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二章 百貨店にくる顧客に情緒をかき乱される俺の話なんだけど。(大林梓編)
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あの後、大林は榊原のダメ男っぷりに頭を抱える羽目になった。自分より歳上の頼り甲斐のあるイメージは、イメージのままで終わってしまい、やはり人は見かけで判断してはいけないと、祖母から常々言われていたことを思い出し、ばあちゃん、本当にそうだったよ。などと束の間の思い出を振り返った。
「なんでこんなクソみたいな食生活で健康そうに見えるんだよ。」
バコン、と音を立てて冷蔵庫を開く。中身は実にすっきりとしており、サラダチキンが二個、豆腐が三パック、そしてなぜかふりかけと、コンビニのおにぎりが三種類入っているだけであった。
「限界集落のコンビニじゃあるまいし…引くわ…」
見なかったことにしようと、冷蔵庫を再び閉めて溜息をついた。大林は今、榊原の家に来ていた。家政婦的なバイトを請け負ってからすぐ、次の休みにお願いしたいと言われて今に至る。榊原の住所を頼りについたその場所は、大林の職場の最寄り駅まで電車で十分程度、駅から歩いて五分の好立地にある道路を挟んで駅真横の高層マンションである。
あっけにとられたようにを見上げていた大林を前に、わざわざ迎えに来た榊原がここの十階だからと言われて微笑みかけてきやがったのは記憶に新しい。大林は微笑み返しはしたが、内心ではブルジョワジーが。と不貞腐れもした。
そして、現在家主はというと、大林に早々に家から締め出され、買い出しに出ている。なんでそんなことになっているかというと、食材はデリバリーでまとめてこの家に届くことになっていると言った口で、調理器具はどうしようかなどと言ったからである。
信じられないことに、榊原の家には炊飯器がなかったのだ。電子レンジで全ての料理が出来上がると思っていたのだろうか。IHコンロに調味料のボトルが連なり置かれていたのを見ても悲鳴をあげた大林は、早速榊原の家の異常さに出迎えられたのである。
というか、材料がないのになぜ調味料が充実しているのかときけば、豆腐の味変に。などと言われた。ふざけるなと言いたい。
「あ、来た。」
インターホンが鳴り、モニターで来客確認をすればデリバリーがきていた。早速榊原に教えてもらった通りにロックを解除して上がってきてもらうと、玄関先で荷物を受け取った。
ズシリと重い箱をキッチンに運べば、中身はなかなか見かけないような生ハムの原木なんかも入っていた。
「なにこれどうやって食うんだよもおお!」
宇宙人の卵のような見た目の野菜は、ロマネスコと言うらしい。大林は、榊原がチョイスした小洒落た野菜や食材をテーブルに並べては、いちいち調理方法を検索したりをするハメになったのだ。大方、せっかく作ってもらえるならいい食材で。とかなんとかいってそうな気がする。その考えは間違いではない。
こめかみが痛くなるほどイライラとはしたが、お賃金が発生する以上は我慢せねばなるまい。並べた名称不明のものが多い野菜を前に、大林は深く溜め息をついた。
「ただいまー!大林くん、デリバリーとどいた?」
「…おかえんなさい。」
走行していれば、なんとも呑気な声を上げながら、榊原が帰ってきた。大林は瓢箪のような形をしたベージュ色の野菜を片手にリビングから顔を出せば、榊原は炊飯器やらまな板、調理器具類などを、キャリーから外しているとこであった。
「ただいま。出迎えられるのなんて久しぶりだから、なんかいいね。」
「なあ、変な野菜ばっかなんだけど!」
「うん?ああ、それバターナッツカボチャだよ。ねっとりしててうまいんだ。」
「なんでそんなん知ってんの…」
バターナッツ?と聞き返しながら、大林は手にした瓢箪型のそれを見る。どうやら榊原は外食が多いせいで、なかなかお目にかかれない野菜なんかも意外と知っているのだそうだ。それでも、そういった変わり種の野菜は外食ならではであり、家で取り寄せてまで手を出す家庭なんてそうそうないだろう。榊原はその後も、炊飯器や調理器具を出しながら、それは丸ズッキーニやら、株と玉ねぎが混ざったそれはコールラビやら、ずんぐりとしたその葉物野菜は子持ち高菜など、大林がわからないものの名前を次から次へと出してくる。
「なんでそんなんばっか知ってんの!あんな限界集落のコンビニのラインナップみてえな冷蔵庫の中身のくせして!」
「ほら、ジム行って体鍛えてるからさ。だからタンパク質だけは欠かせなくて。」
「他の栄養素どうしてんだっての!まさか点滴で補ってんじゃねえだろうな!?」
「え、なんで知ってるの。すごいねエスパー?」
「もうやだこの人ーーー!!」
まさかの栄養点滴も済んでいるとは恐れ入る。大林は悲鳴混じりに絶望すると、がくりと肩を落とした。存在は知っていたけれど、本当に打つ奴がいるとは思わなかった。榊原曰く、なかなかに忙しない職業らしく、仕事の合間を縫ってうちに行けばすぐ元気になるので、重宝しているとかいっていた。
「完全にしゃぶじゃん。キマってんじゃんそれ。」
「大丈夫大丈夫、麻薬とかじゃないし、なんだろうね、サブリミナル効果でも働いてるのかなあ。」
榊原の背後に、限界社畜という文字が見える。大林はゾッとした。そして今更ながらに安請け合いをしたことを後悔し始めていた。
だって、これはつまり、ただ作るだけじゃなくて栄養バランスとかも考えろとか言う奴だろう。今後榊原が大林の飯を食べることで健康を取り戻すのが望ましいと言うのはなんとなく理解したが、ちょっとでも日が空いてしまうと榊原がまた栄養点滴に戻る可能性を秘めていると言うわけだ。つまり、一度正しく栄養を吸収した体にまたそんなもんを入れてみろ。多分ぶっ倒れるんじゃないだろうか。やばい、思った以上に責任が重い。
ニコニコしながら大林を見つめている榊原を前に、大林は忙しない己の思考からも逃げるかのように、ゆっくりと目を逸らす。ゆっくりと顔をそらす。
「もしかしなくても、俺、あんたの体のメンテナンスを食でサポートする的な意図が含まれてたりする?」
「うん。だってそうしたらオトモダチと会う回数も減るでしょう?」
僕的には体を大切にしてほしいなともってるんだよ。などと、お前は一体どんな立ち位置でそんなことを言うのだと聞きたくなるようなことを宣われた。むすくれた大林の顔には、わかりやすく余計なお世話であると言うことがありありと透けて見える。そして、その榊原のお節介が、大林の琴線に触れるのだ。
「なら、あんたが俺の相手になってくれるんですか。」
榊原が自分に対してそういったお節介を焼くのなら、それは無意味なのだと解らせてやる他はない。大林はスッと目を細めると、自分の魅力を最大限に活かし、一つ揶揄ってやるかと思いついた。自分だって、ずるい大人だ。周りから己がどう言う目で見られているかわかるからこそ、大林は目の前の榊原も並列に扱う。
意図がわからないといった顔で見下ろしてくる榊原に、大林は近づいた。自分よりも頭ひとつ分高いその体を、己とテーブルで挟むようにして詰め寄ると、キョトンとした顔の榊原の首の後ろに腕を回して体を引き寄せた。
「…それは、そう言う意味でのってことかな。」
「もちろん、提案はのむよ。おいたはしない。でもさ、習慣は変えられないでしょ。」
「ああ、」
榊原の目が細まった。大きな掌がそっと腰に回るのがわかり、ああ、やっぱりこいつも男なのだと、当たり前のことを思う。引き寄せられるままに腰を押し付ける。反応はしていないが、距離は近い。背の高い相手を見上げるのには、少しだけ窮屈に感じる立ち位置だ。
「持て余したら、相手してくれんの。」
「何か勘違いしているようだけど、僕はあくまでも雇用主だよ。」
「そんなことわかって、っ」
大林の手首を握ったかと思えば、手を滑らせて己の首から離させる。榊原は黙って大林を見つめ返したまま、ゆっくりと手のひらを押し開くようにして指を絡ませる。
榊原の左手薬指にはまる銀色のそれが、きらりと光った気がした。
ふわりと香水がかおり、榊原の瞳に大林が囚われた。指の股を擦るかのようにしっかりと繋がれた手のひらから、じんわりと熱が体に滲んでくる。
「雇用主の評価次第では、君の遊びに付き合ってやろう。」
柔く微笑まれながら、紡がれた言葉。それはいつものマイペースとは違い、低く囁くような男の声色であった。ごくりと生唾を飲み込む。榊原に垣間見えたその加虐じみた口調に、大林はふるりと身を震わした。
「なんでこんなクソみたいな食生活で健康そうに見えるんだよ。」
バコン、と音を立てて冷蔵庫を開く。中身は実にすっきりとしており、サラダチキンが二個、豆腐が三パック、そしてなぜかふりかけと、コンビニのおにぎりが三種類入っているだけであった。
「限界集落のコンビニじゃあるまいし…引くわ…」
見なかったことにしようと、冷蔵庫を再び閉めて溜息をついた。大林は今、榊原の家に来ていた。家政婦的なバイトを請け負ってからすぐ、次の休みにお願いしたいと言われて今に至る。榊原の住所を頼りについたその場所は、大林の職場の最寄り駅まで電車で十分程度、駅から歩いて五分の好立地にある道路を挟んで駅真横の高層マンションである。
あっけにとられたようにを見上げていた大林を前に、わざわざ迎えに来た榊原がここの十階だからと言われて微笑みかけてきやがったのは記憶に新しい。大林は微笑み返しはしたが、内心ではブルジョワジーが。と不貞腐れもした。
そして、現在家主はというと、大林に早々に家から締め出され、買い出しに出ている。なんでそんなことになっているかというと、食材はデリバリーでまとめてこの家に届くことになっていると言った口で、調理器具はどうしようかなどと言ったからである。
信じられないことに、榊原の家には炊飯器がなかったのだ。電子レンジで全ての料理が出来上がると思っていたのだろうか。IHコンロに調味料のボトルが連なり置かれていたのを見ても悲鳴をあげた大林は、早速榊原の家の異常さに出迎えられたのである。
というか、材料がないのになぜ調味料が充実しているのかときけば、豆腐の味変に。などと言われた。ふざけるなと言いたい。
「あ、来た。」
インターホンが鳴り、モニターで来客確認をすればデリバリーがきていた。早速榊原に教えてもらった通りにロックを解除して上がってきてもらうと、玄関先で荷物を受け取った。
ズシリと重い箱をキッチンに運べば、中身はなかなか見かけないような生ハムの原木なんかも入っていた。
「なにこれどうやって食うんだよもおお!」
宇宙人の卵のような見た目の野菜は、ロマネスコと言うらしい。大林は、榊原がチョイスした小洒落た野菜や食材をテーブルに並べては、いちいち調理方法を検索したりをするハメになったのだ。大方、せっかく作ってもらえるならいい食材で。とかなんとかいってそうな気がする。その考えは間違いではない。
こめかみが痛くなるほどイライラとはしたが、お賃金が発生する以上は我慢せねばなるまい。並べた名称不明のものが多い野菜を前に、大林は深く溜め息をついた。
「ただいまー!大林くん、デリバリーとどいた?」
「…おかえんなさい。」
走行していれば、なんとも呑気な声を上げながら、榊原が帰ってきた。大林は瓢箪のような形をしたベージュ色の野菜を片手にリビングから顔を出せば、榊原は炊飯器やらまな板、調理器具類などを、キャリーから外しているとこであった。
「ただいま。出迎えられるのなんて久しぶりだから、なんかいいね。」
「なあ、変な野菜ばっかなんだけど!」
「うん?ああ、それバターナッツカボチャだよ。ねっとりしててうまいんだ。」
「なんでそんなん知ってんの…」
バターナッツ?と聞き返しながら、大林は手にした瓢箪型のそれを見る。どうやら榊原は外食が多いせいで、なかなかお目にかかれない野菜なんかも意外と知っているのだそうだ。それでも、そういった変わり種の野菜は外食ならではであり、家で取り寄せてまで手を出す家庭なんてそうそうないだろう。榊原はその後も、炊飯器や調理器具を出しながら、それは丸ズッキーニやら、株と玉ねぎが混ざったそれはコールラビやら、ずんぐりとしたその葉物野菜は子持ち高菜など、大林がわからないものの名前を次から次へと出してくる。
「なんでそんなんばっか知ってんの!あんな限界集落のコンビニのラインナップみてえな冷蔵庫の中身のくせして!」
「ほら、ジム行って体鍛えてるからさ。だからタンパク質だけは欠かせなくて。」
「他の栄養素どうしてんだっての!まさか点滴で補ってんじゃねえだろうな!?」
「え、なんで知ってるの。すごいねエスパー?」
「もうやだこの人ーーー!!」
まさかの栄養点滴も済んでいるとは恐れ入る。大林は悲鳴混じりに絶望すると、がくりと肩を落とした。存在は知っていたけれど、本当に打つ奴がいるとは思わなかった。榊原曰く、なかなかに忙しない職業らしく、仕事の合間を縫ってうちに行けばすぐ元気になるので、重宝しているとかいっていた。
「完全にしゃぶじゃん。キマってんじゃんそれ。」
「大丈夫大丈夫、麻薬とかじゃないし、なんだろうね、サブリミナル効果でも働いてるのかなあ。」
榊原の背後に、限界社畜という文字が見える。大林はゾッとした。そして今更ながらに安請け合いをしたことを後悔し始めていた。
だって、これはつまり、ただ作るだけじゃなくて栄養バランスとかも考えろとか言う奴だろう。今後榊原が大林の飯を食べることで健康を取り戻すのが望ましいと言うのはなんとなく理解したが、ちょっとでも日が空いてしまうと榊原がまた栄養点滴に戻る可能性を秘めていると言うわけだ。つまり、一度正しく栄養を吸収した体にまたそんなもんを入れてみろ。多分ぶっ倒れるんじゃないだろうか。やばい、思った以上に責任が重い。
ニコニコしながら大林を見つめている榊原を前に、大林は忙しない己の思考からも逃げるかのように、ゆっくりと目を逸らす。ゆっくりと顔をそらす。
「もしかしなくても、俺、あんたの体のメンテナンスを食でサポートする的な意図が含まれてたりする?」
「うん。だってそうしたらオトモダチと会う回数も減るでしょう?」
僕的には体を大切にしてほしいなともってるんだよ。などと、お前は一体どんな立ち位置でそんなことを言うのだと聞きたくなるようなことを宣われた。むすくれた大林の顔には、わかりやすく余計なお世話であると言うことがありありと透けて見える。そして、その榊原のお節介が、大林の琴線に触れるのだ。
「なら、あんたが俺の相手になってくれるんですか。」
榊原が自分に対してそういったお節介を焼くのなら、それは無意味なのだと解らせてやる他はない。大林はスッと目を細めると、自分の魅力を最大限に活かし、一つ揶揄ってやるかと思いついた。自分だって、ずるい大人だ。周りから己がどう言う目で見られているかわかるからこそ、大林は目の前の榊原も並列に扱う。
意図がわからないといった顔で見下ろしてくる榊原に、大林は近づいた。自分よりも頭ひとつ分高いその体を、己とテーブルで挟むようにして詰め寄ると、キョトンとした顔の榊原の首の後ろに腕を回して体を引き寄せた。
「…それは、そう言う意味でのってことかな。」
「もちろん、提案はのむよ。おいたはしない。でもさ、習慣は変えられないでしょ。」
「ああ、」
榊原の目が細まった。大きな掌がそっと腰に回るのがわかり、ああ、やっぱりこいつも男なのだと、当たり前のことを思う。引き寄せられるままに腰を押し付ける。反応はしていないが、距離は近い。背の高い相手を見上げるのには、少しだけ窮屈に感じる立ち位置だ。
「持て余したら、相手してくれんの。」
「何か勘違いしているようだけど、僕はあくまでも雇用主だよ。」
「そんなことわかって、っ」
大林の手首を握ったかと思えば、手を滑らせて己の首から離させる。榊原は黙って大林を見つめ返したまま、ゆっくりと手のひらを押し開くようにして指を絡ませる。
榊原の左手薬指にはまる銀色のそれが、きらりと光った気がした。
ふわりと香水がかおり、榊原の瞳に大林が囚われた。指の股を擦るかのようにしっかりと繋がれた手のひらから、じんわりと熱が体に滲んでくる。
「雇用主の評価次第では、君の遊びに付き合ってやろう。」
柔く微笑まれながら、紡がれた言葉。それはいつものマイペースとは違い、低く囁くような男の声色であった。ごくりと生唾を飲み込む。榊原に垣間見えたその加虐じみた口調に、大林はふるりと身を震わした。
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