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ヤンキー、お山の総大将に拾われる2-お騒がせ若天狗は白兎にご執心-
未完成な二人 1
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総大将会議でのまさかの双子発覚から、実に目まぐるしく日々は巡った。まあ一言で言うのなら、主に琥珀の勢いが凄かったのだと思う。
まっすぐ帰宅するものだと思っていた睡蓮を抱えたまま、琥珀が実家に帰省して、両親に双子だと報告をしたかと思えば、そのまま両親の返事も聞かずに羽を翻し、今度は水喰家、甚雨家、ニニギにも報告をして、十六夜のところにも挨拶回りをした。
当然、その日は真夜中だったし、なんなら事に及んでいたらしい天嘉は呆気に取られたまま絶句をし、蘇芳もポカンとしていた。水喰は寝ぼけてほとんど聞いてもいなかっただろうし、甚雨からは今か!?と当たり前のことを言われる始末。ニニギはもっと哀れだ。すっぴんの時に来るんじゃないよと琥珀がぶっ飛ばされていた。
まあ、本人は浮かれ過ぎて気にも留めてはいなかったのだが、最後に回った十六夜だけは、大慌てで仮面をつけたらしい。上下逆さまに鴉面をつけた姿を見て、冷静になったらしい琥珀が、お前それ、なんか変だぜ。などと指摘していた。やっぱり一番可哀想なのは十六夜だったかもしれない。
「ふう。」
大きく膨らんだ腹を、睡蓮が撫でる。青藍からの健診では、睡蓮の骨盤の薄さから考えて、腹を切って産むと言う話にまとまった。
小さく産んで、大きく育てるのも考えたが、赤子の出産をこちらで調整することなどできない。だから、睡蓮は天嘉と同じ方法で生むこととなったのだ。
天嘉から、出産の壮絶さを聞いていた分、琥珀は怯えていた。
睡蓮の体は小さい。恐らく腹の子も小さく生まれてくるだろうことは明白であった。だから、睡蓮が未熟児を心配しなくても、腹の子の妖力はしっかりと出産に耐えられるほど満ちているので、安心してその日を迎えていいと。そう言ったお墨付きを青藍からも貰っていたのだが。
「おっとうは君たちが生まれるまで、心労は耐え無さそうだよう。」
昨日も、ちょびっとだけ言い合いをしてしまった。出産がいつになるかわからない分、睡蓮は体力をつけておこうと庭を散歩しようとした、たったそれだけのことで琥珀が首を横に振ったのだ。曰く、つまづいて転んだら大変だと。
「こはは僕が鈍臭いと思ってるんだ。最近はしっかりしてきたつもりなのに。」
「つもりはつもりだ。」
「うわっ!」
ボヤいた言葉に、まさか返事が返ってくるなんて。睡蓮はむすりと唇を引き結ぶと、じとりと琥珀を見た。
「おい、過信しすぎは良くねえぞ。この間は庭いじりをしようとして後ろに転がっただろうが。忘れたとは言わせねえ。」
「う、」
一仕事終えて帰ってきたらしい琥珀が、実に立派な鱒を片手に上がってくる。睡蓮の腕の長さほどありそうなそれを顔の横に持ち上げると、これは水喰からの祝いだと付け加えた。
「あのジジイ、突然詰所の池に現れたかと思えば、こんなでけえの押し付けてきやがった。血抜きして乾物にするか。備蓄はまだあったよな?」
「あ、うん。僕もてつだ」
「いい、そこにいろ。腹が重てえんだ、腰いわしたら事だろう。」
「………。」
琥珀の一言に、また睡蓮がむすりとした。心配してくれるのは嬉しい。嬉しいことには変わりがないのだけれど、それでもまるでお前の仕事は何もないと言われているみたいで、なんとなく嫌だ。
俯いて、大人しくむくれている睡蓮に気がついたらしい。琥珀は何か言いかけて、やめた。
琥珀だってわかってはいるのだ。己の雌に不便をかけていることくらい。だけど、何もかもが初めてで、しかも天嘉の時は覚悟を決めた場面もあったと蘇芳から聞き及んでいるのだ。これから起こるであろう出産という大事を乗り切ってもらうためにも、今は安静にしていてほしいというのが本音である。
「むくれるな、お前の言いたいことはわかってら。」
「お前じゃないもの…」
「睡蓮。」
名前で呼べば、素直に顔を上げる。それでもなんとなく元気がない様子に、琥珀は溜息を一つ吐いた。
炊事場の俎の上に、どかりと鱒を置く。家に帰って、宵丸に凍らして貰えばよかった。そんな事を思い至ったのは、蘇芳ならこんな時、一体どうするのだろうかと思い至ったからだ。
己の雌に滞りなく産月を過ごしてもらう。琥珀の囲い込みは本能だ。しかしそれが睡蓮の負担になっているのは明白で、ままならなくて少しだけ落ち込んだ。
「…すまねえな。」
なんだか、久しぶりにこんなに落ち込んだかもしれない。琥珀のポツリとこぼした言葉が、睡蓮の長いお耳に届いた。聞き慣れない声色にキョトンと首を傾げた睡蓮には、座敷から見える琥珀の背中が心なしかしょげているように見えた。
「琥珀?」
「なんでもねえ。」
「……。」
なんでもねえという声が小さい。いつも睡蓮よりもがなって笑うこともある。そんな快活で不遜な態度が通常の旦那様が、なんだかちょっと。いや、かなり変であった。
なんとなく気になって、睡蓮は出るなと言われている布団の巣の中からそっと出る。いつもなら、少しでも身じろぎしようものなら敏感に振り向いてくるというのに、それもない。
やっぱり、なんか変だ。
睡蓮は腹を抑えてゆっくりと立ち上がると、お腹を片手で支えながら、ひょこひょことその背中に近づいた。
広い背中だ。睡蓮の体なんかすっぽりと入ってしまうだろう。てのひらを添える。この着物の生地の向こうに、睡蓮を守った火傷の跡がある。
「お前、起きあがんなら一枚羽織れって言ったろう。」
「うん、」
背中にピトリと頬を寄せた睡蓮に、琥珀が反応する。後ろ手にそっと睡蓮の腹に触れ、生地の薄さに渋い顔をしたのだ。妊娠してから体が暑いのだと言っても、琥珀は心配性だからか、体が冷えないかと気がきではない。
琥珀の腹に、細い腕が回る。大きな腹が琥珀の腰の辺りに当たって、少しだけ前のめりになった。
「いつもありがと。」
「うん?」
きゅうっ、と小さな手が琥珀の着物を握りしめる。身じろいで、向かい合うような体勢になると、睡蓮はちろりと琥珀を見上げた。
「立ってて辛くねえ?」
「へいき…」
ほら、優しい。睡蓮は、しょげているくせにこちらを気にかける琥珀を見て、胸の奥を甘く鳴かせる。
以前天嘉が言っていた言葉を、不意に思い出した。天狗は一辺倒だと。愛情深いからこそ、極端なのだと。天狗同士が番えば、きっとお互いの本能を理解しあっているからうまくいくのだろう。だけど、天嘉も睡蓮も異種族である。だから、口にしないとわからない。天嘉もそれで、たいそう苦労をしたと言っていた。
「…に、妊娠すると、お腹が大きくなるでしょう?」
「おう?」
「あのね、座りっぱなしもお尻が痛くなっちゃうの。だから、たまにこうして琥珀について歩きたい…いい?」
ちんまい手のひらが、大きな手のひらにそっと重なる。琥珀の掌を握りたくても、睡蓮の手じゃ握り返すには大きすぎる。
だけど、こうして温めることくらいならできるのだ。
「知らなかった…」
「ぼ、僕もいうほどのことじゃないと思ってた…」
「言わねとわかんねえだろう、…ああ、俺も大概に人のことは言えないか。」
睡蓮の細い体に腕を回して抱き寄せる。琥珀がその耳の根元に鼻先を埋めると、くすぐったそうに長いお耳が震える。ぽこん、と腹の内側を蹴って、反応を返された。睡蓮のトクンとはねた鼓動の一つが伝わったのだろう。
「…蹴った。」
「最近、すごく元気なんだあ。」
くすぐったそうに体を離した睡蓮が、愛おしそうに膨らんだ腹を撫でる。琥珀はその手の平に重ねるかのようにして己の手を重ねると、目元を緩めた。
「…なるべく、素直に生まれてきてくれ。お前の母はちいせえんだ。」
小さくそんな事を呟く。琥珀は、睡蓮の体も心配だし、腹の子が仲良く元気に生まれてくるかも心配だった。睡蓮の尻は小さいし、恐らく産むなら腹を切ることになるだろうと、青藍が言っていた。
心配の色を受け取ったらしい。睡蓮は顔を上げると、琥珀の頬をムニリとつまむ。
「僕、怖くないもの。二人を抱けない方がよっぽど怖いや。」
「お前の覚悟が決まってても、俺の覚悟は、」
「こは、大丈夫。だって今もこんなに気を配ってくれるんだもの。僕は何も心配なんてしてないよう。」
むしろ、不安定になっている琥珀の方が、睡蓮は心配であった。使えぬ左腕が持ち上がれば、両腕で抱き締めてやれたのに。せめて大丈夫だよと安心して欲しくて、睡蓮は琥珀の腕の中に身を寄せた。
まっすぐ帰宅するものだと思っていた睡蓮を抱えたまま、琥珀が実家に帰省して、両親に双子だと報告をしたかと思えば、そのまま両親の返事も聞かずに羽を翻し、今度は水喰家、甚雨家、ニニギにも報告をして、十六夜のところにも挨拶回りをした。
当然、その日は真夜中だったし、なんなら事に及んでいたらしい天嘉は呆気に取られたまま絶句をし、蘇芳もポカンとしていた。水喰は寝ぼけてほとんど聞いてもいなかっただろうし、甚雨からは今か!?と当たり前のことを言われる始末。ニニギはもっと哀れだ。すっぴんの時に来るんじゃないよと琥珀がぶっ飛ばされていた。
まあ、本人は浮かれ過ぎて気にも留めてはいなかったのだが、最後に回った十六夜だけは、大慌てで仮面をつけたらしい。上下逆さまに鴉面をつけた姿を見て、冷静になったらしい琥珀が、お前それ、なんか変だぜ。などと指摘していた。やっぱり一番可哀想なのは十六夜だったかもしれない。
「ふう。」
大きく膨らんだ腹を、睡蓮が撫でる。青藍からの健診では、睡蓮の骨盤の薄さから考えて、腹を切って産むと言う話にまとまった。
小さく産んで、大きく育てるのも考えたが、赤子の出産をこちらで調整することなどできない。だから、睡蓮は天嘉と同じ方法で生むこととなったのだ。
天嘉から、出産の壮絶さを聞いていた分、琥珀は怯えていた。
睡蓮の体は小さい。恐らく腹の子も小さく生まれてくるだろうことは明白であった。だから、睡蓮が未熟児を心配しなくても、腹の子の妖力はしっかりと出産に耐えられるほど満ちているので、安心してその日を迎えていいと。そう言ったお墨付きを青藍からも貰っていたのだが。
「おっとうは君たちが生まれるまで、心労は耐え無さそうだよう。」
昨日も、ちょびっとだけ言い合いをしてしまった。出産がいつになるかわからない分、睡蓮は体力をつけておこうと庭を散歩しようとした、たったそれだけのことで琥珀が首を横に振ったのだ。曰く、つまづいて転んだら大変だと。
「こはは僕が鈍臭いと思ってるんだ。最近はしっかりしてきたつもりなのに。」
「つもりはつもりだ。」
「うわっ!」
ボヤいた言葉に、まさか返事が返ってくるなんて。睡蓮はむすりと唇を引き結ぶと、じとりと琥珀を見た。
「おい、過信しすぎは良くねえぞ。この間は庭いじりをしようとして後ろに転がっただろうが。忘れたとは言わせねえ。」
「う、」
一仕事終えて帰ってきたらしい琥珀が、実に立派な鱒を片手に上がってくる。睡蓮の腕の長さほどありそうなそれを顔の横に持ち上げると、これは水喰からの祝いだと付け加えた。
「あのジジイ、突然詰所の池に現れたかと思えば、こんなでけえの押し付けてきやがった。血抜きして乾物にするか。備蓄はまだあったよな?」
「あ、うん。僕もてつだ」
「いい、そこにいろ。腹が重てえんだ、腰いわしたら事だろう。」
「………。」
琥珀の一言に、また睡蓮がむすりとした。心配してくれるのは嬉しい。嬉しいことには変わりがないのだけれど、それでもまるでお前の仕事は何もないと言われているみたいで、なんとなく嫌だ。
俯いて、大人しくむくれている睡蓮に気がついたらしい。琥珀は何か言いかけて、やめた。
琥珀だってわかってはいるのだ。己の雌に不便をかけていることくらい。だけど、何もかもが初めてで、しかも天嘉の時は覚悟を決めた場面もあったと蘇芳から聞き及んでいるのだ。これから起こるであろう出産という大事を乗り切ってもらうためにも、今は安静にしていてほしいというのが本音である。
「むくれるな、お前の言いたいことはわかってら。」
「お前じゃないもの…」
「睡蓮。」
名前で呼べば、素直に顔を上げる。それでもなんとなく元気がない様子に、琥珀は溜息を一つ吐いた。
炊事場の俎の上に、どかりと鱒を置く。家に帰って、宵丸に凍らして貰えばよかった。そんな事を思い至ったのは、蘇芳ならこんな時、一体どうするのだろうかと思い至ったからだ。
己の雌に滞りなく産月を過ごしてもらう。琥珀の囲い込みは本能だ。しかしそれが睡蓮の負担になっているのは明白で、ままならなくて少しだけ落ち込んだ。
「…すまねえな。」
なんだか、久しぶりにこんなに落ち込んだかもしれない。琥珀のポツリとこぼした言葉が、睡蓮の長いお耳に届いた。聞き慣れない声色にキョトンと首を傾げた睡蓮には、座敷から見える琥珀の背中が心なしかしょげているように見えた。
「琥珀?」
「なんでもねえ。」
「……。」
なんでもねえという声が小さい。いつも睡蓮よりもがなって笑うこともある。そんな快活で不遜な態度が通常の旦那様が、なんだかちょっと。いや、かなり変であった。
なんとなく気になって、睡蓮は出るなと言われている布団の巣の中からそっと出る。いつもなら、少しでも身じろぎしようものなら敏感に振り向いてくるというのに、それもない。
やっぱり、なんか変だ。
睡蓮は腹を抑えてゆっくりと立ち上がると、お腹を片手で支えながら、ひょこひょことその背中に近づいた。
広い背中だ。睡蓮の体なんかすっぽりと入ってしまうだろう。てのひらを添える。この着物の生地の向こうに、睡蓮を守った火傷の跡がある。
「お前、起きあがんなら一枚羽織れって言ったろう。」
「うん、」
背中にピトリと頬を寄せた睡蓮に、琥珀が反応する。後ろ手にそっと睡蓮の腹に触れ、生地の薄さに渋い顔をしたのだ。妊娠してから体が暑いのだと言っても、琥珀は心配性だからか、体が冷えないかと気がきではない。
琥珀の腹に、細い腕が回る。大きな腹が琥珀の腰の辺りに当たって、少しだけ前のめりになった。
「いつもありがと。」
「うん?」
きゅうっ、と小さな手が琥珀の着物を握りしめる。身じろいで、向かい合うような体勢になると、睡蓮はちろりと琥珀を見上げた。
「立ってて辛くねえ?」
「へいき…」
ほら、優しい。睡蓮は、しょげているくせにこちらを気にかける琥珀を見て、胸の奥を甘く鳴かせる。
以前天嘉が言っていた言葉を、不意に思い出した。天狗は一辺倒だと。愛情深いからこそ、極端なのだと。天狗同士が番えば、きっとお互いの本能を理解しあっているからうまくいくのだろう。だけど、天嘉も睡蓮も異種族である。だから、口にしないとわからない。天嘉もそれで、たいそう苦労をしたと言っていた。
「…に、妊娠すると、お腹が大きくなるでしょう?」
「おう?」
「あのね、座りっぱなしもお尻が痛くなっちゃうの。だから、たまにこうして琥珀について歩きたい…いい?」
ちんまい手のひらが、大きな手のひらにそっと重なる。琥珀の掌を握りたくても、睡蓮の手じゃ握り返すには大きすぎる。
だけど、こうして温めることくらいならできるのだ。
「知らなかった…」
「ぼ、僕もいうほどのことじゃないと思ってた…」
「言わねとわかんねえだろう、…ああ、俺も大概に人のことは言えないか。」
睡蓮の細い体に腕を回して抱き寄せる。琥珀がその耳の根元に鼻先を埋めると、くすぐったそうに長いお耳が震える。ぽこん、と腹の内側を蹴って、反応を返された。睡蓮のトクンとはねた鼓動の一つが伝わったのだろう。
「…蹴った。」
「最近、すごく元気なんだあ。」
くすぐったそうに体を離した睡蓮が、愛おしそうに膨らんだ腹を撫でる。琥珀はその手の平に重ねるかのようにして己の手を重ねると、目元を緩めた。
「…なるべく、素直に生まれてきてくれ。お前の母はちいせえんだ。」
小さくそんな事を呟く。琥珀は、睡蓮の体も心配だし、腹の子が仲良く元気に生まれてくるかも心配だった。睡蓮の尻は小さいし、恐らく産むなら腹を切ることになるだろうと、青藍が言っていた。
心配の色を受け取ったらしい。睡蓮は顔を上げると、琥珀の頬をムニリとつまむ。
「僕、怖くないもの。二人を抱けない方がよっぽど怖いや。」
「お前の覚悟が決まってても、俺の覚悟は、」
「こは、大丈夫。だって今もこんなに気を配ってくれるんだもの。僕は何も心配なんてしてないよう。」
むしろ、不安定になっている琥珀の方が、睡蓮は心配であった。使えぬ左腕が持ち上がれば、両腕で抱き締めてやれたのに。せめて大丈夫だよと安心して欲しくて、睡蓮は琥珀の腕の中に身を寄せた。
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