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「ぅあ、っ…!ま、まって…!」
「待たない。」
キツく抱き込まれたまま、ミハエルが転移で連れて来られたのはサディンの私室だった。兵舎の中にあるそこは、ミハエルの大好きな部屋でもある。でも、今はそれも楽しめそうにない。じたばたと暴れるミハエルを抱えたまま、サディンが部屋の扉を乱暴に蹴り開ける。ああ、怒っている。手に取るようにサディンの機嫌がわかるようになったミハエルからしてみたら、この鋭い雰囲気を向けられるのが怖くて仕方がない。
あんなに、拉致もかくやと言わんばかりに連れてこられたというのに、サディンは思いのほか優しくベットに下ろす。
「サディン…い、行かせてください…!僕、もう発たなきゃ時間が、」
「行かせない。」
「そんなっ、」
「なんで、俺に隠れて出て行こうとした。」
サディンが、ベッドの背もたれに追い詰めるかのようにして、ミハエルの体を閉じ込める。顔の両脇に腕をついたサディンは、ひどく尖った空気を出しながら、その細い首筋に顔を埋める。
「や、やだ…っ、え、えっちなことは、したくありません…っ」
「へえ、期待したんだ。」
「あ、あぁっ、ちが、っい、痛…っ」
サディンの指摘に、まるで自らのはしたなさを晒すような言動をしてしまったことに、顔を一気に赤らめる。しかし、できないのだ。腹に子を宿したいま、その行為に答えてしまったら、きっと子に負担をかけてしまう。
こういう理由で、できません。そう言えればいいのに、ミハエルにはそれができない。
がじりと噛み付かれた首筋から、まるで甘やかな毒のような痺れが広がる。サディンから施される全てに、ミハエルは素直になってしまうようになった。こんなんじゃいけないのに。じわりと涙を滲ませながら、必死で胸を押し返そうとする。
サディンの手が、距離を作ろうとするミハエルの手に絡む。大きな手がそっと頬に添えられて、促されるように視線を合わせた。
「こっち見て。ミハエル。」
「や、やだ…」
「俺のこと、嫌いになった…?」
「だ、大好き…」
「なら、なんで離れようとするの。」
「ぃぇ、な、ぃ…」
ヒック、と嗚咽まじりに声を震わせる。サディンは戸惑ったように瞳を揺らす。ミハエルの幾つもの涙の筋を掌に受け止めながら、ままならぬミハエルの複雑な感情を汲み取ろうと、サディンは柄にもなく必死になった。
「なあ、なんで、話をしてくれ。お前は一体何を抱えてんの。」
「ひ、んくっ…う、ぅえ、っ…」
「泣かないで、ミハエル。泣いてちゃわからないだろ。」
「ふ、ぅあ、ぁー…っ…」
ポロポロと涙をこぼしながら、ミハエルが珍しく声を上げて泣くものだから、サディンは胸がざわめいた。ああ、だめだ。くそ、くそ。サディンの中の蓋が、またガタガタと揺れ動く。こんなに可哀想で可愛いミハエルを己の腕の中に閉じ込めたまま、おとなしくしていられるわけがない。サディンは頭の中にじわじわと染み込んでいく仄暗い欲望に、小さく息をつめながら俯いた。
「三ヶ月、お前はいないことになってんの。」
「ぅ、うん…っ…」
「俺に隠れて、一人で過ごそうとしたの。」
「っ、ん…」
「………。」
なら、三ヶ月間、ミハエルが家にも城にもいなくても、バレやしないだろう。サディンの金眼がくらりと欲の灯火を灯す。サディンの問いかけに、泣きながら素直に頷くミハエルを愛しく思いながら、サディンはその細い手首を一纏めに握りしめる。
「う…、っ…や、かぇ、る…」
「どこに?ミハエルは、三ヶ月出張に行くんだろ。」
「うん、…っ、だ、だから、」
「だから、ミハエルがその期間、姿を見せなくてもいいってことだよな。」
「ふ、ぇ…っん、ンぅ…ッ…」
サディンの唇によって、言葉を遮られる。ちゅ、ちゅ、と可愛らしいリップ音を立てた優しいキスが嬉しくて、ミハエルは泣き顔のままうっとりと目を細めた。嬉しい、サディンがしてくれるキスが、気持ちよくて幸せ。そんな至福と言わんばかりの表情で、サディンの唇に何度も答える。思考が鈍くなったせいで、はだけられた衣服なんて気にもとめない。サディンの大きな手のひらが、その薄い胸元を撫でるかのように手を這わすから、指先が胸の頂きに触れて、ようやくミハエルの意識が戻ってきた。
「ひぅ…っ!」
「ミハエル、だめだろ。なんで俺から離れるだなんて、そんな寂しいこというんだ。」
「サ、ディン…や、っ」
「嫌がらないで、悲しくなる。」
「ふ、ぅあ…ご、ごめ…なさ、」
「謝るくらいなら、俺を甘やかして、俺だけを見て。そんで、離れないって約束して。」
サディンの腕が、包み込むようにミハエルを抱きしめる。首筋に歯を立てながら、少しだけ泣きそうな声でサディンがそんなことをいうのが、可愛い。そして悲しい思いをさせているというのが自分自身だと理解しているからこそ、素直なミハエルは申し訳なさでひぐひぐと泣く。
違うの、そんなことを言わせるつもりは全然なかったんだよ。そう言えたらいいのに、ミハエルの胸元に顔を埋めたサディンが、まるで縋るような目で見上げてくるから、ミハエルはそれに流されるように、小さく頷いてしまった。
それが、サディンの計算だとも知らずに。
「ミハエル、ああ、愛してる。離れたくないんだ、俺を悲しませないで、俺だけのお前なのに。お前自身が俺からお前を取り上げないでくれ。」
「う、ンぁ、っ…」
「お前は今から三ヶ月は絶対に返さない。これはお仕置きだ。なんでそんなこと言うのか、教えてくれなくても構わない。その代わり、俺に付き合って、俺を満たして。愛して。」
熱い舌がはだけられたミハエルの胸元を舐め上げる。細い足を割開くかのように、サディンの腰が足の間に収まると、大きな手で胸元を反らして持ち上げる。そしてふくりと立ち上がったその素直な胸の突起を甘噛みしてやれば、サディンが育てたミハエルの滑らかな肢体はビクビクと望み通りの反応を返す。
「ひ、んぅ…っ…!あ、あ、ゃ、やめ、」
「気持ちよくない…?」
「き、もちぃ…あ、あっ、んぅ、っ」
「ん、もっと気持ちよくなって、なんも考えらんねーくらい、馬鹿になって。」
「ひゃ、ぅ、うー…っ…!」
胸の突起とサディンの赤い舌が、銀色の唾液で繋がる。無意識にサディンの腹に押し当てるように浮かせてしまった腰に気がつくと、そんないやらしい痴態で感じ入る姿に、喉奥がグルルとなる。
「素直になって、俺と同じ思いを返してくれるんなら、もっとお前を気持ちよくしてあげる。」
「ぅあ、…っ…サ、ディン…っ…ぼ、僕…っ…」
「いやだはいらない。いいよって言って、ミハエル。」
「ふ、んぅ…あ、あっ…ぁっ…」
細い腕が、まるで抱き寄せるかのようにサディンの首に絡まる。手首は、一纏めにしたときに術で拘束をした。それなのにミハエルときたら、それに関しては何も咎めもせぬままに、まるでもっとといわんばかりに身を寄せる。
ああ、可愛い。俺のことで必死になっているならそれでいい。ミハエルの極端な行動に、サディンはそう読んでいた。とろめく美しいエメラルドが、こうしてサディンに向けられるだけで、支配欲が満たされる。痛いくらいに勃起した性器は晒さぬまま、サディンはキスと手のひらだけでミハエルを追い詰める。
愛おしい、好きだ。サディンは自覚してから、ずっとこうしていたかった。優しくして、甘えて、甘やかして、どろどろにして、どんどん依存させてやりたい。そうしたら、今にミハエルはサディンしか見えなくなって、ミハエルの世界が自分一色に染まるだろう。
「三ヶ月か、」
ミハエルの時間は、サディンのものにする。だってミハエルはサディンの大切だし、愛しい雌だ。大人気ない、そう言われるのは嫌だったけれど、サディンの行動の理由になるのなら、喜んでそのレッテルを受け入れる。
「楽しもうな、ミハエル。」
「ふぁ、…ッ…す、き、」
サディンの毒のような優しさに染められたミハエルが、うっとりと微笑む。しなやかな足を肩に担ぎ上げると、サディンは金色の眼を怪しく光らせたまま、がじりとふくらはぎに歯を立てた。
「待たない。」
キツく抱き込まれたまま、ミハエルが転移で連れて来られたのはサディンの私室だった。兵舎の中にあるそこは、ミハエルの大好きな部屋でもある。でも、今はそれも楽しめそうにない。じたばたと暴れるミハエルを抱えたまま、サディンが部屋の扉を乱暴に蹴り開ける。ああ、怒っている。手に取るようにサディンの機嫌がわかるようになったミハエルからしてみたら、この鋭い雰囲気を向けられるのが怖くて仕方がない。
あんなに、拉致もかくやと言わんばかりに連れてこられたというのに、サディンは思いのほか優しくベットに下ろす。
「サディン…い、行かせてください…!僕、もう発たなきゃ時間が、」
「行かせない。」
「そんなっ、」
「なんで、俺に隠れて出て行こうとした。」
サディンが、ベッドの背もたれに追い詰めるかのようにして、ミハエルの体を閉じ込める。顔の両脇に腕をついたサディンは、ひどく尖った空気を出しながら、その細い首筋に顔を埋める。
「や、やだ…っ、え、えっちなことは、したくありません…っ」
「へえ、期待したんだ。」
「あ、あぁっ、ちが、っい、痛…っ」
サディンの指摘に、まるで自らのはしたなさを晒すような言動をしてしまったことに、顔を一気に赤らめる。しかし、できないのだ。腹に子を宿したいま、その行為に答えてしまったら、きっと子に負担をかけてしまう。
こういう理由で、できません。そう言えればいいのに、ミハエルにはそれができない。
がじりと噛み付かれた首筋から、まるで甘やかな毒のような痺れが広がる。サディンから施される全てに、ミハエルは素直になってしまうようになった。こんなんじゃいけないのに。じわりと涙を滲ませながら、必死で胸を押し返そうとする。
サディンの手が、距離を作ろうとするミハエルの手に絡む。大きな手がそっと頬に添えられて、促されるように視線を合わせた。
「こっち見て。ミハエル。」
「や、やだ…」
「俺のこと、嫌いになった…?」
「だ、大好き…」
「なら、なんで離れようとするの。」
「ぃぇ、な、ぃ…」
ヒック、と嗚咽まじりに声を震わせる。サディンは戸惑ったように瞳を揺らす。ミハエルの幾つもの涙の筋を掌に受け止めながら、ままならぬミハエルの複雑な感情を汲み取ろうと、サディンは柄にもなく必死になった。
「なあ、なんで、話をしてくれ。お前は一体何を抱えてんの。」
「ひ、んくっ…う、ぅえ、っ…」
「泣かないで、ミハエル。泣いてちゃわからないだろ。」
「ふ、ぅあ、ぁー…っ…」
ポロポロと涙をこぼしながら、ミハエルが珍しく声を上げて泣くものだから、サディンは胸がざわめいた。ああ、だめだ。くそ、くそ。サディンの中の蓋が、またガタガタと揺れ動く。こんなに可哀想で可愛いミハエルを己の腕の中に閉じ込めたまま、おとなしくしていられるわけがない。サディンは頭の中にじわじわと染み込んでいく仄暗い欲望に、小さく息をつめながら俯いた。
「三ヶ月、お前はいないことになってんの。」
「ぅ、うん…っ…」
「俺に隠れて、一人で過ごそうとしたの。」
「っ、ん…」
「………。」
なら、三ヶ月間、ミハエルが家にも城にもいなくても、バレやしないだろう。サディンの金眼がくらりと欲の灯火を灯す。サディンの問いかけに、泣きながら素直に頷くミハエルを愛しく思いながら、サディンはその細い手首を一纏めに握りしめる。
「う…、っ…や、かぇ、る…」
「どこに?ミハエルは、三ヶ月出張に行くんだろ。」
「うん、…っ、だ、だから、」
「だから、ミハエルがその期間、姿を見せなくてもいいってことだよな。」
「ふ、ぇ…っん、ンぅ…ッ…」
サディンの唇によって、言葉を遮られる。ちゅ、ちゅ、と可愛らしいリップ音を立てた優しいキスが嬉しくて、ミハエルは泣き顔のままうっとりと目を細めた。嬉しい、サディンがしてくれるキスが、気持ちよくて幸せ。そんな至福と言わんばかりの表情で、サディンの唇に何度も答える。思考が鈍くなったせいで、はだけられた衣服なんて気にもとめない。サディンの大きな手のひらが、その薄い胸元を撫でるかのように手を這わすから、指先が胸の頂きに触れて、ようやくミハエルの意識が戻ってきた。
「ひぅ…っ!」
「ミハエル、だめだろ。なんで俺から離れるだなんて、そんな寂しいこというんだ。」
「サ、ディン…や、っ」
「嫌がらないで、悲しくなる。」
「ふ、ぅあ…ご、ごめ…なさ、」
「謝るくらいなら、俺を甘やかして、俺だけを見て。そんで、離れないって約束して。」
サディンの腕が、包み込むようにミハエルを抱きしめる。首筋に歯を立てながら、少しだけ泣きそうな声でサディンがそんなことをいうのが、可愛い。そして悲しい思いをさせているというのが自分自身だと理解しているからこそ、素直なミハエルは申し訳なさでひぐひぐと泣く。
違うの、そんなことを言わせるつもりは全然なかったんだよ。そう言えたらいいのに、ミハエルの胸元に顔を埋めたサディンが、まるで縋るような目で見上げてくるから、ミハエルはそれに流されるように、小さく頷いてしまった。
それが、サディンの計算だとも知らずに。
「ミハエル、ああ、愛してる。離れたくないんだ、俺を悲しませないで、俺だけのお前なのに。お前自身が俺からお前を取り上げないでくれ。」
「う、ンぁ、っ…」
「お前は今から三ヶ月は絶対に返さない。これはお仕置きだ。なんでそんなこと言うのか、教えてくれなくても構わない。その代わり、俺に付き合って、俺を満たして。愛して。」
熱い舌がはだけられたミハエルの胸元を舐め上げる。細い足を割開くかのように、サディンの腰が足の間に収まると、大きな手で胸元を反らして持ち上げる。そしてふくりと立ち上がったその素直な胸の突起を甘噛みしてやれば、サディンが育てたミハエルの滑らかな肢体はビクビクと望み通りの反応を返す。
「ひ、んぅ…っ…!あ、あ、ゃ、やめ、」
「気持ちよくない…?」
「き、もちぃ…あ、あっ、んぅ、っ」
「ん、もっと気持ちよくなって、なんも考えらんねーくらい、馬鹿になって。」
「ひゃ、ぅ、うー…っ…!」
胸の突起とサディンの赤い舌が、銀色の唾液で繋がる。無意識にサディンの腹に押し当てるように浮かせてしまった腰に気がつくと、そんないやらしい痴態で感じ入る姿に、喉奥がグルルとなる。
「素直になって、俺と同じ思いを返してくれるんなら、もっとお前を気持ちよくしてあげる。」
「ぅあ、…っ…サ、ディン…っ…ぼ、僕…っ…」
「いやだはいらない。いいよって言って、ミハエル。」
「ふ、んぅ…あ、あっ…ぁっ…」
細い腕が、まるで抱き寄せるかのようにサディンの首に絡まる。手首は、一纏めにしたときに術で拘束をした。それなのにミハエルときたら、それに関しては何も咎めもせぬままに、まるでもっとといわんばかりに身を寄せる。
ああ、可愛い。俺のことで必死になっているならそれでいい。ミハエルの極端な行動に、サディンはそう読んでいた。とろめく美しいエメラルドが、こうしてサディンに向けられるだけで、支配欲が満たされる。痛いくらいに勃起した性器は晒さぬまま、サディンはキスと手のひらだけでミハエルを追い詰める。
愛おしい、好きだ。サディンは自覚してから、ずっとこうしていたかった。優しくして、甘えて、甘やかして、どろどろにして、どんどん依存させてやりたい。そうしたら、今にミハエルはサディンしか見えなくなって、ミハエルの世界が自分一色に染まるだろう。
「三ヶ月か、」
ミハエルの時間は、サディンのものにする。だってミハエルはサディンの大切だし、愛しい雌だ。大人気ない、そう言われるのは嫌だったけれど、サディンの行動の理由になるのなら、喜んでそのレッテルを受け入れる。
「楽しもうな、ミハエル。」
「ふぁ、…ッ…す、き、」
サディンの毒のような優しさに染められたミハエルが、うっとりと微笑む。しなやかな足を肩に担ぎ上げると、サディンは金色の眼を怪しく光らせたまま、がじりとふくらはぎに歯を立てた。
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