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第2話 平穏
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2年生になって初日が終わり翌日を迎えた。ここでは少し過去の事を話そう。
ここは、とある少女の夢の中。
色鮮やかな紅葉に覆われた公園の端で何やら騒がしかった。3人の幼い少年達が1人の幼い少女に暴力を振るっていた。蹴ったり、殴ったりと、痛々しい光景が見えた。少年たちは
「左右で目の色が違うやつは、俺たちにとって、悪いことしかしないだってママが言ってた!」
「じゃ、される前にやってやんないとな」
3人が降り掛かると同時に周りの景色とは似合わない、白い花弁が少女の目の前を横切った。その一瞬の間に少女の目の前には、1人の少年が立っていた。
降り掛かってくる拳をイナシ蹴りかかり突き飛ばして、転倒させた。
「なんなんだよ、いきなり現れて、ぶっ飛ばしやがって、何したのか分かってるのかよ。」
「そっちこそ、少女いじめることを
いい事として認識していないか。」
少年の鋭い眼光が3人の少年に刺さる。
「.....に、逃げろー」
少年たちは、目を見た瞬間恐怖で
去っていった。少年は少女の方を向いて
「酷い怪我をしているけど、立てる?」
少年は少女に手を差し伸べる。
とその時、黒塗りの高級車が二人の近くに止まり、中から全身が黒服のごつい男性たちが出てきた。
「お嬢様、見つけました。」
「ご苦労さま、って!?」
もう1人中から二人よりも背の高い少女が出てきたと思ったら驚く表情をした。
そして、
「皆さん、その少年を捕まえて、早く妹から離させてください。」
その命令と同時に黒服たちは少年を取り囲む。
「待ってくれ、話を聞いて欲しい。」
「あなたに発言する権利はないし
反抗する権利もないから、大人しくしていなさい。さっさと、捕まえて。」
少年は反抗する素振りも見せず、黒服たちに拘束された。
そして少女はどこか必死にだった。
止めようとしているかのように
拘束された少年はとある城の地下の薄暗い部屋の壁に張り付かれていた。
「それじゃ、私の大事な妹を傷つけた罰をあなたには味わってもらう。どこまで耐えられるかしら。」
そこからは、酷い拷問が始まった。
電撃を浴びせられ、ムチで滅多打ち、
ナイフや刀、チェーンソーなどの刃物で
小さい傷から大きな傷を体全身に大量の血が流れるほど深い傷まで、治ることの無いくらい悲惨な事になった。
拷問が始まってから、ムチで滅多打ちに
なったあたりから少年は気絶していた。
痛みを耐えに耐え、悲鳴をあげながらも
絶頂に耐え続けた。しかし、身体はボロボロに成り果てた。
「もう、終わりなの?まぁ、それだけ罪が重いということだから、次に生まれて来る時はもっと真っ当な行き方をするべきね。って行っても無駄ね。」
そんな時だった。拷問部屋の扉があき
先程の少女が入ってきた。そして、少女は目を丸くして身体が震えていた。
ここで、目が覚めた。千聖の家のフランの自室で、ベットから勢いよく飛び上がり大量の汗をかきながら、シーツを強く握りしめていた。
「あの時の子のはずなのに、どうして何も言わないの?」
そうフランは思っていた
一方下の階にいる千聖は
「約1年ぶりか、これを着るのは。」
1畳半の部屋の収納からだしたのは
執事の正装だった。
しばらく時間がたち、朝食の時間となった。千聖はフランの自室の前にたって、
コン、コン、コンと3回ノックした後、
「フラン様、失礼します。」
とドアを開け自室に入ると、そこにはベットに座っているフランがいた。
「おはようございます、よく眠れたでしょうか?」
そう聞くと、こくんと頷いた。
「朝食の準備は出来ていますので、まずは制服に着替えましょうか。」
そうして、寝巻きのフランを制服に着替えさせて、フランと一緒にリビングに降りる。先に真白は降りていて椅子に座っていた。朝食を取って、身支度を整えて、外に出る準備ができた頃。
「おにい、、、千聖、、お兄さん、
学校行くのにその格好で大丈夫ですか?」
「?、....むしろこれからはこっちなんだ、フラン様のお側にいるのにはこっちが適任だからな。じゃ、行くぞ。」
ドアを開け外に出る。
「真白、ランドセルをよこしてくれ
そして俺の手を握って目を閉じてくれ」
「は、はい」
言われた通りにすると
「よし、開けていいぞ、」
真白が目を開けた時に広がっていた景色は真白が通う学校の校門近くだった。
「え、どうやって」
「俺はオッドアイ能力者だからな、これからは、こういう行き方になる。じゃ、
行ってこい。真白。」
「行ってきます。」
持っていたランドセルを渡して真白を
見送る。すぐさま自宅に戻り。
「フラン様、それでは学校に向かいましょう。」
ソファから立ち上がり、外に出てあゆみ始めた、昨日歩いた道を何事もなく進み
教室へとついた。教室では
「さぁーて、昨日言ってた事がどうなっているのか。そろそろ城ヶ崎が来る頃だが面白くなかったら、なんか奢って貰うか。」
そう思っていた江間だが、千聖の姿を
見た瞬間驚いたような表情を浮かべる
「え、なんだその格好。」
フランの後ろから教室に足を入れ江間に
質問され。
「なんだ!と聞かれても、ただの正装だが。」
「明日になればわかるってそういうことかぁ!」
「あぁ、」
フランの座る椅子を引いて
「フラン様、どうぞお座り下さい。」
座らせ斜め後ろにたつ。
「え、何城ヶ崎お前これから先ずっと
そこに立つのか。」
「あぁ、これが俺の仕事なのでな。」
「信じらんねぇ。」
こんな会話をしていると、慌てた様子で
女子生徒が教室に入ってきた
「千聖君、大変!眠華ちゃんが階段から
落ちて、えぇっととにかく大変なの!」
「落ち着いてくれ委員長どこの階段だ。」
「西階段だけど」
「じゃ、行ってくるから、いつも教えてくれて悪いな、委員長、フラン様のこと頼む。」
そう言い残し、教室を後にする。
急ぎ階段に向かうと、踊り場で倒れている女子生徒をみた。
戸惑いもなく近寄り、
「おい、橘起きろ。」
そう問いかけると、のそっと起き上がり
両手、大きく千聖の方に向けて。
「ん、、」
「それは、抱っこしてという意味か?」
「その通り(-_-)」
「相変わらずだな」
と言いつつ、右手を眠華の膝下に入れ
左手で背中を支えて、姫様抱っこの形に
なった。一方、教室では。
「なぁ、委員長、また、突然だったのか?」
江間が深刻そうな声で委員長に聞いた
「うん、心配になって、後ろ着いて行ったら。見たときには倒れてたんだよね」
「まだ、治ってないんだな。」
「心配...だよね。」
「?」
フランを挟んだ状態で会話を続ける二人
そんな中で、何の話をしているのかが
わからないフランである。
「今のところ、眠華ちゃんを起こせるの千聖君しかいないだよね」
「まぁ、城ヶ崎がいなかったらもっと酷いことになってたし、今は城ヶ崎任せる事しか出来なくね。お、帰って来たみたいだぞって、なんでそうなった。」
江間が見た光景は、千聖が眠華を姫様抱っこしている光景だったが、千聖の首に手を回している眠華は身体ごと身を寄せていた。その光景を見たフランはどこかに針が刺さった様にピクっとなって驚いた感じだった。
「橘を抱っこしたら成り行きでこうなった。」
「いや、そうはなんないだろ」
そう言った会話をしつつ橘を席に座らせる。
「橘、起きろ教室についたぞ。」
「.....おはよう、千聖。」
「あぁ、おはよう。足を見せてもらうぞ。」
「いい、よ」
痛みを感じる方を千聖にだし、靴下をまくりかかとまでだしたら、痛みのある足を組まなく調べる。
「見た感じは大丈夫そうだが、これで痛いか?」
そう聞くと、痛い表情を見せる。
「江間、床に置いてある、カバン取ってくれ。」
「これか?ほい。」
「わるいな、」
江間から、カバンを投げ出され、それをキャッチし速やかに中を開いた。そして、湿布と包帯をとり、痛みがあるところにはり。
「よし、これでいいだろう。」
「ありがとう。(=_=)」
「礼には及ばない、このくらい朝飯前と言うやつだ。だが、この足では体育は難しいから、昼休み体育教官室行くぞ。いいな?」
「うん、わかった。(^-^)」
「こう見ると、お前らラブラブカップルにしか見えねぇんだけど。」
「?・・・まぁ、端から見たら江間の言う通りなのかもな。ただ、俺は恋愛感情を持ち合わせていない。だから橘のこと好きとも嫌いとも思ってない」
「私も千聖は頼れるお兄ちゃんみたいな感じだから(=_=)」
「はぁ~、ほんと去年知り合った仲とは思えないほど、仲良いよな。」
「一方的に私が迷惑かけてるだけだから
それに千聖が何も言わずに合わせてきてる(=_=)」
「それだけで仲良くなんだから、すげぇや」
そんな時だった。いきなり1人の女子生徒がスマホ持ったまま立ち上がり叫んだ。周りはいきなりなんだと言った感じで音の方に向く
「どうしたの?」
「それが、千聖君の着ている服調べたら。入学も卒業も難関って言われてる国立の執事学校の正装なの!し、しかも、胸元の黄金に輝くバッチはその年の最優秀者に送られる物。つまり、千聖君はエリート執事なの!」
「そう、なのか?」
「ふーむ。そういえば一番の価値があるものだと周りが称していたな。だが、これは一種の肩書きにしかならない。大事なのは、執事としてどう主に接するかだ、これがあるからと言って執事の仕事が完全に行えるかと言ったらそれは難しいことだ。」
「え、待って待って待って、どうやって取ったの必要なことってなに、やっぱり途中で辞めていく人っているの?ねぇ教えて」
グイグイくる女子生徒に少しばかり後ずさりする千聖すると、ガラガラとドアが開き
「ほら、お前ら席につけ。HRやるぞ」
志保先生の言葉に皆耳を傾け。
席に着いた。時間が過ぎ昼休み。
廊下を歩いて行き着く先は体育館の教官室。
「失礼します。」
千聖が挨拶をしあとから眠華が入った。
「後藤先生。」
「ん、どうした?」
2年の体育担当の後藤朝日先生
屈強な体付きではなしがわかる人。
「すみませんが午後の体育の授業、橘が階段で足を挫いてしまって応急処置はしましたが、思った以上に酷いので、見学させてあげてください。」
「おぉ、わかった。じゃ、あとでレポート用紙渡すから授業終わりに提出な。まだあるんだろう。」
「えぇ、はい。主である。フラン・ベーネ様を常に見ていないといけないので、私も見学という形をとらしていただきます。」
「そうか。わかった。俺からもお前に話あるから、橘は悪いが席外してくれ。」
「あ、はい」
しゅんと落ち込む( •́ㅿ•̀ )
「橘、体育館の入口で待っていてくれ。」
「うん、わかった。(^-^)」
少し口角が上がったそして
バタンと扉が閉まり。
「ほんと大変だなお前。お前の見学するって話だけどレポートの提出はいいからな。」
「ん、それは何故ですか。」
「理事長の命令でな、じゃ、どうやって成績付ければいいですかって聞いたら。先生に任せますときたもんだ。それと、ベーネさんの着替えするのに、1階の小会議室使え、鍵は渡しておく、体育のある日にHR始まる前か今日みたいな場合昼休みに取りに来い。で、授業終わりに返してくれればいいそれで、出席扱いにするから。」
「そうですか。ありがとうございます。
それとご迷惑お掛けしました。」
「いや、謝ることじゃない。お前だって、やることいっぱいあるんだろ。体調崩さないようにな、以上行っていいぞ。」
「では、これで失礼します。」
「おぉ、またな。」
そうして、教官室を出て、
入口に向かう。
「待たせたな、橘、」
「うん、待った(^-^)」
「じゃ、行くぞ」
階段をあがり2階の自分達の教室に向かうと
「お、やっと来た。」
「購買は買えたのか?」
「あぁ、何とかな体押しつぶされるとこだったけど。しかし、午前中は驚いた先生多すぎんだろ。いくらなんでも、」
「事情を知らない先生がいたんだろう。」
「つーか、ガチでずっと立っている気でいんの?」
「もちろんだが?」
「城ヶ崎、お前、大変だな」
「言ってもられないさ、フラン様のことお守りしないと行けないからな。咄嗟に動けるようにしないと行けないんだ。」
「とか言いつつ。眠華を膝に乗せて座ってんのは説得力ないぞ。」
膝に乗った眠華はパンをすぐさま食べ始めたŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
「これは仕方がない。日課と言うやつだ。」
「ふ~ん日課ねぇ~。(くそ、羨ましすぎんだろ。)」
「フラン様、って食べ終わってました。どうでしたでしょうか?」
こくんとたてに頷く。
「それは、良かった。」
「ってそろそろチャイム鳴るじゃん。次体育だぞ。」
「それは急がないといけないな。委員長、橘のことをお願いしたいんだがいいか?」
「あ、うん大丈夫だよ。」
「では、頼む」
橘を膝から降ろし席から立つ
「フラン様、体操着着替えさせますので。共に行きましょう。」
そう言って、教室をあとにし、先程の小会議室に向かう2人。
1階小会議室で、制服を脱がし、体操服を着させてものの数分で体育館に入った。
「おい、城ヶ崎説明してくれ。2人で何をしてたんだ!?」
「フラン様を着替えさせた。」
「城ヶ崎がか?」
「あぁ」
「つまり、女子の下着姿を至近距離で見たと。」
「江間がいうと下品に聞こえるのは俺だけか。」
「失礼すぎるだろ!!。」
「ほら、そこの2人準備運動するよ早く整列して。」
「おっと、忘れてた。」
江間が列に並ぶ中、千聖は体育館端に座っている眠華の横に立つ。
「足の具合はどうだ。」
「痛みは無くなった。(=_=)」
「そうか。」
「ん~。( ´~` )💭」
「何に迷っているんだ。俺に出来ることなら話してみろ。」
「正直、話していいことかわかんない。( ˙꒳˙ )」
「言ってみろ、迷っていては何も始まらないぞ。」
「じ、じゃ、おばあちゃんが千聖を家に呼んでくれって言われた。」
「いつの事だ。」
「昨日の朝。けど、千聖大変そうだったから昨日はいえなかった。(=_=)」
「そうか、それは悪いことをした。ところで、家に呼ぶ理由はわかるか?分からなくても憶測で構わない。」
「たぶん、引き取って欲しいんだと思う。おばあちゃん 身体が段々と弱くなって来ているから。頼れる人に貰って欲しいんだと思う。」
「そうか、そこまで言うのなら、橘はどうしたいんだ。」
「どう、いうこと?( •́ㅿ•̀ )」
「じゃ、二択の選択肢をやる。一つ、このまま橘のおばあさんと生活を送る。二つ、今の生活から抜けて俺の所に来るかの2択だ。すぐに決断しなくていい。ゆっくり考えろ。」
「うん、もう、これ以上おばあちゃんに迷惑かけたくない。だったら千聖にお世話になった方がいいんだろうけど。そしたら、おばあちゃんが1人になっちゃうし、千聖も大変な時に迷惑かけたくない。それと、これ以上家族を失いたくない。(╥_╥)」
眠華の目には涙が溜まっていた。
「そうか、橘は優しいな。だが、今は他人のことは考えるな、自分がどうしたいかだ。それに、俺は1度も迷惑と思ったことは無い。確かにフラン様のことを大切にしなければならないが、もし橘が俺に所に来ることになったら、同じように大切にするさ。」
「はぁ、うん、これからも迷惑かけるからお願いします。(^-^)」
目に溜まった涙を流さぬ様に、名いっぱいの笑顔を向けるのだった。
「じゃ、放課後、日が沈む頃になってしまうだろうが、立ち寄らせてもらう。」
「うん、わかった。......(((^-^)))」
それから、無事に体育の授業が終わり、
放課後。
「では、帰りましょうかフラン様」
こくんの頷く。
昇降口を出て何かしらの不自然を感じている千聖。
「背後から誰かしらに見られている感じだが、危害を加える気は無いようだな。それならまだいいが、」
結局角でひょっこり見ていただけで
問題もなく家に着いた。自室に行き
制服から私服に着替えさせ、真白を迎えに行くために、フランには休憩してもらい。真白を迎えに小学校へと向かう。
昨日と同じような感じで真白が来てすぐ
にその場を後にした。家に戻り。
「真白、すまないが、俺は出かけてくる。1時間しないくらいで帰ってくるから。やる事やっておいてくれ。」
「は、はい。わかりました。」
ドアが閉まり、真白だけが取り残される。リビングに戻り、ランドセルをテーブルに置いて、中のものをだして勉強を始めた。そうするとすぐに、階段を降りる音が聞こえ、フランがリビングに降りて来た。2人の目が合うと、しばらく沈黙の時がある。だが、フランは身体をさすっていた。それに察したのか真白は恥ずかしながらも、
「も、もしかして、お手洗いに行きたいんですか?」
コクンと頷き。とっさにその場から離れ
「じゃ、じゃあ、えっとこっちです」
場所を案内して中に入らせる。
「(はあ~、今ので疲れた、で、でもこんな感じで少しづつでいいんですよね
千聖お兄さん。)」
どこか真白には少し勇気がわいた様子だ
一方、橘の住んでいる家に向かった千聖はその場所についていた。木造二階建ての50年近く年数が立っているような古い家のインターホンを鳴らす。
しばらくするとガラガラガラと扉が開き
あばあさんが顔を出した。
「あんたが、眠華の同級生だね、
上がってきな。」
しっかりとした声で、歩く感じからも
身体が弱いという感じではなかった。
「ほら、そこに座りな。」
テーブルの机に指を差し、おばあちゃんは棚から何かしらのものを出そうとしていた。
「では、失礼します。」
言われた通りに座る。
リビングもだいぶ年数が経過していて、
木が傷んでる所がところどころあった
「ところで橘はどこに、」
そう聞くと。
「眠華ならさっきまで起きてたんだけどね、耐えられず2階の部屋で寝てるよ」
「そうですか」
「ほれ、茶と菓子だ。貰ってきな。」
「ここまでして貰わなくても良かったのですが、」
「なんだい、遠慮なんかして、良いんだよこのくらい。」
「....」
千聖はどこか申し訳ないようだ
「ところで本題に入るけど。あんた、
眠華のことは好きかい?」
「..私には恋愛感情というものはありません。なので橘を好きになったことはないです。」
「そうかい、じゃ、難しいのかねぇ~」
「それは、橘を貰って欲しい...ということでしょうか?」
「眠華から言われたのかい、もしそうなら話ははやいねぇ~、.....そうさ、わたしゃ、もう長くない元気に見えるかもしれないが身体の方は限界を迎えているだよ。もし私がいなくなったら眠華はどうなるかと思うと誰かに頼みたくなったんだよ。そう思っていたら、眠華が珍しく学校の話をしてきたんだ。友達の話も沢山あがったてきた。そこで、あんたの事を知ったんだよ。城ヶ崎千聖君。君に眠華の人生を背負って欲しいだ。両親を亡くして、馬鹿な親戚達は誰も引き取ろうとはしなかった。だから私が持とうと思ったが、それ以上に眠華の背負っているものは私じゃ、背負いきれんくて限界なんじゃ、だからこうしてあんたに頼んどるじゃよ。どんじゃ眠華のこと頼んでもええか?」
おばあさんのはなしをずっと黙って聞いていた。
「(正直迷っている、今の俺にかけているもの、人間関係の悩みは感情のわからない俺にとっては察しがつかない。
橘がどういった感情であぁ言ったのか俺にはわからないが、だが、少しでも、橘を安心させられるのなら。)」
「わかりました。橘を安心させられるよう誠心誠意込めて、お受け致しましょう。ですが何もなしに引き取るわけには行きませんので、こちらの用紙にサインをお願いします。」
「そうかい、ちょっと書くものとってくるよ、」
そう言って引き戸をあけぺんをとる
「眠華はね両親を亡くす前はいたって
普通の女の子だった。だけど、亡くなってからは気絶をしたみたいにお構いなく倒れてしまう。声をかけても起きないし何したって困った子だったよ、でも、学校のそれもあんたの話をしている時が一番楽しそうだった。だからおもってしまったんだ、あんたなら任せられるって
今も見て話してわかった。あんたはいい人だよ。ほい書いたよ。」
「では、今日はここで眠華との生活を楽しんでください。明日また、挨拶に来ますので、では失礼します。」
その場を後にしてガラガラガラと扉を開けて外に出た。
「寂しいことを言うねぇ~、さて夕飯どうしょうかね。」
完全に日が沈み、辺りは街灯の光が指すのみだった。
「ただいま、さてやることやらないとな」
リビングに入って夕飯作りに取り掛かる
昨日と同じように真白が食器やら箸をテーブルに置いて、千聖は2人分の夕飯を
置いていく。夕飯を食べ終わりお風呂にも入ったあと。真白とフランは自室で
就寝に入つていた。外は日が変わる時の暗さまで入っていた時。千聖の左耳に付けている小型の無線機から突然連絡が入った。
「突然すみません、すぐに急行ください、オッドアイ能力者を狙った放火が発生。ポイント座標はスマホに送ってありますのですぐに確認お願いします、それと今回はアレの使用許可降りているので誰にもきずかれないように」
「了解」
風を切る様に外に出たのは家の屋上。そこから家の屋根を経由して指定されたポイントに向かう。その途中。
「ソディアス」
千聖がこの単語言った瞬間。
千聖の身体が閃光を放ち始めた。
すると謎の機会が身体を覆い囲む
「Xサイボーグ起動、承認。展開中。
展開中、展開終了、これより任務を遂行します。」
白をベースに金色に光る線が光り輝く
目からも銀色と金色に光る閃光が
長い線のように輝いている。
その状態のまま目標ポイントに向かうとそこはさっき立ち寄った。眠華が住んでいる木造二階建ての家だった。家の前では、複数人の武装した人の菅田があった
「ここ、ほんとに焼いてもよかったのか?」
「いいんだよ、死体さえ、回収してしまえば、あとはどうだっていいんだ。
これで、また大量に手に入るぞ、くっくっく」
奇妙に笑う人達の背後にサイボーグが
立ち塞がる。
「な、なんだお前。」
驚きつつ銃を突きつける
「いや、まて、こいつもオッドアイ能力者殺すのは惜しい。」
「たが、殺さなきゃ、こっちがやられるじゃないのか。」
「殺さない程度にやれ、あの目は珍しい。俺たちの狙いの数千倍の価値がある」
「ハハ、マジかよwwなら殺さない程度にしねぇとな。」
1人の武装した人はナイフを突きつけて
向かっていった。が、いなされ顔面に裏手拳を食らって1発で気絶した。
「なんだよ、こいつ、只者じゃないぞ」
怯えれるようだったが、次の瞬間サイボーグは武装した人たちの目の前から消えて、目にも止まらぬ速さで、武装を解除し気絶させた。5人のテロリストを縄で縛り、2階から火の中に飛び込む。
(=-ω-)zzZZ
飛び込んだ先は眠華が寝ている部屋
家が火事になっても堂々と寝ている眠華だが、サイボーグもとい千聖は抱えて
外に逃げ出す。
そうして再度日の中に飛び込み
リビングに向かうと、辺りは火で囲まれ逃げるのは困難になっていた。
「おや、あんた、2階にいる女の子は助けてくれたかい?。」
燃え続ける中、自分の安否よりも先に
眠華の心配をするおばあさん。
すると、サイボーグの顔面装甲が裂け
千聖の顔が見えるようになった。
「えぇ、外に避難させましたので、次はあなたの番です。さぁ、生きる意思があるのなら。」
火の中に手を伸ばし、だが、崩壊する
家の前では伸ばした手は届かない。
「なら、最後にこれをあの子に渡しておくれ。」
一つの白い手紙を投げてそれを掴んだ
「それは、私があの子に出来る最後の手段さね、あの子に最後にいえなくてごめんと言っておいてくれないかい。」
「わかりました。一言一句橘に伝えましょう。」
「ハッハッハ、じゃ、本当に頼んだよ」
そうして崩れた木材の下敷きになって
亡くなった。
目の前の行動に怒りを覚える。
掴んだ手紙を強く握りして。
そこからは、燃えている家から外に出て。サイボーグの武装を解除し、
寝ている眠華の近くに寄り添う。
そうしていると次々と消防車と警察車両が近くで止まってきた。
「大丈夫っすか。」
金髪の警察が千聖に話しかけたが。
「って千聖さんじゃないっすか。詳しい事聞きたいっすけど、今は救助が先っすね、応援呼んで来るっす。」
「あぁ、頼む。」
あるところでは、離れた家の屋根の上から燃え盛る家を見ていた謎の人がフッと
笑みを浮かべていた。
あとから救急車も来て、家が消化されたのは、朝を迎えてからだった。
ちょうど学校は休日な為問題はなく、
警察署の受付にいた。
「今回、火が廻るのが異常なくらい速かった。ガソリンを使ったのは確実だろうな。死者は1名、救助した女性の叔母にあたる人だ。」
「なるほどっス。オッドアイ能力者を狙った放火殺人ってところっスね。でも、気がかりなことがあるっス。オッドアイ能力者を狙う時って、生身で誘拐するのが普通だと思うっすけど、どんなんスか?」
「それは、実行犯に聞くしかないだろうが。おそらく、目だけ抜き取ってしまえばいいと考えたんだろ。真正面から行けば返り討ちに会う可能性があるからな」
「でも、結局痛めつけられたんすよね
あの場所に千聖さんいたんすから」
「あぁ、要請があったからな。所で救急車に運ばれた子は今はどこに。」
「それなら、近くの病院で入院してるッスよただ、目立った外傷もなく、病院の方で、身体検査行ったんすけど、どこも異常なしの結果立ったみたいっす。ですが、1晩たっても1度も起きないみたいで、病院側は困ってるって言ってたスよ。」
「そうか、また何かあったら頼む、煉」
「了解っス」
警察署をあとに近くの病院に向かい受付に問いかける。
「すみません昨日緊急搬送された橘の病室はどこですか?」
「それなら、3階の302号室になります。」
「ありがとうございます。」
速足で淡々と歩く、扉を開き寝ている眠華に近づくと、おばあさんに貰った手紙を眠華の顔の横に置く。
日差しが指す病室。メガネを外し輝く眼光が開眼する。寝ている眠華を見るが、
何も起こらなかった。
ここは、とある少女の夢の中。
色鮮やかな紅葉に覆われた公園の端で何やら騒がしかった。3人の幼い少年達が1人の幼い少女に暴力を振るっていた。蹴ったり、殴ったりと、痛々しい光景が見えた。少年たちは
「左右で目の色が違うやつは、俺たちにとって、悪いことしかしないだってママが言ってた!」
「じゃ、される前にやってやんないとな」
3人が降り掛かると同時に周りの景色とは似合わない、白い花弁が少女の目の前を横切った。その一瞬の間に少女の目の前には、1人の少年が立っていた。
降り掛かってくる拳をイナシ蹴りかかり突き飛ばして、転倒させた。
「なんなんだよ、いきなり現れて、ぶっ飛ばしやがって、何したのか分かってるのかよ。」
「そっちこそ、少女いじめることを
いい事として認識していないか。」
少年の鋭い眼光が3人の少年に刺さる。
「.....に、逃げろー」
少年たちは、目を見た瞬間恐怖で
去っていった。少年は少女の方を向いて
「酷い怪我をしているけど、立てる?」
少年は少女に手を差し伸べる。
とその時、黒塗りの高級車が二人の近くに止まり、中から全身が黒服のごつい男性たちが出てきた。
「お嬢様、見つけました。」
「ご苦労さま、って!?」
もう1人中から二人よりも背の高い少女が出てきたと思ったら驚く表情をした。
そして、
「皆さん、その少年を捕まえて、早く妹から離させてください。」
その命令と同時に黒服たちは少年を取り囲む。
「待ってくれ、話を聞いて欲しい。」
「あなたに発言する権利はないし
反抗する権利もないから、大人しくしていなさい。さっさと、捕まえて。」
少年は反抗する素振りも見せず、黒服たちに拘束された。
そして少女はどこか必死にだった。
止めようとしているかのように
拘束された少年はとある城の地下の薄暗い部屋の壁に張り付かれていた。
「それじゃ、私の大事な妹を傷つけた罰をあなたには味わってもらう。どこまで耐えられるかしら。」
そこからは、酷い拷問が始まった。
電撃を浴びせられ、ムチで滅多打ち、
ナイフや刀、チェーンソーなどの刃物で
小さい傷から大きな傷を体全身に大量の血が流れるほど深い傷まで、治ることの無いくらい悲惨な事になった。
拷問が始まってから、ムチで滅多打ちに
なったあたりから少年は気絶していた。
痛みを耐えに耐え、悲鳴をあげながらも
絶頂に耐え続けた。しかし、身体はボロボロに成り果てた。
「もう、終わりなの?まぁ、それだけ罪が重いということだから、次に生まれて来る時はもっと真っ当な行き方をするべきね。って行っても無駄ね。」
そんな時だった。拷問部屋の扉があき
先程の少女が入ってきた。そして、少女は目を丸くして身体が震えていた。
ここで、目が覚めた。千聖の家のフランの自室で、ベットから勢いよく飛び上がり大量の汗をかきながら、シーツを強く握りしめていた。
「あの時の子のはずなのに、どうして何も言わないの?」
そうフランは思っていた
一方下の階にいる千聖は
「約1年ぶりか、これを着るのは。」
1畳半の部屋の収納からだしたのは
執事の正装だった。
しばらく時間がたち、朝食の時間となった。千聖はフランの自室の前にたって、
コン、コン、コンと3回ノックした後、
「フラン様、失礼します。」
とドアを開け自室に入ると、そこにはベットに座っているフランがいた。
「おはようございます、よく眠れたでしょうか?」
そう聞くと、こくんと頷いた。
「朝食の準備は出来ていますので、まずは制服に着替えましょうか。」
そうして、寝巻きのフランを制服に着替えさせて、フランと一緒にリビングに降りる。先に真白は降りていて椅子に座っていた。朝食を取って、身支度を整えて、外に出る準備ができた頃。
「おにい、、、千聖、、お兄さん、
学校行くのにその格好で大丈夫ですか?」
「?、....むしろこれからはこっちなんだ、フラン様のお側にいるのにはこっちが適任だからな。じゃ、行くぞ。」
ドアを開け外に出る。
「真白、ランドセルをよこしてくれ
そして俺の手を握って目を閉じてくれ」
「は、はい」
言われた通りにすると
「よし、開けていいぞ、」
真白が目を開けた時に広がっていた景色は真白が通う学校の校門近くだった。
「え、どうやって」
「俺はオッドアイ能力者だからな、これからは、こういう行き方になる。じゃ、
行ってこい。真白。」
「行ってきます。」
持っていたランドセルを渡して真白を
見送る。すぐさま自宅に戻り。
「フラン様、それでは学校に向かいましょう。」
ソファから立ち上がり、外に出てあゆみ始めた、昨日歩いた道を何事もなく進み
教室へとついた。教室では
「さぁーて、昨日言ってた事がどうなっているのか。そろそろ城ヶ崎が来る頃だが面白くなかったら、なんか奢って貰うか。」
そう思っていた江間だが、千聖の姿を
見た瞬間驚いたような表情を浮かべる
「え、なんだその格好。」
フランの後ろから教室に足を入れ江間に
質問され。
「なんだ!と聞かれても、ただの正装だが。」
「明日になればわかるってそういうことかぁ!」
「あぁ、」
フランの座る椅子を引いて
「フラン様、どうぞお座り下さい。」
座らせ斜め後ろにたつ。
「え、何城ヶ崎お前これから先ずっと
そこに立つのか。」
「あぁ、これが俺の仕事なのでな。」
「信じらんねぇ。」
こんな会話をしていると、慌てた様子で
女子生徒が教室に入ってきた
「千聖君、大変!眠華ちゃんが階段から
落ちて、えぇっととにかく大変なの!」
「落ち着いてくれ委員長どこの階段だ。」
「西階段だけど」
「じゃ、行ってくるから、いつも教えてくれて悪いな、委員長、フラン様のこと頼む。」
そう言い残し、教室を後にする。
急ぎ階段に向かうと、踊り場で倒れている女子生徒をみた。
戸惑いもなく近寄り、
「おい、橘起きろ。」
そう問いかけると、のそっと起き上がり
両手、大きく千聖の方に向けて。
「ん、、」
「それは、抱っこしてという意味か?」
「その通り(-_-)」
「相変わらずだな」
と言いつつ、右手を眠華の膝下に入れ
左手で背中を支えて、姫様抱っこの形に
なった。一方、教室では。
「なぁ、委員長、また、突然だったのか?」
江間が深刻そうな声で委員長に聞いた
「うん、心配になって、後ろ着いて行ったら。見たときには倒れてたんだよね」
「まだ、治ってないんだな。」
「心配...だよね。」
「?」
フランを挟んだ状態で会話を続ける二人
そんな中で、何の話をしているのかが
わからないフランである。
「今のところ、眠華ちゃんを起こせるの千聖君しかいないだよね」
「まぁ、城ヶ崎がいなかったらもっと酷いことになってたし、今は城ヶ崎任せる事しか出来なくね。お、帰って来たみたいだぞって、なんでそうなった。」
江間が見た光景は、千聖が眠華を姫様抱っこしている光景だったが、千聖の首に手を回している眠華は身体ごと身を寄せていた。その光景を見たフランはどこかに針が刺さった様にピクっとなって驚いた感じだった。
「橘を抱っこしたら成り行きでこうなった。」
「いや、そうはなんないだろ」
そう言った会話をしつつ橘を席に座らせる。
「橘、起きろ教室についたぞ。」
「.....おはよう、千聖。」
「あぁ、おはよう。足を見せてもらうぞ。」
「いい、よ」
痛みを感じる方を千聖にだし、靴下をまくりかかとまでだしたら、痛みのある足を組まなく調べる。
「見た感じは大丈夫そうだが、これで痛いか?」
そう聞くと、痛い表情を見せる。
「江間、床に置いてある、カバン取ってくれ。」
「これか?ほい。」
「わるいな、」
江間から、カバンを投げ出され、それをキャッチし速やかに中を開いた。そして、湿布と包帯をとり、痛みがあるところにはり。
「よし、これでいいだろう。」
「ありがとう。(=_=)」
「礼には及ばない、このくらい朝飯前と言うやつだ。だが、この足では体育は難しいから、昼休み体育教官室行くぞ。いいな?」
「うん、わかった。(^-^)」
「こう見ると、お前らラブラブカップルにしか見えねぇんだけど。」
「?・・・まぁ、端から見たら江間の言う通りなのかもな。ただ、俺は恋愛感情を持ち合わせていない。だから橘のこと好きとも嫌いとも思ってない」
「私も千聖は頼れるお兄ちゃんみたいな感じだから(=_=)」
「はぁ~、ほんと去年知り合った仲とは思えないほど、仲良いよな。」
「一方的に私が迷惑かけてるだけだから
それに千聖が何も言わずに合わせてきてる(=_=)」
「それだけで仲良くなんだから、すげぇや」
そんな時だった。いきなり1人の女子生徒がスマホ持ったまま立ち上がり叫んだ。周りはいきなりなんだと言った感じで音の方に向く
「どうしたの?」
「それが、千聖君の着ている服調べたら。入学も卒業も難関って言われてる国立の執事学校の正装なの!し、しかも、胸元の黄金に輝くバッチはその年の最優秀者に送られる物。つまり、千聖君はエリート執事なの!」
「そう、なのか?」
「ふーむ。そういえば一番の価値があるものだと周りが称していたな。だが、これは一種の肩書きにしかならない。大事なのは、執事としてどう主に接するかだ、これがあるからと言って執事の仕事が完全に行えるかと言ったらそれは難しいことだ。」
「え、待って待って待って、どうやって取ったの必要なことってなに、やっぱり途中で辞めていく人っているの?ねぇ教えて」
グイグイくる女子生徒に少しばかり後ずさりする千聖すると、ガラガラとドアが開き
「ほら、お前ら席につけ。HRやるぞ」
志保先生の言葉に皆耳を傾け。
席に着いた。時間が過ぎ昼休み。
廊下を歩いて行き着く先は体育館の教官室。
「失礼します。」
千聖が挨拶をしあとから眠華が入った。
「後藤先生。」
「ん、どうした?」
2年の体育担当の後藤朝日先生
屈強な体付きではなしがわかる人。
「すみませんが午後の体育の授業、橘が階段で足を挫いてしまって応急処置はしましたが、思った以上に酷いので、見学させてあげてください。」
「おぉ、わかった。じゃ、あとでレポート用紙渡すから授業終わりに提出な。まだあるんだろう。」
「えぇ、はい。主である。フラン・ベーネ様を常に見ていないといけないので、私も見学という形をとらしていただきます。」
「そうか。わかった。俺からもお前に話あるから、橘は悪いが席外してくれ。」
「あ、はい」
しゅんと落ち込む( •́ㅿ•̀ )
「橘、体育館の入口で待っていてくれ。」
「うん、わかった。(^-^)」
少し口角が上がったそして
バタンと扉が閉まり。
「ほんと大変だなお前。お前の見学するって話だけどレポートの提出はいいからな。」
「ん、それは何故ですか。」
「理事長の命令でな、じゃ、どうやって成績付ければいいですかって聞いたら。先生に任せますときたもんだ。それと、ベーネさんの着替えするのに、1階の小会議室使え、鍵は渡しておく、体育のある日にHR始まる前か今日みたいな場合昼休みに取りに来い。で、授業終わりに返してくれればいいそれで、出席扱いにするから。」
「そうですか。ありがとうございます。
それとご迷惑お掛けしました。」
「いや、謝ることじゃない。お前だって、やることいっぱいあるんだろ。体調崩さないようにな、以上行っていいぞ。」
「では、これで失礼します。」
「おぉ、またな。」
そうして、教官室を出て、
入口に向かう。
「待たせたな、橘、」
「うん、待った(^-^)」
「じゃ、行くぞ」
階段をあがり2階の自分達の教室に向かうと
「お、やっと来た。」
「購買は買えたのか?」
「あぁ、何とかな体押しつぶされるとこだったけど。しかし、午前中は驚いた先生多すぎんだろ。いくらなんでも、」
「事情を知らない先生がいたんだろう。」
「つーか、ガチでずっと立っている気でいんの?」
「もちろんだが?」
「城ヶ崎、お前、大変だな」
「言ってもられないさ、フラン様のことお守りしないと行けないからな。咄嗟に動けるようにしないと行けないんだ。」
「とか言いつつ。眠華を膝に乗せて座ってんのは説得力ないぞ。」
膝に乗った眠華はパンをすぐさま食べ始めたŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
「これは仕方がない。日課と言うやつだ。」
「ふ~ん日課ねぇ~。(くそ、羨ましすぎんだろ。)」
「フラン様、って食べ終わってました。どうでしたでしょうか?」
こくんとたてに頷く。
「それは、良かった。」
「ってそろそろチャイム鳴るじゃん。次体育だぞ。」
「それは急がないといけないな。委員長、橘のことをお願いしたいんだがいいか?」
「あ、うん大丈夫だよ。」
「では、頼む」
橘を膝から降ろし席から立つ
「フラン様、体操着着替えさせますので。共に行きましょう。」
そう言って、教室をあとにし、先程の小会議室に向かう2人。
1階小会議室で、制服を脱がし、体操服を着させてものの数分で体育館に入った。
「おい、城ヶ崎説明してくれ。2人で何をしてたんだ!?」
「フラン様を着替えさせた。」
「城ヶ崎がか?」
「あぁ」
「つまり、女子の下着姿を至近距離で見たと。」
「江間がいうと下品に聞こえるのは俺だけか。」
「失礼すぎるだろ!!。」
「ほら、そこの2人準備運動するよ早く整列して。」
「おっと、忘れてた。」
江間が列に並ぶ中、千聖は体育館端に座っている眠華の横に立つ。
「足の具合はどうだ。」
「痛みは無くなった。(=_=)」
「そうか。」
「ん~。( ´~` )💭」
「何に迷っているんだ。俺に出来ることなら話してみろ。」
「正直、話していいことかわかんない。( ˙꒳˙ )」
「言ってみろ、迷っていては何も始まらないぞ。」
「じ、じゃ、おばあちゃんが千聖を家に呼んでくれって言われた。」
「いつの事だ。」
「昨日の朝。けど、千聖大変そうだったから昨日はいえなかった。(=_=)」
「そうか、それは悪いことをした。ところで、家に呼ぶ理由はわかるか?分からなくても憶測で構わない。」
「たぶん、引き取って欲しいんだと思う。おばあちゃん 身体が段々と弱くなって来ているから。頼れる人に貰って欲しいんだと思う。」
「そうか、そこまで言うのなら、橘はどうしたいんだ。」
「どう、いうこと?( •́ㅿ•̀ )」
「じゃ、二択の選択肢をやる。一つ、このまま橘のおばあさんと生活を送る。二つ、今の生活から抜けて俺の所に来るかの2択だ。すぐに決断しなくていい。ゆっくり考えろ。」
「うん、もう、これ以上おばあちゃんに迷惑かけたくない。だったら千聖にお世話になった方がいいんだろうけど。そしたら、おばあちゃんが1人になっちゃうし、千聖も大変な時に迷惑かけたくない。それと、これ以上家族を失いたくない。(╥_╥)」
眠華の目には涙が溜まっていた。
「そうか、橘は優しいな。だが、今は他人のことは考えるな、自分がどうしたいかだ。それに、俺は1度も迷惑と思ったことは無い。確かにフラン様のことを大切にしなければならないが、もし橘が俺に所に来ることになったら、同じように大切にするさ。」
「はぁ、うん、これからも迷惑かけるからお願いします。(^-^)」
目に溜まった涙を流さぬ様に、名いっぱいの笑顔を向けるのだった。
「じゃ、放課後、日が沈む頃になってしまうだろうが、立ち寄らせてもらう。」
「うん、わかった。......(((^-^)))」
それから、無事に体育の授業が終わり、
放課後。
「では、帰りましょうかフラン様」
こくんの頷く。
昇降口を出て何かしらの不自然を感じている千聖。
「背後から誰かしらに見られている感じだが、危害を加える気は無いようだな。それならまだいいが、」
結局角でひょっこり見ていただけで
問題もなく家に着いた。自室に行き
制服から私服に着替えさせ、真白を迎えに行くために、フランには休憩してもらい。真白を迎えに小学校へと向かう。
昨日と同じような感じで真白が来てすぐ
にその場を後にした。家に戻り。
「真白、すまないが、俺は出かけてくる。1時間しないくらいで帰ってくるから。やる事やっておいてくれ。」
「は、はい。わかりました。」
ドアが閉まり、真白だけが取り残される。リビングに戻り、ランドセルをテーブルに置いて、中のものをだして勉強を始めた。そうするとすぐに、階段を降りる音が聞こえ、フランがリビングに降りて来た。2人の目が合うと、しばらく沈黙の時がある。だが、フランは身体をさすっていた。それに察したのか真白は恥ずかしながらも、
「も、もしかして、お手洗いに行きたいんですか?」
コクンと頷き。とっさにその場から離れ
「じゃ、じゃあ、えっとこっちです」
場所を案内して中に入らせる。
「(はあ~、今ので疲れた、で、でもこんな感じで少しづつでいいんですよね
千聖お兄さん。)」
どこか真白には少し勇気がわいた様子だ
一方、橘の住んでいる家に向かった千聖はその場所についていた。木造二階建ての50年近く年数が立っているような古い家のインターホンを鳴らす。
しばらくするとガラガラガラと扉が開き
あばあさんが顔を出した。
「あんたが、眠華の同級生だね、
上がってきな。」
しっかりとした声で、歩く感じからも
身体が弱いという感じではなかった。
「ほら、そこに座りな。」
テーブルの机に指を差し、おばあちゃんは棚から何かしらのものを出そうとしていた。
「では、失礼します。」
言われた通りに座る。
リビングもだいぶ年数が経過していて、
木が傷んでる所がところどころあった
「ところで橘はどこに、」
そう聞くと。
「眠華ならさっきまで起きてたんだけどね、耐えられず2階の部屋で寝てるよ」
「そうですか」
「ほれ、茶と菓子だ。貰ってきな。」
「ここまでして貰わなくても良かったのですが、」
「なんだい、遠慮なんかして、良いんだよこのくらい。」
「....」
千聖はどこか申し訳ないようだ
「ところで本題に入るけど。あんた、
眠華のことは好きかい?」
「..私には恋愛感情というものはありません。なので橘を好きになったことはないです。」
「そうかい、じゃ、難しいのかねぇ~」
「それは、橘を貰って欲しい...ということでしょうか?」
「眠華から言われたのかい、もしそうなら話ははやいねぇ~、.....そうさ、わたしゃ、もう長くない元気に見えるかもしれないが身体の方は限界を迎えているだよ。もし私がいなくなったら眠華はどうなるかと思うと誰かに頼みたくなったんだよ。そう思っていたら、眠華が珍しく学校の話をしてきたんだ。友達の話も沢山あがったてきた。そこで、あんたの事を知ったんだよ。城ヶ崎千聖君。君に眠華の人生を背負って欲しいだ。両親を亡くして、馬鹿な親戚達は誰も引き取ろうとはしなかった。だから私が持とうと思ったが、それ以上に眠華の背負っているものは私じゃ、背負いきれんくて限界なんじゃ、だからこうしてあんたに頼んどるじゃよ。どんじゃ眠華のこと頼んでもええか?」
おばあさんのはなしをずっと黙って聞いていた。
「(正直迷っている、今の俺にかけているもの、人間関係の悩みは感情のわからない俺にとっては察しがつかない。
橘がどういった感情であぁ言ったのか俺にはわからないが、だが、少しでも、橘を安心させられるのなら。)」
「わかりました。橘を安心させられるよう誠心誠意込めて、お受け致しましょう。ですが何もなしに引き取るわけには行きませんので、こちらの用紙にサインをお願いします。」
「そうかい、ちょっと書くものとってくるよ、」
そう言って引き戸をあけぺんをとる
「眠華はね両親を亡くす前はいたって
普通の女の子だった。だけど、亡くなってからは気絶をしたみたいにお構いなく倒れてしまう。声をかけても起きないし何したって困った子だったよ、でも、学校のそれもあんたの話をしている時が一番楽しそうだった。だからおもってしまったんだ、あんたなら任せられるって
今も見て話してわかった。あんたはいい人だよ。ほい書いたよ。」
「では、今日はここで眠華との生活を楽しんでください。明日また、挨拶に来ますので、では失礼します。」
その場を後にしてガラガラガラと扉を開けて外に出た。
「寂しいことを言うねぇ~、さて夕飯どうしょうかね。」
完全に日が沈み、辺りは街灯の光が指すのみだった。
「ただいま、さてやることやらないとな」
リビングに入って夕飯作りに取り掛かる
昨日と同じように真白が食器やら箸をテーブルに置いて、千聖は2人分の夕飯を
置いていく。夕飯を食べ終わりお風呂にも入ったあと。真白とフランは自室で
就寝に入つていた。外は日が変わる時の暗さまで入っていた時。千聖の左耳に付けている小型の無線機から突然連絡が入った。
「突然すみません、すぐに急行ください、オッドアイ能力者を狙った放火が発生。ポイント座標はスマホに送ってありますのですぐに確認お願いします、それと今回はアレの使用許可降りているので誰にもきずかれないように」
「了解」
風を切る様に外に出たのは家の屋上。そこから家の屋根を経由して指定されたポイントに向かう。その途中。
「ソディアス」
千聖がこの単語言った瞬間。
千聖の身体が閃光を放ち始めた。
すると謎の機会が身体を覆い囲む
「Xサイボーグ起動、承認。展開中。
展開中、展開終了、これより任務を遂行します。」
白をベースに金色に光る線が光り輝く
目からも銀色と金色に光る閃光が
長い線のように輝いている。
その状態のまま目標ポイントに向かうとそこはさっき立ち寄った。眠華が住んでいる木造二階建ての家だった。家の前では、複数人の武装した人の菅田があった
「ここ、ほんとに焼いてもよかったのか?」
「いいんだよ、死体さえ、回収してしまえば、あとはどうだっていいんだ。
これで、また大量に手に入るぞ、くっくっく」
奇妙に笑う人達の背後にサイボーグが
立ち塞がる。
「な、なんだお前。」
驚きつつ銃を突きつける
「いや、まて、こいつもオッドアイ能力者殺すのは惜しい。」
「たが、殺さなきゃ、こっちがやられるじゃないのか。」
「殺さない程度にやれ、あの目は珍しい。俺たちの狙いの数千倍の価値がある」
「ハハ、マジかよwwなら殺さない程度にしねぇとな。」
1人の武装した人はナイフを突きつけて
向かっていった。が、いなされ顔面に裏手拳を食らって1発で気絶した。
「なんだよ、こいつ、只者じゃないぞ」
怯えれるようだったが、次の瞬間サイボーグは武装した人たちの目の前から消えて、目にも止まらぬ速さで、武装を解除し気絶させた。5人のテロリストを縄で縛り、2階から火の中に飛び込む。
(=-ω-)zzZZ
飛び込んだ先は眠華が寝ている部屋
家が火事になっても堂々と寝ている眠華だが、サイボーグもとい千聖は抱えて
外に逃げ出す。
そうして再度日の中に飛び込み
リビングに向かうと、辺りは火で囲まれ逃げるのは困難になっていた。
「おや、あんた、2階にいる女の子は助けてくれたかい?。」
燃え続ける中、自分の安否よりも先に
眠華の心配をするおばあさん。
すると、サイボーグの顔面装甲が裂け
千聖の顔が見えるようになった。
「えぇ、外に避難させましたので、次はあなたの番です。さぁ、生きる意思があるのなら。」
火の中に手を伸ばし、だが、崩壊する
家の前では伸ばした手は届かない。
「なら、最後にこれをあの子に渡しておくれ。」
一つの白い手紙を投げてそれを掴んだ
「それは、私があの子に出来る最後の手段さね、あの子に最後にいえなくてごめんと言っておいてくれないかい。」
「わかりました。一言一句橘に伝えましょう。」
「ハッハッハ、じゃ、本当に頼んだよ」
そうして崩れた木材の下敷きになって
亡くなった。
目の前の行動に怒りを覚える。
掴んだ手紙を強く握りして。
そこからは、燃えている家から外に出て。サイボーグの武装を解除し、
寝ている眠華の近くに寄り添う。
そうしていると次々と消防車と警察車両が近くで止まってきた。
「大丈夫っすか。」
金髪の警察が千聖に話しかけたが。
「って千聖さんじゃないっすか。詳しい事聞きたいっすけど、今は救助が先っすね、応援呼んで来るっす。」
「あぁ、頼む。」
あるところでは、離れた家の屋根の上から燃え盛る家を見ていた謎の人がフッと
笑みを浮かべていた。
あとから救急車も来て、家が消化されたのは、朝を迎えてからだった。
ちょうど学校は休日な為問題はなく、
警察署の受付にいた。
「今回、火が廻るのが異常なくらい速かった。ガソリンを使ったのは確実だろうな。死者は1名、救助した女性の叔母にあたる人だ。」
「なるほどっス。オッドアイ能力者を狙った放火殺人ってところっスね。でも、気がかりなことがあるっス。オッドアイ能力者を狙う時って、生身で誘拐するのが普通だと思うっすけど、どんなんスか?」
「それは、実行犯に聞くしかないだろうが。おそらく、目だけ抜き取ってしまえばいいと考えたんだろ。真正面から行けば返り討ちに会う可能性があるからな」
「でも、結局痛めつけられたんすよね
あの場所に千聖さんいたんすから」
「あぁ、要請があったからな。所で救急車に運ばれた子は今はどこに。」
「それなら、近くの病院で入院してるッスよただ、目立った外傷もなく、病院の方で、身体検査行ったんすけど、どこも異常なしの結果立ったみたいっす。ですが、1晩たっても1度も起きないみたいで、病院側は困ってるって言ってたスよ。」
「そうか、また何かあったら頼む、煉」
「了解っス」
警察署をあとに近くの病院に向かい受付に問いかける。
「すみません昨日緊急搬送された橘の病室はどこですか?」
「それなら、3階の302号室になります。」
「ありがとうございます。」
速足で淡々と歩く、扉を開き寝ている眠華に近づくと、おばあさんに貰った手紙を眠華の顔の横に置く。
日差しが指す病室。メガネを外し輝く眼光が開眼する。寝ている眠華を見るが、
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