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姦邪Ⅰ -ルィリア編-
第66話 泡沫の回想
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ルィリアは自分自身がクローンだった……というだけでなく、一人称も口調も頭脳も何もかもがアルラフィーネの遺伝子によるもので、リヒトとの恋人関係ですら作り物だったのだ。尊厳破壊も良いところだ。
「そ……そんな……ではシオンちゃんは……」
シャーロットはその場で両膝から崩れてしまった。
この事実はシャーロットにとっても衝撃であっただろう。実は生きていたシオンだった訳じゃなかっただけでなく、ルィリアという存在は実質シオンの皮を被ったアルラフィーネの分身体であったのだ。
つまりシャーロットは、シオンを解剖した憎むべきアルラフィーネのメイドをしていたも同然なのだ。まぁこれに関しては捉え方の問題でもあるかもしれないが。
『まぁ、ルィリア・シェミディアはクローンコード001……使用されたナノマシンにはまだ寄生機能は無いので、わたくしによる干渉は受けられませんが』
「……どういう事だ?」
アルラフィーネの発言に、俺は問う。
『当初はそもそもナノマシン技術とクローン技術のコンセプトが異なっていたのですわ』
「コンセプト……?」
『当初のコンセプトは成長し、言葉を喋り、感情があり、やがて老いて、寿命によって死す……母体から産まれた人間と何ら変わりない存在を作る事でしたわ』
「…………」
『ですが全く上手くいきませんでした。皮膚細胞はナノマシンで再現するとして、何故か魔術を使う事が出来ない上に、生理現象である発汗や涙が再現不可能なだけでなく、何より心を生み出す事が不可能でした。そこで現れたのが、魔力量が膨大なシオン・トレギアスでした。そこで当時のわたくしは、何を思ったのか人間を使って人間を作ろうと考えました。今思えば、本末転倒な事ですわね』
「だからシオンを保護したのか」
『シャーロットのメンタルケアは、喜怒哀楽の変化……人間の心を研究する為でしたわ。解剖も、本当は研究所にシオンを殺させる為の口実に過ぎなかったのですのよ。そして人間の身体を手に入れたわたくしは、数年の月日を経て遂にクローンの開発に成功したのですわ!』
「解剖は単なる口実……やっぱり、シオンの解剖を提案したのはアンタだったのか。人の命を何だと思ってんだ……!」
『しかし人間の体を使っても、やはり生理現象は再現不可能でした。再現しようとすると、今度は何故かクローンそのものが動かなくなってしまいますし……ですがその後はトントン拍子で、グリモワール・レヴォル賞を受賞しましたわ……まぁ周囲の人間には例のジンクスもあって信じてもらえませんでしたが。実際、ある意味不正みたいなものでしたし」
「……」
『その後、わたくしは気付いたのです。わたくしの研究は、擬似的にシオンを甦らせていたと! そして同時に、無理に人間に寄せる必要も無い……老いる必要も死ぬ必要も無いと。そこから段々とコンセプトが変わっていき、今に至る訳ですわ』
人間を作るために人間を使うとか、シオンを甦らせていた事に気付いただとか、研究者の割に盲目過ぎる。これも不正してまでグリモワール・レヴォル賞を受賞する事に対して血眼になっていた……という事なのだろうか。
クローンコードの番号的に、最初はシオンを犠牲にクローンを発明し、次に002……ネルフィラを作り、003で自分自身を作り出したという事になる。つまり、002のネルフィラで完璧なクローンを作る事に成功した、という訳か。
「……何故ルィリアを放した?」
『コンセプトに基づいて、人間社会に溶け込ませる為ですわ。こんなに人間らしく育って嬉しく思いますわ』
「ぁ……ああ……」
「ルィリア……」
ルィリアは両耳を塞ぎ、まるで声の出し方を忘れてしまったかのような掠れた声で喘ぎ続けていた。
『……さて、そろそろわたくしの計画を第二段階へ移行するとしましょうか』
「第二段階……だと……!?」
『わたくしは人々と世界の平和の為に、ナノマシンとクローン技術を世に普及させなくてはなりません。ですから……一旦、エアトベル王国の全国民を殺します』
「なっ……何を言ってるんだ!?」
『クローンはわたくしの子供と言って差し支えありませんわ。わたくしは子供を沢山作り、仲間を増やしてあげたいのですわ! しかし人間というのは自分と異なる存在を嫌い、軽蔑する生き物……であれば、人間を仲間にして仕舞えばいい! だから一旦殺し、クローンとして甦らせ、不老不死を与えてやるのですわ!』
アルラフィーネはそう宣言した。
自身の技術を世に普及させたいという思いはなんとなくわかるが、その為に一旦人間を殺すという思考には全くもって理解が出来なかった。
『一度死の恐怖を経験させれば、不老不死がどれだけ素晴らしい事かを再確認できるかと思うのです。まずは……人が一番多い繁華街を』
「ふざけるな! そんな事絶対にさせるかッ!」
『どう止めるというんですの?』
気がつくと、周囲には寄生されアルラフィーネの操り人形と化した魔術アカデミー生徒とネルフィラのクローン達が、まるでここから逃がさないと言わんばかりに俺達を囲んでいた。
俺はルィリアが落とした刀を拾って鞘から引き抜こうとするが、ネルフィラのクローン達はともかく、魔術アカデミー生徒は寄生されているだけの普通の人間……斬ってしまえば当然死ぬ。
「くっ……どうすれば……!」
「ッ!!」
その時、背後から何かを蹴飛ばす音が聞こえてきた。振り返ると、シャーロットがネルフィラのクローンを蹴り飛ばしていた。
「……ニンゲンから悪意を検知。よって平和を乱す悪と判断し、対象を排除します」
シャーロットの行動が悪を根絶するシステムに引っ掛かり、ネルフィラのクローンと魔術アカデミー生徒は平和を乱す悪を排除すべくシャーロットに群がった。
「なっ……何してるんだシャーロット……!?」
「……行ってください。うっ……どう、か……アルラフィーネの野望、を……阻止してくださ、い」
シャーロットはネルフィラのクローンと魔術アカデミー生徒に襲われながら、力を振り絞って俺達に向かってそう告げた。
どうやらシャーロットは囮になるつもりのようだ。言いたくないが……もう助かる事は出来なそうだ。
「な……どうし、て……!?」
「拙は……信じる事、以外……何も出来ませんでした。魔術も……誰かを救う事も……何も」
「え……?」
「かつて何も出来なかった拙が今出来る事は……我が命を賭けて、お二人をこの場から脱させる事。この役割は、ルィリア様もシン様にも出来ません……何故なら、お二人にはまだ未来がありますから」
「っ……」
「ですが拙は……とっくの昔に終わっているのです。それに……実は、ルィリア様もシン様の事も、全く信じていませんでしたから」
そういうシャーロットの表情は、少し微笑んでいた。あの顔は……そう、ルィリアに冗談を言う時の顔だった。
……“ルィリアと俺の事を信じていない”というのは、俺とルィリアに心置きなく行かせるための、嘘か。
「……そんな言葉で、わたしを遠ざけるなんて出来ませんよ……シャーロット……!」
「……!」
シャーロットは少し驚いたような表情を浮かべた後、満足げに笑みを浮かべた。
「難しいのですね……自分から遠ざける脅し文句を、考えるのは……あぐっ……ぁあっ……シン様……ぐぅっ……ルィリア様を……頼みましたよ」
「…………ああ。行くぞ……!」
俺はシャーロットの覚悟を受け取ると、クローンと生徒達がシャーロットに集まっている隙にルィリアを引きずってこの場から出ようとする。
「嫌です……嫌だぁっっ!!! 止まってレイ君っ!! 嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だぁあああっっ!! シャーロットぉおおおおおおおっっ!!」
「っ……!」
ルィリアの子供のような叫び声を耳にしながら、俺は聞こえないフリをしてエレベーターのような機械に乗ろうとする。
「ふふ……」
一瞬、黒い羽根の生えた謎の人物を見た。頬杖をつきながらこちらをずっと傍観していたようだが……今はそれどころではない。
俺は抵抗するルィリアを何とかエレベーターへ乗せると、徐々に身体が血に染まって力尽きていくシャーロットを目にしながら、ルィリアの悲しむ声を耳にしながら、地上へ昇っていった。
「——ああ…………シオン、ちゃ」
「そ……そんな……ではシオンちゃんは……」
シャーロットはその場で両膝から崩れてしまった。
この事実はシャーロットにとっても衝撃であっただろう。実は生きていたシオンだった訳じゃなかっただけでなく、ルィリアという存在は実質シオンの皮を被ったアルラフィーネの分身体であったのだ。
つまりシャーロットは、シオンを解剖した憎むべきアルラフィーネのメイドをしていたも同然なのだ。まぁこれに関しては捉え方の問題でもあるかもしれないが。
『まぁ、ルィリア・シェミディアはクローンコード001……使用されたナノマシンにはまだ寄生機能は無いので、わたくしによる干渉は受けられませんが』
「……どういう事だ?」
アルラフィーネの発言に、俺は問う。
『当初はそもそもナノマシン技術とクローン技術のコンセプトが異なっていたのですわ』
「コンセプト……?」
『当初のコンセプトは成長し、言葉を喋り、感情があり、やがて老いて、寿命によって死す……母体から産まれた人間と何ら変わりない存在を作る事でしたわ』
「…………」
『ですが全く上手くいきませんでした。皮膚細胞はナノマシンで再現するとして、何故か魔術を使う事が出来ない上に、生理現象である発汗や涙が再現不可能なだけでなく、何より心を生み出す事が不可能でした。そこで現れたのが、魔力量が膨大なシオン・トレギアスでした。そこで当時のわたくしは、何を思ったのか人間を使って人間を作ろうと考えました。今思えば、本末転倒な事ですわね』
「だからシオンを保護したのか」
『シャーロットのメンタルケアは、喜怒哀楽の変化……人間の心を研究する為でしたわ。解剖も、本当は研究所にシオンを殺させる為の口実に過ぎなかったのですのよ。そして人間の身体を手に入れたわたくしは、数年の月日を経て遂にクローンの開発に成功したのですわ!』
「解剖は単なる口実……やっぱり、シオンの解剖を提案したのはアンタだったのか。人の命を何だと思ってんだ……!」
『しかし人間の体を使っても、やはり生理現象は再現不可能でした。再現しようとすると、今度は何故かクローンそのものが動かなくなってしまいますし……ですがその後はトントン拍子で、グリモワール・レヴォル賞を受賞しましたわ……まぁ周囲の人間には例のジンクスもあって信じてもらえませんでしたが。実際、ある意味不正みたいなものでしたし」
「……」
『その後、わたくしは気付いたのです。わたくしの研究は、擬似的にシオンを甦らせていたと! そして同時に、無理に人間に寄せる必要も無い……老いる必要も死ぬ必要も無いと。そこから段々とコンセプトが変わっていき、今に至る訳ですわ』
人間を作るために人間を使うとか、シオンを甦らせていた事に気付いただとか、研究者の割に盲目過ぎる。これも不正してまでグリモワール・レヴォル賞を受賞する事に対して血眼になっていた……という事なのだろうか。
クローンコードの番号的に、最初はシオンを犠牲にクローンを発明し、次に002……ネルフィラを作り、003で自分自身を作り出したという事になる。つまり、002のネルフィラで完璧なクローンを作る事に成功した、という訳か。
「……何故ルィリアを放した?」
『コンセプトに基づいて、人間社会に溶け込ませる為ですわ。こんなに人間らしく育って嬉しく思いますわ』
「ぁ……ああ……」
「ルィリア……」
ルィリアは両耳を塞ぎ、まるで声の出し方を忘れてしまったかのような掠れた声で喘ぎ続けていた。
『……さて、そろそろわたくしの計画を第二段階へ移行するとしましょうか』
「第二段階……だと……!?」
『わたくしは人々と世界の平和の為に、ナノマシンとクローン技術を世に普及させなくてはなりません。ですから……一旦、エアトベル王国の全国民を殺します』
「なっ……何を言ってるんだ!?」
『クローンはわたくしの子供と言って差し支えありませんわ。わたくしは子供を沢山作り、仲間を増やしてあげたいのですわ! しかし人間というのは自分と異なる存在を嫌い、軽蔑する生き物……であれば、人間を仲間にして仕舞えばいい! だから一旦殺し、クローンとして甦らせ、不老不死を与えてやるのですわ!』
アルラフィーネはそう宣言した。
自身の技術を世に普及させたいという思いはなんとなくわかるが、その為に一旦人間を殺すという思考には全くもって理解が出来なかった。
『一度死の恐怖を経験させれば、不老不死がどれだけ素晴らしい事かを再確認できるかと思うのです。まずは……人が一番多い繁華街を』
「ふざけるな! そんな事絶対にさせるかッ!」
『どう止めるというんですの?』
気がつくと、周囲には寄生されアルラフィーネの操り人形と化した魔術アカデミー生徒とネルフィラのクローン達が、まるでここから逃がさないと言わんばかりに俺達を囲んでいた。
俺はルィリアが落とした刀を拾って鞘から引き抜こうとするが、ネルフィラのクローン達はともかく、魔術アカデミー生徒は寄生されているだけの普通の人間……斬ってしまえば当然死ぬ。
「くっ……どうすれば……!」
「ッ!!」
その時、背後から何かを蹴飛ばす音が聞こえてきた。振り返ると、シャーロットがネルフィラのクローンを蹴り飛ばしていた。
「……ニンゲンから悪意を検知。よって平和を乱す悪と判断し、対象を排除します」
シャーロットの行動が悪を根絶するシステムに引っ掛かり、ネルフィラのクローンと魔術アカデミー生徒は平和を乱す悪を排除すべくシャーロットに群がった。
「なっ……何してるんだシャーロット……!?」
「……行ってください。うっ……どう、か……アルラフィーネの野望、を……阻止してくださ、い」
シャーロットはネルフィラのクローンと魔術アカデミー生徒に襲われながら、力を振り絞って俺達に向かってそう告げた。
どうやらシャーロットは囮になるつもりのようだ。言いたくないが……もう助かる事は出来なそうだ。
「な……どうし、て……!?」
「拙は……信じる事、以外……何も出来ませんでした。魔術も……誰かを救う事も……何も」
「え……?」
「かつて何も出来なかった拙が今出来る事は……我が命を賭けて、お二人をこの場から脱させる事。この役割は、ルィリア様もシン様にも出来ません……何故なら、お二人にはまだ未来がありますから」
「っ……」
「ですが拙は……とっくの昔に終わっているのです。それに……実は、ルィリア様もシン様の事も、全く信じていませんでしたから」
そういうシャーロットの表情は、少し微笑んでいた。あの顔は……そう、ルィリアに冗談を言う時の顔だった。
……“ルィリアと俺の事を信じていない”というのは、俺とルィリアに心置きなく行かせるための、嘘か。
「……そんな言葉で、わたしを遠ざけるなんて出来ませんよ……シャーロット……!」
「……!」
シャーロットは少し驚いたような表情を浮かべた後、満足げに笑みを浮かべた。
「難しいのですね……自分から遠ざける脅し文句を、考えるのは……あぐっ……ぁあっ……シン様……ぐぅっ……ルィリア様を……頼みましたよ」
「…………ああ。行くぞ……!」
俺はシャーロットの覚悟を受け取ると、クローンと生徒達がシャーロットに集まっている隙にルィリアを引きずってこの場から出ようとする。
「嫌です……嫌だぁっっ!!! 止まってレイ君っ!! 嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だぁあああっっ!! シャーロットぉおおおおおおおっっ!!」
「っ……!」
ルィリアの子供のような叫び声を耳にしながら、俺は聞こえないフリをしてエレベーターのような機械に乗ろうとする。
「ふふ……」
一瞬、黒い羽根の生えた謎の人物を見た。頬杖をつきながらこちらをずっと傍観していたようだが……今はそれどころではない。
俺は抵抗するルィリアを何とかエレベーターへ乗せると、徐々に身体が血に染まって力尽きていくシャーロットを目にしながら、ルィリアの悲しむ声を耳にしながら、地上へ昇っていった。
「——ああ…………シオン、ちゃ」
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