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シュマギナール皇国陰謀編

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やめてくれ!エルマーは、悲鳴を上げながら、目の前の男の腕にとり縋った。
己の目の前で、ナナシが見知らぬ男によって害されている。華奢な首が、容赦なく締められているのを目にしているというのに、エルマーの手は無情にも男の腕をすり抜けてしまうのだ。
男は、懐から出した小瓶を無理やり押し込むようにして。ナナシの口へと含ませる。
エルマーの目の前で体をこわばらせたナナシが、必死で抵抗をするかのようにもがいた。
細い腕が、空を掻く。エルマーの金色の瞳は、ナナシの体からゆっくりと力が抜けていく様子を映していた。

ー欠陥品…て、…れなお…

「あああ、やめ、っ…やめろ!!やめろおお!!」

己の肺が壊れるんじゃないかというほど、エルマーは声帯を酷使して悲鳴を上げた。これは、慟哭だ。
やめてくれ、俺の目の前でナナシを取り上げないでくれ。殺さないで、俺の一番大切なものを取らないで。
悲痛な叫び声は、誰にも届かない。目の前で命の灯火が終えそうになっているナナシへと、覆いかぶさりながら身も蓋もなく泣き叫ぶ。
エルマーが助けようとしているのは、出会った頃のナナシだ。わかっている、そんなことは頭で理解している。それでも、ひどい悪夢だった。殺すなら、抵抗をしないから己も共に殺して欲しかった。

「っ……な、な……、なな、し……っ、死ぬな、死ぬな頼む……!!!」

このままだと命の灯が消えてしまう。くるりと金の目玉が上を向く。エルマーの体を通り抜けて、男の手がナナシの呼吸を奪っていく。
震える小さな手のひらが、そっと伸ばされた。エルマーの手のひらが、実感のないナナシの手と重なった。

「ナナシ、っ…おい、抵抗しろ…、頼む、から…っ、…なあ…!!!」

戦慄くナナシの唇の震えが止まった。光の失った目が、ゆっくりと閉じられる。伸ばされた小さな手は、エルマーの頬を撫でるようにして、地べたにポテリと落とされた。
ナナシの閉じられた瞼から、じんわりと涙が滲む。目尻から溢れたそれが、土で汚れた頬に筋を残して伝っていった。

「ーーーーーーーー、」

奪われてしまった。エルマーの目の前で、エルマーのかけがえのない大切が、目の前で。

「あ、ああ、あ、あああ、ああああ…」

これは、悪夢だ。

「ああ、あ…ぁあ、あ、あ……ああ……ああぁあ、アアアアア!!!!!」

共にいると、約束をした。エルマーはナナシと共に死ぬつもりだった。これが、過去であろうと関係はない。エルマーの目の前で、ナナシが殺された。その事実が、エルマーの体を、心を、酷く蝕んでいく。
ドス黒いタールのようなものが、じわじわと広がっていくのだ。エルマーは、ナナシの顔に額を重ねるようにしながら蹲った。
この手で触れたい、触れたいのに触れられない。震える手のひらで、何度もナナシの頬を撫でようとした。体の内側から、臓器を全て奪われてしまったかのような心地だった。空っぽだ、エルマーは、その空になった心に、ナナシの眠る顔を刻みつけている。
やがて、遣る瀬無さはふつふつとした怒りに変わる。見開かれた金色の瞳、その顔からは表情が奪われ、無機質なものに支配されてしまったかのようなエルマーが、ナナシの首筋に顔を埋めたまま動かなくなった。

ナナシを、殺された。

銀色の光が、軌跡を描いた。握り締めた短剣を、エルマーが振り向きざまに引き抜いたのだ。
明確な殺意を持って、エルマーは男へとその刃を滑らせる。

「殺す!!殺してやる…!!!」

見開いた目から溢れる鋭い虹彩が、まるで余韻を残すように光を放つ。銀色の刃は、真っ直ぐに捉えた男の首元をすり抜けた。
記憶を殺すことはできない。頭ではわかっていても、怒りを納めろといのは無理だった。

「くそが……!!!!死ね!!死んじまえ!!」

エルマーの短剣が、何度も男の顔を往復した。手応えのない一方的な攻撃は、いたずらにエルマーの体力を奪っていくだけであった。
呪ってやる、エルマーの心からの歪んだ願いが、まっすぐに男へと向けられる。己から大切を奪い取った男が許される未来など、決してあっていいはずがない。
空を切る音すらしない、孤独で一方的なそれ。しかし、状況は突如として一変した。

ーーーあああ!!

突然、エルマーの目の前で男が悲鳴を上げたのだ。

「なんだ、……っ、」

無様に転がった男が、何かを喚き散らしながら仰け反る。地べたをのたうち回るせいで、その白い服はどんどんと汚れていく。やがて、顔を隠していた布がバサリと取れ、その素顔が顕になった。

「っ、」
ーーーああああああ!!!!!

エルマーは絶句した。あり得ないと思っていた事が、事実となって現れた。
見開かれた金色の双眸が映した目の前の男。心臓を押さえ、苦しげに呪詛を吐きながらのたうち回っていたのは、ダラス祭司その人だったのだ。

ーーー、ーーーく、ァ……!!

ダラスの瞳から、赤黒い血が溢れた。打ち上がった魚のように体を痙攣させ、その顔を覆う手の皮膚は、亀裂が入るようにして捲れ上がっていく。
エルマーは息を呑んだ。皮膚の下には、どす黒く干からびた何かが隠されていたのだ。

「なん、……」

声が掠れた。一体、目の前で何が起こっているというのだ。心臓が、嫌な跳ね方をした。
のたうち回るダラスの顔を、覗き込もうとして足をすすめた瞬間、地面から現れた黒い円が、エルマーの踏み出した一歩を飲み込んだ。

「ーーーーっ、!!!」

落下の直前に、地面の縁を握ろうとしたが、それは叶わなかった。
ひゅうひゅうと耳障りな風の煽りを受けながら、エルマーは重力に抗えずに落ちていく。
自由落下だ。先程まで立っていた場所が、光の円になってずっと上の方にある。エルマーは長い髪を風圧に巻き上げさせながら、ぎり、と口端を噛む。

「ナナシーーーーーー!!!」

ありったけの声で叫んだ。これが記憶なら、絶対に覆らないだろう。もう、過去に起きたことは消せない。エルマーは、ナナシの閉じ込められていた記憶を見せられたのだ。

「今行くから…!!!!待ってろ…!!!!!」

迎えに行く。必ず。

暗闇を抜け、景色が変わる。エルマーの眼下に広がったのは、戦火に燃える都市だった。そこがどこかはわからない。海沿いのその都市は、大きな建物が崩れ落ち、炎が舐めるように逃げ惑う人を襲う。

金色の瞳が、その火炎でオレンジ色に染まる。錦の御旗は皇国の意匠がついていた。
兵士が、叫びながら逃げ惑う人を襲っていた。十字のマークは、もう無くなったはずの救世軍のものだろう。

ああ、これは魔獣が死んでからの世界か。

エルマーは、込み上げてくるものを堪えながら、睨みつけた。燃える都市を、そして、皇国の御旗を。
全部、全部狂ってやがる。隠したいことは、これか。金の瞳が怒りに染まる、あの魔獣は、龍だ。そして、あの龍は、ナナシだ。

とぷんと波打つ水面に潜るかのように、再び景色が変わる。エルマーは、あの時の場所に戻ってきたのだ。
繰り返されている。きっと、この記憶の中に、真実が待っている。
ぎゅうと目を瞑る。もう、間違えない。俺は、俺の目で見たことしか信じない。
俺がこの腕の中で、ずっと守りたいものは、最初から一つしかないのだから。

ふ、と落下の浮遊感が消える。ゆっくりと目を開くと、エルマーの目の前にはあの時の窪地があった。
ふわりと優しい風が吹く。エルマーの横を、葉が踊るようにして過ぎ去っていった。

一歩踏み出す度に、左目が燃えるように熱を持つ。それでも、エルマーは構わなかった。
ずず、と大きなものを引き摺るような地響きがして、あの時の龍が姿を表した。ゆっくりと摩耗した体を動かし、窪地に体を擦りつけるようにして落ちていく。
エルマーは追いかけるようにその中に入ると、狼のようにも見える龍の目の前へと歩み寄った。
エルマーと揃いの、金色の双眸がゆっくりと開かれる。まるで、こちらが見えているように、龍の瞳は金の光を溢しながら、エルマーを瞳に収める。

「ナナシ……」

触れぬと分かっていて、エルマーはその口吻をそっと撫でた。こんなにも大きな体をしているのに、随分と優しげな雰囲気を纏っている。龍の穏やかな眼差しは、ゆっくりと涙の膜で包まれる。
無骨な手のひらが、そっと涙を拭うかのように眦を撫でる。
この龍は、ナナシだ。己の大切だ。

「帰ろう。俺の子供、産んでくれるっていったろう。」

ぼろりと溢れた大粒の涙が、ぼたぼたと窪地に染み込んだ。龍は頭を下げ、まるで甘えるかのように俯くと、エルマーはその口吻を抱き締めるようにして唇を寄せた。

ほろほろとした光が降ってくる。エルマーは目を閉じたまま、ゆっくりと毛並みに沿うように優しく撫でる。
さらりとした髪が、エルマーの頬を撫でた。そのまま頭を引き寄せるかのように触れると、細い体をキツく抱き締めた。

「える、まー……!!」

ひっく、と泣き虫なナナシの声がした。ゆっくりと目を開けると、龍は眠るように息を引き取っていた。
腕の中で、身を震わせる。華奢な背に回したエルマーの腕は、存在を確かめるかのように力を込める。
ふさりとした白銀の尾が、甘えるようにエルマーの体に寄り添う。戻ってきた、エルマーの腕の中に、己の一等大切な存在が。

「……お前は、またこんなに綺麗になっちまって…」
「ひぅ、あ、あー……!!」

己の肩口に埋めていたナナシの顔を、頬に手を添えるようにして上げさせる。灰色だった髪の毛は白銀に変わり、大きな獣の耳と、人外を認めるような立派な角を生やしている。
美しく、神聖な容貌に変わったというのに、エルマーの大切が泣き虫な事には、なにも変わりなかった。

「え、る……!!える、まー……ひっ、く……ふぇ、えっ……さ、びし、かっ、……た……っ、……」
「ナナシ、」
「い、たい……っ、……ずっと、いっしょがいい、よぅ……」
「ナナシ……、っ……」

一人は嫌だ、エルマーの声で、何度も名前を呼んでほしい。ナナシは、エルマーが迎えにくるまで、ずっと一人ぼっちであった。
一人で、己の記憶をなぞるように繰り返していた。
怖かった、辛かった、それでも、エルマーが迎えにきてくれると信じていたから、耐えることができた。

「う、ぅー……、っ……」

はぐ、とエルマーの服を噛む。離れたくなくて、離れてほしくなくて、この見た目になった自分を、愛してくれるのかも怖かった。
そんな、幼児よりも下手くそに甘えるナナシの頭を、エルマーが優しく撫でる。

「これじゃあ、キスしてえのにできねえなあ。……意地悪しねえで、俺に顔見せてくれ。」
「ちゅう、……して、ほしい……」
「ああ、ちゃんと……確かめねえと、」

泣き腫らしたナナシの目元を、カサついた親指がそっと撫でる。瞼へと口付けをしたエルマーは、ナナシの涙を唇で受け止めた。
濡れた頬を、互いに重ねるようにして擦り寄る。ナナシが濡れた唇を薄く開くと、エルマーは一呼吸を奪うように唇を重ねた。

「っ、……ンふ、……」

ひくりと薄い肩が跳ねた。いつもの口づけとは違う、エルマーのキスは少しだけしょっぱくて、差し込まれた舌は微かに震えていた。
二人して、唇を擦り合わせるようにして貪った。乱暴なそれは余裕がなくて、まるで輪郭を確かめるかのように、互いの舌に甘く吸い付く。

「っぁ、……は……」
「な、……、なしっ、……」
「ふぁ、……」

ぐす、と鼻を啜る音がした。ナナシの頬に、エルマーが零した涙が伝う。
そうか、だからこのキスは甘くないのか。
ナナシはエルマーの震える舌を甘やかすようにして絡めながら、エルマーの涙が嬉しくて、自分も泣いた。きつく抱き締められて、少し苦しい。でもこれは、嬉しいやつだった。

「かぁいい……、……」
「ぐす、っ……なま、いき…」
「ン、……える、かぁ、いい…」
「うるせえなあ……もう、」

言葉は要らなかった。言葉以上にエルマーの舌がおしゃべりで、寂しかった、悲しかった、ごめんね、ただいま。そんな気持ちのこもったキスを何度もしてくれるから、ナナシは嫌われたらどうしようと怯えていた気持ちが、霞んでしまうくらい嬉しくて、恥ずかしいことに髪と同じ色の尾がふさふさと正直に揺れてしまう。

ちゅう、と水音を立てて唇が離れた。エルマーとナナシの瞳から溢れた光が、互いの頬に散らされる。伝う涙がキラキラと輝いて、こんなにたくさんの気持ちが詰まったキスは、初めてだなあとそんなことを思った。


「える、もうおきよう……みんな、まってるよう…」
「ん、……お前が生まれ落ちたときから、側にいてやりたかった。」

エルマーの鼻先が、白銀の髪に埋められる。ナナシは擽ったそうにしながらも、好きな人の体温を感じられることが嬉しかった。
細い手が、無骨なエルマーの手のひらに絡む。ナナシはまるで罪を告白するかのような気持ちで、隠していたことを話した。

「ナナシは、さいしょはしんじゃった……にどめも、いたいのがやでしんじゃった……でも、さんどめは、えるにあえた」
「お前、残りの魂は……」
「あといっこ、さいごのは……えるのためにつかいたい…」

金色の瞳が、優しく緩む。寿命で死んだ後、平和を願った龍の祝福は、欲張りな人間たちの恨みによって呪いに転じた。

龍は、四つの魂を持つ。だからこそ、ナナシは亡骸を等しく分けて、その地を祝福しようとしていたのだ。
エルマーは、あの窪地に出来た神殿がなにかわかった。あれは、龍が死んだ場所に建てられていた墓のようなものだったのだ。
建前のような祀り方だ。あそこに血肉を放置した奴らによって、申し訳程度に建てられたそれは、ナナシの霊廟だ。

正しく最後を迎えた一度目。そして、ダラスによって無理やり蘇らされ、役に立たぬと殺された二度目。三度目は、エルマーがくる前に無理強いされて死んだのだ。

エルマーは、絡めた指先に口付けた。何度も労るように。この子は、エルマーの大切は、こんなに酷い目にあったというのに、何も恨んでいないのだ。

最後の一つは、えるのために。

エルマーは、じわりと涙を滲ませながら下手くそに笑う。

「俺も、一度しか死ねねえ。ナナシとお揃いだぁな。」
「うん、」

鼻先を擦り合わせ、小さく微笑む。お揃いがいい、全部、エルマーと一緒が幸せ。
エルマーの大きな手が、腹を撫でるのもきもちいい。
ナナシは、今こんなにも幸せだ。

「願いを叶える龍、叶えても、そこにお前がいなきゃ意味がねえ。」
「う?」
「なら呪ってくれ。俺がお前から離れられないように。ナナシが俺に呪ってくれ。」

祝福が転じて呪いになるのなら、互いを縛るように呪ってくれ。
この愛は、離れられぬ呪いだと刻んでくれ。
最初から歪んでいたなら、とことん歪んでいいじゃないか。

エルマーが頬を撫でながら、そんなことを言う。

「龍は、長生きなんだろう?なら、俺とお前の寿命を合わせてくれよ。」
「える……でも、」
「俺が寿命で先に死んで、お前を一人にするくらいなら、俺がお前の寿命に合わせたい。この願いはエゴだけど、だめか。」

人間になりたかったという、ナナシの願いを叶えてやれなかった。だからエルマーは、ナナシの為に人間を辞めるという。好きな子の願いを叶えてやれないで、何が男だ。

「お前は、俺の為に願いを捨てたんだ。なら、俺はお前のために人間を辞める。」
「える……、えるまー」
「ナナシ、嫁御になるなら旦那の言うこと聞けるだろう。」

前よりマシなプロポーズなんだけど、伝わってるか?
エルマーは耳を赤くしながら、下手くそに言う。相変わらずに、俺様でぶっきらぼうな命令口調だ。
エルマーの言うことは絶対。ナナシは刷り込まれた本能を前に、ばくばくと忙しなく動く己の心臓が、口から出るんじゃないかと思った。

エルマーはすごい。ナナシが悲しくなっていたことを、こうやって払拭してしまった。
ナナシは、エルマーには人としての寿命があることをきちんと理解していた。だから、エルマーが死んでしまったら、腹の子をよすがにして生きていけたらと思っていたのに。

「いい、のう……」

胸の奥がきゅうきゅう鳴いて、嬉しいのに泣きそうな、なんだかとても変な心地だ。

「いいも何も、だってお前は俺のだろう。」
「うん、……っ、」

くしゃっとした顔で、泣きながら笑う。ナナシの綺麗な顔がそんなふうに歪むものだから、エルマーはなんだか可笑しくて笑ってしまった。

ナナシがかぷりと自身の指先に犬歯を立てた。プツリと滲み出た血を見たエルマーが、なんの躊躇いもなくパクリとその指先を口に含む。

ぎょっとはしたが、ちぅ、と吸いつくエルマーの、かすかに触れる舌が悪戯に背筋を甘く痺れさせる。
こくん、とエルマーの喉が上下すると、左目がつやりと輝いた。

「もしかしたら、お前の左目が俺に馴染んだから孕んだのかもな。」
「んえ?」
「いや、既に雄の龍見てえな具合によお……、なってたのかもなって……。」

気恥ずかしそうに宣ったエルマーの言葉が、徐々に尻すぼみになる。
言外に、俺の雌認定をされたナナシは、獣の耳をぺしょりと下げて顔を真っ赤にした。そんな事あり得るのかと思ったが、なんともロマンチックなことを言うエルマーに絆されてしまった。
素直な心は、そうなら良いなあとしっぽを揺らす。

頬を染めたナナシが可愛くて、このままめちゃくちゃにしてやりたい。
けれど、時間はいつだって有限だ。エルマーは知らぬ間に現れた門のようなものを見ると、ナナシの手に自分の手を絡めるようにして繋ぎ、現れた門をくぐり抜けた。

戻ってきたら、もう一度愛してると言おう。
握りしめた手の体温が愛おしい。エルマーは、腹の子が産まれたら、お前の母ちゃんはこの世界で一番かっこいいんだぞと言ってやろうと心に決めた。


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