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ヤンキー、お山の総大将に拾われる~理不尽が俺に婚姻届押し付けてきた件について~
大天狗だって甘えたい 3*
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「んぁ、…っ、も、いたずらすんなって…、」
「お前に主導権は渡したのだ。これくらいは許せ。」
「あ、ぁ…っ…これ、っ…じゅにゅ、う…じゃん…っ…!」
控えめな甘い声が奥座敷に静かに溶ける。天嘉の濡れた吐息混じりのその声は、他でもない蘇芳によってもたらされたものであった。その二粒の胸の頂を口に含まれながら、先ほどから蘇芳の性器を尻に挟んで、先走りでその蕾を濡らしていた。
ちぅ、と蘇芳が吸い付くたびに、天嘉の胸からは甘ったるい妖力がじんわりと舌を濡らす。尻の軟肉を両手で包むように揉みながら、蘇芳は天嘉の尻の間に何度も性器を擦り付ける。なかなかに楽しい。やめろという割には蘇芳の頭を抱き込んでくるのだ。
産後から褥を共にする回数はぐんと減ってしまった。琥珀は可愛い。まだ幼い我が子に嫁を取られるのは致し方ないと納得はしている。しかし、しかしだ。同じ雌とはいえ、幸はだめだ。そこは蘇芳を優先してもらいたい。
蘇芳はさまざまなものが溜まっていた。腹の中に燻った思いは、こうして天嘉を攻めることによって溜飲を下げる。我ながら中々に難儀な性分であることは早々に自覚済みであった。
「っぁ、も…や、さしく…して、っ…」
「授乳をしてから柔らかくなったんじゃないか。」
「っぅあ、や、バカ、言って…んんっ、」
唇で挟まれ、その先端を甘く食まれる。そんなふうにしないでほしい。先ほどからはだけた着物の隙間から、先走りが太ももを伝ってくるのだ。このまま胸だけでイかされてしまうのは、なんだか格好が悪くて嫌だった。
「艶かしいな、そろそろお前からねだってほしいものなんだが。」
「ん、とに…親父くせ…ぁっ」
「今更何をいう、そんなことを言うなら、お前は俺にとっての幼妻ということになるぞ。」
「や、ぅあ…、お、おまわりさぁん…っ」
蘇芳の楽しげな声が胸元から響いてくる。天嘉が抱き込んだせいで、先ほどから右も左も胸が気持ちよくてダメだった。頭の悪いやりとりをしている自覚はあるのに、天嘉はなすがまま、その敏感な胸に這わされる蘇芳のざらつく舌に腰を震わせながら精を漏らす。
蘇芳の腹筋に、天嘉の白濁がぽたぽたと落ちたかと思えば、ついには観念したらしい。その柔らかく濡れた尻をぺたりと蘇芳の下肢に押しつけてしまった。
「なんだ、もう降参か。」
「ふぁ…も、すげ…気持ちくて、バカになりそ…」
「お前、そんなにいやらしくて今までよく無事だったなあ…。」
「お陰様でな…」
蕩けた顔でむくれる。可愛い。蘇芳は思わず納得するように頷くと、天嘉は呆れたように見つめ返された。解せぬ。
性器は未だ尻に挟んだままである。濡れて赤らんだ顔を晒す天嘉のこめかみに唇を落とすと、蘇芳の掌がそっと天嘉の股座に差し込まれる。ふにりとしてなめらかな小さな袋を手のひらで包めば、ふるりと震えて上がった顎を舐め上げるようにして首筋に舌を這わせた。
「だきたい。入れさせてくれるか。」
「ん、…気持ちくして…」
「は…、ああ、興奮してきた。」
「ひゃ、ちょっとまっ、」
熱い吐息を漏らした蘇芳が、がしりと天嘉の背中に手を回す。あっという間に押し倒され、天井を覆い隠すように、蘇芳が大きな体で見下ろしてきた。獰猛な目は真っ直ぐに天嘉を射抜く。硬く勃起した性器を薄い腹に押しつけると、横断していた帯を押し上げるほどの存在感を見せつけた。
「こ、んな…デカかったっけ…?」
「さぷらいずーというやつだ。」
「いや伸ばさないし、発音へんだし、この状況でそれは…っ」
「お前はよく喋るなあ。喘ぐだけにしておきなさい。」
お前が変なこというからじゃん!そう言いたかったのに、蘇芳の両手でがしりと腰を掴まれ、足を開かれるようにして蘇芳の前に晒されてしまった己の蕾に、天嘉は声のない悲鳴をあげてしまった。
「俺は、お前に自らねだってほしい。」
「や、それやだ…、そこ、あんまみんなよ…っ…」
蘇芳の唇が、天嘉の一番弱い部分に触れた。ふくりと膨らみ、縦に割れてしまった秘密の場所を、蘇芳の赤い舌がそっとなぞる。ひくんと収縮してしまう。見せつけるようにそんなことをされてしまったら、天嘉のそこは簡単に開いてしまう。
「ぁ、す、すお…、」
「ここを、どうしてほしいか言ってみろ。」
「ゃだ…な、なんでぇ…っ…」
「甘やかして、くれるのだろう?おねだりは聞いてくれんのか。」
そこに口付けられて、しびびと全身に甘やかなざわめきが走る。天嘉はそのさきの気持ちいいを知っていた。だからこそ、こうやって焦らされたくはない。気がつけば貪欲になってしまった天嘉はそこに指を這わし、自身の中指の先端をゆっくりと含ませた。
「天嘉、お前、」
「こ、れじゃ…だめ、か…っ、なぁ、だめ…?」
蘇芳の目の前で、嫁が恥じらいながら指を抜き差しする。下手くそな自慰だ。だけど、これがお誘いなのだとしたら、間違いなく蘇芳には効果的面であった。
「最高だ。」
「ぁ、ゆ、ゆび、ご、とぉ…っ…!」
天嘉の指を巻き込むかのようにして、蘇芳の分厚い舌が差し込まれる。ぐぷ、というはしたない音を立てながら差し込まれたそれに、全身の性感が刺激されてしまった。自身の性器が肘に当たる。それほどまでに体を折り曲げられ、奥深くまでに差し込まれた舌と指。
気がつけば天嘉はまるで駄々をこねるかのような甘ったるい声しか挙げられなくなっていた。気持ちいい、ああ、どうしよう。
「き、もちぃ…っぁ、あっあっ…」
泡だった唾液の弾ける音と、天嘉の指がにゅくにゅくと前立腺を押す恥ずかしい動きに、蘇芳は満足そうに腰を引き寄せ、その舌の挿入を深くした。
「お前に主導権は渡したのだ。これくらいは許せ。」
「あ、ぁ…っ…これ、っ…じゅにゅ、う…じゃん…っ…!」
控えめな甘い声が奥座敷に静かに溶ける。天嘉の濡れた吐息混じりのその声は、他でもない蘇芳によってもたらされたものであった。その二粒の胸の頂を口に含まれながら、先ほどから蘇芳の性器を尻に挟んで、先走りでその蕾を濡らしていた。
ちぅ、と蘇芳が吸い付くたびに、天嘉の胸からは甘ったるい妖力がじんわりと舌を濡らす。尻の軟肉を両手で包むように揉みながら、蘇芳は天嘉の尻の間に何度も性器を擦り付ける。なかなかに楽しい。やめろという割には蘇芳の頭を抱き込んでくるのだ。
産後から褥を共にする回数はぐんと減ってしまった。琥珀は可愛い。まだ幼い我が子に嫁を取られるのは致し方ないと納得はしている。しかし、しかしだ。同じ雌とはいえ、幸はだめだ。そこは蘇芳を優先してもらいたい。
蘇芳はさまざまなものが溜まっていた。腹の中に燻った思いは、こうして天嘉を攻めることによって溜飲を下げる。我ながら中々に難儀な性分であることは早々に自覚済みであった。
「っぁ、も…や、さしく…して、っ…」
「授乳をしてから柔らかくなったんじゃないか。」
「っぅあ、や、バカ、言って…んんっ、」
唇で挟まれ、その先端を甘く食まれる。そんなふうにしないでほしい。先ほどからはだけた着物の隙間から、先走りが太ももを伝ってくるのだ。このまま胸だけでイかされてしまうのは、なんだか格好が悪くて嫌だった。
「艶かしいな、そろそろお前からねだってほしいものなんだが。」
「ん、とに…親父くせ…ぁっ」
「今更何をいう、そんなことを言うなら、お前は俺にとっての幼妻ということになるぞ。」
「や、ぅあ…、お、おまわりさぁん…っ」
蘇芳の楽しげな声が胸元から響いてくる。天嘉が抱き込んだせいで、先ほどから右も左も胸が気持ちよくてダメだった。頭の悪いやりとりをしている自覚はあるのに、天嘉はなすがまま、その敏感な胸に這わされる蘇芳のざらつく舌に腰を震わせながら精を漏らす。
蘇芳の腹筋に、天嘉の白濁がぽたぽたと落ちたかと思えば、ついには観念したらしい。その柔らかく濡れた尻をぺたりと蘇芳の下肢に押しつけてしまった。
「なんだ、もう降参か。」
「ふぁ…も、すげ…気持ちくて、バカになりそ…」
「お前、そんなにいやらしくて今までよく無事だったなあ…。」
「お陰様でな…」
蕩けた顔でむくれる。可愛い。蘇芳は思わず納得するように頷くと、天嘉は呆れたように見つめ返された。解せぬ。
性器は未だ尻に挟んだままである。濡れて赤らんだ顔を晒す天嘉のこめかみに唇を落とすと、蘇芳の掌がそっと天嘉の股座に差し込まれる。ふにりとしてなめらかな小さな袋を手のひらで包めば、ふるりと震えて上がった顎を舐め上げるようにして首筋に舌を這わせた。
「だきたい。入れさせてくれるか。」
「ん、…気持ちくして…」
「は…、ああ、興奮してきた。」
「ひゃ、ちょっとまっ、」
熱い吐息を漏らした蘇芳が、がしりと天嘉の背中に手を回す。あっという間に押し倒され、天井を覆い隠すように、蘇芳が大きな体で見下ろしてきた。獰猛な目は真っ直ぐに天嘉を射抜く。硬く勃起した性器を薄い腹に押しつけると、横断していた帯を押し上げるほどの存在感を見せつけた。
「こ、んな…デカかったっけ…?」
「さぷらいずーというやつだ。」
「いや伸ばさないし、発音へんだし、この状況でそれは…っ」
「お前はよく喋るなあ。喘ぐだけにしておきなさい。」
お前が変なこというからじゃん!そう言いたかったのに、蘇芳の両手でがしりと腰を掴まれ、足を開かれるようにして蘇芳の前に晒されてしまった己の蕾に、天嘉は声のない悲鳴をあげてしまった。
「俺は、お前に自らねだってほしい。」
「や、それやだ…、そこ、あんまみんなよ…っ…」
蘇芳の唇が、天嘉の一番弱い部分に触れた。ふくりと膨らみ、縦に割れてしまった秘密の場所を、蘇芳の赤い舌がそっとなぞる。ひくんと収縮してしまう。見せつけるようにそんなことをされてしまったら、天嘉のそこは簡単に開いてしまう。
「ぁ、す、すお…、」
「ここを、どうしてほしいか言ってみろ。」
「ゃだ…な、なんでぇ…っ…」
「甘やかして、くれるのだろう?おねだりは聞いてくれんのか。」
そこに口付けられて、しびびと全身に甘やかなざわめきが走る。天嘉はそのさきの気持ちいいを知っていた。だからこそ、こうやって焦らされたくはない。気がつけば貪欲になってしまった天嘉はそこに指を這わし、自身の中指の先端をゆっくりと含ませた。
「天嘉、お前、」
「こ、れじゃ…だめ、か…っ、なぁ、だめ…?」
蘇芳の目の前で、嫁が恥じらいながら指を抜き差しする。下手くそな自慰だ。だけど、これがお誘いなのだとしたら、間違いなく蘇芳には効果的面であった。
「最高だ。」
「ぁ、ゆ、ゆび、ご、とぉ…っ…!」
天嘉の指を巻き込むかのようにして、蘇芳の分厚い舌が差し込まれる。ぐぷ、というはしたない音を立てながら差し込まれたそれに、全身の性感が刺激されてしまった。自身の性器が肘に当たる。それほどまでに体を折り曲げられ、奥深くまでに差し込まれた舌と指。
気がつけば天嘉はまるで駄々をこねるかのような甘ったるい声しか挙げられなくなっていた。気持ちいい、ああ、どうしよう。
「き、もちぃ…っぁ、あっあっ…」
泡だった唾液の弾ける音と、天嘉の指がにゅくにゅくと前立腺を押す恥ずかしい動きに、蘇芳は満足そうに腰を引き寄せ、その舌の挿入を深くした。
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