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番外編
後日譚 ぱぱのつおいの!
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「結、パパ起こしてきてくれる?」
「はぁい。」
「ふふ、起きなかったら乗ってあげてね。」
「うんっ!」
パパはいっつも起きてくるのが遅い。結はままに頼りにされてるから、朝パパを起こしに行くのがお仕事の一つ。ままがパパを起こしに行くとなかなかえってこないし、様子を見に行くといっつもパパがベッドの下で寝転がってあそんでる。ままはお熱を出したみたいに顔が赤くなるから、大丈夫?って心配したら、起こすのが結の仕事になったの。
「ぱぱおきてぇー!!!」
「んー‥、お姫のキスじゃないとパパは起きませぇん…」
「おきてぇー!!」
「ぉごっ!!ちょ、腹で跳ねるのは駄目だって!!」
ゆさゆさしても起きないから、ママに言われたとおりに乗っかる。そうするとパパはお魚みたいに飛び起きるのが結はおもしろくてすき。
硬いパパはお腹がちぎりパンみたいで、結がそれをぺたぺたさわるときゅって力を入れてくれる。
「結はパパのちぎりパン好きだなぁ。おはよ。」
「ままもだよ?」
ままもパパのちぎりパンかっこよくて好きって言ってたよ。
そう教えてあげると、ままが大好きなパパはにへらって笑って、ズボンしか履かないまま、朝のご挨拶をしにままのところにいく。結はパパに抱っこされたまま、二人の間にはさまれるみたいにしてぎゅうぎゅうされちゃう。
ふたりはずっとらぶらぶで、結の目を隠してちゅうしてるからずるい。
「まま!結もちゅうする!」
「結もしてくれるの?ふふ、嬉しいな。」
「パパにもしてお姫ー!」
「パパはいや!」
「なんでえ!?!?」
悠也ははやくシャワー浴びてきなさい。パパはままにそう言われて、名残惜しそうにお風呂に行く。まえに結とままと二人で入ってるときにパパが入ってきて、結がびっくりして泣いたことがあった。ままがどうしたのって聞いてくれたけど、パパを見上げてまた泣いた結に、ままが困った顔をしたけど。ほんとうにびっくりしたの。
だってままのと全然違う!!って泣きながら言ったら、ままはキョトンとした。パパもなにがちがうの?って優しく聞いてくれて、ままのよりぱぱのこれが怖いのっていったら泣きながらパパは大笑いしてた。
だってずっとパパはタオルで隠してたけど、見挙げたら怖いものがあったの。ままのはもっと優しそうなのに!そう泣きながらいうと、さらにパパはゲラゲラ笑って、ままは顔を真っ赤にしながら結にお願いした。
「結、パパとママは同じ男の人だけど、持ってるものがみんな違うから、個性だと思って。」
ままがいうコセイの意味はわからなかったけど、家族の秘密なんだって思っていいよっていったらありがとうって言ってくれた。
だから結はままのありがとうとちゅーが好きだからちゅーもしてっておねだりしたの。
ままはほっぺを赤くしながら、結は可愛いねってちゅうしてくれたけど、パパはままといると元気になっちゃうか先に上がるねってどこかに行っちゃった。
「結はまだパパとお風呂に入るのこわい?」
「ままはこわい?」
「お、俺は見慣れてるから…」
「すごいねぇ!」
「う、うん!?」
そのときパパの声がして、なにかなっておもったらタオルを忘れちゃったらしい。
だから結がもってく!っていったらままは嬉しそうな顔をして、結にばすたおるを渡してくれた。
「パパぁー!!」
「えっ、お姫きたの?ちょっとまってパパ今何も着てない。」
「パパのおばけ、ままこわくないっていってたぁ!すごいねぇ!」
「えっ、まって俺の息子って結にとってはお化けなの!?」
ままは怖いものないんだよぉって言うと、パパはまた笑いながら結が持ってきたタオルで体を拭いておばけを隠してくれた。
お風呂あがりのパパの抱っこはポカポカして、いい香りがして結はすき。ままとパパは同じ男の人なのに、ぜんぜんちがう。ままのおっぱいは柔らかいのに、パパのはかたい。ままのお腹は白くて、たまに虫さんにかじられちゃった痕があるけど、パパはままよりおばけも肌もくろい。
「お姫は今日何して遊ぶんだ?」
「きょうはねぇ、ままときーちくんとなぎちゃんとお絵かきするの!ちーちゃんも一緒だよぉ!」
「だから葵張り切ってご飯作ってたのかぁ。お姫も手伝ったの?」
「結はねぇ、さくらでんぶ!」
「今日はちらし寿司かぁ。いいね!」
くふくふわらいながら、お風呂上がりのぱぱをままのところへつれていく。ままはいっつも結のときみたいにパパの髪も乾かしてくれる。大人なのにへん!っていったら、ぱぱは特別なんですぅっていってた。へん!
「きーちくんとちーちゃんとなぎちゃんいつくるぅ?」
「もうそろそろじゃないかなぁ。結がお出迎えしてくれる?」
「するぅ!」
「結は凪のことすきだなぁ。」
「結はきーちくんとけっこんする!」
「ちょっとまっっって。」
なぎちゃんもすきだけど、なぎちゃんは結のままにだっこしてもらうからやだ!ままのだっこは結のなのに、なぎちゃんはずるい。
きーちくんは結のすきなシンデレラに出てくる王子様みたいでとってもかっこいい。なぎちゃんのままだけど、結の王子様。ちーちゃんはみんなのあいどるなの。
「パパきいてない!!!凪よりパパと結婚してえ!?」
「でた親ばか。」
「パパはままのだもん!」
「きいちだって俊くんのだよ!?」
「俊くんともけっこんするの」
「ふ、二股は駄目ええ!!」
パパがお姫がけいこくのおひめになるううって難しいこという。ままはべしりとパパの頭を叩いてたけど、結はパパにぎゅうぎゅうされておひげチクチクしてきたからやだぁー!!っていったらまたえーんって泣いちゃった。
ピンポーンってチャイムの音がして、きーちくんたちがきた!パパのことはままにまかせて玄関までお迎えにいくと、結のすきなの王子様がちーちゃんとなぎちゃんをだっこして来てくれた!俊くんもいた!
「きーちくん!ゆいも!ゆいもだっこ!」
「えぇ!?僕モテ期きたのかな?いいよぉ。」
「きゃあー!」
なぎちゃんは結がきーちくんにだっこされてるときにきたままのとこに行っちゃった!ちーちゃんは俊くんに抱っこされてたから、結もあとで俊くんにも抱っこしてもらわないと!!
「あーちゃん、なぎあーちゃんすきぃ。」
「あはは、俺も凪のこと好きだよ。」
「おい俊くん。お前の息子に嫁を取られそうなんだが?」
「俺なんかきいちをとられてるぞ。」
なぎちゃんがままのことあーちゃんって呼ぶ!!!!結だってよんだことないのに!!!
きーちくんはなんぱなおとこになったらどうしようって笑ってるけど、なぎちゃんがそうなら結だってきーちくんにすきっていうもん。
「きーちくんもゆいにちゅーしてぇ!」
「ええ!?!?」
「だめままのちゅーはなぎのぉお!!!」
「ウチの娘のキスは渡さんぞきいちいい!!」
「俊くんもぉ!」
「俺もかあ。」
「お姫!?!?」
「ぱぱのちゅーもなぎのおおお!!!うわぁあん!!」
なぎちゃんがままの腕のなかで泣いちゃったから、結局俊くんからもきーちくんからもちゅうしてもらえなくて、パパはお姫のちゅーは俺と葵のだ!!っていってきたからなしになっちゃった。
俊くんも結のこと抱っこしてくれたけど、なぎちゃんがパパのだっこもなぎのぉ!!って言うからずるい。なぎちゃんは結よりオニイサンなのに、結よりわがままだ!おとこってずるい!
「なぎちゃんばっかずるい!ゆいだってきーちくんとしゅんくんとけっこんする!」
「なぎはあーちゃんとする!!ましこはいらない!」
「おいなんで俺だけ呼び捨て!?」
「あははは!!!」
結局きーちくんがちゅうりつといこう?とかいって、なぎちゃんと結はパパのおひざに乗ることになった。なんでぇ!結はきーちくんのおひざがいいのにい!
「まさかふたりとも俺の膝に来るとは。」
「ぱぱのおひざかたい!」
「いたしかたなし」
「まって凪が難しい言葉言ってんだけど!!」
「凪はいま時代劇にはまってんだわ。」
「わむおえん」
「止むおえんだな。」
ままはえーんってなってるのに笑ってるし、きーちくんはちーちゃんにおっぱいあげながら笑ってる。俊くんはままとちらし寿司をとりわけてくれるけど、なぎちゃんはもうお腹をならしながらヨダレ垂らしてた。
「ほら、結がいただきます言うって練習してたよね?お披露目したら?」
「えー!じゃあみせてもらおっかなぁ。」
「いーよぉ!」
この日のためにパパとままと練習したのだ。テーブルには飲み物とままの手料理がならべてあって、結はパパのお膝の上、なぎちゃんは俊くんに抱っこされてそわそわしていた。ここは結がしっかりしなきゃ!えーと、パパはいつもなんて言ってたっけ。
「みなさんどーぞ、たべやがれ!」
「ぶはっ!!!」
「ゆ、結!食べやがれじゃないでしょう?」
「んーと、くいやがれ?」
「あっはっはっ!!!お、おひめさいこー!!!」
「召し上がれだっていったのに…」
「あ、のみやがれ!」
「飲みやがりますか。ほらカンパーイ。」
なんだかよくわかんないけど、パパは笑ってるし、ままも顔真っ赤にして笑ってる。みんな、ままと結がお手伝いしたご飯をみてたのしそうにしてるから、結はたぶんまちがってなさそう。結はパパにあーんしてっていわれたからにんじんとかあげたりいそがしい。ままからは結がパパににんじんあげてっていってきたから、これも結のお仕事なの。
「うちも凪にピーマンあーんしてもらおうかな。」
「なぎぴーまんたべぅ!」
「凪くんいいこだねぇ!パパたべれないのだせー!」
「食べられないんじゃなくて、食わないだけだ。」
「結があーんしてあげよーか!」
「だ、大丈夫…」
なんでぇ!俊くんはなんだか変な顔をして、パパはげらげらわらってた。結もピーマンすきじゃないけど、ままがお願いって言うから一個は食べられるもん。
みんなでわいわいたのしくご飯を食べて、きーちくんがちーちゃんのおむつ変えるっていうから結となぎちゃんで一緒に見た!きーちくんが、ちーちゃんのちんちんがさらしものにされてるって言ってたけど、さらしものってなんだろう。パパのおばけよりもちっちゃいちーちゃんのちんちんみて、なんだか変な感じ。
「きーちくん、きーちくんもちんちんおばけ?」
「ふぁ!?!?!?ちんちんおばけってなに!?!? 」
「あのねぇ、ままのはやさしいのに、パパのちんちんおばけなの。くろいの。」
「ぶっ、くくくくくく、うひゃひゃ!!!!つ、強そうでいいじゃん…っ!!!」
「ええ?つおいの?パパの?」
「ぐはっ、だ、だめだ、お姫それ僕に言ったって秘密ね…」
「はぁい」
きーちくんがよくわかんないけど内緒ねっていうから二人で秘密にした。なんかきーちくんと内緒ってするとどきどきする。きーちくんはやっぱり王子様だ。笑い方へんだけど!
そのあとなぎちゃんと結と二人でクレヨンでお絵描きした。凪ちゃんが肌色できーちくんとおふろに入った絵を描くから、結もぱぱとままと一緒にはいった絵を描いた。凪ちゃんが、俊くんのがかっこいぃのっていってちんちんを描くから、結のパパだってかっこいいもん!って対抗したの。でも、肌色が無かったからちゃいろで塗ったら、凪ちゃんが結のパパよりも俊くんのちんちん長く書くから、結もってなって二人で競うようにお絵描きした!どっちがかっこいいくかけたかって言い合ってたら、ままときーちくんがきて、仲直りしてっていってきたの、だからどっちって聞いてみた。
「だってなぎちゃんが結のより長くするんだもん!!!」
「ゆいちゃんかなぎのより長くするんだもん!!」
「ええ?ふたりともなに描いた…の…」
「ゆっ…ゆい!!」
「ぶっはぁああば、ばけもんちんこ!!!だっははやべえええええ!!!」
きいちくんとままがきゃー!!!っていって床に倒れちゃった!!なんでってびっくりしてたら、パパたちが慌てて駆け寄ってきて、結たちの絵を見てパパたちも倒れてわらってた!
なぎちゃんと結で、どうしたんだろうねってみてたら、パパが泣きながら言った。
「お、俺のちんこそんな黒くないもん!!!結のばかあ!!!」
「だってきーちくんくろいのはつおいっていってたもん!!」
「な、なぎ。これじゃ3本目の足になってるから…ぐっ、」
「パパはねぇ、さきっちょあかいの」
「おいばかやめろ塗るな」
「さきっちょあかいの!!!!ぐはっ!!!!」
「うちの子たち将来は画家かな、ぐっ、ぶふっ」
なんだかよくわかんなかったけど、なぎちゃんと二人で描いた絵がよかったらしい。ままとぱぱと、きーちくんと俊くんも、とってもうれしそうだからまあいいかぁ!
次はどっちが長くかけるか、またやろうねって言ったらもうやめてぇ!!ってきーちくんとままが泣いてた。さっきまで笑ってたのに、おとなってへん!
「はぁい。」
「ふふ、起きなかったら乗ってあげてね。」
「うんっ!」
パパはいっつも起きてくるのが遅い。結はままに頼りにされてるから、朝パパを起こしに行くのがお仕事の一つ。ままがパパを起こしに行くとなかなかえってこないし、様子を見に行くといっつもパパがベッドの下で寝転がってあそんでる。ままはお熱を出したみたいに顔が赤くなるから、大丈夫?って心配したら、起こすのが結の仕事になったの。
「ぱぱおきてぇー!!!」
「んー‥、お姫のキスじゃないとパパは起きませぇん…」
「おきてぇー!!」
「ぉごっ!!ちょ、腹で跳ねるのは駄目だって!!」
ゆさゆさしても起きないから、ママに言われたとおりに乗っかる。そうするとパパはお魚みたいに飛び起きるのが結はおもしろくてすき。
硬いパパはお腹がちぎりパンみたいで、結がそれをぺたぺたさわるときゅって力を入れてくれる。
「結はパパのちぎりパン好きだなぁ。おはよ。」
「ままもだよ?」
ままもパパのちぎりパンかっこよくて好きって言ってたよ。
そう教えてあげると、ままが大好きなパパはにへらって笑って、ズボンしか履かないまま、朝のご挨拶をしにままのところにいく。結はパパに抱っこされたまま、二人の間にはさまれるみたいにしてぎゅうぎゅうされちゃう。
ふたりはずっとらぶらぶで、結の目を隠してちゅうしてるからずるい。
「まま!結もちゅうする!」
「結もしてくれるの?ふふ、嬉しいな。」
「パパにもしてお姫ー!」
「パパはいや!」
「なんでえ!?!?」
悠也ははやくシャワー浴びてきなさい。パパはままにそう言われて、名残惜しそうにお風呂に行く。まえに結とままと二人で入ってるときにパパが入ってきて、結がびっくりして泣いたことがあった。ままがどうしたのって聞いてくれたけど、パパを見上げてまた泣いた結に、ままが困った顔をしたけど。ほんとうにびっくりしたの。
だってままのと全然違う!!って泣きながら言ったら、ままはキョトンとした。パパもなにがちがうの?って優しく聞いてくれて、ままのよりぱぱのこれが怖いのっていったら泣きながらパパは大笑いしてた。
だってずっとパパはタオルで隠してたけど、見挙げたら怖いものがあったの。ままのはもっと優しそうなのに!そう泣きながらいうと、さらにパパはゲラゲラ笑って、ままは顔を真っ赤にしながら結にお願いした。
「結、パパとママは同じ男の人だけど、持ってるものがみんな違うから、個性だと思って。」
ままがいうコセイの意味はわからなかったけど、家族の秘密なんだって思っていいよっていったらありがとうって言ってくれた。
だから結はままのありがとうとちゅーが好きだからちゅーもしてっておねだりしたの。
ままはほっぺを赤くしながら、結は可愛いねってちゅうしてくれたけど、パパはままといると元気になっちゃうか先に上がるねってどこかに行っちゃった。
「結はまだパパとお風呂に入るのこわい?」
「ままはこわい?」
「お、俺は見慣れてるから…」
「すごいねぇ!」
「う、うん!?」
そのときパパの声がして、なにかなっておもったらタオルを忘れちゃったらしい。
だから結がもってく!っていったらままは嬉しそうな顔をして、結にばすたおるを渡してくれた。
「パパぁー!!」
「えっ、お姫きたの?ちょっとまってパパ今何も着てない。」
「パパのおばけ、ままこわくないっていってたぁ!すごいねぇ!」
「えっ、まって俺の息子って結にとってはお化けなの!?」
ままは怖いものないんだよぉって言うと、パパはまた笑いながら結が持ってきたタオルで体を拭いておばけを隠してくれた。
お風呂あがりのパパの抱っこはポカポカして、いい香りがして結はすき。ままとパパは同じ男の人なのに、ぜんぜんちがう。ままのおっぱいは柔らかいのに、パパのはかたい。ままのお腹は白くて、たまに虫さんにかじられちゃった痕があるけど、パパはままよりおばけも肌もくろい。
「お姫は今日何して遊ぶんだ?」
「きょうはねぇ、ままときーちくんとなぎちゃんとお絵かきするの!ちーちゃんも一緒だよぉ!」
「だから葵張り切ってご飯作ってたのかぁ。お姫も手伝ったの?」
「結はねぇ、さくらでんぶ!」
「今日はちらし寿司かぁ。いいね!」
くふくふわらいながら、お風呂上がりのぱぱをままのところへつれていく。ままはいっつも結のときみたいにパパの髪も乾かしてくれる。大人なのにへん!っていったら、ぱぱは特別なんですぅっていってた。へん!
「きーちくんとちーちゃんとなぎちゃんいつくるぅ?」
「もうそろそろじゃないかなぁ。結がお出迎えしてくれる?」
「するぅ!」
「結は凪のことすきだなぁ。」
「結はきーちくんとけっこんする!」
「ちょっとまっっって。」
なぎちゃんもすきだけど、なぎちゃんは結のままにだっこしてもらうからやだ!ままのだっこは結のなのに、なぎちゃんはずるい。
きーちくんは結のすきなシンデレラに出てくる王子様みたいでとってもかっこいい。なぎちゃんのままだけど、結の王子様。ちーちゃんはみんなのあいどるなの。
「パパきいてない!!!凪よりパパと結婚してえ!?」
「でた親ばか。」
「パパはままのだもん!」
「きいちだって俊くんのだよ!?」
「俊くんともけっこんするの」
「ふ、二股は駄目ええ!!」
パパがお姫がけいこくのおひめになるううって難しいこという。ままはべしりとパパの頭を叩いてたけど、結はパパにぎゅうぎゅうされておひげチクチクしてきたからやだぁー!!っていったらまたえーんって泣いちゃった。
ピンポーンってチャイムの音がして、きーちくんたちがきた!パパのことはままにまかせて玄関までお迎えにいくと、結のすきなの王子様がちーちゃんとなぎちゃんをだっこして来てくれた!俊くんもいた!
「きーちくん!ゆいも!ゆいもだっこ!」
「えぇ!?僕モテ期きたのかな?いいよぉ。」
「きゃあー!」
なぎちゃんは結がきーちくんにだっこされてるときにきたままのとこに行っちゃった!ちーちゃんは俊くんに抱っこされてたから、結もあとで俊くんにも抱っこしてもらわないと!!
「あーちゃん、なぎあーちゃんすきぃ。」
「あはは、俺も凪のこと好きだよ。」
「おい俊くん。お前の息子に嫁を取られそうなんだが?」
「俺なんかきいちをとられてるぞ。」
なぎちゃんがままのことあーちゃんって呼ぶ!!!!結だってよんだことないのに!!!
きーちくんはなんぱなおとこになったらどうしようって笑ってるけど、なぎちゃんがそうなら結だってきーちくんにすきっていうもん。
「きーちくんもゆいにちゅーしてぇ!」
「ええ!?!?」
「だめままのちゅーはなぎのぉお!!!」
「ウチの娘のキスは渡さんぞきいちいい!!」
「俊くんもぉ!」
「俺もかあ。」
「お姫!?!?」
「ぱぱのちゅーもなぎのおおお!!!うわぁあん!!」
なぎちゃんがままの腕のなかで泣いちゃったから、結局俊くんからもきーちくんからもちゅうしてもらえなくて、パパはお姫のちゅーは俺と葵のだ!!っていってきたからなしになっちゃった。
俊くんも結のこと抱っこしてくれたけど、なぎちゃんがパパのだっこもなぎのぉ!!って言うからずるい。なぎちゃんは結よりオニイサンなのに、結よりわがままだ!おとこってずるい!
「なぎちゃんばっかずるい!ゆいだってきーちくんとしゅんくんとけっこんする!」
「なぎはあーちゃんとする!!ましこはいらない!」
「おいなんで俺だけ呼び捨て!?」
「あははは!!!」
結局きーちくんがちゅうりつといこう?とかいって、なぎちゃんと結はパパのおひざに乗ることになった。なんでぇ!結はきーちくんのおひざがいいのにい!
「まさかふたりとも俺の膝に来るとは。」
「ぱぱのおひざかたい!」
「いたしかたなし」
「まって凪が難しい言葉言ってんだけど!!」
「凪はいま時代劇にはまってんだわ。」
「わむおえん」
「止むおえんだな。」
ままはえーんってなってるのに笑ってるし、きーちくんはちーちゃんにおっぱいあげながら笑ってる。俊くんはままとちらし寿司をとりわけてくれるけど、なぎちゃんはもうお腹をならしながらヨダレ垂らしてた。
「ほら、結がいただきます言うって練習してたよね?お披露目したら?」
「えー!じゃあみせてもらおっかなぁ。」
「いーよぉ!」
この日のためにパパとままと練習したのだ。テーブルには飲み物とままの手料理がならべてあって、結はパパのお膝の上、なぎちゃんは俊くんに抱っこされてそわそわしていた。ここは結がしっかりしなきゃ!えーと、パパはいつもなんて言ってたっけ。
「みなさんどーぞ、たべやがれ!」
「ぶはっ!!!」
「ゆ、結!食べやがれじゃないでしょう?」
「んーと、くいやがれ?」
「あっはっはっ!!!お、おひめさいこー!!!」
「召し上がれだっていったのに…」
「あ、のみやがれ!」
「飲みやがりますか。ほらカンパーイ。」
なんだかよくわかんないけど、パパは笑ってるし、ままも顔真っ赤にして笑ってる。みんな、ままと結がお手伝いしたご飯をみてたのしそうにしてるから、結はたぶんまちがってなさそう。結はパパにあーんしてっていわれたからにんじんとかあげたりいそがしい。ままからは結がパパににんじんあげてっていってきたから、これも結のお仕事なの。
「うちも凪にピーマンあーんしてもらおうかな。」
「なぎぴーまんたべぅ!」
「凪くんいいこだねぇ!パパたべれないのだせー!」
「食べられないんじゃなくて、食わないだけだ。」
「結があーんしてあげよーか!」
「だ、大丈夫…」
なんでぇ!俊くんはなんだか変な顔をして、パパはげらげらわらってた。結もピーマンすきじゃないけど、ままがお願いって言うから一個は食べられるもん。
みんなでわいわいたのしくご飯を食べて、きーちくんがちーちゃんのおむつ変えるっていうから結となぎちゃんで一緒に見た!きーちくんが、ちーちゃんのちんちんがさらしものにされてるって言ってたけど、さらしものってなんだろう。パパのおばけよりもちっちゃいちーちゃんのちんちんみて、なんだか変な感じ。
「きーちくん、きーちくんもちんちんおばけ?」
「ふぁ!?!?!?ちんちんおばけってなに!?!? 」
「あのねぇ、ままのはやさしいのに、パパのちんちんおばけなの。くろいの。」
「ぶっ、くくくくくく、うひゃひゃ!!!!つ、強そうでいいじゃん…っ!!!」
「ええ?つおいの?パパの?」
「ぐはっ、だ、だめだ、お姫それ僕に言ったって秘密ね…」
「はぁい」
きーちくんがよくわかんないけど内緒ねっていうから二人で秘密にした。なんかきーちくんと内緒ってするとどきどきする。きーちくんはやっぱり王子様だ。笑い方へんだけど!
そのあとなぎちゃんと結と二人でクレヨンでお絵描きした。凪ちゃんが肌色できーちくんとおふろに入った絵を描くから、結もぱぱとままと一緒にはいった絵を描いた。凪ちゃんが、俊くんのがかっこいぃのっていってちんちんを描くから、結のパパだってかっこいいもん!って対抗したの。でも、肌色が無かったからちゃいろで塗ったら、凪ちゃんが結のパパよりも俊くんのちんちん長く書くから、結もってなって二人で競うようにお絵描きした!どっちがかっこいいくかけたかって言い合ってたら、ままときーちくんがきて、仲直りしてっていってきたの、だからどっちって聞いてみた。
「だってなぎちゃんが結のより長くするんだもん!!!」
「ゆいちゃんかなぎのより長くするんだもん!!」
「ええ?ふたりともなに描いた…の…」
「ゆっ…ゆい!!」
「ぶっはぁああば、ばけもんちんこ!!!だっははやべえええええ!!!」
きいちくんとままがきゃー!!!っていって床に倒れちゃった!!なんでってびっくりしてたら、パパたちが慌てて駆け寄ってきて、結たちの絵を見てパパたちも倒れてわらってた!
なぎちゃんと結で、どうしたんだろうねってみてたら、パパが泣きながら言った。
「お、俺のちんこそんな黒くないもん!!!結のばかあ!!!」
「だってきーちくんくろいのはつおいっていってたもん!!」
「な、なぎ。これじゃ3本目の足になってるから…ぐっ、」
「パパはねぇ、さきっちょあかいの」
「おいばかやめろ塗るな」
「さきっちょあかいの!!!!ぐはっ!!!!」
「うちの子たち将来は画家かな、ぐっ、ぶふっ」
なんだかよくわかんなかったけど、なぎちゃんと二人で描いた絵がよかったらしい。ままとぱぱと、きーちくんと俊くんも、とってもうれしそうだからまあいいかぁ!
次はどっちが長くかけるか、またやろうねって言ったらもうやめてぇ!!ってきーちくんとままが泣いてた。さっきまで笑ってたのに、おとなってへん!
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