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民を無下にする様な奴は切って捨てる!!

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こっちの世界に来てからと言う物、家族を置いて来た者が大半を占める、俺自身とてお館様が心配だ、しかし帰り方も分からない以上どうしようも無い

従ってだが、まずは根城が欲しいところでは有るが、此処では日ノ本の常識は通用しないだろう、それを物語っているのが、あのよく分からない
爆発する~何かアレだ

しかし、何時迄も此処に居座る訳にも行かない
攻撃は最大の防御!動かなければ始まらない!

ならば動いて見せよう!


「皆の者!陣を引け、前進する!」

「は…は!」

迅速に陣を撤収しそのまま移動する、そして、と有る村に到着する、首都から大分離れ国境を過ぎる辺りだ

1人の村人が宗本の元にやって来た

「アルツハイドの兵士か此処にはもう何も残ってない、女子供は連れていかれ、男でも連れていかれた
もう、何も残ってない、食料」

「あーるはだ?とは知らんが俺達はその兵達では無い、それにいつからこの有様だ?」

「つい昨日の事です」

「そうか、何処に連れていかれたかわかるか?」

村人は顔をうつ向けて答えた

「此処の領主だ此処の地名がアルツハイドと言う、領主は横暴な奴でな、男でや女何か村から取って行くのに、その上、税率を上げるのだ、我らには、反乱を起こすだけの力も無い」

「…なあ、1つ取引と行かないか、俺達は今夜寝る場所と領主の居場所、城の構造何かを教えてほしい

俺達から出せるのは食事と田畑を防衛手伝いをする兵士だどうだ?」

「そ、それは願っても無い事だ!是非此方に」

そう言うと、其処の村長に話を通して貰い
城の事を聞き作戦を立てる

救出何かが目的では有るが、其処を占領する事が出来るなら、宗本やその他の者達もゆっくり休む事が出来る

しかし、その国の領土を占領すると言う事は戦争は避けては通れない道だ

その事を村長に問われた、宗本は言った

「民を無下にする者が居れば其奴は切って捨てる
これは、俺の家訓であり守らねばならん義で有る」


そして、翌朝

「皆の者聞け!
我等は此処に来て初めての戦になる!それに、この戦には対して意味は無いかも知れない!
だが!皆の者の出身は何だ!」

「農民です!」

「そう!農民だ!我ら不来方家も元は農民だ!
同じ同胞が苦しんでいる中お前達は何もせず黙って見ているだけか!?断じて否だ同胞を助ける!それは当たり前だ!これを機に我等は戦が増えるかも知れない!ならば、その全部を破って見せようと!

我々が此処で成し遂げるのは!天下統一だ!
奴等には我々の土台になって貰おう!

野郎ども!準備はいいか!進軍の狼煙を上げろ!
出陣だ!」

「オォォー!!」


『いざ!』「いざ!」『いざ!』「いざー!」


全ての兵士達が皆天高く声を上げた


そして、この戦は完全にまで奇襲を意識している

まずは、昼間から酒を持って行く、のと同時に兵士達を場内に入れる、服などは村人のを借りて

樽なんかには武器や鎧などを隠して中に持ち運んだ
そして、宗本が踊りを披露し始め夜まで、ドンチャン騒ぎを起こす、そして夜のうちに鎧などを着て酔っ払った兵士達を紐で縛り付け、城内部に侵入

どんどんと敵兵を無力化して行く

「しっかし此処の領主はアホなのか?」

「ドンチャン騒ぎを止めにも来ない」

「女でも抱いてるのかね」

「そんな事してたら切腹物だ」

そして、まず兵士や宗本達が躓いたのは、扉だった

「あれ?開きません!」

「何!馬鹿な事が有るか……開かん」

「安正お前ふざけてるのか?……開かん」

そう、何故なら全員ドアノブを回す事を知らないのと、スライドドアしか知らないため、押す事や引く事を知らない、と言うか引き戸など瓦屋しか無いため、このように躓く

「えーい面倒くさい」

宗本は扉を思っいきり蹴り飛ばす、そして、目を疑うような光景があった、裸の女性達が檻に入っているのだ、1人や2人では無く100名以上の女性達が、しかも身体には傷や痣が沢山あった

「腐れ外道め!」

宗本は怒りに身を任せそうになるのを、安正がとめる


女達に領主の居場所を聞き、領主の部屋の前まで来た時だった、中から女の鳴き声や悲鳴などが聞こえてくる

その瞬間宗本は扉を蹴り開け、中に入る

「な、何事だ!」

「貴様何者だ!」

「不来方家当主不来方 宗本」

「何だ貴様」

1人の男が宗本に斬りかかるが、気付いた時には、上半身が切り離されていた

ドチャっと鈍い音が聞こえる女達は悲鳴を上げながら扉に逃げる

宗本は道を開け中に居た男達を1人残らず捕らえた

そして、城の面に全員出した

「領主は誰だ?」

一斉に、1人の男を指差す

その男は太っており、見るからに私服を肥やしたような顔立ちだった

「貴様は自分の民を見た事が有るのか?」

「な、何を言う!」

「安正、早馬を出し村人達を此処に集めろ」

「は」

それから3日後無論全ての者達は縛ったままだ、そして、村人達が集まった

「貴様はこの民な顔を見てどうも思わないのか?」

「は!何お言う!貴族あってこその農民だ!」

宗本は溜息を1つ出した

「この兵士達な中に村人は居るか?」

「痩せ細った多くの兵達が村人出会った、後の役300名程は領主の元で雇われている者達だった」

宗本は領主の前に脇差を置いた

「これで腹を切れ」

「何を!言う!俺は領主だぞ!こんな事して良いと思っているのか?!!」

他兵達は村人達に任せる事にした、主にこの兵士達が村人何かを攫っていったため、かなりの鬱憤が溜まっているからだ。

無論全員殺された

「…後はお御主だけだ、早く腹を切れ、これが武士としての情けだ、武士なら武士らしく腹を切れ」

領主は冷や汗を垂らしながら一向に動く気配が無かった、そのため宗本が代わりに刀を抜き、刀を突き立てると

「わ、わかった自分でやる!」

そう言い、脇差を渡すとその領主は宗本を斬りかかろうとした

しかし、宗本はそんな事は分かっていたため、小刀を奪い腹に突き刺し、ゆっくりと横に切って行く

「ヴァ!あー!!」

断末魔がそこら一体に響き渡るがそんな事は御構い無し、一度横にやっても一度では死に至らず、再度突き刺し同じ要領で何回かやった

そして、3回めでその領主は死んだ

「…無駄に太っているから刃が通らなんだ」

紙で脇差を拭来ながら安正と穴していると、村長らしき人物がやって来た

「本当にありがとうございます!これでまた、畑を再生出来ます!」

「うむ、しかし此処の領地は広いらしい、俺が治めても問題ないか?」

「私どもとしては、そうして頂けると幸いですが」

「無論、汚職で手を汚している者どもは死罪だ」

そうして、元々その領地の地方を治めていた者達を追放及び死罪に処した

そこで、新たに陸奥国と命名した。


「宗本様、此方に」

家臣の1人が筆と和紙を出した

「うむ、信長公にちなんで俺も此処に」

『おぉー!』

「天下布武!」



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