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こっち向いて、運命。ー半神騎士と猪突猛進男子が幸せになるまでのお話ー
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ここには御使い様がいる。そう言ったマチバリの方が、シュマギナール皇国に留まりたかったように思える。どちらにせよ、ユキモトはジルバの目的通り蜘蛛の巣に入ることとなった。
国を跨ぐ諜報員として、ユキモトは指名を受けたわけだ。呼び出しがなければ、どこへいても構わない。そんなジルバの一言もきっかけの一因だろう。ユキモトは渋い顔をしながら、実に重々しく了承した。
「あたちはユキモト次第」
「頭の上で喋るな」
マチバリはというと、いつまでも鋼輝く鋏の姿のままでは治安が悪すぎるとユキモトが文句を言ったので、ハリネズミの姿へと転じていた。ユキモトが関心を示した、白蛇に姿を転じる水の神へのささやかな対抗心らしい。
ユキモトが幼少期に読んでいた絵本の中のお気に入りの登場人物の姿だそうだ。マチバリのそんな説明に、ユキモトは顔を真っ赤にして文句を言っていたので、相性はいいのかもしれない。
「やからって勝気なあいつに侍女はないやろ」
「侍女ではない、お針子だ。劇団の衣装を作っていたのなら適任だろう」
ガタガタと揺れる馬車の中、グレイシスはげんなりとしたユキモトの顔を見て宣う。ジルバとグレイシス、ユキモトの三人が乗った馬車の背後では、蜘蛛が引く荷馬車が追いかけるように追随する。
馬の足並みが心なしか早いのも、もしかしたら劇団の使っていた馬だからかもしれない。城の管理する馬は、ジルバのおかげか環境のおかげか、アラクネには慣れている。
ユキモトの瞳が、じとりとグレイシスへと向けられる。何かいいたげな表情を前に、グレイシスが片眉を上げることで反応を示す。
「ノーカンやろうな。城に戻ってから不敬罪で打首とかだけは、やめてくれさいよ」
「妙な敬語はやめろ。敬う気持ちのない敬語など反吐が出る」
「グレイシスが余を繰り返していたのだろう。シュマギナール皇国国王グレイシスは、いい意味でも悪い意味でも広まってしまったからなあ」
「あたちもそう思う」
マチバリの気軽な同意に、笑いそうになったユキモトは慌てて口を押さえていた。
きっかけはアリアナの一言だった。慣れた様子でアラクネの相手をしていたグレイシスを前に、仕事斡旋の決定権って、あんたなの。と言ったのだ。
その場の空気は、妙に静まり返った。今考えてみれば、時と場合によるとか適当な嘘を抜かせば良かったのかもしれないが、いかんせんグレイシスは己の状況などすっかりと忘れて、当たり前だろうと堂々と返してしまったのだ。
国王グレイシスの配偶者でもある宰相ジルバ。厄介で狡猾極まりない男を、顎一つで動かす。そんなことができる存在は、と予測が真実を連れてきた。
結局、ユキモトを蜘蛛の巣に抱え込むことすら目的の一つだったのではないか。と思うほど、ジルバは実に満足そうな顔をしていた。
「そういえば、なんでお前はギルドに寄ったんだ。今思えば、密輸ならばギルドで依頼を通すわけがないだろう」
「手配書を探していたのだ。四方で不正な売買を繰り返している男だ。国を跨いで何かきていないかとな」
「で、目当てのものはあったのか」
グレイシスのジルバへの問いかけに、ユキモトがさりげなさを装って窓の外を覗き込む。ジルバは小さく笑うと、長い足を組み替えた。シルバの硬い靴底が、ユキモトの膝を汚す。
「世界は狭いなあユキモト」
「その長い足を退けてくれんかね」
国を跨いできたのはユキモトであった。手配書を若い男がもぎ取って言ったと聞いてから、ジルバはもしやと巣穴で動かぬ蜘蛛の気持ちで獲物をまった。ツクモ村の件も、しっかりと忍ばせていた蜘蛛の巣から情報は得ていたし、忍ばせるきっかけとなったのもマヨイの一件があったからだ。
魔女協会から抜けたマヨイが、珍しい神の愛し子だというのは知っていた。無論、魔女協会に属していたものは家族構成までも調べ上げている。当然、次代の継承者であるユキモトの存在もだ。
だてに魔女の鍋蓋として君臨していない。レイガンのように、魔女の素質があるのにも関わらず名を連ねない異端者と同じように、若いユキモトもまた協会の縛りを拒むだろうことも。
シュマギナール皇国で、ましてやジルバの蜘蛛の巣の上で不届きな行いをしたダルマンが野放しになっていたのは、ジルバが見落としていたからではない。まとめて捉えてジルガスタントへの脅し、基、手土産にするつもりだったが、ダルマンを追ってマヨイの息子であるユキモトまでついてきた。
これは随分な広いものである。つまりは全て、必要悪だったということだ。
口元を釣り上げるような嫌味な笑みを、ユキモトへと向ける。モノクルを光らせるようにして、己の策略を上回り円滑に物事が転がったことを静かに喜ぶジルバの隣では、グレイシスが未だ何もわかりませんと言った具合に眉を寄せていた。
ジルバに逆らってはいけないと本能的に悟ったユキモトはというと、口には出さぬものの、蜘蛛の巣に入ると言った己の発言にひどく後悔をしていた。
目に見えぬ糸に絡め取られ、動けぬ獲物の気持ちが初めてわかったと、後になってマチバリにぼやいたという。
「お帰りなさい陛下‼︎」
「カイン!」
諸々の手続きを部下や侍従に任せたグレイシスはというと、帰城後は真っ直ぐにカインの元へと向かった。
侍従から戻ったことを告げられたのだろう、執務室の扉から飛び出してきたカインを前に、グレイシスは両腕を広げるようにして小さな体を受け止めた。
「変わりはないかカイン。城を不在にして悪いことをした」
「ギュスト子爵から国家産業支援局宛に薬草が届いております。良い出来の紫綬草を収穫できたとかで、ぜひ研究に使ってくださいとのことでした」
「そうか。ならば手紙を認めねばな」
「代筆をしておきました。こういうものは早い方がよろしいとお伺いしておりましたので」
胸を張って宣うカインに、グレイシスは緩く微笑みを浮かべた。梳くように髪を撫でる。顔を綻ばせる息子を抱き寄せると、そっと額に口付けた。
「カイン」
「ひ……っ」
そんな親子の睦まじい様子に毎回水を刺すのは一人しかいない。グレイシスの影から姿を現したジルバが、腕に抱かれているカインに声をかけた。
可哀想に小さな体を弾ませるようにして怯えたのも束の間で、父親だとわかるとグレイシスに似た引き攣り笑みをわずかに滲ませた。
「滞りなく仕事を済ませたと聞いている。上出来だ。お前がいきたがっていた遠乗りは次の休息日にしよう」
「本当ですか!」
「嘘は言わん。お前も一人前の男になったわけだ。となれば、もう母と共寝をすることもないだろう」
「え」
「お前専属の侍従をつけてもいいかもしれん。明日その話を少ししよう」
いけしゃあしゃあと己の意見を堂々と押し付けるジルバに、今度はグレイシスが頭の痛そうな顔をした。
ジルバの手が、カインの体を持ち上げる。まるで野良猫を持ち上げるような抱き方は相変わらずであるが、この下手くそな抱き方もジルバにとっての愛情だ。
脇の下に両手を入れられ、持ち上げられたカインがぎこちない笑みを浮かべる。そのままジルバが召喚した蜘蛛の背に下されると、あっけにとられた顔でジルバを見上げた。
「もう遅い、湯浴みをして寝るように」
「まだ陛下とお話がしたいです父上」
「明日の昼以降に存分に時間をとってやる。明日のグレイシスの予定はお前のものだカイン」
「おい、なんで昼からなのだ」
どうやらジルバが明日のグレイシスの仕事を担ってくれるらしい。ありがたいが、時間指定が気に食わないのはグレイシスもまた同じであった。怪訝そうな表情でジルバを見つめると、何かを悟ったらしいカインが、眉を下げてグレイシスを見上げた。
「陛下、ご無理をなさらずに。俺はまだ一人っ子でも構いませんからね」
「聡明なカイン、余計なことは言わなくていい」
「なんだ二人して……」
グレイシスを取り残して、二人だけで会話が進む。ジルバの血が入っているせいだろうか、深くは語らぬところを見るたびに似ているなと再確認をするのだ。
カインの乳母代わりのつもりなのだろうか、子育てを終えたジルバの姉であるアラクネが、カインを頭に乗せたまま部屋を出ていく。赤子時代からゆりかご役を嬉々として演じてくれたアラクネだ。第一王子が魔物に運ばれていく絵面はここ数年でようやく定着してきた。
蜘蛛の糸で器用に扉を閉める姿に気が抜けた。体は疲れていたらしい。執務机に手をついてため息を吐くグレイシスの金髪に、ジルバの黒い左手が触れた。
国を跨ぐ諜報員として、ユキモトは指名を受けたわけだ。呼び出しがなければ、どこへいても構わない。そんなジルバの一言もきっかけの一因だろう。ユキモトは渋い顔をしながら、実に重々しく了承した。
「あたちはユキモト次第」
「頭の上で喋るな」
マチバリはというと、いつまでも鋼輝く鋏の姿のままでは治安が悪すぎるとユキモトが文句を言ったので、ハリネズミの姿へと転じていた。ユキモトが関心を示した、白蛇に姿を転じる水の神へのささやかな対抗心らしい。
ユキモトが幼少期に読んでいた絵本の中のお気に入りの登場人物の姿だそうだ。マチバリのそんな説明に、ユキモトは顔を真っ赤にして文句を言っていたので、相性はいいのかもしれない。
「やからって勝気なあいつに侍女はないやろ」
「侍女ではない、お針子だ。劇団の衣装を作っていたのなら適任だろう」
ガタガタと揺れる馬車の中、グレイシスはげんなりとしたユキモトの顔を見て宣う。ジルバとグレイシス、ユキモトの三人が乗った馬車の背後では、蜘蛛が引く荷馬車が追いかけるように追随する。
馬の足並みが心なしか早いのも、もしかしたら劇団の使っていた馬だからかもしれない。城の管理する馬は、ジルバのおかげか環境のおかげか、アラクネには慣れている。
ユキモトの瞳が、じとりとグレイシスへと向けられる。何かいいたげな表情を前に、グレイシスが片眉を上げることで反応を示す。
「ノーカンやろうな。城に戻ってから不敬罪で打首とかだけは、やめてくれさいよ」
「妙な敬語はやめろ。敬う気持ちのない敬語など反吐が出る」
「グレイシスが余を繰り返していたのだろう。シュマギナール皇国国王グレイシスは、いい意味でも悪い意味でも広まってしまったからなあ」
「あたちもそう思う」
マチバリの気軽な同意に、笑いそうになったユキモトは慌てて口を押さえていた。
きっかけはアリアナの一言だった。慣れた様子でアラクネの相手をしていたグレイシスを前に、仕事斡旋の決定権って、あんたなの。と言ったのだ。
その場の空気は、妙に静まり返った。今考えてみれば、時と場合によるとか適当な嘘を抜かせば良かったのかもしれないが、いかんせんグレイシスは己の状況などすっかりと忘れて、当たり前だろうと堂々と返してしまったのだ。
国王グレイシスの配偶者でもある宰相ジルバ。厄介で狡猾極まりない男を、顎一つで動かす。そんなことができる存在は、と予測が真実を連れてきた。
結局、ユキモトを蜘蛛の巣に抱え込むことすら目的の一つだったのではないか。と思うほど、ジルバは実に満足そうな顔をしていた。
「そういえば、なんでお前はギルドに寄ったんだ。今思えば、密輸ならばギルドで依頼を通すわけがないだろう」
「手配書を探していたのだ。四方で不正な売買を繰り返している男だ。国を跨いで何かきていないかとな」
「で、目当てのものはあったのか」
グレイシスのジルバへの問いかけに、ユキモトがさりげなさを装って窓の外を覗き込む。ジルバは小さく笑うと、長い足を組み替えた。シルバの硬い靴底が、ユキモトの膝を汚す。
「世界は狭いなあユキモト」
「その長い足を退けてくれんかね」
国を跨いできたのはユキモトであった。手配書を若い男がもぎ取って言ったと聞いてから、ジルバはもしやと巣穴で動かぬ蜘蛛の気持ちで獲物をまった。ツクモ村の件も、しっかりと忍ばせていた蜘蛛の巣から情報は得ていたし、忍ばせるきっかけとなったのもマヨイの一件があったからだ。
魔女協会から抜けたマヨイが、珍しい神の愛し子だというのは知っていた。無論、魔女協会に属していたものは家族構成までも調べ上げている。当然、次代の継承者であるユキモトの存在もだ。
だてに魔女の鍋蓋として君臨していない。レイガンのように、魔女の素質があるのにも関わらず名を連ねない異端者と同じように、若いユキモトもまた協会の縛りを拒むだろうことも。
シュマギナール皇国で、ましてやジルバの蜘蛛の巣の上で不届きな行いをしたダルマンが野放しになっていたのは、ジルバが見落としていたからではない。まとめて捉えてジルガスタントへの脅し、基、手土産にするつもりだったが、ダルマンを追ってマヨイの息子であるユキモトまでついてきた。
これは随分な広いものである。つまりは全て、必要悪だったということだ。
口元を釣り上げるような嫌味な笑みを、ユキモトへと向ける。モノクルを光らせるようにして、己の策略を上回り円滑に物事が転がったことを静かに喜ぶジルバの隣では、グレイシスが未だ何もわかりませんと言った具合に眉を寄せていた。
ジルバに逆らってはいけないと本能的に悟ったユキモトはというと、口には出さぬものの、蜘蛛の巣に入ると言った己の発言にひどく後悔をしていた。
目に見えぬ糸に絡め取られ、動けぬ獲物の気持ちが初めてわかったと、後になってマチバリにぼやいたという。
「お帰りなさい陛下‼︎」
「カイン!」
諸々の手続きを部下や侍従に任せたグレイシスはというと、帰城後は真っ直ぐにカインの元へと向かった。
侍従から戻ったことを告げられたのだろう、執務室の扉から飛び出してきたカインを前に、グレイシスは両腕を広げるようにして小さな体を受け止めた。
「変わりはないかカイン。城を不在にして悪いことをした」
「ギュスト子爵から国家産業支援局宛に薬草が届いております。良い出来の紫綬草を収穫できたとかで、ぜひ研究に使ってくださいとのことでした」
「そうか。ならば手紙を認めねばな」
「代筆をしておきました。こういうものは早い方がよろしいとお伺いしておりましたので」
胸を張って宣うカインに、グレイシスは緩く微笑みを浮かべた。梳くように髪を撫でる。顔を綻ばせる息子を抱き寄せると、そっと額に口付けた。
「カイン」
「ひ……っ」
そんな親子の睦まじい様子に毎回水を刺すのは一人しかいない。グレイシスの影から姿を現したジルバが、腕に抱かれているカインに声をかけた。
可哀想に小さな体を弾ませるようにして怯えたのも束の間で、父親だとわかるとグレイシスに似た引き攣り笑みをわずかに滲ませた。
「滞りなく仕事を済ませたと聞いている。上出来だ。お前がいきたがっていた遠乗りは次の休息日にしよう」
「本当ですか!」
「嘘は言わん。お前も一人前の男になったわけだ。となれば、もう母と共寝をすることもないだろう」
「え」
「お前専属の侍従をつけてもいいかもしれん。明日その話を少ししよう」
いけしゃあしゃあと己の意見を堂々と押し付けるジルバに、今度はグレイシスが頭の痛そうな顔をした。
ジルバの手が、カインの体を持ち上げる。まるで野良猫を持ち上げるような抱き方は相変わらずであるが、この下手くそな抱き方もジルバにとっての愛情だ。
脇の下に両手を入れられ、持ち上げられたカインがぎこちない笑みを浮かべる。そのままジルバが召喚した蜘蛛の背に下されると、あっけにとられた顔でジルバを見上げた。
「もう遅い、湯浴みをして寝るように」
「まだ陛下とお話がしたいです父上」
「明日の昼以降に存分に時間をとってやる。明日のグレイシスの予定はお前のものだカイン」
「おい、なんで昼からなのだ」
どうやらジルバが明日のグレイシスの仕事を担ってくれるらしい。ありがたいが、時間指定が気に食わないのはグレイシスもまた同じであった。怪訝そうな表情でジルバを見つめると、何かを悟ったらしいカインが、眉を下げてグレイシスを見上げた。
「陛下、ご無理をなさらずに。俺はまだ一人っ子でも構いませんからね」
「聡明なカイン、余計なことは言わなくていい」
「なんだ二人して……」
グレイシスを取り残して、二人だけで会話が進む。ジルバの血が入っているせいだろうか、深くは語らぬところを見るたびに似ているなと再確認をするのだ。
カインの乳母代わりのつもりなのだろうか、子育てを終えたジルバの姉であるアラクネが、カインを頭に乗せたまま部屋を出ていく。赤子時代からゆりかご役を嬉々として演じてくれたアラクネだ。第一王子が魔物に運ばれていく絵面はここ数年でようやく定着してきた。
蜘蛛の糸で器用に扉を閉める姿に気が抜けた。体は疲れていたらしい。執務机に手をついてため息を吐くグレイシスの金髪に、ジルバの黒い左手が触れた。
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