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第四章
3 王城からの使者
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食事が終わり、長兄クラウディオは今日は休みだからと友人と狩りに出て行った。
次兄ロレンツォは夜勤明けの休息のために自室で寝ているようだ。
父は書斎で家令と領地の経営について話し合っており、コンスタンツィ伯爵家の屋敷は一見いつも通りの日常を送っている。
しかしミアは、一体いつ彼が訪ねて来てくれるのかとドキドキして、うろうろと落ち着きなく歩き回っていた。今にも心臓が口から飛び出してしまいそうだ。
ちなみに今は、彼の両親に会うために選んだ瑞々しい若草色のドレスを着ている。
ピンクのように浮ついている訳でもなく、青のように大人ぶっている訳でもなく、赤や紅のように自己主張が強い訳でもなく、これなら初対面の印象が良いのではないかと決めた色である。
装飾品はフォーマルだが控えめなものを選び、年長者を立てる気持ちをアピールしている。衣装室に篭って延々と悩み抜いた結果だ。
そうしてずっとそわそわしているミアを見かねたのか、母が一緒に刺繍をしましょうと誘ってくれた。
最近は、もうすぐ行われる教会バザーに出品するため、ハンカチや巾着袋に綺麗な絵柄をせっせと刺繍している。手に職をつけるという目的で孤児院の女の子達にも技術を指導しているのだが、やはり年齢と経験がものを言い、ミアや母が手がけた作品の方が見栄えがいい。
バザーの売り上げは孤児院の運営費にもなるため、ミアは一生懸命刺繍を量産しているのだ。
しかし今日のミアは、針を動かしながら時計を見たり窓の外を窺ったりと忙しい。
いつもはスイスイと進むはずの簡単な絵柄も何度も刺し間違えるし、うっかり人差し指に針を突き刺してしまい、細く白い指先に小さな赤い玉が盛り上がった。
「ぃた……っ」
「どうしたの? 今日はやけに落ち着かないわね」
隣に座っていた母が、いつになく失敗を繰り返すミアに苦笑いしている。
手を休めてこちらを見る母の顔は優しくて、心の中に厳重にしまいこんでいたはずの秘密がチラリと顔を出す。
「あのね、お母様。私、実は……っ」
どうにも耐えきれなくなったミアがそこまで言った時、にわかに外が騒がしくなった。大きな馬車が敷地内を走る車輪の音が聞こえる。それに加え、馬の嘶き、人々の話し声、そして金属が触れ合う重々しい音も。
「あら、どなたかお客様かしら?」
母がそっと刺繍枠をテーブルに置いて立ち上がった。
とうとうアルベルトが迎えに来てくれたのだろうかと、ミアの心臓が早鐘を打つ。
逸る気持ちを抑えて母に続くが、胸がドキドキしてしょうがない。今にも大きな声で叫びだしてしまいそうだった。
彼が馬車から現れたらなんと言って出迎えてあげよう。
両親はやはり驚くだろうし、勝手なことをしてと叱られるかもしれない。
長兄は自分が狩りに行っている間に妹の結婚相手が訪ねて来たと知ったら拗ねてしまうだろうか。
そんなことを考えながらミアは窓際に駆け寄った。
この部屋は正面玄関が良く見える位置にあるのだ。今朝別れたばかりだが、それがもうずっと以前の出来事のような気がしてならない。こうしてまた再会出来るのが嬉しくて堪らなかった。
そしてミアは窓枠から身を乗り出すようにして外を覗く。
「――――――え?」
しかしその光景を見た瞬間、彼女は全ての時間が止まってしまったかのように凍りついた。
正面玄関に横付けされていたのは、黒い車体に金と赤の装飾が施された豪奢な馬車。ただでさえ人目を引くそれには、なんと王家の象徴である宝冠を戴いた双頭の鷲が掲げられていたのだ。
しかも黒い詰襟の制服を着た騎士団も護衛のように馬車の前後を固めている。
あまりの仰々しさに、それまで浮かれていた心が冷水でも浴びせられたように硬直した。
「どうして……王家の馬車が……?」
呆然として呟くと、隣に立つ母も眉をひそめる。
「王族の方がいらっしゃるとは聞いていないわね。では王城からの使者かしら」
「そんな……どうして……。……っ、まさか、王太子殿下がっ?!」
ミアはすぐにある結論にたどり着いた。
このタイミングでの王城からの使者など、たった一つしか有り得ないではないか。王太子殿下の求婚である。
昨夜ステファンを追い返したというのに、今度は無理やりミアを連れに来たのだろうか。
ハラハラと馬車を見守っているとそのドアが重々しく開く。
そこから優雅な仕草で降り立ったのは、昨夜とはまた違う装いで美しく着飾ったステファンだ。普通の令嬢ならばその姿にうっとりと見入ってしまうだろうが、彼が王太子殿下の手先だと知っているミアには極悪非道な悪人顔にしか見えない。
ステファンがコスタンツィ家の執事に取次を依頼しているのを見て、ミアは慌てて駆け出した。
「やぁ、ミアちゃん久しぶり」
ピカピカに磨き上げた廊下を一生懸命走って玄関ホールに駆けつけると、そこに立っていたステファンが気障ったらしい笑みでひらひらと手を振った。美貌の貴公子の前には父が鬼のような形相で立ち塞がっている。
「ステファン様! 本日はどのようなご用件ですか?」
彼がやって来た目的はほぼ予想がついていたからミアの声にも棘が混じるが、それは案の定、王城に招待したいという内容だった。
ステファンがこちらに差し出した勅書には国王の印が押されており、もはや招待ではなく命令である。
「ステファン殿、王太子殿下からの求婚の件は何度も正式にお断り申し上げたはずですが? まさか陛下がこんな書状を出されるとは思いませんでしたな」
言外に、王族の権力を傘を着た横暴であると父が当てこすると、焦ったように愛想笑いを浮かべたステファンが大げさに首を振る。
「まさか。命令などではありませんよ。こちらのコンスタンツィ嬢にはすでに了承していただいていると聞いておりますから。そうだよね?」
今にもステファンを絞め殺さんばかりの父から助けて欲しいのか、彼が突然ミアに話を振る。
しかしそんなことを言われてもミアは了承などしていない。
かと言って嘘をついてステファンを助ける義理もないので、ミアは即座に否定した。
「いいえ。聞いておりません」
「は?! いや、そんなはずは……」
あれだけ断ったというのに、どうしてミアが素直について行くと思ったのだろうか。
一見ステファンは本気で驚いているようにも見えるが、なんて演技が上手な人なんだろうとミアは呆れ返る。
それと同時に、心の奥底からふつふつとこみ上げる感情があった。身勝手な王太子殿下とステファンへの怒りだ。
今日はせっかくアルベルトが迎えに来てくれるというのに、これでは全て台無しではないか。
例え王太子殿下の暴走だと分かっていても、国王陛下の名前を使って正式な書状で呼び出されては、ミアにも父にもそれを断る権利はない。貴族はみな国王の臣下だからである。
現在の国王は比較的民主的な考え方をしているため、さすがに結婚まで強要する方ではないと思いたいが、少なくとも王城への招待が断れないのは明らかだ。
それならば、とミアは桜色の唇をきゅっと引き締める。
どうせ行かねばならないのなら、今日で全ての決着をつけてやろうではないか。
人と争うことなど滅多にない、というか今まで誰かと喧嘩をした記憶がないミアだが、極悪非道の王太子殿下に直接対面して、ハッキリと自分の口から拒否するのだ。これまで散々付きまとわれて迷惑しているのだと、国王陛下にも被害を訴えるいい機会でもある。
あまり頭のよくない自分にしてはなかなか良い考えだと思えた。
そうと決まれば善は急げである。
出来ればアルベルトがやって来るまでに自邸に戻りたいから、早く王城に出かけてしまおう。後ろでオロオロしていた執事に、『もしも私に来客があれば、応接室にお通ししてお待ちいただいてね』と申しつけてから、完全に頭に血が上っている父の肩をとんとんと叩く。
「お父様。私、直接お会いして王太子殿下にお話しするわ」
ミアがそう告げると、目の前にいるステファンはあからさまにホッとして雰囲気が緩んだ。
しかし父は苦々しい顔をする。いつもおっとりしているミアがちゃんと断れるのかと心配なのだろう、歯切れ悪く渋っている。
ミアは安心させるように言葉を続けた。
「でも国王陛下の命令は絶対だわ。どちらにしろ行かなくてはならないのなら、堂々とお会いしてきちんとお断りしようと思うの」
「しかし……」
「大丈夫よ。だってお父様も一緒に行ってくださるでしょう? お父様が隣にいれば勇気が出るわ!」
「…………む……そうか、お父様はそんなに頼りになるのか……。では仕方ない。直接お会いするか」
「はい!」
こうしてミアは、粘着質でしつこくて極悪非道で横暴な王太子と直接対決をすることになった。
その旨を母に伝えると、『あの殿下がそんな無茶をなさるはずがないと思うのだけれど……おかしいわねぇ』と戸惑っていたが、実際そうなのだから仕方ない。
首をひねる母に挨拶をして、彼女は王家の馬車に足を掛けた。
次兄ロレンツォは夜勤明けの休息のために自室で寝ているようだ。
父は書斎で家令と領地の経営について話し合っており、コンスタンツィ伯爵家の屋敷は一見いつも通りの日常を送っている。
しかしミアは、一体いつ彼が訪ねて来てくれるのかとドキドキして、うろうろと落ち着きなく歩き回っていた。今にも心臓が口から飛び出してしまいそうだ。
ちなみに今は、彼の両親に会うために選んだ瑞々しい若草色のドレスを着ている。
ピンクのように浮ついている訳でもなく、青のように大人ぶっている訳でもなく、赤や紅のように自己主張が強い訳でもなく、これなら初対面の印象が良いのではないかと決めた色である。
装飾品はフォーマルだが控えめなものを選び、年長者を立てる気持ちをアピールしている。衣装室に篭って延々と悩み抜いた結果だ。
そうしてずっとそわそわしているミアを見かねたのか、母が一緒に刺繍をしましょうと誘ってくれた。
最近は、もうすぐ行われる教会バザーに出品するため、ハンカチや巾着袋に綺麗な絵柄をせっせと刺繍している。手に職をつけるという目的で孤児院の女の子達にも技術を指導しているのだが、やはり年齢と経験がものを言い、ミアや母が手がけた作品の方が見栄えがいい。
バザーの売り上げは孤児院の運営費にもなるため、ミアは一生懸命刺繍を量産しているのだ。
しかし今日のミアは、針を動かしながら時計を見たり窓の外を窺ったりと忙しい。
いつもはスイスイと進むはずの簡単な絵柄も何度も刺し間違えるし、うっかり人差し指に針を突き刺してしまい、細く白い指先に小さな赤い玉が盛り上がった。
「ぃた……っ」
「どうしたの? 今日はやけに落ち着かないわね」
隣に座っていた母が、いつになく失敗を繰り返すミアに苦笑いしている。
手を休めてこちらを見る母の顔は優しくて、心の中に厳重にしまいこんでいたはずの秘密がチラリと顔を出す。
「あのね、お母様。私、実は……っ」
どうにも耐えきれなくなったミアがそこまで言った時、にわかに外が騒がしくなった。大きな馬車が敷地内を走る車輪の音が聞こえる。それに加え、馬の嘶き、人々の話し声、そして金属が触れ合う重々しい音も。
「あら、どなたかお客様かしら?」
母がそっと刺繍枠をテーブルに置いて立ち上がった。
とうとうアルベルトが迎えに来てくれたのだろうかと、ミアの心臓が早鐘を打つ。
逸る気持ちを抑えて母に続くが、胸がドキドキしてしょうがない。今にも大きな声で叫びだしてしまいそうだった。
彼が馬車から現れたらなんと言って出迎えてあげよう。
両親はやはり驚くだろうし、勝手なことをしてと叱られるかもしれない。
長兄は自分が狩りに行っている間に妹の結婚相手が訪ねて来たと知ったら拗ねてしまうだろうか。
そんなことを考えながらミアは窓際に駆け寄った。
この部屋は正面玄関が良く見える位置にあるのだ。今朝別れたばかりだが、それがもうずっと以前の出来事のような気がしてならない。こうしてまた再会出来るのが嬉しくて堪らなかった。
そしてミアは窓枠から身を乗り出すようにして外を覗く。
「――――――え?」
しかしその光景を見た瞬間、彼女は全ての時間が止まってしまったかのように凍りついた。
正面玄関に横付けされていたのは、黒い車体に金と赤の装飾が施された豪奢な馬車。ただでさえ人目を引くそれには、なんと王家の象徴である宝冠を戴いた双頭の鷲が掲げられていたのだ。
しかも黒い詰襟の制服を着た騎士団も護衛のように馬車の前後を固めている。
あまりの仰々しさに、それまで浮かれていた心が冷水でも浴びせられたように硬直した。
「どうして……王家の馬車が……?」
呆然として呟くと、隣に立つ母も眉をひそめる。
「王族の方がいらっしゃるとは聞いていないわね。では王城からの使者かしら」
「そんな……どうして……。……っ、まさか、王太子殿下がっ?!」
ミアはすぐにある結論にたどり着いた。
このタイミングでの王城からの使者など、たった一つしか有り得ないではないか。王太子殿下の求婚である。
昨夜ステファンを追い返したというのに、今度は無理やりミアを連れに来たのだろうか。
ハラハラと馬車を見守っているとそのドアが重々しく開く。
そこから優雅な仕草で降り立ったのは、昨夜とはまた違う装いで美しく着飾ったステファンだ。普通の令嬢ならばその姿にうっとりと見入ってしまうだろうが、彼が王太子殿下の手先だと知っているミアには極悪非道な悪人顔にしか見えない。
ステファンがコスタンツィ家の執事に取次を依頼しているのを見て、ミアは慌てて駆け出した。
「やぁ、ミアちゃん久しぶり」
ピカピカに磨き上げた廊下を一生懸命走って玄関ホールに駆けつけると、そこに立っていたステファンが気障ったらしい笑みでひらひらと手を振った。美貌の貴公子の前には父が鬼のような形相で立ち塞がっている。
「ステファン様! 本日はどのようなご用件ですか?」
彼がやって来た目的はほぼ予想がついていたからミアの声にも棘が混じるが、それは案の定、王城に招待したいという内容だった。
ステファンがこちらに差し出した勅書には国王の印が押されており、もはや招待ではなく命令である。
「ステファン殿、王太子殿下からの求婚の件は何度も正式にお断り申し上げたはずですが? まさか陛下がこんな書状を出されるとは思いませんでしたな」
言外に、王族の権力を傘を着た横暴であると父が当てこすると、焦ったように愛想笑いを浮かべたステファンが大げさに首を振る。
「まさか。命令などではありませんよ。こちらのコンスタンツィ嬢にはすでに了承していただいていると聞いておりますから。そうだよね?」
今にもステファンを絞め殺さんばかりの父から助けて欲しいのか、彼が突然ミアに話を振る。
しかしそんなことを言われてもミアは了承などしていない。
かと言って嘘をついてステファンを助ける義理もないので、ミアは即座に否定した。
「いいえ。聞いておりません」
「は?! いや、そんなはずは……」
あれだけ断ったというのに、どうしてミアが素直について行くと思ったのだろうか。
一見ステファンは本気で驚いているようにも見えるが、なんて演技が上手な人なんだろうとミアは呆れ返る。
それと同時に、心の奥底からふつふつとこみ上げる感情があった。身勝手な王太子殿下とステファンへの怒りだ。
今日はせっかくアルベルトが迎えに来てくれるというのに、これでは全て台無しではないか。
例え王太子殿下の暴走だと分かっていても、国王陛下の名前を使って正式な書状で呼び出されては、ミアにも父にもそれを断る権利はない。貴族はみな国王の臣下だからである。
現在の国王は比較的民主的な考え方をしているため、さすがに結婚まで強要する方ではないと思いたいが、少なくとも王城への招待が断れないのは明らかだ。
それならば、とミアは桜色の唇をきゅっと引き締める。
どうせ行かねばならないのなら、今日で全ての決着をつけてやろうではないか。
人と争うことなど滅多にない、というか今まで誰かと喧嘩をした記憶がないミアだが、極悪非道の王太子殿下に直接対面して、ハッキリと自分の口から拒否するのだ。これまで散々付きまとわれて迷惑しているのだと、国王陛下にも被害を訴えるいい機会でもある。
あまり頭のよくない自分にしてはなかなか良い考えだと思えた。
そうと決まれば善は急げである。
出来ればアルベルトがやって来るまでに自邸に戻りたいから、早く王城に出かけてしまおう。後ろでオロオロしていた執事に、『もしも私に来客があれば、応接室にお通ししてお待ちいただいてね』と申しつけてから、完全に頭に血が上っている父の肩をとんとんと叩く。
「お父様。私、直接お会いして王太子殿下にお話しするわ」
ミアがそう告げると、目の前にいるステファンはあからさまにホッとして雰囲気が緩んだ。
しかし父は苦々しい顔をする。いつもおっとりしているミアがちゃんと断れるのかと心配なのだろう、歯切れ悪く渋っている。
ミアは安心させるように言葉を続けた。
「でも国王陛下の命令は絶対だわ。どちらにしろ行かなくてはならないのなら、堂々とお会いしてきちんとお断りしようと思うの」
「しかし……」
「大丈夫よ。だってお父様も一緒に行ってくださるでしょう? お父様が隣にいれば勇気が出るわ!」
「…………む……そうか、お父様はそんなに頼りになるのか……。では仕方ない。直接お会いするか」
「はい!」
こうしてミアは、粘着質でしつこくて極悪非道で横暴な王太子と直接対決をすることになった。
その旨を母に伝えると、『あの殿下がそんな無茶をなさるはずがないと思うのだけれど……おかしいわねぇ』と戸惑っていたが、実際そうなのだから仕方ない。
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