30 / 58
初めての痛み
しおりを挟む
あれから、二人してしばらく熟睡をしてしまったらしい。と言うのは、琥珀が目を覚ましたのは寝苦しさからで、思うように寝返りの打てぬ不便さと、窮屈な布団が嫌だったからに他ならない。
体に、何かが纏わりついている。琥珀の胸板には、なんだかやけに体温の高いおなごが乗っかっているようだった。火遊びは懲りたと言うのに、また己は知らぬうちにどこぞの雌とねんごろになってしまったのかと、その視線を胸板に向けた。
「…ちげえ、睡蓮か…。」
柔らかな頬を琥珀の胸板にくっつけながら、ぷうぷうと眠っている。口端には人参の食べかすをつけ、右手にもしっかりと齧り掛けのそれを握りしめていた。
大の字に、仰向けで眠っていた琥珀の太ももに、柔らかな何かが当たっている。当たり前だ、だって睡蓮は今、人型なのだから。手のひらで視界を遮るようにして、琥珀は天井を向いた。
「戻っちまってるじゃねえか、この馬鹿…」
「んむ…、」
「人の胸板に涎まで垂らしやがる…。」
目元を赤くし、べったりと涎をくっつけながら、睡蓮が身じろいだ。まるで口元のそれを拭い取るかのようにして、琥珀の素肌に柔らかな唇を押しつけるのだ。構わないが、睡蓮が目覚めたらこの状況に悲鳴を上げる気がする。それでも、琥珀はどんな反応が返ってくるのかが気にならないわけではない。
「まあ、かまいやしねえか。」
などと、考えることをやめると、寝起きの睡蓮の反応を期待して、琥珀はその身を抱き締める。そおっと体の位置を逆転させ、しばし逡巡する。据え膳食わぬは男の恥、そう言って言い訳でもすれば、琥珀のすけべえ!!ひどいや!!とかなんとか、顔を真っ赤にして喚くに違いない。そういうやりとりを、琥珀は気に入っていたのだ。
「ここだな。あめぇ匂いがすら、」
「ぅ、うー…」
「兎って唸るのか?」
睡蓮の首元に顔を埋めると、頸の柔らかなそこにがじりと歯を立てる。琥珀の犬歯が食い込んでも、聞いたことのないような抗議地味た鳴き声しか上げないので、なんだかそれが面白くて、ついそのまま甘噛みしながらガジガジと肩口まで遊ぶ。
「う、」
「つれねえ事すんなって。」
体を動かして、避けようとする睡蓮の胸板を押さえて固定すると、そのまま鎖骨に軽く歯を立てながら、その薄い体に手を這わせる。
睡蓮の胸元から、ふくよかな花のような香りがする。女の白粉とは違う、自然の香り。琥珀は白い胸元に唇を這わすと、指先で胸元の突起に触れようとして、動きを止めた。
「………。」
まずい、結構本気で触れてしまっていた。琥珀は無言で体を起こすと、これ以上深みにハマる前に無かったことにしようと、そっとその体を見下ろした時だった。
「………、」
「…おはよ」
バチン、と音がしそうな程、しかと目が合ってしまった。そういえば、こいつは裸だったのかとはたと思い至ったのだ。薄暗いとはいえ、まじまじと睡蓮の薄い体を見つめていれば、ぼんやりとした様子で、睡蓮が手を伸ばしてきた。
「お、おい、悪かったって、」
「ゆめ…、?」
「うん?」
琥珀よりも小さくて、柔らかな掌が頬に触れる。片手しか使えないと言うのに、抗えぬ何かによって引き寄せられるように身を屈めた琥珀は、頭に疑問符を散らしながら、暗闇で怪しく光る睡蓮の赤い瞳に囚われるかのようにして、動きを止めた。
なんだこいつ、いつもと雰囲気がちげえ。そんな琥珀の動揺を汲んだ故の行動なのかはわからないが、睡蓮はうっとりとした瞳で、夢なら、いいかぁ…、と自己完結をしたようだった。
「こ、琥珀、こは、く…」
「お、おい、」
「うう、好き、大好き、」
「睡蓮、待て、って…、」
睡蓮から、言われたことのない言葉を差し出された。琥珀は呆気にとられたかのように、睡蓮を見つめると、その右腕が琥珀の首の後ろに回された。左肩に少しだけ力が入っているようで、素直に左腕が上がれば、睡蓮はきっと両腕で琥珀を抱きしめていたに違いない。琥珀は、両腕を睡蓮の顔の脇につき、囲むようにしながら、今まで感じたことのないような胸の高鳴りに、小さく唇を震わせ。
「大好き、大好きなんだ、も、いっぱい、好き、」
「お、おう、」
「こは、好き、」
「わかったって、」
なんてこった。琥珀は、頭の後ろから熱湯を被ったかのように、思考を茹だらせる。意識なんてしていたつもりはないのに、なんて声で気持ちを伝えるのだろう。思いを詰まらせた、少しだけ泣きそうなそんな声。
引き寄せられるように、腕を睡蓮の体に回す。右腕だけで縋り付く華奢な体は、同じ男だと言うのになんだか柔らかくて、抱きすくめれば、ほう…、と安心するかのようにあえかな吐息を漏らすのだ。自分に抱きしめられて、情緒を落ち着かせる睡蓮が、琥珀の知らない生き物に見えた。
「ふあ、う、」
「どうした、」
「う、」
うれしい。掠れた声で、小さく呟かれた。その瞬間、琥珀の全身の細胞が沸き立ち、まるで視界を塞いでいた不可視の紗幕を取り払われたかのような、そんな心地になった。目の奥から、爽やかな風が吹いたように、視界が徐々に明瞭になる。今まで見えてこなかった感情がゆっくりと輪郭を持ち、そして薄暗いはずの室内に色味を持たせるように、目の前がチカリと明滅した。
「マジか…、」
「うん…?」
睡蓮の肩口に顔を埋める。顔が熱い、今までそれなりに褥の経験はあったが、こうも素直で純粋無垢な愛の告白は初めてで、今度は琥珀の情緒が落ち着かない。
嫁はいらねえと由春に宣言してきちまったのに、こうも睡蓮の一言にうつつを抜かしちまいそうになるなんて、と琥珀の眉間に皺がよる。こんな、発情期で前後不覚の状態で、譫言のように恋心を差し出したということは、もはや深層心理からそう言っているのだろう。シラフの時の方が、よほどいい。それならまだ、笑って済ませられたのに。
「なあ、俺はお前の言うことを聞くって言ったけど、まだなんのおねだりも聞いてねえよ、睡蓮。」
「うん、こは…」
「名前呼びてえだけじゃねえんだろう、言ってくんねえと。なあ、」
「う、な、にして…ほし、い…の?」
「だから、ああもう…」
睡蓮の我儘を聴きたいのだ。だけど、それも叶いそうにない。睡蓮を抱きすくめたまま、頬に口付ける。唇を重ねるのは、睡蓮が起きてからじゃないと嫌だったのだ。うやむやにしてほしくない。素直に気持ちを曝け出した睡蓮に、琥珀も答えたかったのだ。
「こういうの、なんてえんだっけ、なあ、」
「う…、ンう、」
「俺にお預けさせんの、おめえくらいだよ。」
早く起きて、これが現実だって理解してくれ。琥珀の頭の血管が、今にも破裂しそうなくらいには心臓が喧しい。睡蓮の眠そうな目が、ゆっくりと閉じて、また開く。琥珀の胸板の少し下あたりに重なった睡蓮の胸の音が、ばくん、と一つ大きく高鳴った。生唾を飲み込む、ああ、マジなのか。琥珀は、小さく息を詰めた睡蓮を腕の中に閉じ込めるようにして、抱きすくめたまま離さなかった。
「こ、はく…あの、」
小さな声が下から聞こえた。眠る前は憤慨してあんなに大きな声を出していたくせに、今はこんなにもしおらしい。
「うん、」
「ぼ、僕、あの、」
「うん、聞いてた。」
「あっ…、あ、えぇ、」
聞いてた。全部、琥珀の目を見て言ったくせに。腕の中の睡蓮の体温が、また上がる。こんなに熱くなって、死んでしまうんじゃないだろうか。だって、心配なほど、睡蓮は琥珀の腕の中で震えている。
「目ぇ、覚めた?」
「あ、はぃ…」
「なんで敬語、それやめろよ。」
「だ、だって、」
睡蓮の右腕が、ゆるゆると琥珀の首から離れた。折り畳まれ、胸板を押し返すようにして手を添えられる。なんだかそれが気に食わなくて、琥珀はこつりと睡蓮と額を重ねる。
「こは、っ」
「明るきゃ、いいのに。」
「へ、」
気持ちとは裏腹に、そう言った。うそだ。明るかったら、余裕がないことなど一発で睡蓮にばれてしまうだろう。だから、あえてそういうことを言った。琥珀の、格好付けであった。至近距離でいれば、この顔の赤さも睡蓮にはバレないだろう。そもそも、部屋が暗いのでわかりようもないのだが、こうして鼻先同士が触れ合う距離にいるには、暗くて見えないから。というわざとらしさも含めて、自分の中で理由が必要だったのだ。我ながら、面倒臭い男だと思う。
「僕は、暗い方が、安心する…、」
睡蓮のまつ毛が震える。ポソポソと喋るから、琥珀の唇には微かに吐息が触れるのだ。口付けがしたい、いいだろうか。口の中は乾くのに、すぐに唾液が溜まる。興奮しているのだと思う、胸の奥が疼痛で苦しくなるのがこんなにも辛いなどと、琥珀は初めて知った。
体に、何かが纏わりついている。琥珀の胸板には、なんだかやけに体温の高いおなごが乗っかっているようだった。火遊びは懲りたと言うのに、また己は知らぬうちにどこぞの雌とねんごろになってしまったのかと、その視線を胸板に向けた。
「…ちげえ、睡蓮か…。」
柔らかな頬を琥珀の胸板にくっつけながら、ぷうぷうと眠っている。口端には人参の食べかすをつけ、右手にもしっかりと齧り掛けのそれを握りしめていた。
大の字に、仰向けで眠っていた琥珀の太ももに、柔らかな何かが当たっている。当たり前だ、だって睡蓮は今、人型なのだから。手のひらで視界を遮るようにして、琥珀は天井を向いた。
「戻っちまってるじゃねえか、この馬鹿…」
「んむ…、」
「人の胸板に涎まで垂らしやがる…。」
目元を赤くし、べったりと涎をくっつけながら、睡蓮が身じろいだ。まるで口元のそれを拭い取るかのようにして、琥珀の素肌に柔らかな唇を押しつけるのだ。構わないが、睡蓮が目覚めたらこの状況に悲鳴を上げる気がする。それでも、琥珀はどんな反応が返ってくるのかが気にならないわけではない。
「まあ、かまいやしねえか。」
などと、考えることをやめると、寝起きの睡蓮の反応を期待して、琥珀はその身を抱き締める。そおっと体の位置を逆転させ、しばし逡巡する。据え膳食わぬは男の恥、そう言って言い訳でもすれば、琥珀のすけべえ!!ひどいや!!とかなんとか、顔を真っ赤にして喚くに違いない。そういうやりとりを、琥珀は気に入っていたのだ。
「ここだな。あめぇ匂いがすら、」
「ぅ、うー…」
「兎って唸るのか?」
睡蓮の首元に顔を埋めると、頸の柔らかなそこにがじりと歯を立てる。琥珀の犬歯が食い込んでも、聞いたことのないような抗議地味た鳴き声しか上げないので、なんだかそれが面白くて、ついそのまま甘噛みしながらガジガジと肩口まで遊ぶ。
「う、」
「つれねえ事すんなって。」
体を動かして、避けようとする睡蓮の胸板を押さえて固定すると、そのまま鎖骨に軽く歯を立てながら、その薄い体に手を這わせる。
睡蓮の胸元から、ふくよかな花のような香りがする。女の白粉とは違う、自然の香り。琥珀は白い胸元に唇を這わすと、指先で胸元の突起に触れようとして、動きを止めた。
「………。」
まずい、結構本気で触れてしまっていた。琥珀は無言で体を起こすと、これ以上深みにハマる前に無かったことにしようと、そっとその体を見下ろした時だった。
「………、」
「…おはよ」
バチン、と音がしそうな程、しかと目が合ってしまった。そういえば、こいつは裸だったのかとはたと思い至ったのだ。薄暗いとはいえ、まじまじと睡蓮の薄い体を見つめていれば、ぼんやりとした様子で、睡蓮が手を伸ばしてきた。
「お、おい、悪かったって、」
「ゆめ…、?」
「うん?」
琥珀よりも小さくて、柔らかな掌が頬に触れる。片手しか使えないと言うのに、抗えぬ何かによって引き寄せられるように身を屈めた琥珀は、頭に疑問符を散らしながら、暗闇で怪しく光る睡蓮の赤い瞳に囚われるかのようにして、動きを止めた。
なんだこいつ、いつもと雰囲気がちげえ。そんな琥珀の動揺を汲んだ故の行動なのかはわからないが、睡蓮はうっとりとした瞳で、夢なら、いいかぁ…、と自己完結をしたようだった。
「こ、琥珀、こは、く…」
「お、おい、」
「うう、好き、大好き、」
「睡蓮、待て、って…、」
睡蓮から、言われたことのない言葉を差し出された。琥珀は呆気にとられたかのように、睡蓮を見つめると、その右腕が琥珀の首の後ろに回された。左肩に少しだけ力が入っているようで、素直に左腕が上がれば、睡蓮はきっと両腕で琥珀を抱きしめていたに違いない。琥珀は、両腕を睡蓮の顔の脇につき、囲むようにしながら、今まで感じたことのないような胸の高鳴りに、小さく唇を震わせ。
「大好き、大好きなんだ、も、いっぱい、好き、」
「お、おう、」
「こは、好き、」
「わかったって、」
なんてこった。琥珀は、頭の後ろから熱湯を被ったかのように、思考を茹だらせる。意識なんてしていたつもりはないのに、なんて声で気持ちを伝えるのだろう。思いを詰まらせた、少しだけ泣きそうなそんな声。
引き寄せられるように、腕を睡蓮の体に回す。右腕だけで縋り付く華奢な体は、同じ男だと言うのになんだか柔らかくて、抱きすくめれば、ほう…、と安心するかのようにあえかな吐息を漏らすのだ。自分に抱きしめられて、情緒を落ち着かせる睡蓮が、琥珀の知らない生き物に見えた。
「ふあ、う、」
「どうした、」
「う、」
うれしい。掠れた声で、小さく呟かれた。その瞬間、琥珀の全身の細胞が沸き立ち、まるで視界を塞いでいた不可視の紗幕を取り払われたかのような、そんな心地になった。目の奥から、爽やかな風が吹いたように、視界が徐々に明瞭になる。今まで見えてこなかった感情がゆっくりと輪郭を持ち、そして薄暗いはずの室内に色味を持たせるように、目の前がチカリと明滅した。
「マジか…、」
「うん…?」
睡蓮の肩口に顔を埋める。顔が熱い、今までそれなりに褥の経験はあったが、こうも素直で純粋無垢な愛の告白は初めてで、今度は琥珀の情緒が落ち着かない。
嫁はいらねえと由春に宣言してきちまったのに、こうも睡蓮の一言にうつつを抜かしちまいそうになるなんて、と琥珀の眉間に皺がよる。こんな、発情期で前後不覚の状態で、譫言のように恋心を差し出したということは、もはや深層心理からそう言っているのだろう。シラフの時の方が、よほどいい。それならまだ、笑って済ませられたのに。
「なあ、俺はお前の言うことを聞くって言ったけど、まだなんのおねだりも聞いてねえよ、睡蓮。」
「うん、こは…」
「名前呼びてえだけじゃねえんだろう、言ってくんねえと。なあ、」
「う、な、にして…ほし、い…の?」
「だから、ああもう…」
睡蓮の我儘を聴きたいのだ。だけど、それも叶いそうにない。睡蓮を抱きすくめたまま、頬に口付ける。唇を重ねるのは、睡蓮が起きてからじゃないと嫌だったのだ。うやむやにしてほしくない。素直に気持ちを曝け出した睡蓮に、琥珀も答えたかったのだ。
「こういうの、なんてえんだっけ、なあ、」
「う…、ンう、」
「俺にお預けさせんの、おめえくらいだよ。」
早く起きて、これが現実だって理解してくれ。琥珀の頭の血管が、今にも破裂しそうなくらいには心臓が喧しい。睡蓮の眠そうな目が、ゆっくりと閉じて、また開く。琥珀の胸板の少し下あたりに重なった睡蓮の胸の音が、ばくん、と一つ大きく高鳴った。生唾を飲み込む、ああ、マジなのか。琥珀は、小さく息を詰めた睡蓮を腕の中に閉じ込めるようにして、抱きすくめたまま離さなかった。
「こ、はく…あの、」
小さな声が下から聞こえた。眠る前は憤慨してあんなに大きな声を出していたくせに、今はこんなにもしおらしい。
「うん、」
「ぼ、僕、あの、」
「うん、聞いてた。」
「あっ…、あ、えぇ、」
聞いてた。全部、琥珀の目を見て言ったくせに。腕の中の睡蓮の体温が、また上がる。こんなに熱くなって、死んでしまうんじゃないだろうか。だって、心配なほど、睡蓮は琥珀の腕の中で震えている。
「目ぇ、覚めた?」
「あ、はぃ…」
「なんで敬語、それやめろよ。」
「だ、だって、」
睡蓮の右腕が、ゆるゆると琥珀の首から離れた。折り畳まれ、胸板を押し返すようにして手を添えられる。なんだかそれが気に食わなくて、琥珀はこつりと睡蓮と額を重ねる。
「こは、っ」
「明るきゃ、いいのに。」
「へ、」
気持ちとは裏腹に、そう言った。うそだ。明るかったら、余裕がないことなど一発で睡蓮にばれてしまうだろう。だから、あえてそういうことを言った。琥珀の、格好付けであった。至近距離でいれば、この顔の赤さも睡蓮にはバレないだろう。そもそも、部屋が暗いのでわかりようもないのだが、こうして鼻先同士が触れ合う距離にいるには、暗くて見えないから。というわざとらしさも含めて、自分の中で理由が必要だったのだ。我ながら、面倒臭い男だと思う。
「僕は、暗い方が、安心する…、」
睡蓮のまつ毛が震える。ポソポソと喋るから、琥珀の唇には微かに吐息が触れるのだ。口付けがしたい、いいだろうか。口の中は乾くのに、すぐに唾液が溜まる。興奮しているのだと思う、胸の奥が疼痛で苦しくなるのがこんなにも辛いなどと、琥珀は初めて知った。
10
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
黒の騎士と銀の少年
マメ
BL
元男娼のルディは酒場で働いていた。
ある日、酔っぱらいに絡まれたルディは、ルディが目的で通っていたと思われる怪しい男に助けられ、そのお礼にと身体を差し出す事になった。
すると男は、「あなたは前世で自分の主人で、自分はあなたの従者だった」と不思議な事を言ってきて……。
騎士×元男娼
小説になろう(ムーンライトノベルス)に掲載している作品です

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます
ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜
名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。
愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に…
「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」
美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。
🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶
応援していただいたみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる