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第九章 俺様、ダンジョンに潜る
26、久々のレベルアップ!
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『畳みかけろ! 奴に回復の隙を与えるな!』
驚愕して見ていたアルベルト達が我に返り、再びミノタウロスに飛び掛かっていく。
今ならまだ両腕は再生していないし、下半身も埋まったままだ。
もちろん、俺も攻撃を仕掛ける。
だが。
ミノタウロスはなんと上半身で俺の爪をガードしたまま、下半身の力だけで地面から足を引き抜き、その足でアルベルト達の攻撃を受け止めた。
入ったダメージはごくわずか。
『我が業火に焼かれよ!』
チェーザーレが即座に土魔法でミノタウロスの動きを止める。
そこに俺の得意技を叩きこむ。
毛皮が燃える臭いと共に美味そうな臭いが漂う。って、そうじゃない。
この攻撃で、残り1割まで削れた。あと一息。
だが、息切れでブレスをやめた途端にぐんぐん回復しやがる。
「く、これでもまだ倒れないのか!」
「手を止めるな!」
「モォォォォ!!」
ミノタウロスに攻撃を続けるアルベルト達。
まるで大男にじゃれつく小型犬くらいの体格差があるのに、それでもミノタウロスを引き付けてくれている。
一度大ダメージを与えて距離を取る俺と違い、常に纏わりついて斬りつけるアルベルト達が鬱陶しいのかミノタウロスは棍棒を彼らに向けて振り回す。
チェーザーレが棍棒の動きを読んで先回りし大盾を構えて受け止めているから、今のところ誰も致命傷は負っていない。
棍棒がチェーザーレの盾に当たるたびにドゴッ、と激しい音を響かせる。
衝撃を受け止めたチェーザーレが吹き飛ばされたり、地面にめり込んだり倒れたりしないのは、盾の破壊不能機能のおかげではあるが、それだけではなく技能によるところも大きいだろう。
同じ盾を持っていてもドナートやバルトヴィーノなら吹き飛ばされていると思う。
かくいう俺も、奴の攻撃をまともに受ければよろめくぐらいはするかもしれん。
「リージェ、水魔法だ!」
『む。わ、分かっておる! ――ウォーターカッター!』
「違う、それじゃない。窒息させろ!」
生意気にもアルベルトが俺に技を指定してきたから使ってやったというのに、ダメ出しされた。
因みに、繰り出した水刃はミノタウロスの棍棒を持つ腕を肩から再び切り落とした。
しかし、次の瞬間からうねうねと再生を始めている。
『――水よ、集いて俺様の命に従え。敵を覆い呼吸を奪え!』
水魔法は使い勝手が良いが、ウォーターカッター以外はイメージを固めて水を操るのに集中が必要だ。
詠唱すると発動は遅れるが、だいたいイメージ通りになる。
つまり、今は巨大な水球がミノタウロスの頭部を覆っている。
「ゴボゴボゴボッ」
「脱出させるな!」
「応!」
呼吸を奪われながらも回復を果たした両腕で、ミノタウロスが水球を取り外そうともがく。
そうはさせるか、と言わんばかりにアルベルト達が斬りつける。
暴れる足はチェーザーレが土魔法で地中に落とし、ベルナルド先生が石杭を打ち込む。
ダメージを負わせては回復され、またダメージを与える。
そしてようやく、ミノタウロスのMPを削り切った。
だが、奴もただ一方的にやられていたわけではない。
暴れに暴れて、大盾一つでレガメのメンバーを庇い続けたチェーザーレはボロボロだ。
盾は破壊不能でも、攻撃を受け止めた時の衝撃が消えてなくなるわけではないからな。
そうこうするうちに、ミノタウロスは俺が作り出した水球を呑み切りやがった。
けっこうな水量があったはずなんだが……やはり胃が4つあるから?
『だが、これでもう回復はできまい! 血飛沫と共に踊れ!』
「ブモォォォォオ!!」
「あ、こらリージェ! やるならやるって言え!」
モーションから俺が繰り出す技を察知して、ミノタウロスに取りついていた3人が飛び退る。
間一髪で避けたバルトヴィーノから文句が飛んできた。
え? 避けるって信じてたよ? ほら、俺たち連携バッチリだし?
『反転せよ』
ジグザグに折れ曲がったチェーザーレに回復魔法をかける。
俺だったら泣いて大騒ぎしそうな怪我なのに、小さく呻いただけとか凄すぎる。
骨折状態を反転で、頑強さが強化されたチェーザーレが盾を構え直しミノタウロスへと向かっていく。
「ブモォォォォオ!!」
「とどめだ!」
回復が打ち止めになったミノタウロスなんて、もはや脅威でも何でもない。
チェーザーレがミノタウロスの攻撃を受け止め、残りのメンバーで総攻撃(フルボッコ)。
ミノタウロスがちょっと可哀そうになるくらい。
頑丈な分時間はかかったが、アルベルト達のスタミナが切れるかどうかって頃ようやく倒れた。
『――≪リージェ≫が経験値5,531,021獲得しました――』
『――≪リージェ≫がレベル29になりました――』
おお! 久々のレベルアップ!
やはり頑強な分、経験値も美味しかったか!
レベルカンストしてるレガメメンバーも、スキルレベルが上がったようで嬉しそうにしている。
「だが、さすがにしばらくは動けそうにないな」
『む、軟弱な奴らめ』
「お? ならリージェが全員背負って行ってくれるのか? あ?」
『ふん、仕方ない。好きなだけ休憩するがいい。俺様は優しいからな』
傷は回復させてやれても、疲労は溜まったままだ。
先を急ぎたかったが、ここで野営をすることにした。
無理をして全滅したのでは元も子もないからな。
「リージェ様、先ほどの戦闘でわたくしもレベルが上がりましたわ」
『うむ、ルシアも結界を張って頑張っていたからな』
嬉しそうに報告してくるルシアちゃん、マジ天使。
もう指一本動かせそうにないというレガメメンバーを休ませ、エミーリオとジルベルタが野営の準備。
ルシアちゃんは少しでも疲労回復になれば、とレガメメンバーに回復魔法をかけていた。
ジルベルタ……料理できたんだな。意外過ぎる。
さて、ステータスはどうなったかな、っと。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ステータス】
名前 : リージェ
レベル : 29
EXP : 8,456,870/17,959,330
HP : 381,810/ 409,000
MP : 67,430/ 289,000
Atk : 530,560
Def : 206,800
スキル : タリ―語 Lv.3
我が劫火に焼かれよ Lv.9
血飛沫と共に踊れ Lv.8
全てを見通す神の眼 Lv.5
念話 Lv.5
我を害さんとする者よ、姿を現せ Lv.5
反転せよ Lv.4
天罰 Lv.7
水よ、集いて俺様の命に従え Lv.9
喰らえ、天空からの鉄槌を! Lv.2
称号 : 中二病(笑)
害虫キラー
農家
ドM
聖竜
黒の使徒(仮)
殲滅する者
断罪者
驚愕して見ていたアルベルト達が我に返り、再びミノタウロスに飛び掛かっていく。
今ならまだ両腕は再生していないし、下半身も埋まったままだ。
もちろん、俺も攻撃を仕掛ける。
だが。
ミノタウロスはなんと上半身で俺の爪をガードしたまま、下半身の力だけで地面から足を引き抜き、その足でアルベルト達の攻撃を受け止めた。
入ったダメージはごくわずか。
『我が業火に焼かれよ!』
チェーザーレが即座に土魔法でミノタウロスの動きを止める。
そこに俺の得意技を叩きこむ。
毛皮が燃える臭いと共に美味そうな臭いが漂う。って、そうじゃない。
この攻撃で、残り1割まで削れた。あと一息。
だが、息切れでブレスをやめた途端にぐんぐん回復しやがる。
「く、これでもまだ倒れないのか!」
「手を止めるな!」
「モォォォォ!!」
ミノタウロスに攻撃を続けるアルベルト達。
まるで大男にじゃれつく小型犬くらいの体格差があるのに、それでもミノタウロスを引き付けてくれている。
一度大ダメージを与えて距離を取る俺と違い、常に纏わりついて斬りつけるアルベルト達が鬱陶しいのかミノタウロスは棍棒を彼らに向けて振り回す。
チェーザーレが棍棒の動きを読んで先回りし大盾を構えて受け止めているから、今のところ誰も致命傷は負っていない。
棍棒がチェーザーレの盾に当たるたびにドゴッ、と激しい音を響かせる。
衝撃を受け止めたチェーザーレが吹き飛ばされたり、地面にめり込んだり倒れたりしないのは、盾の破壊不能機能のおかげではあるが、それだけではなく技能によるところも大きいだろう。
同じ盾を持っていてもドナートやバルトヴィーノなら吹き飛ばされていると思う。
かくいう俺も、奴の攻撃をまともに受ければよろめくぐらいはするかもしれん。
「リージェ、水魔法だ!」
『む。わ、分かっておる! ――ウォーターカッター!』
「違う、それじゃない。窒息させろ!」
生意気にもアルベルトが俺に技を指定してきたから使ってやったというのに、ダメ出しされた。
因みに、繰り出した水刃はミノタウロスの棍棒を持つ腕を肩から再び切り落とした。
しかし、次の瞬間からうねうねと再生を始めている。
『――水よ、集いて俺様の命に従え。敵を覆い呼吸を奪え!』
水魔法は使い勝手が良いが、ウォーターカッター以外はイメージを固めて水を操るのに集中が必要だ。
詠唱すると発動は遅れるが、だいたいイメージ通りになる。
つまり、今は巨大な水球がミノタウロスの頭部を覆っている。
「ゴボゴボゴボッ」
「脱出させるな!」
「応!」
呼吸を奪われながらも回復を果たした両腕で、ミノタウロスが水球を取り外そうともがく。
そうはさせるか、と言わんばかりにアルベルト達が斬りつける。
暴れる足はチェーザーレが土魔法で地中に落とし、ベルナルド先生が石杭を打ち込む。
ダメージを負わせては回復され、またダメージを与える。
そしてようやく、ミノタウロスのMPを削り切った。
だが、奴もただ一方的にやられていたわけではない。
暴れに暴れて、大盾一つでレガメのメンバーを庇い続けたチェーザーレはボロボロだ。
盾は破壊不能でも、攻撃を受け止めた時の衝撃が消えてなくなるわけではないからな。
そうこうするうちに、ミノタウロスは俺が作り出した水球を呑み切りやがった。
けっこうな水量があったはずなんだが……やはり胃が4つあるから?
『だが、これでもう回復はできまい! 血飛沫と共に踊れ!』
「ブモォォォォオ!!」
「あ、こらリージェ! やるならやるって言え!」
モーションから俺が繰り出す技を察知して、ミノタウロスに取りついていた3人が飛び退る。
間一髪で避けたバルトヴィーノから文句が飛んできた。
え? 避けるって信じてたよ? ほら、俺たち連携バッチリだし?
『反転せよ』
ジグザグに折れ曲がったチェーザーレに回復魔法をかける。
俺だったら泣いて大騒ぎしそうな怪我なのに、小さく呻いただけとか凄すぎる。
骨折状態を反転で、頑強さが強化されたチェーザーレが盾を構え直しミノタウロスへと向かっていく。
「ブモォォォォオ!!」
「とどめだ!」
回復が打ち止めになったミノタウロスなんて、もはや脅威でも何でもない。
チェーザーレがミノタウロスの攻撃を受け止め、残りのメンバーで総攻撃(フルボッコ)。
ミノタウロスがちょっと可哀そうになるくらい。
頑丈な分時間はかかったが、アルベルト達のスタミナが切れるかどうかって頃ようやく倒れた。
『――≪リージェ≫が経験値5,531,021獲得しました――』
『――≪リージェ≫がレベル29になりました――』
おお! 久々のレベルアップ!
やはり頑強な分、経験値も美味しかったか!
レベルカンストしてるレガメメンバーも、スキルレベルが上がったようで嬉しそうにしている。
「だが、さすがにしばらくは動けそうにないな」
『む、軟弱な奴らめ』
「お? ならリージェが全員背負って行ってくれるのか? あ?」
『ふん、仕方ない。好きなだけ休憩するがいい。俺様は優しいからな』
傷は回復させてやれても、疲労は溜まったままだ。
先を急ぎたかったが、ここで野営をすることにした。
無理をして全滅したのでは元も子もないからな。
「リージェ様、先ほどの戦闘でわたくしもレベルが上がりましたわ」
『うむ、ルシアも結界を張って頑張っていたからな』
嬉しそうに報告してくるルシアちゃん、マジ天使。
もう指一本動かせそうにないというレガメメンバーを休ませ、エミーリオとジルベルタが野営の準備。
ルシアちゃんは少しでも疲労回復になれば、とレガメメンバーに回復魔法をかけていた。
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さて、ステータスはどうなったかな、っと。
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【ステータス】
名前 : リージェ
レベル : 29
EXP : 8,456,870/17,959,330
HP : 381,810/ 409,000
MP : 67,430/ 289,000
Atk : 530,560
Def : 206,800
スキル : タリ―語 Lv.3
我が劫火に焼かれよ Lv.9
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念話 Lv.5
我を害さんとする者よ、姿を現せ Lv.5
反転せよ Lv.4
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水よ、集いて俺様の命に従え Lv.9
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