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ヤンキー、お山の総大将に拾われる2-お騒がせ若天狗は白兎にご執心-
琥珀の心配、睡蓮の矜持 4
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双子は忌子だ。穢れだ。そう言った知識が常識として根付いている時代から、生きている妖かしは多い。そして、それを親に持つ妖かしもまた同じで、寧々浪や義澄、平兵衛などはそう言った思考の持ち主であった。
何もおかしいことはない。だって、それがこちら側の常識だからだ。故に、琥珀も睡蓮も、何も違和感などない予想された反応を返しただけであった。
だから、寧々浪は叫び声を上げる二人を見て、ようやく落ち込む顔が見れると笏の内側でその口を歪ませて喜んだ。
「ど、どうしよう…」
震える睡蓮の声が、ポツリと落ちた。片手で膨らんだ腹に触れて、俯きながら呟く様子は実に滑稽で、寧々浪はその黒い眼をキラキラと輝かせて見つめる。
蘇芳に似た琥珀が、その薄い肩を抱く。戸惑ったような顔色を見て、その表情に勝手に面影を重ねた。
「奈津よ、お前は獣だからわからぬか。」
「何をでございましょう、」
二人の様子に首を傾げていた奈津に、寧々浪が声をかける。石丸は、着物の裾を握りしめて息を詰める。どう反応するのが正解か決めあぐねていたのだ。
「双子というのは、」
わからぬものに、教えを解くように笏から口を離し、顔を上げた時だった。
「天狗と兎、両方だったらどうしようっ!!!!」
「え?」
その場にいたものは、睡蓮の先ほどとは違う無邪気な声色にポカンとして、思わず口から母音をこぼした。
「兎と兎!?それとも天狗が二人!?どうしよう琥珀っ、僕嬉しくて、頭がパーンってなりそう!!」
「どわっ、お、おま、身重なんだから跳ねるんじゃねえっての!」
「兎と天狗かなあ、こは!こはに似てるといいなあっ!」
「俺はお前に似てる方がいい!!つか、この薄い腹に二匹も!?」
「兎だったら二羽だよう!」
あんぐりと口を開けた間抜け面の寧々浪を見て、石丸は分厚い唇を引き結んで笑い転げそうになるのを必死で堪える。平兵衛は詰めていた息を吐き出し、義澄も肩の力を抜いた。二人は忌子を嫌って、琥珀が睡蓮に手をかけるのではないかと要らぬ心配をし、流れ玉を食らうのを嫌がっていたのだ。
「何を心配しているのか知らねえがよ、あいつが嫁を手にかけるわけがないだろう。」
妙な具合に力を抜いた二匹を見て、義骸が呆れたような声を漏らした。そもそも獣上がりのこいつらが双子を気にする方がおかしいのである。いつからか広まっていた人の常識に囚われているのは妖として恥ずべきことだと口を添えると、平兵衛も義澄も渋い顔をした。
「思っていたのと違うではないか!!!」
声高々に、寧々浪が叫ぶ。
「違う、そうじゃない!もっと泣き喚くとか、こんなの知らないとか、そう言った嘆きがみたかっ、」
「寧々浪さんも喜んでくださるんですか!」
「はああ!?」
寧々浪の叫びは湾曲して捉えられたらしい。琥珀が険しい顔で文句の一つでも言おうとした、その瞬間を睡蓮が食らいついたのだ。それも、目をキラキラとさせたあどけない表情で。
「睡蓮、まっ」
「僕も嬉しくて泣きそうですけど、泣きません!だって生まれたらきっと泣くだろうから、嬉し涙は取っておかねば!」
「はああおま、何いっ」
「でも、こんな幸せは確かに知りませんでした、まさか総大将会議という貴重な場で、こんな思し召しを頂けるなんてっ、奈津様、平兵衛様ありがとうざいます!!」
「おお、おう、おう。」
「いえいえどういたしまして。」
琥珀の目の前で、高揚に高揚を重ねたらしい睡蓮が、頬を真っ赤に染めて寧々浪の水掻きのついた手を握りしめる。そこ意地の悪い寧々浪はというと、まさか己の言葉を聞き入れず、言葉を遮って詰め寄ったかと思うと、まるで友達かのように手を引いて、ついで平兵衛と奈津に突っ込んでいく睡蓮の様子に、どこから文句を言えばいいのかわからなかったらしい。ただその黒目を大きく見開いたまま、引っ張られるがままについていくことしかできなかった。
あの偏屈で有名な老い狐の平兵衛が、その勢いに圧倒されてまともな返事すらできていない。
喜びが振り切った睡蓮の前には怖いものなんかない。ちまこい尾っぽを振り回しながら、ついには義澄にまで喜びを伝えに行き、よ、よかったなと言葉をもらっては飛び跳ねて、波旬に向かって走っていく。こんな小さな兎に手を引かれることしかできない寧々浪は、ご自慢の垂髪を乱し、頭に疑問符を散りばめた間抜けな表情で波旬を見上げた。
「くく、随分と良い顔をしているなあ寧々浪。」
「波旬様!寧々浪様がもっと喜べとお祝いしてくださったんです!どうしよう双子です!出雲、もう僕どうしたらいいと思う!?」
「わかったわかった、とりあえず産衣とか布おむつとか、二組分用意しなきゃなんだから、動けるうちに何が必要か書き出ししておきな。」
「ああっ、確かに!出雲頭いい!」
「ぎゃっ」
ビョンっと飛び跳ねるものだから、つられて寧々浪もたたらを踏む。後ろからかけてきた琥珀によって睡蓮が回収されると、その温もりが移った己の水掻きのついた掌を見つめて、しばし放心してしまった。
「お前の底意地の悪さも、睡蓮には通用しないだろうよ。」
「波旬…」
「あの子の周りにはお前みたいな奴ばかりだったからなあ、お前程度の意地悪なんぞ屁でもないぞ。わはは。」
「ああ、琥珀殿が身も蓋もなく嗜めておられる…あの方を振り回せるのはやはり睡蓮しかいないねえ…。」
振り向けば、あれだけ老獪極まると言った雰囲気で腹の中を見せなかった琥珀が、睡蓮を抱え上げてギャアギャアと吠える。その辺の若者と何も変わらぬ口調で、身重なんだからいい加減に燥ぐなと必死に宣う様子は、いつもの何を考えているかわからない琥珀とは似ても似つかない。
「あ、あいつはあれが本性か…」
「天嘉の息子の手綱を握っているのだぞ。お前が敵うものか。」
そう言われて、なんだか妙に納得してしまった。出雲から櫛を差し出され、それを受け取った寧々浪に、波旬が小さく笑う。睡蓮は偏屈達を己の歩調に合わせたのだ。それだけでもすごいのに、もはや取り繕うのも疲れたらしい。平兵衛と義澄からは、やれ妊夫の腹を触らせろやら、腹に子がいるとはどんな心地かと、うちに秘めていた純粋な好奇心を晒して睡蓮に募るものだから、琥珀が静電気で追い払っていた。
義骸だけはしっかりと奈津から冬越しの為の助言を聞き入れ、備忘録代わりの紙に認めていた。あいつも存外真面目である。
「ほらほらみなさま。しっかりしてくださいな。御嶽山は今年は積雪が少ないと出ておりましたが、備蓄はあるに越した事はございません。恐らく大首洗山は木枯れで身を隠せるものがなくなりますから、なかなかに外界へは出づらいですよ。山の恵みは減少します故、祖師桜山か御嶽山に助力を願うこともあるでしょう。あとは椎葉山ですが、人間どもが山に踏み込むと出ておりますが、これは悪いものとしては出ておりませんので様子見でいいかと。時期は冬の頭ですねえ。」
奈津がパンパンと手を叩いて切替させると、流れるように占いの結果を伝える。山の冬越えの為の忠告を各々が把握すると、話し合いを進めるのだ。琥珀が総大将を務める御嶽山は、大首洗山の総大将である義澄に乞われ、古木の霊と話を通して枯れ木対策などの助言と、冬越えまでの目張りを打診できないかということで話を進めた。
「真面目な会話には僕たちのお呼びはないよ。大人しくするとか言っておきながら、睡蓮が燥ぐからどうしようかと思ったよ。」
「僕もそのつもりだったんだけどね…」
気恥ずかしそうに腹に触れながら、睡蓮が言う。親になると言うのに、自分が高揚してしまい、つい琥珀に嗜められてしまった。ちろりと話し合いに参加する琥珀を見やる。嫁の視線に気がついたらしい。義澄によって目配せをされて琥珀が振り向くと、その口元をへの字に曲げながらも、じんわりと耳を赤く染めていた。
「琥珀殿にあんな顔させられるのは、お前くらいだよ睡蓮。」
「う、うん…」
出雲は頭ひとつ分低い睡蓮を見下ろすと、ふふんと笑った。あどけない顔をして、見た目どおり気が弱いくせに、この子はよく頑張った。総大将の嫁としての矜持をしかと見た出雲は、同じ玉兎である睡蓮がいかに勇ましかったかを、梔子たちに自慢してやろうと思った。
「まあ、信じてくれるかは別だけどねえ。」
「うん?」
「こっちの話。」
腕の中の珠緒をあやすように出雲が言う。睡蓮はまさか己のことを言われているとは終ぞ思わなかったようで、赤ちゃん、かわいいねえなどと呑気なことを宣っていた。
何もおかしいことはない。だって、それがこちら側の常識だからだ。故に、琥珀も睡蓮も、何も違和感などない予想された反応を返しただけであった。
だから、寧々浪は叫び声を上げる二人を見て、ようやく落ち込む顔が見れると笏の内側でその口を歪ませて喜んだ。
「ど、どうしよう…」
震える睡蓮の声が、ポツリと落ちた。片手で膨らんだ腹に触れて、俯きながら呟く様子は実に滑稽で、寧々浪はその黒い眼をキラキラと輝かせて見つめる。
蘇芳に似た琥珀が、その薄い肩を抱く。戸惑ったような顔色を見て、その表情に勝手に面影を重ねた。
「奈津よ、お前は獣だからわからぬか。」
「何をでございましょう、」
二人の様子に首を傾げていた奈津に、寧々浪が声をかける。石丸は、着物の裾を握りしめて息を詰める。どう反応するのが正解か決めあぐねていたのだ。
「双子というのは、」
わからぬものに、教えを解くように笏から口を離し、顔を上げた時だった。
「天狗と兎、両方だったらどうしようっ!!!!」
「え?」
その場にいたものは、睡蓮の先ほどとは違う無邪気な声色にポカンとして、思わず口から母音をこぼした。
「兎と兎!?それとも天狗が二人!?どうしよう琥珀っ、僕嬉しくて、頭がパーンってなりそう!!」
「どわっ、お、おま、身重なんだから跳ねるんじゃねえっての!」
「兎と天狗かなあ、こは!こはに似てるといいなあっ!」
「俺はお前に似てる方がいい!!つか、この薄い腹に二匹も!?」
「兎だったら二羽だよう!」
あんぐりと口を開けた間抜け面の寧々浪を見て、石丸は分厚い唇を引き結んで笑い転げそうになるのを必死で堪える。平兵衛は詰めていた息を吐き出し、義澄も肩の力を抜いた。二人は忌子を嫌って、琥珀が睡蓮に手をかけるのではないかと要らぬ心配をし、流れ玉を食らうのを嫌がっていたのだ。
「何を心配しているのか知らねえがよ、あいつが嫁を手にかけるわけがないだろう。」
妙な具合に力を抜いた二匹を見て、義骸が呆れたような声を漏らした。そもそも獣上がりのこいつらが双子を気にする方がおかしいのである。いつからか広まっていた人の常識に囚われているのは妖として恥ずべきことだと口を添えると、平兵衛も義澄も渋い顔をした。
「思っていたのと違うではないか!!!」
声高々に、寧々浪が叫ぶ。
「違う、そうじゃない!もっと泣き喚くとか、こんなの知らないとか、そう言った嘆きがみたかっ、」
「寧々浪さんも喜んでくださるんですか!」
「はああ!?」
寧々浪の叫びは湾曲して捉えられたらしい。琥珀が険しい顔で文句の一つでも言おうとした、その瞬間を睡蓮が食らいついたのだ。それも、目をキラキラとさせたあどけない表情で。
「睡蓮、まっ」
「僕も嬉しくて泣きそうですけど、泣きません!だって生まれたらきっと泣くだろうから、嬉し涙は取っておかねば!」
「はああおま、何いっ」
「でも、こんな幸せは確かに知りませんでした、まさか総大将会議という貴重な場で、こんな思し召しを頂けるなんてっ、奈津様、平兵衛様ありがとうざいます!!」
「おお、おう、おう。」
「いえいえどういたしまして。」
琥珀の目の前で、高揚に高揚を重ねたらしい睡蓮が、頬を真っ赤に染めて寧々浪の水掻きのついた手を握りしめる。そこ意地の悪い寧々浪はというと、まさか己の言葉を聞き入れず、言葉を遮って詰め寄ったかと思うと、まるで友達かのように手を引いて、ついで平兵衛と奈津に突っ込んでいく睡蓮の様子に、どこから文句を言えばいいのかわからなかったらしい。ただその黒目を大きく見開いたまま、引っ張られるがままについていくことしかできなかった。
あの偏屈で有名な老い狐の平兵衛が、その勢いに圧倒されてまともな返事すらできていない。
喜びが振り切った睡蓮の前には怖いものなんかない。ちまこい尾っぽを振り回しながら、ついには義澄にまで喜びを伝えに行き、よ、よかったなと言葉をもらっては飛び跳ねて、波旬に向かって走っていく。こんな小さな兎に手を引かれることしかできない寧々浪は、ご自慢の垂髪を乱し、頭に疑問符を散りばめた間抜けな表情で波旬を見上げた。
「くく、随分と良い顔をしているなあ寧々浪。」
「波旬様!寧々浪様がもっと喜べとお祝いしてくださったんです!どうしよう双子です!出雲、もう僕どうしたらいいと思う!?」
「わかったわかった、とりあえず産衣とか布おむつとか、二組分用意しなきゃなんだから、動けるうちに何が必要か書き出ししておきな。」
「ああっ、確かに!出雲頭いい!」
「ぎゃっ」
ビョンっと飛び跳ねるものだから、つられて寧々浪もたたらを踏む。後ろからかけてきた琥珀によって睡蓮が回収されると、その温もりが移った己の水掻きのついた掌を見つめて、しばし放心してしまった。
「お前の底意地の悪さも、睡蓮には通用しないだろうよ。」
「波旬…」
「あの子の周りにはお前みたいな奴ばかりだったからなあ、お前程度の意地悪なんぞ屁でもないぞ。わはは。」
「ああ、琥珀殿が身も蓋もなく嗜めておられる…あの方を振り回せるのはやはり睡蓮しかいないねえ…。」
振り向けば、あれだけ老獪極まると言った雰囲気で腹の中を見せなかった琥珀が、睡蓮を抱え上げてギャアギャアと吠える。その辺の若者と何も変わらぬ口調で、身重なんだからいい加減に燥ぐなと必死に宣う様子は、いつもの何を考えているかわからない琥珀とは似ても似つかない。
「あ、あいつはあれが本性か…」
「天嘉の息子の手綱を握っているのだぞ。お前が敵うものか。」
そう言われて、なんだか妙に納得してしまった。出雲から櫛を差し出され、それを受け取った寧々浪に、波旬が小さく笑う。睡蓮は偏屈達を己の歩調に合わせたのだ。それだけでもすごいのに、もはや取り繕うのも疲れたらしい。平兵衛と義澄からは、やれ妊夫の腹を触らせろやら、腹に子がいるとはどんな心地かと、うちに秘めていた純粋な好奇心を晒して睡蓮に募るものだから、琥珀が静電気で追い払っていた。
義骸だけはしっかりと奈津から冬越しの為の助言を聞き入れ、備忘録代わりの紙に認めていた。あいつも存外真面目である。
「ほらほらみなさま。しっかりしてくださいな。御嶽山は今年は積雪が少ないと出ておりましたが、備蓄はあるに越した事はございません。恐らく大首洗山は木枯れで身を隠せるものがなくなりますから、なかなかに外界へは出づらいですよ。山の恵みは減少します故、祖師桜山か御嶽山に助力を願うこともあるでしょう。あとは椎葉山ですが、人間どもが山に踏み込むと出ておりますが、これは悪いものとしては出ておりませんので様子見でいいかと。時期は冬の頭ですねえ。」
奈津がパンパンと手を叩いて切替させると、流れるように占いの結果を伝える。山の冬越えの為の忠告を各々が把握すると、話し合いを進めるのだ。琥珀が総大将を務める御嶽山は、大首洗山の総大将である義澄に乞われ、古木の霊と話を通して枯れ木対策などの助言と、冬越えまでの目張りを打診できないかということで話を進めた。
「真面目な会話には僕たちのお呼びはないよ。大人しくするとか言っておきながら、睡蓮が燥ぐからどうしようかと思ったよ。」
「僕もそのつもりだったんだけどね…」
気恥ずかしそうに腹に触れながら、睡蓮が言う。親になると言うのに、自分が高揚してしまい、つい琥珀に嗜められてしまった。ちろりと話し合いに参加する琥珀を見やる。嫁の視線に気がついたらしい。義澄によって目配せをされて琥珀が振り向くと、その口元をへの字に曲げながらも、じんわりと耳を赤く染めていた。
「琥珀殿にあんな顔させられるのは、お前くらいだよ睡蓮。」
「う、うん…」
出雲は頭ひとつ分低い睡蓮を見下ろすと、ふふんと笑った。あどけない顔をして、見た目どおり気が弱いくせに、この子はよく頑張った。総大将の嫁としての矜持をしかと見た出雲は、同じ玉兎である睡蓮がいかに勇ましかったかを、梔子たちに自慢してやろうと思った。
「まあ、信じてくれるかは別だけどねえ。」
「うん?」
「こっちの話。」
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