでる!農民の貴族が同じ酒を飲むか」

それを聞いた瞬間だった、安正が斬りかかろうとするが、宗本が止めた

「宗本、此奴は!」

「まて」

「貴様、何様で俺の民を愚弄する、今此処で叩き斬っても良いんだぞ、木偶の坊」

「貴様~俺を何者と知ってその事を言うか!」

宗本と護衛の兵とのにらみ合いが続いている状態だった

「あ?何者だ?来て名乗って無いから解る訳ねーだろ、首と胴体切り離すぞ」

「ああ?やってみ…」


その瞬間宗本の刀がいつのまにか、首筋にあった
そして、少し首から血がて出ていた事もあり、尻餅をついた

「ほんずなすわらすが、いきがるんでねーよ!」

「き、貴様卑怯だぞ!」

「あ?」

宗本はゴミを見る目で其奴を見つめる、護衛の兵は体を震わせながら、立ち上がろうとするが
恐怖のあまり立ち上がる事が出来なかった

すると、更に後ろから黒い服を着た者達がやって来た

「宗本様でお間違い無いですか?」

「私はアーラン王国外務大臣のベルスターと言います、この度は此方の無礼をお許しください」

「前振りは良い、要件は何だ?」

「はっ、我が王 
アンドルフ フォゼ ラーバンドアーラン様がお会いしたいと」

「了承した」

「ありがとうございます!では1ヶ月後王都で」

「お、覚えてろよ!」

そして、一行は帰って行った、祭りも興醒めしてしまった、後片付けをし皆其々帰って行った、しかし
宗本はこの一件以降国民引いては農民達からの支持が増えた、此処まで農民を大切にする国主も珍しいからだ。


それから家臣団を集めた

「…戦」

「やっぱなっちゃうかな?」

「なるんじゃ無いですかね?あんな事やったら」

「だよな」

「しかし、どういたしますかアーラン王国は我が国の東側西に進出したいアーラン王国を塞いでいる状態になっている訳です」

宗本は暫く考えを巡らせる

アーラン王国と我が国の国境は山に覆われており
繋がっている道は1つのみ、それも余りにも酷い道だ、そんな所を通ってまで、我らに攻撃を仕掛けるか?

それなら、海路で隣の大陸に進出した方がアーラン王国としても良いはずだ、俺の役目は出来る限り戦を避ける事だ、以前より良くはなったと行っても
また、あの土地を戦火の嵐にするには余りにも酷な話だ。

「まあ、良い出来る限り戦は避けれるよう努力しよう、しかし無理だったら、寛助、成幸、国境線の砦に5万を持って防衛せよ」

『は!』


「では行くぞ!」


そして、会談が行われた、国王はその雰囲気で只者では無い事が感じられる

「呼び出してすまぬなワシが
アンドルフ フォゼ ラーバンドアーランだ」

「お会い出来て光栄至極に存じます
不来方不来方宗本で御座います」

「堅苦しいのは無しにしよう、率直に聴く、火薬を売って貰いたい」

「は?そ、それは貿易という事で?」

「うむ、その代わり我が国からは良質な鉱物資源と食料を提示しよう」

「悪くは無い話ですが、我々は今は北に西に南に敵を抱えている状態です、いつ火薬が爆発するかも、わかりません」

「そうか、成る程な…面白いどうだ?我が国と同盟を組むのは?」

「え!?」

「無論タダでとは言わん、ミア!」

「はい、お父様」

そうすると一人の女性が部屋に入ってくる

「私の可愛い娘をやろう」

「え!いえ、私は!」

宗本は不意を突かれ動揺を隠せなかった、それもそうだ宗本19歳にして一度も女と関わった事が無いのだ

「嫌か?」

「いえ、そうでは無く、其方側は少し振りでは無いですか?」

「まあ、そうだなしかし、我が国では火薬が作れないのだ、我が国の主な産業は漁業や鉱物などで成り立っている、火薬が有れば、より良く効率的に使えそうでな、一度火薬が我が領土に流れて来た事があってな、それを国で買って、採掘に使って見たのだ、そしたら、今まで掘れなかった所まで掘れるようになってな」


「な、成る程、わかりました…政略結婚という形ですか?」

「……政略結婚では無い娘が決めた事だ」

「は?」

「以前から君の戦いを見ていたらしくてな、随分君に惚れ込んで居る」


目をミアに向けて見ると、確かに可愛い、しかし、それは本当の事なのかは分からない、だが
家臣達からそろそろ跡取りをってうるさいだよな。

「ほ、ほらアンドルフ様跡取りの方が~」

「息子がおるから問題ない、ミアはそれに第3王女なのだ、ミアは妻が残した最後の宝なのだ、だからミアには良い人に貰って欲しくてな、それに君の義理父になるのも悪くない」


「は、はあ…」

しかし、まて今回向こうが提示してくれるのは
鉱物資源に食料に軍事同盟、結婚も絡むとなると
アーラン王国は陸奥国を攻める事は無い……悪くない!これはお釣どころでは無いな


「すぐに、答えは出さなくても良い」

「いえ!その御提案飲ませて頂きます、義理父上」

「本当か!ありがとう」

一国の国王が泣きながら握手をしてくる、こんな事生まれて初めてだ


その後、一度国に戻り締結内容を報告し次は結婚の準備に入る、結婚の流儀はアーラン王国流にする

新郎の格好は何というか着慣れない、いつも、袴だからズボンと何だこの服はだが、刀が有るのは落ち着く。


そして、政略結婚が終わると義理父上がやって来た

「孫楽しみにしとるぞ」

「は、はい」

「あの?宗本様」

「は、はい?何でしょう?」

「ふふふ、宗本様私達は夫婦になったのですよ?」

「そ、そうですね」

宗本は緊張のあまりキャラがブレブレになっていた、それを見た家臣達も余りにブレているため、笑いを堪えるので必死だった。

「宗本様私達はあの時の戦いを見ていました
1万の兵で8万に打ち勝つ所を正直カッコ良かった

ですが、それは他人だったからです

夫婦になった今、私が貴方に言える事は
貴方を心の底から愛している事です」

宗本はミアの笑顔を見た瞬間に心に1つ決めた事があった、側室は要らない正室のミアだけを俺は嫁として向き合う事を。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

超文明日本

点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。 そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。 異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。

愚者による愚行と愚策の結果……《完結》

アーエル
ファンタジー
その愚者は無知だった。 それが転落の始まり……ではなかった。 本当の愚者は誰だったのか。 誰を相手にしていたのか。 後悔は……してもし足りない。 全13話 ‪☆他社でも公開します

異世界の剣聖女子

みくもっち
ファンタジー
 (時代劇マニアということを除き)ごく普通の女子高生、羽鳴由佳は登校中、異世界に飛ばされる。  その世界に飛ばされた人間【願望者】は、現実世界での願望どうりの姿や能力を発揮させることができた。  ただし万能というわけではない。 心の奥で『こんなことあるわけない』という想いの力も同時に働くために、無限や無敵、不死身といったスキルは発動できない。  また、力を使いこなすにはその世界の住人に広く【認識】される必要がある。  異世界で他の【願望者】や魔物との戦いに巻き込まれながら由佳は剣をふるう。  時代劇の見よう見まね技と認識の力を駆使して。  バトル多め。ギャグあり、シリアスあり、パロディーもりだくさん。  テンポの早い、非テンプレ異世界ファンタジー! *素敵な表紙イラストは、朱シオさんからです。@akasiosio

だいたい全部、聖女のせい。

荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」 異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。 いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。 すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。 これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。

大和建国物語〜The Story of the Founding of the Yamato Empire〜

野田光
ファンタジー
「あれ?ここどこ?」 西川大和(17)高校2年生、 趣味はH○i4,○iv6,E○4,Vi○3などとにかく国家運営SLGが大好物 ある日大和目が覚めるとそこは深い森の中だった そんな中、混乱する大和の前に現れる謎の獣の群れ 果たして大和の運命やいかに!! これは異世界に超大陸国家を築き浪漫を追い求める物語 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます ※本格的な国家運営は3章〜を予定

いい子ちゃんなんて嫌いだわ

F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが 聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。 おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。 どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。 それが優しさだと思ったの?

処理中です...