9 / 93
姦邪Ⅰ -家出編-
第9話 兄妹の再会
しおりを挟む
「じゃあ——私の事、すき?」
「……」
フェリノートの何気ない質問に、俺は言葉を詰まらせた。
最近、俺はフェリノートを無意識に前世での妹である久遠と重ねてしまうのだ。似ている箇所は……少し内気というところ以外無いのに。顔も髪色も瞳の色も声も、容姿に関しては何もかも違うのに、妹というだけで重ねてしまうのだ。
俺はフェリノートの事を良く思っているのか否かが……自分の心のことなのにわからない。
「因みに私は……正直、好きになっちゃった」
「……」
「でも……好きになりたくない」
「……そっか」
「信じてくれるか分からないけど、私……実は前世の記憶があるの」
「なっ……!?」
俺はここ数年で一番驚いた。まぁその割にあまり声が出ていないのだが。
まさかフェリノートも俺と同じく異世界転生者だったとは。たまたまなのか何かしらの因果でもあるのかは不明だが、この異世界では転生者は普通じゃない家庭に何の能力も無く生まれてくるようなものなのか? もしそうだとして、俺達のいる異世界が舞台になった小説があるのだとしたら、なんて広がらなそうなのだろう。
「それでね……前世では、今と同じように兄がいたの。私は兄が大好きだった。お嫁さんになりたいって思うくらい。それは生まれ変わった今でも変わらないの……すっごく好き。でも貴方を好きになるって事は、浮気になっちゃうから……だから、好きになりたくない。でもっ、好きなんだ……」
とにかく、フェリノートは前世の兄の事を異性として見ていて、結婚したいくらい大好きだという事はよくわかった。
別に気にした事は殆ど無いのだが、改めて振り返ってみると、フェリノートは俺の事を“兄”と呼んだ事は一度もない。前世の兄が大好きであり自身にとっての兄は前世での兄なのだから、新しい兄である俺を受け入れたくなかったのだ。
俺と同じって訳だ。前世での妹が……好きって訳ではないが、大切な存在だと思っている。だが守れなかった……守ったのに、結果俺だけが生き残った。そんな俺が、生まれ変わってまで生きていていいんだろうか。
そう思っているのに……俺は自分の罪を忘れ、フェリノートの事を妹として接してしまっている。これじゃ、久遠に顔向けできない。
「俺の事はいい、前世の兄を好きでいてやってくれ。無理に重ねなくてもいい」
「うん……でも、もう会えないんだよ……世界が違うから。遠距離恋愛にも程があるよ」
「よく言うだろ、“離れていても心は一つ”みたいなさ」
「うん……でもやっぱり会いたいよぉ……零にぃちゃん……」
「——今、なんて?」
俺はフェリノートが発した単語を、もう一度聞こうと問う。
零にぃちゃん。前世ではいつも妹が俺の事をそう呼んでいた。聞き間違いでなければ、そして同姓同名の別人もしくは偶然同じ呼び方でなければ、フェリノートの前世は……。
「えっ? 零、にぃちゃん……」
「零……それが、兄の名前か?」
「うん。本名は黒月零っていうの、かっこいいでしょ!」
「まさか、アンタ……久遠、なのか……?」
「……どうして、その名前を」
「知ってるよ……あぁもちろん知ってる……俺の、一番大切な妹の名前だからな……!」
「え……えっ……嘘……それって……本当に……!?」
フェリノートは何も映さない虚ろな目を見開いて、驚きと喜びが入り混じった表情を俺に向ける。
「ああ……俺の前世の名前は黒月零。他の誰のでも無く、久遠の唯一の兄だよ……!」
「あ……ああ……本当に零にぃちゃんなんだね……うぅっ、零にぃちゃんっ!!」
フェリノートは俺が前世で大切であった兄であると気付くと、喜びのあまり涙を流しながら更に強く抱きしめてきた。
妹が亡くなり自分だけ生き残ったと知ったあの虚無感と絶望。生きる理由が無いと言って自殺してこの異世界に転生してからも、碌な事が無かった。生まれて早々にDVの現場を見せつけられ、シェリルが不倫、それに対してダメだと告げると殴られて、見返せるような転生モノ特有のチート能力も無し、あるとしても謎の再生能力。だからどれだけ殴られても傷という名の証拠が勝手に隠滅されてしまう。
色々あった。本当に色々あったが……今この瞬間、それら全てが報われたような気がした。久遠が先に死んだ筈なのに俺よりも後に生まれた事が些か気になるが、こうしてまた久遠の兄として生きる事が出来る……その事実の方が、俺にとって大きかった……そう、だからこそ。
「……久遠」
「なぁに……?」
「……ごめんな。あの時、守れなくて……久遠を、死なせてしまった」
——脳裏に焼き付いた、光景を思い浮かべる。
暴走したトラックから久遠を庇って、俺も事故に巻き込まれた。衝突した痛みを感じるよりも先に、俺は意識を失った。
意識を取り戻すと同時に、全身の痛みに襲われた。身体中の骨が折れているのか、体が動かせなかった。
ガヤの騒めく音と、遠くから救急車の音が聞こえていた。だがそれ以上に俺の耳に聞こえていたのは、弱々しく俺を呼ぶ久遠の掠れた声だった。
力を振り絞って声の方向に顔を向けると、そこには目にガラス片が刺さって血塗れになっている久遠の姿があった。俺はどんな痛みを伴おうとも無理矢理にでも身体を動かそうとするが、言うことを聞いてくれなかった。
……地獄だった。久遠が俺を呼んで助けを求めているのに、何も出来ずただ見る事しか出来ず意識が遠のいていくだけというのは。
転生した久遠が生まれつき盲目なのはきっと、死ぬ直前に目にガラス片が刺さっていたという因果によるモノだろう。
「零にぃちゃん……」
「俺は久遠が大切だった……! 守りたかった……死ぬなら俺でよかったのに、俺だけが生き残った……ずっとやるせなかったんだ……!」
「ううん……いいの。私、零にぃちゃんが庇ってくれた時の温もりは、今も憶えてるよ」
「命を賭けてでも妹を守ろうとするのは……兄として当たり前だろ……!?」
「当たり前……ふふっ、ありがと……零にぃちゃん。私は怒ってなんかいないよ、本当だよ」
「っ……」
「でもね、今の私は目が見えないんだ……だから零にぃちゃんが今どんな顔してるのかわからないの。離れたら何処にいるのかわからないんだ……だから私が転びそうになったら支えて欲しい。逆に零にぃちゃんが転びそうになったら、私も一緒に転んであげる。だからこれからはこうやって手を繋いで、ずっと私の側に居てほしいな」
「……ああ……ああ……今度こそ、ずっと一緒だ」
「うん……不束者だけど、よろしくね? 零にぃちゃんっ」
フェリノート……いや久遠は俺の手をぎゅっと握りながら、俺に顔を向けて優しく微笑みながらそう言った。
「……」
フェリノートの何気ない質問に、俺は言葉を詰まらせた。
最近、俺はフェリノートを無意識に前世での妹である久遠と重ねてしまうのだ。似ている箇所は……少し内気というところ以外無いのに。顔も髪色も瞳の色も声も、容姿に関しては何もかも違うのに、妹というだけで重ねてしまうのだ。
俺はフェリノートの事を良く思っているのか否かが……自分の心のことなのにわからない。
「因みに私は……正直、好きになっちゃった」
「……」
「でも……好きになりたくない」
「……そっか」
「信じてくれるか分からないけど、私……実は前世の記憶があるの」
「なっ……!?」
俺はここ数年で一番驚いた。まぁその割にあまり声が出ていないのだが。
まさかフェリノートも俺と同じく異世界転生者だったとは。たまたまなのか何かしらの因果でもあるのかは不明だが、この異世界では転生者は普通じゃない家庭に何の能力も無く生まれてくるようなものなのか? もしそうだとして、俺達のいる異世界が舞台になった小説があるのだとしたら、なんて広がらなそうなのだろう。
「それでね……前世では、今と同じように兄がいたの。私は兄が大好きだった。お嫁さんになりたいって思うくらい。それは生まれ変わった今でも変わらないの……すっごく好き。でも貴方を好きになるって事は、浮気になっちゃうから……だから、好きになりたくない。でもっ、好きなんだ……」
とにかく、フェリノートは前世の兄の事を異性として見ていて、結婚したいくらい大好きだという事はよくわかった。
別に気にした事は殆ど無いのだが、改めて振り返ってみると、フェリノートは俺の事を“兄”と呼んだ事は一度もない。前世の兄が大好きであり自身にとっての兄は前世での兄なのだから、新しい兄である俺を受け入れたくなかったのだ。
俺と同じって訳だ。前世での妹が……好きって訳ではないが、大切な存在だと思っている。だが守れなかった……守ったのに、結果俺だけが生き残った。そんな俺が、生まれ変わってまで生きていていいんだろうか。
そう思っているのに……俺は自分の罪を忘れ、フェリノートの事を妹として接してしまっている。これじゃ、久遠に顔向けできない。
「俺の事はいい、前世の兄を好きでいてやってくれ。無理に重ねなくてもいい」
「うん……でも、もう会えないんだよ……世界が違うから。遠距離恋愛にも程があるよ」
「よく言うだろ、“離れていても心は一つ”みたいなさ」
「うん……でもやっぱり会いたいよぉ……零にぃちゃん……」
「——今、なんて?」
俺はフェリノートが発した単語を、もう一度聞こうと問う。
零にぃちゃん。前世ではいつも妹が俺の事をそう呼んでいた。聞き間違いでなければ、そして同姓同名の別人もしくは偶然同じ呼び方でなければ、フェリノートの前世は……。
「えっ? 零、にぃちゃん……」
「零……それが、兄の名前か?」
「うん。本名は黒月零っていうの、かっこいいでしょ!」
「まさか、アンタ……久遠、なのか……?」
「……どうして、その名前を」
「知ってるよ……あぁもちろん知ってる……俺の、一番大切な妹の名前だからな……!」
「え……えっ……嘘……それって……本当に……!?」
フェリノートは何も映さない虚ろな目を見開いて、驚きと喜びが入り混じった表情を俺に向ける。
「ああ……俺の前世の名前は黒月零。他の誰のでも無く、久遠の唯一の兄だよ……!」
「あ……ああ……本当に零にぃちゃんなんだね……うぅっ、零にぃちゃんっ!!」
フェリノートは俺が前世で大切であった兄であると気付くと、喜びのあまり涙を流しながら更に強く抱きしめてきた。
妹が亡くなり自分だけ生き残ったと知ったあの虚無感と絶望。生きる理由が無いと言って自殺してこの異世界に転生してからも、碌な事が無かった。生まれて早々にDVの現場を見せつけられ、シェリルが不倫、それに対してダメだと告げると殴られて、見返せるような転生モノ特有のチート能力も無し、あるとしても謎の再生能力。だからどれだけ殴られても傷という名の証拠が勝手に隠滅されてしまう。
色々あった。本当に色々あったが……今この瞬間、それら全てが報われたような気がした。久遠が先に死んだ筈なのに俺よりも後に生まれた事が些か気になるが、こうしてまた久遠の兄として生きる事が出来る……その事実の方が、俺にとって大きかった……そう、だからこそ。
「……久遠」
「なぁに……?」
「……ごめんな。あの時、守れなくて……久遠を、死なせてしまった」
——脳裏に焼き付いた、光景を思い浮かべる。
暴走したトラックから久遠を庇って、俺も事故に巻き込まれた。衝突した痛みを感じるよりも先に、俺は意識を失った。
意識を取り戻すと同時に、全身の痛みに襲われた。身体中の骨が折れているのか、体が動かせなかった。
ガヤの騒めく音と、遠くから救急車の音が聞こえていた。だがそれ以上に俺の耳に聞こえていたのは、弱々しく俺を呼ぶ久遠の掠れた声だった。
力を振り絞って声の方向に顔を向けると、そこには目にガラス片が刺さって血塗れになっている久遠の姿があった。俺はどんな痛みを伴おうとも無理矢理にでも身体を動かそうとするが、言うことを聞いてくれなかった。
……地獄だった。久遠が俺を呼んで助けを求めているのに、何も出来ずただ見る事しか出来ず意識が遠のいていくだけというのは。
転生した久遠が生まれつき盲目なのはきっと、死ぬ直前に目にガラス片が刺さっていたという因果によるモノだろう。
「零にぃちゃん……」
「俺は久遠が大切だった……! 守りたかった……死ぬなら俺でよかったのに、俺だけが生き残った……ずっとやるせなかったんだ……!」
「ううん……いいの。私、零にぃちゃんが庇ってくれた時の温もりは、今も憶えてるよ」
「命を賭けてでも妹を守ろうとするのは……兄として当たり前だろ……!?」
「当たり前……ふふっ、ありがと……零にぃちゃん。私は怒ってなんかいないよ、本当だよ」
「っ……」
「でもね、今の私は目が見えないんだ……だから零にぃちゃんが今どんな顔してるのかわからないの。離れたら何処にいるのかわからないんだ……だから私が転びそうになったら支えて欲しい。逆に零にぃちゃんが転びそうになったら、私も一緒に転んであげる。だからこれからはこうやって手を繋いで、ずっと私の側に居てほしいな」
「……ああ……ああ……今度こそ、ずっと一緒だ」
「うん……不束者だけど、よろしくね? 零にぃちゃんっ」
フェリノート……いや久遠は俺の手をぎゅっと握りながら、俺に顔を向けて優しく微笑みながらそう言った。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」
15歳の春。
念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。
「隊長とか面倒くさいんですけど」
S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは……
「部下は美女揃いだぞ?」
「やらせていただきます!」
こうして俺は仕方なく隊長となった。
渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。
女騎士二人は17歳。
もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。
「あの……みんな年上なんですが」
「だが美人揃いだぞ?」
「がんばります!」
とは言ったものの。
俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?
と思っていた翌日の朝。
実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた!
★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。
※2023年11月25日に書籍が発売しています!
イラストレーターはiltusa先生です!
※コミカライズも進行中!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~
斬原和菓子
ファンタジー
ここは異世界の中都市にある料理屋。日々の疲れを癒すべく店に来るお客様は様々な問題に悩まされている
酒と食事に癒される人々をさらに幸せにするべく奮闘するマスターの異世界食事情冒険譚
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる