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姦邪Ⅰ -ルィリア編-
第24話 俺の夢
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俺が久遠と一緒に、ルィリアに風呂場まで案内してもらっている最中。
「そういえばレイ君」
「何だ?」
「他愛もない質問なんですけど、レイ君って今、言ってしまえば第二の人生を送っている訳でしょう?」
「まぁ、そうなるな」
「では、前世ではどんな夢を持っていたんですか? そして今もそれは変わらないんですか?」
「……夢?」
ふと、何の脈略もなく突然ルィリアからそんな事を聞かれた。
「あー……ちょっと回りくどい言い方しちゃいましたね。要するにレイ君の将来の夢ってなんですか?」
「……夢なんて捨てたよ。抱くだけ無駄だって知ったから」
ルィリアの問いに、俺は冷たく返した。
夢というものは、高校3年生を卒業するまではキラキラしていたのに、社会人になって働くようになった途端に突然“どうせ叶う訳ない”と阿呆らしくなるのだ。
だから異世界に転生してから、夢なんて一度も考えた事なかった。もう頭が勝手に“夢=手の届かないもの”という認識になってしまっているのだ。
——“時々凄く切なくなるが、時々凄く熱くなる”……本当にその通りだと、痛感した。
「捨てちゃったんですか……じゃあ人生つまらないでしょう?」
「ああ……つまらないよ。でも俺には夢を叶える才能が無い。いつか叶うって信じて食らいついても、減るのは時間と金だけだ。だったらいっそ諦めて普通に働いていた方が楽だって思ったんだ」
「夢はある種の呪縛ですからねぇ。でも夢って、叶う訳ないから夢なんじゃないですか?」
「……叶えてる人はいる。だから羨ましいし、妬ましい」
「そうですよね~。でも自分には到底叶わないような大きな夢を、レイ君は追いかけていたんでしょう? それって、とても立派な事だと思います」
「叶えられなかったんだから、結局は無様なんだよ」
「——今の方がよっぽど無様だと思いますが」
「っ……!」
ルィリアは俺に放った一言が、まるで鋭利なガラスのようにグサリと心を突き刺した。
「本当は未練、あるんでしょう?」
「あるさ……あるに決まってる。でも俺には叶えられるほどの能力が無いんだよ……」
「どんな夢なんですか?」
「それは……別になんだっていいだろ」
「言ってくれなきゃ、応援も手助けもできないじゃないですか」
「——正義の、ヒーロー」
俺はかつて抱いていた自分の夢を、恥ずかしくなりながら言った。
正義のヒーローになるのが夢だなんて、笑われるに決まってる。だから言いたくなかったんだ。
まぁもちろん現実に正義のヒーローなんて存在しないから、歳を重ねるにつれて俳優になろうと志していたが……やりたい役はやっぱりヒーローの主人公だった。
「……ほう?」
「……だから零にぃちゃんの部屋、おもちゃがいっぱい飾ってあったんだ……」
「久遠……」
「正義のヒーロー……じゃあ今からワタクシ、怪人やりますね!」
「は!?」
「ンナァーーッハッハッハー! オレサマは怪人オウゴンオニクワガタだぞぉ! 世界を支配してやるー! お、そこに可愛い女がいるなー、オレサマの女にしてやるーっ!」
ルィリアは猫背になって怪獣のようなポーズを取って掠れまくった声で言うと、久遠に向かって走っていって捕まえるかのように抱き抱えた。
「き、きゃー助けてー零にぃちゃーん」
「……」
「どうしたぁ! 早く正義のヒーローに変身するんじゃぁああ!」
「きゃー。早くしないと私、オニ……えっと……お、オゴニ? クワガタのメスにされちゃうぅー」
ルィリアはちょっと動きがオーバーな怪人を完璧に、久遠は棒読みのヒロインを演じて、俺を正義のヒーローにしようとしてくる。
なんか、馬鹿にされているみたいでムカついてきた。
「おいっ! 正義のヒーローになるのかならないのか、どっちなんッだい!」
「……な……ぁぁあああるッ!!!」
俺はルィリアの問いかけに対してそう答えて、助走をつけてこのムカついた気持ちを力に変えて思いっきりルィリアの二の腕を利き手じゃない方でぶん殴った。
「痛ァアアアアアアアア!!!!? えっ、ちょ、本当に超痛いんですけど!? スゥハァスゥハァスゥハァ!!」
ルィリアは久遠を即座に下ろして俺に殴られた二の腕を押さえながら、驚くような表情をした後に痛みを感じなくなる呼吸法……システマをした。
「人の夢を馬鹿にするからだっ!!」
「……まぁ全然痛くないですが!」
「嘘つけ!!」
「ぐぅっ……でも本当に良い夢だと思います」
「……夢は所詮、夢だよ」
「大丈夫です……レイ君の夢、必ず叶いますよ。この世界には救いようのないくらいの悪い奴がいますから」
「……居ない方が、良いんだけどな」
「正義のヒーローを夢見るのって、難しいですよね。悪の根絶の為に戦うから正義のヒーローなのに、本当に悪を根絶したら正義のヒーローでは居られなくなっちゃうんですから」
「……」
「でもレイ君、これだけは覚えていてください。大事なのは夢を叶える事じゃなくて、夢を追い続ける事です」
「夢を……追い続ける事……」
「案外、夢を叶えた後よりも夢を叶える為に必死に努力してる時の方が……楽しかったりするんですよ? 夢を叶えたワタクシが言うんですから、間違いありませんよ」
「……ああ、そうかもしれないな」
俺は、深く頷いた。
夢を追い続けるのは無謀だ。どれくらいでゴール出来るのかわからないマラソンを走るようなものだ。
確かに夢が叶うかもしれないという希望を胸に生きていた日々は輝いていたと思うし、夢を諦めてしまってからの日々は酷く陰鬱だった。
楽しい日々を送るために夢を追いかける……それはもはや夢を叶える事が目標じゃなくなっている。夢は叶わないもの……でも追い続けてみる。夢が叶わない事が確定した時の絶望は大きいかもしれないが、その絶望に怯えていてはチャンスすらやってこない。
夢は呪縛だ。だが決して悪い物でもない。人そのものを希望にすることもあれば、絶望に叩き落とすこともある。まさに人生そのものと言えるだろう。
「……じゃあ次は、クオンちゃんの夢ですね!」
「わ、私……?」
質問の矛先が自分に向けられた事に驚いているのか、久遠はあたふたし始めた。
そういえば、久遠の夢ってなんだろう。俺が夢という単語に苦手意識を持っていたから聞かなかったけど、改めてみるとちょっと気になる。
「何を驚いてるんですか、レイ君にしか聞かないなんて不公平な事はしませんよワタクシ」
「えっ、えーっと……私は、普通だよ……」
「どんな?」
「……零にぃちゃんの妹であり続ける事……ずっと側に居る事……かな」
「きゃーっ可愛いーっ!!」
ルィリアは尊死するオタクのような歓喜の声を上げると、久遠をまるで愛玩動物かのように抱きしめた。
「ぅ、ぅうん……」
「もー何で君達兄妹はそんな可愛いんですかー、素晴らしいですよホント! もはや逸材……! ぁああ食べちゃいたい!♡」
「気持ち悪い」
俺は思わずルィリアに向けてそう言い放った。
「やめてくださいレイ君……! 今のワタクシは君達にメロメロです……! 罵倒ですらご褒美になって新たな性癖の扉を開いてしまいます……!」
「……クソ雑魚お姉さんっ」
久遠がトドメを刺す。
「あぁあああああっ!! ダメですっ!! ワタクシ、ドMになってしまいますぅうううっ!!」
顔を真っ赤にして興奮が最高潮に達したルィリアは、そう喘ぐと何処かへ走っていってしまった。
「お、おいー! 風呂の案内は!?」
「ああああもうそこですぅううぁああああ!!」
「え? あ、ホントだ」
俺は振り戻って正面を見ると、銭湯でよく見るような“男(異世界の文字で)”と書かれた青色の暖簾と、“女(異世界の文字で)”と書かれた赤色の暖簾があった。
「……じゃあ、一緒に入ろっか零にぃちゃん」
「1人で入るからな俺は。前世では流石にそこら辺の線引き出来てたよな?」
「そうだっけ? 知らないなー……」
「とぼけても無駄だぞ、俺の記憶にはしっかり残ってるからな……まぁいいか、ちゃんと男湯と女湯で分かれてるみたいだし。ホント銭湯みたいだな」
そう言って俺は青い暖簾を、久遠は赤い暖簾をくぐった。
「零にぃちゃん、また会ったね」
「暖簾の意味は雰囲気だけかよォオオオッ!?」
「そういえばレイ君」
「何だ?」
「他愛もない質問なんですけど、レイ君って今、言ってしまえば第二の人生を送っている訳でしょう?」
「まぁ、そうなるな」
「では、前世ではどんな夢を持っていたんですか? そして今もそれは変わらないんですか?」
「……夢?」
ふと、何の脈略もなく突然ルィリアからそんな事を聞かれた。
「あー……ちょっと回りくどい言い方しちゃいましたね。要するにレイ君の将来の夢ってなんですか?」
「……夢なんて捨てたよ。抱くだけ無駄だって知ったから」
ルィリアの問いに、俺は冷たく返した。
夢というものは、高校3年生を卒業するまではキラキラしていたのに、社会人になって働くようになった途端に突然“どうせ叶う訳ない”と阿呆らしくなるのだ。
だから異世界に転生してから、夢なんて一度も考えた事なかった。もう頭が勝手に“夢=手の届かないもの”という認識になってしまっているのだ。
——“時々凄く切なくなるが、時々凄く熱くなる”……本当にその通りだと、痛感した。
「捨てちゃったんですか……じゃあ人生つまらないでしょう?」
「ああ……つまらないよ。でも俺には夢を叶える才能が無い。いつか叶うって信じて食らいついても、減るのは時間と金だけだ。だったらいっそ諦めて普通に働いていた方が楽だって思ったんだ」
「夢はある種の呪縛ですからねぇ。でも夢って、叶う訳ないから夢なんじゃないですか?」
「……叶えてる人はいる。だから羨ましいし、妬ましい」
「そうですよね~。でも自分には到底叶わないような大きな夢を、レイ君は追いかけていたんでしょう? それって、とても立派な事だと思います」
「叶えられなかったんだから、結局は無様なんだよ」
「——今の方がよっぽど無様だと思いますが」
「っ……!」
ルィリアは俺に放った一言が、まるで鋭利なガラスのようにグサリと心を突き刺した。
「本当は未練、あるんでしょう?」
「あるさ……あるに決まってる。でも俺には叶えられるほどの能力が無いんだよ……」
「どんな夢なんですか?」
「それは……別になんだっていいだろ」
「言ってくれなきゃ、応援も手助けもできないじゃないですか」
「——正義の、ヒーロー」
俺はかつて抱いていた自分の夢を、恥ずかしくなりながら言った。
正義のヒーローになるのが夢だなんて、笑われるに決まってる。だから言いたくなかったんだ。
まぁもちろん現実に正義のヒーローなんて存在しないから、歳を重ねるにつれて俳優になろうと志していたが……やりたい役はやっぱりヒーローの主人公だった。
「……ほう?」
「……だから零にぃちゃんの部屋、おもちゃがいっぱい飾ってあったんだ……」
「久遠……」
「正義のヒーロー……じゃあ今からワタクシ、怪人やりますね!」
「は!?」
「ンナァーーッハッハッハー! オレサマは怪人オウゴンオニクワガタだぞぉ! 世界を支配してやるー! お、そこに可愛い女がいるなー、オレサマの女にしてやるーっ!」
ルィリアは猫背になって怪獣のようなポーズを取って掠れまくった声で言うと、久遠に向かって走っていって捕まえるかのように抱き抱えた。
「き、きゃー助けてー零にぃちゃーん」
「……」
「どうしたぁ! 早く正義のヒーローに変身するんじゃぁああ!」
「きゃー。早くしないと私、オニ……えっと……お、オゴニ? クワガタのメスにされちゃうぅー」
ルィリアはちょっと動きがオーバーな怪人を完璧に、久遠は棒読みのヒロインを演じて、俺を正義のヒーローにしようとしてくる。
なんか、馬鹿にされているみたいでムカついてきた。
「おいっ! 正義のヒーローになるのかならないのか、どっちなんッだい!」
「……な……ぁぁあああるッ!!!」
俺はルィリアの問いかけに対してそう答えて、助走をつけてこのムカついた気持ちを力に変えて思いっきりルィリアの二の腕を利き手じゃない方でぶん殴った。
「痛ァアアアアアアアア!!!!? えっ、ちょ、本当に超痛いんですけど!? スゥハァスゥハァスゥハァ!!」
ルィリアは久遠を即座に下ろして俺に殴られた二の腕を押さえながら、驚くような表情をした後に痛みを感じなくなる呼吸法……システマをした。
「人の夢を馬鹿にするからだっ!!」
「……まぁ全然痛くないですが!」
「嘘つけ!!」
「ぐぅっ……でも本当に良い夢だと思います」
「……夢は所詮、夢だよ」
「大丈夫です……レイ君の夢、必ず叶いますよ。この世界には救いようのないくらいの悪い奴がいますから」
「……居ない方が、良いんだけどな」
「正義のヒーローを夢見るのって、難しいですよね。悪の根絶の為に戦うから正義のヒーローなのに、本当に悪を根絶したら正義のヒーローでは居られなくなっちゃうんですから」
「……」
「でもレイ君、これだけは覚えていてください。大事なのは夢を叶える事じゃなくて、夢を追い続ける事です」
「夢を……追い続ける事……」
「案外、夢を叶えた後よりも夢を叶える為に必死に努力してる時の方が……楽しかったりするんですよ? 夢を叶えたワタクシが言うんですから、間違いありませんよ」
「……ああ、そうかもしれないな」
俺は、深く頷いた。
夢を追い続けるのは無謀だ。どれくらいでゴール出来るのかわからないマラソンを走るようなものだ。
確かに夢が叶うかもしれないという希望を胸に生きていた日々は輝いていたと思うし、夢を諦めてしまってからの日々は酷く陰鬱だった。
楽しい日々を送るために夢を追いかける……それはもはや夢を叶える事が目標じゃなくなっている。夢は叶わないもの……でも追い続けてみる。夢が叶わない事が確定した時の絶望は大きいかもしれないが、その絶望に怯えていてはチャンスすらやってこない。
夢は呪縛だ。だが決して悪い物でもない。人そのものを希望にすることもあれば、絶望に叩き落とすこともある。まさに人生そのものと言えるだろう。
「……じゃあ次は、クオンちゃんの夢ですね!」
「わ、私……?」
質問の矛先が自分に向けられた事に驚いているのか、久遠はあたふたし始めた。
そういえば、久遠の夢ってなんだろう。俺が夢という単語に苦手意識を持っていたから聞かなかったけど、改めてみるとちょっと気になる。
「何を驚いてるんですか、レイ君にしか聞かないなんて不公平な事はしませんよワタクシ」
「えっ、えーっと……私は、普通だよ……」
「どんな?」
「……零にぃちゃんの妹であり続ける事……ずっと側に居る事……かな」
「きゃーっ可愛いーっ!!」
ルィリアは尊死するオタクのような歓喜の声を上げると、久遠をまるで愛玩動物かのように抱きしめた。
「ぅ、ぅうん……」
「もー何で君達兄妹はそんな可愛いんですかー、素晴らしいですよホント! もはや逸材……! ぁああ食べちゃいたい!♡」
「気持ち悪い」
俺は思わずルィリアに向けてそう言い放った。
「やめてくださいレイ君……! 今のワタクシは君達にメロメロです……! 罵倒ですらご褒美になって新たな性癖の扉を開いてしまいます……!」
「……クソ雑魚お姉さんっ」
久遠がトドメを刺す。
「あぁあああああっ!! ダメですっ!! ワタクシ、ドMになってしまいますぅうううっ!!」
顔を真っ赤にして興奮が最高潮に達したルィリアは、そう喘ぐと何処かへ走っていってしまった。
「お、おいー! 風呂の案内は!?」
「ああああもうそこですぅううぁああああ!!」
「え? あ、ホントだ」
俺は振り戻って正面を見ると、銭湯でよく見るような“男(異世界の文字で)”と書かれた青色の暖簾と、“女(異世界の文字で)”と書かれた赤色の暖簾があった。
「……じゃあ、一緒に入ろっか零にぃちゃん」
「1人で入るからな俺は。前世では流石にそこら辺の線引き出来てたよな?」
「そうだっけ? 知らないなー……」
「とぼけても無駄だぞ、俺の記憶にはしっかり残ってるからな……まぁいいか、ちゃんと男湯と女湯で分かれてるみたいだし。ホント銭湯みたいだな」
そう言って俺は青い暖簾を、久遠は赤い暖簾をくぐった。
「零にぃちゃん、また会ったね」
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