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2、神戸守の失恋② (side:守)
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「はぁぁあ……」
富永くんに失恋したその日。
私は自身を慰めることも忘れ、そのままふらふらと行きつけのバーに入っていた。
カウンターに座り、頼んだ酒を一息に呷いではお代わりを注文する。
どれだけ飲んでも、酔える気がしない。
「はぁぁ……」
「そろそろやめといた方が良いんじゃないですか?」
「放っておいてくれ。飲まずにやってられないんだ」
マスターに諫められたが、早く酔って忘れたかった。
真の家で見た富永くんの姿が忘れられない。
陶器のような白い肌は花開くように淡く色づき、蜜が滴る熟した無花果のような蜜口は切なげにうち震え。
そこに愛を注ぐのは何故自分ではないのか。
耳朶を揺らした甘い声が何度も脳内で響く。
「私の天使がぁぁぁ」
胸が痛い。こんなに切ないというのに、私の中心は痛いほどに怒張したままで。
大切にする、と言ったのに結局は性欲だったのだろうかと思うとやるせない。
破れた想いと共に情欲も消えてくれないかと、酒を呷る。
「あの、本当に飲みすぎですよ。お身体に障ります」
「んぁ?」
「お酒はやめて、こっちを飲んでください」
横から声をかけてきたのは、見覚えのない青年。
このバーの制服を着ているということは成人しているのだろうが、まだ少年と言っても通じるくらいあどけない顔をしている。
身体つきも、富永くんを彷彿とさせる。全体的に華奢で小さく、細い腰は妙に艶めかしい。
「放っておりれれr」
「ああ、ほら、呂律も回ってない」
青年は私の前に湯気立つ緑茶を置くと、隣に座った。
「何かつらいことがあったんですね。僕でよければ、お話聞きますよ」
天使だ。
にこりと微笑んだその顔に、胸がときめいた。
青年は律と名乗った。
私のようなおじさんの、ましてや失恋した話なんてつまらないだろうに。
この子は、何故初対面の私にこんなに優しくしてくれるのだろうか。
静かに話を聞き、時折「それは悲しいですね」なんて言ってくれた。
「失恋を忘れるには次の恋なんて言いますよ。社長さんかっこいいですし、すぐ次のお相手見つかりますよ」
だから元気を出して、と律くんは私の手を握って微笑む。
ああ、分かった。この子は、私に気があるのか。そうに違いない。
普通に対面で話すにしては近い距離。触れた手のひらから伝わる彼の温かさ。
「きみが……」
「起きてください、社長!」
「はっ!?」
阿倍野くんに乱暴に布団を剥ぎ取られ、文字通り叩き起こされた。
昨夜の記憶が飛んでいる。
律くんに次の恋愛を勧められて、それで、どうしたっけ?
どうやってここまで帰ってきたんだろう?
「ほらほら、ボーっとしてないでください。8時から会議なんですから」
「阿倍野くん、私は、ようやく私の天使を見つけたよ」
「何またバカなこと言ってるんですか! ほら、急いで!」
阿倍野くんが私のクローゼットからシャツとスーツを選び寄越してくる。
天使とのひと時を思い出しほんわかしていたら、無理やり着替えさせられた。
男性の服を剥くとか、女性としてどうなんだろうと言ったら「時間がないんですよ」と怒鳴られた。
相変わらず容赦がない。
「まったく、私が迎えに来なきゃまたサボるつもりだったでしょう?!」
「そんなことはないぞ、阿倍野くん」
本来、私の身の回りの世話は秘書の仕事ではないのだが、以前から仕事をサボりがちだった私に業を煮やして父に合鍵を寄越すよう直接掛け合ったらしい。
独身女性なら問題になるだろうが、阿倍野くんは既婚者だしね。
合鍵を取り上げたり鍵を付け替えたりすることもできるのだが、今回のように素で寝過ごすこともあるのでそのままにしてある。
以来時間になっても出社しないとこうして迎えに来てくれるのだ。
「ああ、阿倍野くん、今夜の会食は、いや、今後しばらく夜の会食を断ってくれ」
「は?」
「私の天使が待っているのだ。行ってやらねば寂しがるんでな」
「ふざけてるんですか?」
おっと、阿倍野くんの顔がまた般若に……。
美人な顔が台無しだよ、と言ったら余計に怖くなった。
結局、会食が終わってバーに行けたのは閉店近くになってからだった。
「あ、社長さん、いらっしゃいませ」
「やあ、来たよ。私の天使」
出迎えてくれた律くんの右手を取り、甲に軽く口付ける。
途端に顔を赤くしてたじろぐ律くん。照れているんだね、可愛らしい。
「あ、あの、手を……」
「ん? 今日は私の隣に座ってくれないのかね?」
「えっと、その、仕事中ですから」
カウンター席までエスコートしようと腰に手を回したら、困らせてしまったようだ。
そんな顔も素敵だと思ってしまう。
だが、私は富永くんで学んだのだよ。困らせすぎてはいけないと。
とはいえ、両想いなのだ。少しのボディタッチくらいは良いだろう?
「こ、困ります……」
それからは仕事の帰りにバーへ行き、律くんを愛でるのが日課になった。
律くんは内腿が弱いらしく、軽く撫でると仔猫のような愛らしい声が出る。
耳や首筋も弱い。
困った顔で耳まで赤くし恥じらう姿がとても可憐だ。
「律くん、今日は何時に終わるんだい?」
「え、あの、遅くなりますから」
「うん、きみみたいに可愛い子が遅くに帰るのは危ないだろう? 送るよ」
出逢ってからもうじき1か月。そろそろ次のステップに進みたい。
恋人らしく家まで送って、そして……。
いかん。彼の細い腰を、きめ細かな肌を直接触れることを想像しただけで、欲情してしまいそうだ。
「えっと、家の者が迎えに来てくれますから、大丈夫です。ありがとうございます」
にこりと微笑む律くん。
天使か。可憐すぎる。
「ふむ、家の人か……」
確か店の営業時間は0時までだったな。
その後迎えに来るのだから、きっと父親だろう。
挨拶してみようか。
あわよくば、律くんとのお付き合いを認めてくれるかもしれない。
何しろ私は大企業の社長だからな。律くんを幸せにする自信はある。
閉店後、店の外で待っていると律くんが一人で出てきた。
周囲には誰もいない。
家の人が迎えにくるというのは嘘だったらしい。
私に気を遣ったのだな。優しい子だ。
「律くん」
「え? あっ、な、何で……?」
おや?
この反応は、知ってる。富永くんと同じ……。
いやいや、そんなはずはない。
律くんは私を好きなはずなんだ。
「親御さんが来るなら挨拶をと思って待っていたんだ。だけど……」
「や、違うんです。これから」
「うん、わかっているさ。私に気を遣ってくれたんだろう?」
逃げないでくれ。
律くんを壁に縫い留めてしまうくらいには、焦っていた。
こんな強引なことをしたら余計に嫌われてしまう。わかってはいる。
「遠慮することはない。私は、きみを大事にしたいだけなんだ。ちゃんと送るよ」
「や、やだ……放し……」
「律くん、私はきみを愛しているんだ」
だから、拒まないで。
拒絶の言葉は聞きたくなくて、その口を塞ぐ。
だけど、やっぱり。
腕の中で微かに震える律くんがか弱い力で私の胸を押し、体を離そうとしてくる。
「律!」
背後から声が聞こえた。
と同時に、強い力で肩を引かれる。
律くんとの間にできた隙間に、背の高い男が体を割り込ませてきた。
歳は私よりも上のようだが、服の上からでも相当鍛えているのがわかる体格だ。
「村岡さん!」
父親かと思ったが、律くんの言葉でそれは違うとわかった。
父親なら苗字では呼ばない。
律くんは突然現れた男にしがみつくと、震えながら涙を流していた。
「律くん、違うんだ。泣かせるつもりは……」
「何をしているんです? 律はまだ高校生ですよ?」
「え? だが」
「あぁ、もう。だから年齢を偽ってアルバイトをするのは反対だったんだ」
「は?」
律くんを庇うように立つ村岡と呼ばれた男。
凄い剣幕で放ったその言葉が衝撃的すぎて、理解が追いつかない。
高校生? 誰が? 律くんが?
「帰るよ、律。もうこんなバイトも辞めるんだ。わかったね?」
村岡の言葉に頷いた律くんは、そのまま肩を抱かれて去っていった。
呆然としたままの私を残して。
認めたくはないが、どうやらあの村岡という男が律くんの恋人なのだろう。
私はまた失恋をしたのだ。
「私の、天使が……」
飲もう。
飲まずにやっていられるか。
明かりが見えた飲み屋で浴びるほど酒を飲んで。
飲み足りなくてコンビニで日本酒の瓶を買って。
路上で歩きながら飲んでいたところまでは覚えているが、その後の記憶がない。
「……これは、そういうことだよな……?」
見覚えのない天井。
散乱する服とティッシュ。使用済みのコンドーム。
誰か適当な相手とそういうことをしたのだろう。
「ッ――――!」
腿や腰に見えるキスマーク。
そして、襲ってくる強烈な腰の痛み。
認めたくないが、それらが事実を告げていた。
――私は、誰かに抱かれたのだ。
富永くんに失恋したその日。
私は自身を慰めることも忘れ、そのままふらふらと行きつけのバーに入っていた。
カウンターに座り、頼んだ酒を一息に呷いではお代わりを注文する。
どれだけ飲んでも、酔える気がしない。
「はぁぁ……」
「そろそろやめといた方が良いんじゃないですか?」
「放っておいてくれ。飲まずにやってられないんだ」
マスターに諫められたが、早く酔って忘れたかった。
真の家で見た富永くんの姿が忘れられない。
陶器のような白い肌は花開くように淡く色づき、蜜が滴る熟した無花果のような蜜口は切なげにうち震え。
そこに愛を注ぐのは何故自分ではないのか。
耳朶を揺らした甘い声が何度も脳内で響く。
「私の天使がぁぁぁ」
胸が痛い。こんなに切ないというのに、私の中心は痛いほどに怒張したままで。
大切にする、と言ったのに結局は性欲だったのだろうかと思うとやるせない。
破れた想いと共に情欲も消えてくれないかと、酒を呷る。
「あの、本当に飲みすぎですよ。お身体に障ります」
「んぁ?」
「お酒はやめて、こっちを飲んでください」
横から声をかけてきたのは、見覚えのない青年。
このバーの制服を着ているということは成人しているのだろうが、まだ少年と言っても通じるくらいあどけない顔をしている。
身体つきも、富永くんを彷彿とさせる。全体的に華奢で小さく、細い腰は妙に艶めかしい。
「放っておりれれr」
「ああ、ほら、呂律も回ってない」
青年は私の前に湯気立つ緑茶を置くと、隣に座った。
「何かつらいことがあったんですね。僕でよければ、お話聞きますよ」
天使だ。
にこりと微笑んだその顔に、胸がときめいた。
青年は律と名乗った。
私のようなおじさんの、ましてや失恋した話なんてつまらないだろうに。
この子は、何故初対面の私にこんなに優しくしてくれるのだろうか。
静かに話を聞き、時折「それは悲しいですね」なんて言ってくれた。
「失恋を忘れるには次の恋なんて言いますよ。社長さんかっこいいですし、すぐ次のお相手見つかりますよ」
だから元気を出して、と律くんは私の手を握って微笑む。
ああ、分かった。この子は、私に気があるのか。そうに違いない。
普通に対面で話すにしては近い距離。触れた手のひらから伝わる彼の温かさ。
「きみが……」
「起きてください、社長!」
「はっ!?」
阿倍野くんに乱暴に布団を剥ぎ取られ、文字通り叩き起こされた。
昨夜の記憶が飛んでいる。
律くんに次の恋愛を勧められて、それで、どうしたっけ?
どうやってここまで帰ってきたんだろう?
「ほらほら、ボーっとしてないでください。8時から会議なんですから」
「阿倍野くん、私は、ようやく私の天使を見つけたよ」
「何またバカなこと言ってるんですか! ほら、急いで!」
阿倍野くんが私のクローゼットからシャツとスーツを選び寄越してくる。
天使とのひと時を思い出しほんわかしていたら、無理やり着替えさせられた。
男性の服を剥くとか、女性としてどうなんだろうと言ったら「時間がないんですよ」と怒鳴られた。
相変わらず容赦がない。
「まったく、私が迎えに来なきゃまたサボるつもりだったでしょう?!」
「そんなことはないぞ、阿倍野くん」
本来、私の身の回りの世話は秘書の仕事ではないのだが、以前から仕事をサボりがちだった私に業を煮やして父に合鍵を寄越すよう直接掛け合ったらしい。
独身女性なら問題になるだろうが、阿倍野くんは既婚者だしね。
合鍵を取り上げたり鍵を付け替えたりすることもできるのだが、今回のように素で寝過ごすこともあるのでそのままにしてある。
以来時間になっても出社しないとこうして迎えに来てくれるのだ。
「ああ、阿倍野くん、今夜の会食は、いや、今後しばらく夜の会食を断ってくれ」
「は?」
「私の天使が待っているのだ。行ってやらねば寂しがるんでな」
「ふざけてるんですか?」
おっと、阿倍野くんの顔がまた般若に……。
美人な顔が台無しだよ、と言ったら余計に怖くなった。
結局、会食が終わってバーに行けたのは閉店近くになってからだった。
「あ、社長さん、いらっしゃいませ」
「やあ、来たよ。私の天使」
出迎えてくれた律くんの右手を取り、甲に軽く口付ける。
途端に顔を赤くしてたじろぐ律くん。照れているんだね、可愛らしい。
「あ、あの、手を……」
「ん? 今日は私の隣に座ってくれないのかね?」
「えっと、その、仕事中ですから」
カウンター席までエスコートしようと腰に手を回したら、困らせてしまったようだ。
そんな顔も素敵だと思ってしまう。
だが、私は富永くんで学んだのだよ。困らせすぎてはいけないと。
とはいえ、両想いなのだ。少しのボディタッチくらいは良いだろう?
「こ、困ります……」
それからは仕事の帰りにバーへ行き、律くんを愛でるのが日課になった。
律くんは内腿が弱いらしく、軽く撫でると仔猫のような愛らしい声が出る。
耳や首筋も弱い。
困った顔で耳まで赤くし恥じらう姿がとても可憐だ。
「律くん、今日は何時に終わるんだい?」
「え、あの、遅くなりますから」
「うん、きみみたいに可愛い子が遅くに帰るのは危ないだろう? 送るよ」
出逢ってからもうじき1か月。そろそろ次のステップに進みたい。
恋人らしく家まで送って、そして……。
いかん。彼の細い腰を、きめ細かな肌を直接触れることを想像しただけで、欲情してしまいそうだ。
「えっと、家の者が迎えに来てくれますから、大丈夫です。ありがとうございます」
にこりと微笑む律くん。
天使か。可憐すぎる。
「ふむ、家の人か……」
確か店の営業時間は0時までだったな。
その後迎えに来るのだから、きっと父親だろう。
挨拶してみようか。
あわよくば、律くんとのお付き合いを認めてくれるかもしれない。
何しろ私は大企業の社長だからな。律くんを幸せにする自信はある。
閉店後、店の外で待っていると律くんが一人で出てきた。
周囲には誰もいない。
家の人が迎えにくるというのは嘘だったらしい。
私に気を遣ったのだな。優しい子だ。
「律くん」
「え? あっ、な、何で……?」
おや?
この反応は、知ってる。富永くんと同じ……。
いやいや、そんなはずはない。
律くんは私を好きなはずなんだ。
「親御さんが来るなら挨拶をと思って待っていたんだ。だけど……」
「や、違うんです。これから」
「うん、わかっているさ。私に気を遣ってくれたんだろう?」
逃げないでくれ。
律くんを壁に縫い留めてしまうくらいには、焦っていた。
こんな強引なことをしたら余計に嫌われてしまう。わかってはいる。
「遠慮することはない。私は、きみを大事にしたいだけなんだ。ちゃんと送るよ」
「や、やだ……放し……」
「律くん、私はきみを愛しているんだ」
だから、拒まないで。
拒絶の言葉は聞きたくなくて、その口を塞ぐ。
だけど、やっぱり。
腕の中で微かに震える律くんがか弱い力で私の胸を押し、体を離そうとしてくる。
「律!」
背後から声が聞こえた。
と同時に、強い力で肩を引かれる。
律くんとの間にできた隙間に、背の高い男が体を割り込ませてきた。
歳は私よりも上のようだが、服の上からでも相当鍛えているのがわかる体格だ。
「村岡さん!」
父親かと思ったが、律くんの言葉でそれは違うとわかった。
父親なら苗字では呼ばない。
律くんは突然現れた男にしがみつくと、震えながら涙を流していた。
「律くん、違うんだ。泣かせるつもりは……」
「何をしているんです? 律はまだ高校生ですよ?」
「え? だが」
「あぁ、もう。だから年齢を偽ってアルバイトをするのは反対だったんだ」
「は?」
律くんを庇うように立つ村岡と呼ばれた男。
凄い剣幕で放ったその言葉が衝撃的すぎて、理解が追いつかない。
高校生? 誰が? 律くんが?
「帰るよ、律。もうこんなバイトも辞めるんだ。わかったね?」
村岡の言葉に頷いた律くんは、そのまま肩を抱かれて去っていった。
呆然としたままの私を残して。
認めたくはないが、どうやらあの村岡という男が律くんの恋人なのだろう。
私はまた失恋をしたのだ。
「私の、天使が……」
飲もう。
飲まずにやっていられるか。
明かりが見えた飲み屋で浴びるほど酒を飲んで。
飲み足りなくてコンビニで日本酒の瓶を買って。
路上で歩きながら飲んでいたところまでは覚えているが、その後の記憶がない。
「……これは、そういうことだよな……?」
見覚えのない天井。
散乱する服とティッシュ。使用済みのコンドーム。
誰か適当な相手とそういうことをしたのだろう。
「ッ――――!」
腿や腰に見えるキスマーク。
そして、襲ってくる強烈な腰の痛み。
認めたくないが、それらが事実を告げていた。
――私は、誰かに抱かれたのだ。
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