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僕物語 第2章「想いと、思い。」
第4話(始まりの予感)
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怜は顔を赤くして走り去った。
僕は接客に移った。
来たのは友人の美咲だった。
僕
「どうした?」
美咲
「暇だったから遊びに来たんだよ!」
僕
「そっか!
じゃなにする?」
もう夜だから女性をあまり外に連れ出したくない。
僕
「もう夜になるし家の中で遊ぼうか、
とりあえず上がって!」
僕と美咲はリビングへ行った。
すると兄が聞いてきた。
兄
「なに?
彼女?」
僕は咄嗟に答えようとしたが、
美咲が僕の言葉を言わせないかのように言う。
美咲
「そうです!
私たち付きあってます!」
僕は言い返す暇もなく美咲に言葉責めされる。
そして兄は部屋を外した。
僕
「なんであんなこと言ったんだよ?」
美咲
「だって好きなんだもん、」
そう、
美咲は昔から躊躇せずに言葉や気持ちを伝える性格だった。
しかし僕は予想外で驚いた。
小・中学校であれだけ嫌われていた僕が今になって好きと言われたのだ。
僕はなにも言い返せなかった。
すると廊下で誰かが走る音がした。
兄かと思って気にしなかった。
そして僕と美咲は一緒にゲームや楽器などをやった。
そうしているうちに時間がたった。
そう長くは思えなかったが夜中の11時半くらいになっていた。
さすがに帰すのはキツいと思い、
僕
「しょうがないな、
夜遅いし今日は泊まってく?」
美咲
「うん!!!」
美咲は嬉しそうに返事した。
そして僕は怜が家にいないことに気がついた。
僕
(やっぱさっきのが...。
まあ時間が経てば帰ってくるか、)
そう思った僕は美咲と眠りについた。
これがある事件の始まりになるとは知らずに。
翌日……。
僕と美咲は目を覚ました。
時間は午前8時くらいだ。
外は大雨だった。
僕は美咲に朝ご飯を作ることになった。
いつも怜と僕の分は僕が作っている。
今日は3人分用意するのだ。
作り終えた頃にあることに気づいた。
怜がまだ帰ってないのだ。
もしかして怜は昨日から帰ってないんじゃないか、
そう思うと、
雨が降っていても構わず家を飛び出し怜を探しに行った。
しかしまだここに来たばかりの怜がどこに行くかなんてわかるわけがなかった。
だが僕の足は自然とある場所へ向かっていた。
その場所は自宅からはとても遠い場所。
もしいたとしても着くのは昼ごろになってしまう。
あの時と同じ様に道のりが長い。
とにかく走り続けた。
足が痛くなっても構わない。
そして駅に着いた時だ。
なんと大雨で電車が止まっていたのだ。
焦った僕は気が狂ったのか線路に沿って走ることにした。
電車が動けば近くの駅から乗れば大丈夫とでも考えたのだろう。
道のりは進まないのに時間だけが眈々と過ぎて行く。
気づけばもう夕方になっていた。
雨は一向に止まず電車は止まったまま。
しかしまだ半分と少しほど進んだだけだった。
それでも僕は走る。
そして夕方6時くらいだろうか、
やっと電車が動き出し、次の駅から乗った。
しかし電車は安全のためスピードを落として走っていた。
僕は焦りに追い詰められそうになっていた。
それからまた1時間ほど過ぎた頃だ。
やっと目的の駅に着いた。
僕は急いで駅を出た。
足は限界だったがそれでも構わず走った。
そしてやっとのことで目的地に着いた。
その場所は松葉公園だ。
時間は夜8時前くらいだった。
僕
「怜っ!!
怜!!!
どこだ!!
どこにいる!!
怜っ!!」
僕は叫んだ。
すると誰かが言った。
「なんで?
なんでなの?
どうして?」
そう言った後に木陰から怜が姿を見せた。。
---続く---
僕は接客に移った。
来たのは友人の美咲だった。
僕
「どうした?」
美咲
「暇だったから遊びに来たんだよ!」
僕
「そっか!
じゃなにする?」
もう夜だから女性をあまり外に連れ出したくない。
僕
「もう夜になるし家の中で遊ぼうか、
とりあえず上がって!」
僕と美咲はリビングへ行った。
すると兄が聞いてきた。
兄
「なに?
彼女?」
僕は咄嗟に答えようとしたが、
美咲が僕の言葉を言わせないかのように言う。
美咲
「そうです!
私たち付きあってます!」
僕は言い返す暇もなく美咲に言葉責めされる。
そして兄は部屋を外した。
僕
「なんであんなこと言ったんだよ?」
美咲
「だって好きなんだもん、」
そう、
美咲は昔から躊躇せずに言葉や気持ちを伝える性格だった。
しかし僕は予想外で驚いた。
小・中学校であれだけ嫌われていた僕が今になって好きと言われたのだ。
僕はなにも言い返せなかった。
すると廊下で誰かが走る音がした。
兄かと思って気にしなかった。
そして僕と美咲は一緒にゲームや楽器などをやった。
そうしているうちに時間がたった。
そう長くは思えなかったが夜中の11時半くらいになっていた。
さすがに帰すのはキツいと思い、
僕
「しょうがないな、
夜遅いし今日は泊まってく?」
美咲
「うん!!!」
美咲は嬉しそうに返事した。
そして僕は怜が家にいないことに気がついた。
僕
(やっぱさっきのが...。
まあ時間が経てば帰ってくるか、)
そう思った僕は美咲と眠りについた。
これがある事件の始まりになるとは知らずに。
翌日……。
僕と美咲は目を覚ました。
時間は午前8時くらいだ。
外は大雨だった。
僕は美咲に朝ご飯を作ることになった。
いつも怜と僕の分は僕が作っている。
今日は3人分用意するのだ。
作り終えた頃にあることに気づいた。
怜がまだ帰ってないのだ。
もしかして怜は昨日から帰ってないんじゃないか、
そう思うと、
雨が降っていても構わず家を飛び出し怜を探しに行った。
しかしまだここに来たばかりの怜がどこに行くかなんてわかるわけがなかった。
だが僕の足は自然とある場所へ向かっていた。
その場所は自宅からはとても遠い場所。
もしいたとしても着くのは昼ごろになってしまう。
あの時と同じ様に道のりが長い。
とにかく走り続けた。
足が痛くなっても構わない。
そして駅に着いた時だ。
なんと大雨で電車が止まっていたのだ。
焦った僕は気が狂ったのか線路に沿って走ることにした。
電車が動けば近くの駅から乗れば大丈夫とでも考えたのだろう。
道のりは進まないのに時間だけが眈々と過ぎて行く。
気づけばもう夕方になっていた。
雨は一向に止まず電車は止まったまま。
しかしまだ半分と少しほど進んだだけだった。
それでも僕は走る。
そして夕方6時くらいだろうか、
やっと電車が動き出し、次の駅から乗った。
しかし電車は安全のためスピードを落として走っていた。
僕は焦りに追い詰められそうになっていた。
それからまた1時間ほど過ぎた頃だ。
やっと目的の駅に着いた。
僕は急いで駅を出た。
足は限界だったがそれでも構わず走った。
そしてやっとのことで目的地に着いた。
その場所は松葉公園だ。
時間は夜8時前くらいだった。
僕
「怜っ!!
怜!!!
どこだ!!
どこにいる!!
怜っ!!」
僕は叫んだ。
すると誰かが言った。
「なんで?
なんでなの?
どうして?」
そう言った後に木陰から怜が姿を見せた。。
---続く---
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