上 下
67 / 164
始まりの大地編

66

しおりを挟む

グレイシスの部隊と合流したまではいいが、随分と大所帯になってしまった。エルマーは疲れ切った顔をしたままナナシを腕にくっつけて、馬鹿みたいにでかい鍋で野営用の飯を作っていた。
全く、なんで自分が給仕係なんぞやる羽目になっているのだと言わんばかりの顔である。
くつくつと煮立つ鍋の中身は、ボアのジャーキーとサジのキノコと香辛料、そしてそこらへんの野鳥の巣から頂戴してきた卵などを溶いて混ぜている。寒い夜にはうってつけの体の温まりそうなスープだ。
ナナシは、エルマーの腕に己の腕を絡めるようにしてくっついては、お目目をキラキラさせながら瓶の中を覗き込んでいた。

「あぶねぇって、ほら。」
「あう、おいしそうなにおいする」
「そら俺が作ってンからなあ。まさかだぁれも料理出来ねえとは思わなかったケド。」

エルマーの言葉に、耳が痛いという顔で引きつり笑みを浮かべたのはマルクスだ。グレイシスはというと、まるで愚問を問い掛けられたかのような顔をして、余が女の仕事をするとでも?と宣っていた。

「ほ、ほら…ほとんどが貴族ばかりだから、使用人にやってもらうことのほうが多いんだよ…」
「じゃあダラスにでもやらせりゃあいいだろ。」
「彼は、調べ物があるとかで先に王城に戻ったよ。」
「サジぃ!」
「サジは香辛料をちょいたしする係である。」

どうやら本当に己しかいないらしい。鍋の前に立っているサジはというと、エルマー一人でも出来そうな役どころに収まっては、笑顔で胡椒をぶちこまれた。いや、いいのだけど。

「それにしたって炊事も出来ねえ木偶野郎共は何してんだ。」
「何もすることがないからと言って椅子を作るのだと。」

グレイシスの部隊はというと、何故か樵になっている。雁首揃えてすぱすぱと木を切っていたので、何をしているんだと思ったら、なるほど椅子らしい。
体力を持て余しているのは何よりだが、翌朝には王城に向けて出発するというのをわかっているとだろうか。

「ふむ、貴様が飯炊きが出来るとは思わなかった。」
「えるすごい、さかなもやけるんだよう」
「魚くらい俺も焼けるが。」
「張り合ってくんなジルバ。てめえも暇なら肉でも焼いてくんねえ?」

出来上がったスープを木匙で掬い取る。そのまま軽く鍋の縁を叩くようにして量を調整すると、それをナナシの前に差し出した。
己に向けられた、出来立てのスープを前に、キョトンとした顔で首を傾げる。味見のつもりで差し出したのだが、どうやらわかっていないらしい。
エルマーがぱかりと口を開けると、ナナシも真似っ子をする。その下唇にそっと木匙を当ててスープを飲ませると、どうやら熱かったらしい。口を抑えて慌てていた。

「んん、んぅー‥!」
「あ、やべ熱かった?冷ましてねえわ、悪い。」
「ふあ、びっくしした…した、あちち…」
「あちちかわいいな。どれ、」

可哀想なことをした。若干涙目で飲み込んだナナシは、ぱかっとエルマーに舌の具合を見せるように口を開いた。確かに赤くなっている。
エルマーの目の前でナナシが治癒を使ったようだ。濡れた赤い舌の上が、キラキラとほのかに煌めく。実に器用なものである。エルマーはそれが面白くて、思わずナナシの舌に吸い付いた。

「ンふ、っ…むー‥!」
「ん、ふは。っ、いってえ!」
「俺の目の前でいちゃつくな馬鹿者が。」

咥内の火傷とは違う、別の意味合いで顔を赤らめたナナシを堪能するまでもなく、呆れた顔をしたサジによって、エルマーは木匙で頭を叩かれた。
周りの目を気にしなさすぎた報いである。周りの男衆どもからは、羨望混じりの眼差しが投げかけられている気がするが、そんなもん知るかである。

「ったく、おら配給ーーー!!てめえら飯だああーー!!」

木匙で鍋の縁を叩くけたたましい音を立てながら、エルマーが集合の合図をかける。待ちかねたらしい。食べ盛りの男達は真っ先に己の器を持ってくると、サジとナナシの前に列を成した。
綺麗どころから配給して貰いたいという下心が見え見えだ。一人の兵士が先人を切って並んだおかげで、あれよあれよと勝手に決まった配給係だ。
なぜかナナシはやる気を見せている。エルマーはというと、ずっと料理を作っていたので疲れたらしい。ちょっかいをかけられないように見張っておけば良いかと、スープの配給はナナシに任せることにして、エルマーはどかりと地べたに座って一息ついた。

「ほれ、器を受け取ったら注いでやるがいい。」
「お、お願いします!」
「はあい、えるのごはんですよう」

サジに言われるがままに、若い兵士が渡してきたお椀を左手で受け取ると、下手っぴながら零さないようにスープを注ぐ。拙いながらもその一生懸命な姿が可愛いらしい。若い兵から熱心な視線を送られているのにも関わらず、ナナシは気づきもせずにご機嫌である。

「どおぞ…」
「あ、ありがたきしあわせ!!」

まったくなんとも平和な時間である。気づけばアロンダートもエルマーの後ろに来たかと思うと、背もたれをかって出てくれるらしい、背後へと体を横たえる。元第二王子を上等なソファ扱いとはなんとも贅沢なことである。

「おうおう、嫁がモテるとたいへんだねえ。」
「ウグルルルル…」
「お前まじで人間だってこと忘れてねえよな?」
「うグッ…」

エルマーの一言に、アロンダートは妙な声の詰まり方をした。どうやら魔獣の姿の方が楽すぎて満喫しているらしい。アロンダートと名前を呼ぶのもまずいかと、エルマーはあえてダートと呼ぶのだが、サジは気にせず本名で呼ぶ。グレイシスがいてもお構いなしなので、エルマーの内心としてはひやひやしている。とは言っても、アロンダート本人はそうでもなさそうだが。

「あ、あいつサジの手ェ握ってら」
「ぐう…」
「おわ、っと…羽逆立てんなって。まあ気持ちはわからないでもな、オイコラクソガキナナシの手ぇ握ってんじゃねえ殺すぞ!」
「……………。」

自分のことは棚に上げて、今にも乗り込まんばかりの勢いで吠えるエルマーの外套をばくりと咥えて阻止をする。
アロンダートからは、お前も人のこと言えないだろうと指摘されるような目で見られるのが、なんとも居心地が悪い。
そんなやりとりをしていれば、どうやら配給係の職務を全うしたらしい。駆け寄ってくるナナシを迎え入れるように、エルマーは両腕を広げた。

「える、ナナシできた。えらい?」
「えらいえらい、熊見てえなやつ相手によく頑張ったなあ。」
「これえるの、おひざでたべてい?」
「おう勿論。」

後半からはお目付役に徹していたらしいサジも、でかい器に注いだスープをアロンダートの目の前にドカンと置いた。一応元第二王子だというのに、まるで犬猫扱いだ。なんの文句もない様子のアロンダートを見る度に、いいのかそれでと思わなくもない。

「くふ、アロンダート。お前のご飯はサジと食べよう。まて、まてだぞー。」

大きな体を縮めるように、猛禽の勇ましい面構えのまま、可愛こぶりっ子をしたアロンダートが、キュルンとした目でサジを見つめる。
お利口に伏せをして上目遣いで飾り羽を閉じる。じっとサジのヨシを待っている姿は健気な犬そのものだ。ちらりとグレイシスを見たが、あちらはあちらでジルバに抱きかかえられており楽しそうだ。本人は嫌そうだが。

「えるのごはんすき、ふうふうしてえ」
「甘えただなあ、ほら口開けな。」
「はあい、」
「よーしよしよしよし、いいこだアロンダート。きちんとマテができるいい雄だなあおまえはよしよしよしよし」

犬猫のような愛で方をするサジの横で、エルマーはナナシの小さな口にスープを運んでやる。サジは咀嚼中のアロンダートの頭に抱きついては、撫でくりまわしていた。大人しく食わせてやれと思わなくもないが、当の本人であるアロンダートの尾羽根はブンブンと振り回されて風が立っている様子から、まんざらでもないらしい。

「ンー、イイニオイ。」

気づいたらギンイロまでもがふにゃふにゃ言いながらエルマーの膝に足をかけて口を開けている。
まさかの一人と一匹に食事の介添えをする羽目になるとは。こちらはこちらでなんだか忙しない。

「アグ、ングー‥、ンミャア!」
「何語だそれ。ギンイロは鱒やる。」
「マスーマスカク」
「お前それ下ネタだかんな。」
「ンミャア」

また変な言葉を覚えているギンイロに鱒を食わせながら、もきゅもきゅと口を動かしているナナシの頭を撫でる。エルマーはというと、下手くそなナナシの給餌を受けながら、まあこんな時間も悪くはないかと思った。






食事後、兵士たちの中にいた土属性持ちがこさえた大穴に、これまた水属性と火属性持ちが協力をして力を奮い、即席の温泉を作り上げた。各々がものすごいやる気を見せてくれたので、一気に二十人位は入れそうな規模だ。お前ら野営にはしゃぎ過ぎだろうとも思ったが、汗も流したいのでありがたく頂くことにする。

「ささ、グレイシス殿下の後はサジ殿とナナシ殿がごゆるりとお過ごしされるとよい!ええ、それはもうしっぽりと!」

満面の笑みでそう言ってきたのは大穴を開けた土属性持ちの大男である。どうやら綺麗所二人によく思われたいらしい。わかりやすく鼻の下を伸ばしているので、覗きたいだけだろうとも思うが。

「エルマー殿とジルバ殿は男性ですので、我々と共に是非」
「いやナナシもサジもチンコついてっから俺もこっちで。」
「なにをおっしゃいますか!!あなたやらしいことするに違いないでしょう!?そんなうらやまし、公序良俗に反することを我々が許すとでも!?!?」
「うわうるっせえこいつ」

ちょっとデブのこの兵士は、唾を撒き散らしながら熱く語る。絶対に童貞に違いない。そう語る男の背後で、ジルバは堂々とグレイシスを抱えると、脱衣用に建てられた簡易な衝立の奥に消えていく。

「なら俺はダートと入るからよ、っと」
「やだあ、えるも」

エルマーは立ち上がり、無関心に欠伸をしているアロンダートの元に行こうとすると、その腕にナナシが抱きついてきた。
どうやら会えない時間がよほど寂しかったらしく、ここのところのナナシはひどく甘えただった。

「な、ならナナシ殿も我らと入りますか?」
「おいそれを俺が許すと思ってんのかデブ」
「デブではありませぬ!がっちりとしてるだけです!!!」
「サジはどっちでもいいぞ。何ならもう脱いだ。」
「おまえ、ダートに苦労かけんのやめてやれよ…」

あっけらかんと宣ったサジは、裸で仁王立ちをしていたのだが、アロンダートが翼を広げて隠しているのでぎりぎり見えていない。
兵士の中には、サジの裸に気にしないふりをして己の得物の手入れをする男もいたが、中には、剣の反射を利用して裸を見ようとする猛者もいた。

「あー、もうめんどくせ。入るならさっさと入るか。」
「今は殿下が入浴されておりますので、」
「関係ねえ、行くぞナナシ。」
「えるとおふろ!はあい」
「ならサジも行く。アロンダート、何ださっきから。歩きづらいぞ。」
「うぐう…」

エルマーの一行はマイペースしかいないことも相まってか、兵士の制止も気にせずに衝立の向こうへと消えてく。暖かな湯気が視界を曇らせる中、適当な場所に脱いだ服を放り投げる。すでに湯の中にはグレイシスたちが入浴しているらしく、ジルバとの話し声が聞こえた。

「邪魔するぜ、んだあ、ハメてんのかと思った」

即席で作り上げられた、湯気立つ露天の湯加減は丁度良い。のそのそとついてきたアロンダートは見張り番をしてくれるらしい。ギンイロを頭に乗せたまま入口で丸くなると、くありと欠伸をした。

「ハメ…?」
「知らないのかグレイシス、セックスのことだ。」
「んな、っ…」

エルマーの乱入にも動じずにいたグレイシスだったが、聞き慣れない言葉に首を傾げると、ジルバがにこにこと微笑みながら補足する。どうやら反応を見て楽しんでいるらしい。この男にはそういうところがある。

「はしたないぞ貴様!!ナナシがいるなら発言を考えろ!!」
「んだ?熱くなるなんておこちゃまねえー」
「せっくすってなあに」
「俺がナナシを抱くことだなあ。ほら、こないだしたやつ。」
「はわ、…あぅ、」

ぽ、と可愛らしく顔を赤らめるナナシを見て、グレイシスの反応は余計に荒ぶった。どうやら、エルマーが無理矢理手籠めにしたとでも思っているらしい。

「だー、もうてめえの嫁御どうにかしろよ。喧しくってかなわねえ」
「可愛いだろう。褥のように普段も素直なら良いのだがなあ。」
「よ、嫁などではない!!」
「よめごってなあに」
「む、よめごかあ…妻と言ってもわからぬだろうしなあ。」

ちゃぷんとお湯の揺蕩う音がする。一つの大きなお風呂の中に、みんなで肩を並べて入っていた。ナナシは視線が忙しいのが嬉しいらしい、キョロキョロと顔を見比べるかのように視線を巡らせると、聞き慣れぬ言葉に不思議そうに首を傾げた。
グレイシスやエルマーは、ナナシの知らない言葉を沢山知っているのだ。だからついつい聞いてしまうと、今のサジのように悩ませてしまうこともしばしばあった。

「エルマー、嫁の説明。」
「嫁の説明…あー‥、何もなければずっと一緒にいるやつ?愛しあった二人の行き着く先の関係みてえな。」
「ふむ、この場合ハメる方を夫、ハメられる方を嫁という」
「俺の説明を一気に霞ませるようなこと言うじゃん。」
「はわ…」

愛、愛かあ。ナナシはサジの説明はともかく、愛という言葉にもじもじとした。白い肌をポッと染め、ちろりと隣のエルマーを見やる。
長い赤毛を後ろに流し、普段見せない額も晒している。造作の美しい顔の、少し厚みのある唇が、ナナシの為に口付けをくれて、愛を囁いてくれるのだ。

「あいの、さき…」
「ん?」

はわ…、なんて素敵な言葉なのだろう。ナナシは、嫁という言葉がキラキラと輝いて聞こえた。いいなあ、嫁。ジルバは王子さまのことを嫁御というし、そういう関係というのはなんだか羨ましい。
愛をくれたエルマーに、嫁御にしてくださいというのはよくばり過ぎだろうか。ナナシはもう一度こっそりとエルマーを見たつもりだったのに、今度はバッチリと目があってしまった。

「ぴゃ、」
「ぴゃっ、てなんだ。なあにちらちら見てんだナナシィ。」

意地悪な笑みを浮かべたエルマーが、大きな手のひらでナナシの髪を乱すようにして撫でる。なんだかそれすらも気恥ずかしくて、ナナシは慌てたようにサジの側に避難すると、暑苦しいと言って押し返されてしまった。
なんということだ、これでは逃げ場がないではないか。じんわりと肩まで赤く染まったナナシの反応を前に、サジもまた揶揄うようにして笑う。

「ふふ、エルマーも罪な男だな。」
「何笑ってんだコラ」
「うう、…」

気恥ずかしそうに顔を両手で覆ったナナシを前に、ジルバだけは分かったふうな顔で頷くものだから、ナナシはなんだか見透かされたような気分である。
大きいお風呂だというのに、ナナシは小さくなりなりながら、お湯の中に顔の半分を沈めるようにして、顔の赤らみを誤魔化した。



しおりを挟む
感想 45

あなたにおすすめの小説

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

もう人気者とは付き合っていられません

花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。 モテるのは当然だ。でも――。 『たまには二人だけで過ごしたい』 そう願うのは、贅沢なのだろうか。 いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。 「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。 ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。 生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。 ※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!

梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!? 【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】 ▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。 ▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。 ▼毎日18時投稿予定

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

隣人、イケメン俳優につき

タタミ
BL
イラストレーターの清永一太はある日、隣部屋の怒鳴り合いに気付く。清永が隣部屋を訪ねると、そこでは人気俳優の杉崎久遠が男に暴行されていて──?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

処理中です...