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地獄の始まり
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あれから五日。家には帰らず、ずっと漫画喫茶にいた。バイト先の店長には、一月前迄に辞めることを言えと怒られはしたが、元々天嘉の身の上話を軽くしていたのと、突発的に辞める不義理があるかもしれないということを言っていたので、ついに来たかといった顔だった。
こういう人のもとで働けたのは、天嘉にとっては一つのよすがだった。
松野にも、菓子折りを持って謝りに行った。この家を訪ねてきた叔父と確執があることと、自分はもう関わりたくないということ。そして、居場所が見つかった以上は逃げなくてはいけないことをきちんと説明をした。
二人の間に何があったのかと聞かれたが、そこは教えたくなくてごまかした。
その日はとにかく色々なところを回って、電話をした。後はもう、住み込みで働ける場所を探すだけだ。転居先はまだ決まっていなかったのだが、転出届には願掛けとしてこれから受ける他県の市区町村名だけを記入した。受理されるか不安だったが、転居先が決まったら変更をしてくださいと言われたのみで、なんだこんなもんかと拍子抜けをしてしまった。
そこからは、もう弾丸トラベルスタートと言ってもいい。
漫画喫茶でプリントアウトした住み込み可能な森の奥のホテルの住所を片手に、その周辺のバイト募集も手当り次第に検索してはプリントし、そして住み込みができなくても、若者離れの過疎化地域だ。県外からの移住者向けのプランを探し出して、それもカバンに突っ込んだ。
数撃ちゃ当たるを地で行くつもりで行動した。人間、こんな短期間でうごけるとは、やればできるもんだなと思う。
多くの人に迷惑をかけてしまったのは申し訳ないが、天嘉だって一度きりの人生だ。逃げ切れるなら逃げ切りたいし、いい加減に叔父にも諦めてほしかった。
相変わらず、天嘉が忙しくしている間に入れ違いで現れてるようで、見つかるのも時間の問題だった。
しびれを切らして、探偵でも雇われたら逃げ切れる気がしないな。そう思っていたからかもしれない。
けたたましく、天嘉のスマホがなったのだ。
「非通知…。」
なんてタイミングだ。天嘉のスマホに書かれたその三文字は、その羅列だけで天嘉の身を震わせるのには充分過ぎた。
いたずらかもしれない。今までも数度でもあれば、笑えない冗談だと一蹴できるだろう。
しかし、初めて非通知を受け取った。
これは、天嘉の番号がどこかに漏れているのかもしれないことを意味する。
ちらりとあたりを見回す。夜行バス待ちの遅い時間のはずなのに、大きな荷物を持っているのは天嘉だけだった。
バスがぬるりと停留所に現れる。くたびれた顔の運転手に荷物を渡して乗り込むと、サラリーマン風の男が一人、電話をしながら列から離れた。
嫌な汗が流れる。なんとなく、目があったような気がしたのだ。
「違う、絶対に違う。」
貴重品をいれたボディバッグのもち手を握る手がぬるつく。汗をかいているのだ、緊張からくる汗を。
しばらくして、天嘉をのせたバスは走り出す。夜遅くから出発し、おそらくつくのは明け方だろう。
バスの車内は数人程度。女子同士もいれば、天嘉と同い年位の男もいた。
高速に乗り、目張りのされたつまらない景色を眺める。ぶぶ、とスマートフォンがメッセージを受信した。
ー天嘉のばか。急にやめちゃうなんて信じらんない。美咲に言ってくれればよかったじゃん。
「言えるわけ無いだろ…」
スマホの画面が天嘉の整った顔を照らす。そうだ、言えるわけないのだ。
だって、普通じゃないだろう。天嘉は、自分のせいで一つの家庭を壊してしまったのだから。
天嘉は、物心つくころから親がいなかった。あるのは、赤ちゃんの頃の天嘉を抱いて幸せそうに微笑む母と、その肩に手を添える緊張顔の父の写真だ。
天嘉はよく覚えてないが、小さいときに孤児院にいれられ、絵本の代わりに与えられた家族写真をずっと眺めて過ごしていた。
別に寂しくはなかった。孤児院には、同じ境遇の子たちがたくさんいたからだ。
だから皆、子供だったけど思いやりがあった。みんながみんな、誰かのお姉さんだし、お兄さんだったのだ。
先生だと思っていた人が高校生だったこともあったし、みんなが面倒見が良かったので、風邪を引いたときでも誰かがいた。
だから天嘉も、自分もそうするつもりだったし、みんなの頼れるお兄ちゃんになれるように、毎日下の子の面倒を見たりしていた。大変だったけど、楽しかった。十八になったらここを出なきゃいけない。だからそれまでは、貢献できる限り手伝おうと思っていた。
そんなある日、突然天嘉の母の弟だという、病院を経営している叔父が現れた。
「朝比奈武臣、君の母の弟だ。」
「…、そうなんですか?」
背のスラッとした、ロマンスグレーの紳士だった。
叔父が着ているスーツからは上等な匂いがして、天嘉は少しだけ物怖じした。だって、自分の制服はつんつるてんだ。中学に入り、成長したせいで上着の着丈が短くなってしまったせいである。ボトムも裾を伸ばしたのに、なんだか少し違和感がある。まるで昔いた短ランのヤンキー程ではないが、とにかく無頓着なように見えてしまうのではないかと、天嘉は目の前の上等な男に対して物怖じしてしまったのだ。
「君は、お母さんにそっくりだね。」
「俺、お母さん覚えてないんだけど…、そんなに似てる?」
「似ている、うちにアルバムがあるんだ。天嘉くんさえ良ければ見に来ないか?」
そっと、二の腕のあたりを撫でられる。友人が茶化すような叩いてくるのではない、知らない触れ方をされて少しだけびっくりしてしまう。
肩から下げた学生鞄が、命綱のように握りしめられる。知りたい、お母さんの写真を天嘉は一枚しか持っていないのだから。
「園長先生に、聴いてこなきゃ」
「ああ、それなら大丈夫だよ。君が良ければ構わないと言われている。だって、家族なんだからね。」
「かぞく、」
その三文字に、どれだけ憧れていたのだろう。
施設の中では違っても、いざ外に出て身の上を知られると途端に天嘉は可哀想な子になってしまう。
決してそんなことはないのに、まわりが天嘉を可哀想な子にしたいのだ。
「いきたい、」
遠慮がちに、小さく呟いた。怒られたわけでもないのに、かぞくという言葉は天嘉には憧れが強すぎて声が震えてしまった。
泣きそうだったのかもしれない。叔父が面食らったように涙目の天嘉を見ると、戸惑いながらも頭を撫でられた。
大きな手で、そっと優しく。
それから小さな交流を数度繰り返し、天嘉は叔父の家に引き取られた。家はとても立派で、ここには義理母と義理兄もいると聞いていた。
裕福そうだ。もしかしたら、だから天嘉を引き取れたのかもしれないなと思う。
自分の使い古したスニーカーで敷居をまたぐのは躊躇したが、肩を抱かれて促されるように敷地に入った。
そして、それが天嘉の地獄の始まりだった。
「天嘉、あなたちょっと痩せたんじゃない?」
「そんな事ないよ、かおりさん」
「まるで私が餌を与えていないみたい。全く、失礼な子。」
義母のかおりは、母になることを拒んだ。産んでいないのだから、当たり前でしょうと言う。武臣が仕事でいない日は、こうしてことあるごとに文句をつけては、同居人風情がと精神的に天嘉を追い詰めていく。
きっかけは、天嘉が精通を迎えたことだった。
性教育は受けていた、天嘉は皆が来たという精通がきていなかったと言うこともあり、自分は遅いのだろうなあと思っていたのだ。
それが、環境が変わり一人部屋を与えられたことで来てしまったのである。
粗相をしてしまったこともショックだったのに、その処理をこっそりとしているところをかおりに見られてしまったのだ。
自身も息子を持つ母だ。だからこそ、そっとしておいてくれるかと思ったのだが、かおりは顔を歪ませて吐き捨てた。
「汚い子。あの部屋をあつらえるのにいくらかかったと思っているの。あなたが使っているその寝巻きだってタダじゃ無いのよ。」
そう言って、洗っていた天嘉の寝巻きを鷲掴んでゴミ箱へ突っ込むと、呆然とする様子を見て満足そうに微笑んだ。
それ以来、天嘉が着る服や下着などは自費で賄うように言われた。それなら買い与えた物を汚されて腹が立つよりもずっといいと笑って言うのだった。
中学生で、アルバイトもまだできなかった。自費で賄うも何も、小遣いだってないのだ。上等な屋敷に住みながら、天嘉の行動範囲は決められており、一度侵害すれば体罰が待っている。
孤児院に戻りたかった。義理兄はペットを構うかのように、たまにふらりと天嘉の元に現れては菓子をくれるが、かおりがいるときは話しかけてこない。武臣の仕事の帰りも遅く、二十時以降は自室を出るなと言われていたため、相談する機会もない。天嘉は広い屋敷の自室の中で、息を潜めるようにして暮らさなくてはいけなかったのだ。
こういう人のもとで働けたのは、天嘉にとっては一つのよすがだった。
松野にも、菓子折りを持って謝りに行った。この家を訪ねてきた叔父と確執があることと、自分はもう関わりたくないということ。そして、居場所が見つかった以上は逃げなくてはいけないことをきちんと説明をした。
二人の間に何があったのかと聞かれたが、そこは教えたくなくてごまかした。
その日はとにかく色々なところを回って、電話をした。後はもう、住み込みで働ける場所を探すだけだ。転居先はまだ決まっていなかったのだが、転出届には願掛けとしてこれから受ける他県の市区町村名だけを記入した。受理されるか不安だったが、転居先が決まったら変更をしてくださいと言われたのみで、なんだこんなもんかと拍子抜けをしてしまった。
そこからは、もう弾丸トラベルスタートと言ってもいい。
漫画喫茶でプリントアウトした住み込み可能な森の奥のホテルの住所を片手に、その周辺のバイト募集も手当り次第に検索してはプリントし、そして住み込みができなくても、若者離れの過疎化地域だ。県外からの移住者向けのプランを探し出して、それもカバンに突っ込んだ。
数撃ちゃ当たるを地で行くつもりで行動した。人間、こんな短期間でうごけるとは、やればできるもんだなと思う。
多くの人に迷惑をかけてしまったのは申し訳ないが、天嘉だって一度きりの人生だ。逃げ切れるなら逃げ切りたいし、いい加減に叔父にも諦めてほしかった。
相変わらず、天嘉が忙しくしている間に入れ違いで現れてるようで、見つかるのも時間の問題だった。
しびれを切らして、探偵でも雇われたら逃げ切れる気がしないな。そう思っていたからかもしれない。
けたたましく、天嘉のスマホがなったのだ。
「非通知…。」
なんてタイミングだ。天嘉のスマホに書かれたその三文字は、その羅列だけで天嘉の身を震わせるのには充分過ぎた。
いたずらかもしれない。今までも数度でもあれば、笑えない冗談だと一蹴できるだろう。
しかし、初めて非通知を受け取った。
これは、天嘉の番号がどこかに漏れているのかもしれないことを意味する。
ちらりとあたりを見回す。夜行バス待ちの遅い時間のはずなのに、大きな荷物を持っているのは天嘉だけだった。
バスがぬるりと停留所に現れる。くたびれた顔の運転手に荷物を渡して乗り込むと、サラリーマン風の男が一人、電話をしながら列から離れた。
嫌な汗が流れる。なんとなく、目があったような気がしたのだ。
「違う、絶対に違う。」
貴重品をいれたボディバッグのもち手を握る手がぬるつく。汗をかいているのだ、緊張からくる汗を。
しばらくして、天嘉をのせたバスは走り出す。夜遅くから出発し、おそらくつくのは明け方だろう。
バスの車内は数人程度。女子同士もいれば、天嘉と同い年位の男もいた。
高速に乗り、目張りのされたつまらない景色を眺める。ぶぶ、とスマートフォンがメッセージを受信した。
ー天嘉のばか。急にやめちゃうなんて信じらんない。美咲に言ってくれればよかったじゃん。
「言えるわけ無いだろ…」
スマホの画面が天嘉の整った顔を照らす。そうだ、言えるわけないのだ。
だって、普通じゃないだろう。天嘉は、自分のせいで一つの家庭を壊してしまったのだから。
天嘉は、物心つくころから親がいなかった。あるのは、赤ちゃんの頃の天嘉を抱いて幸せそうに微笑む母と、その肩に手を添える緊張顔の父の写真だ。
天嘉はよく覚えてないが、小さいときに孤児院にいれられ、絵本の代わりに与えられた家族写真をずっと眺めて過ごしていた。
別に寂しくはなかった。孤児院には、同じ境遇の子たちがたくさんいたからだ。
だから皆、子供だったけど思いやりがあった。みんながみんな、誰かのお姉さんだし、お兄さんだったのだ。
先生だと思っていた人が高校生だったこともあったし、みんなが面倒見が良かったので、風邪を引いたときでも誰かがいた。
だから天嘉も、自分もそうするつもりだったし、みんなの頼れるお兄ちゃんになれるように、毎日下の子の面倒を見たりしていた。大変だったけど、楽しかった。十八になったらここを出なきゃいけない。だからそれまでは、貢献できる限り手伝おうと思っていた。
そんなある日、突然天嘉の母の弟だという、病院を経営している叔父が現れた。
「朝比奈武臣、君の母の弟だ。」
「…、そうなんですか?」
背のスラッとした、ロマンスグレーの紳士だった。
叔父が着ているスーツからは上等な匂いがして、天嘉は少しだけ物怖じした。だって、自分の制服はつんつるてんだ。中学に入り、成長したせいで上着の着丈が短くなってしまったせいである。ボトムも裾を伸ばしたのに、なんだか少し違和感がある。まるで昔いた短ランのヤンキー程ではないが、とにかく無頓着なように見えてしまうのではないかと、天嘉は目の前の上等な男に対して物怖じしてしまったのだ。
「君は、お母さんにそっくりだね。」
「俺、お母さん覚えてないんだけど…、そんなに似てる?」
「似ている、うちにアルバムがあるんだ。天嘉くんさえ良ければ見に来ないか?」
そっと、二の腕のあたりを撫でられる。友人が茶化すような叩いてくるのではない、知らない触れ方をされて少しだけびっくりしてしまう。
肩から下げた学生鞄が、命綱のように握りしめられる。知りたい、お母さんの写真を天嘉は一枚しか持っていないのだから。
「園長先生に、聴いてこなきゃ」
「ああ、それなら大丈夫だよ。君が良ければ構わないと言われている。だって、家族なんだからね。」
「かぞく、」
その三文字に、どれだけ憧れていたのだろう。
施設の中では違っても、いざ外に出て身の上を知られると途端に天嘉は可哀想な子になってしまう。
決してそんなことはないのに、まわりが天嘉を可哀想な子にしたいのだ。
「いきたい、」
遠慮がちに、小さく呟いた。怒られたわけでもないのに、かぞくという言葉は天嘉には憧れが強すぎて声が震えてしまった。
泣きそうだったのかもしれない。叔父が面食らったように涙目の天嘉を見ると、戸惑いながらも頭を撫でられた。
大きな手で、そっと優しく。
それから小さな交流を数度繰り返し、天嘉は叔父の家に引き取られた。家はとても立派で、ここには義理母と義理兄もいると聞いていた。
裕福そうだ。もしかしたら、だから天嘉を引き取れたのかもしれないなと思う。
自分の使い古したスニーカーで敷居をまたぐのは躊躇したが、肩を抱かれて促されるように敷地に入った。
そして、それが天嘉の地獄の始まりだった。
「天嘉、あなたちょっと痩せたんじゃない?」
「そんな事ないよ、かおりさん」
「まるで私が餌を与えていないみたい。全く、失礼な子。」
義母のかおりは、母になることを拒んだ。産んでいないのだから、当たり前でしょうと言う。武臣が仕事でいない日は、こうしてことあるごとに文句をつけては、同居人風情がと精神的に天嘉を追い詰めていく。
きっかけは、天嘉が精通を迎えたことだった。
性教育は受けていた、天嘉は皆が来たという精通がきていなかったと言うこともあり、自分は遅いのだろうなあと思っていたのだ。
それが、環境が変わり一人部屋を与えられたことで来てしまったのである。
粗相をしてしまったこともショックだったのに、その処理をこっそりとしているところをかおりに見られてしまったのだ。
自身も息子を持つ母だ。だからこそ、そっとしておいてくれるかと思ったのだが、かおりは顔を歪ませて吐き捨てた。
「汚い子。あの部屋をあつらえるのにいくらかかったと思っているの。あなたが使っているその寝巻きだってタダじゃ無いのよ。」
そう言って、洗っていた天嘉の寝巻きを鷲掴んでゴミ箱へ突っ込むと、呆然とする様子を見て満足そうに微笑んだ。
それ以来、天嘉が着る服や下着などは自費で賄うように言われた。それなら買い与えた物を汚されて腹が立つよりもずっといいと笑って言うのだった。
中学生で、アルバイトもまだできなかった。自費で賄うも何も、小遣いだってないのだ。上等な屋敷に住みながら、天嘉の行動範囲は決められており、一度侵害すれば体罰が待っている。
孤児院に戻りたかった。義理兄はペットを構うかのように、たまにふらりと天嘉の元に現れては菓子をくれるが、かおりがいるときは話しかけてこない。武臣の仕事の帰りも遅く、二十時以降は自室を出るなと言われていたため、相談する機会もない。天嘉は広い屋敷の自室の中で、息を潜めるようにして暮らさなくてはいけなかったのだ。
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