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翌日の事である。エルマーは館の主と言われている男の正体が何者かを、ダラスに確認をさせるために自宅まで来ていた。昨日の話についても説明をせねばならない、ミハエルもこちらで療養しているということだし、ならばサディンもついてこいとグイグイ引っ張ってここまできた。
効率はできる範囲でやれと言われたばかりだが、仕事とはいえこの姿で会いに来る羽目になるとは思わなかった。
サディンはうらめしげにエルマーを見上げると、耳を巻き込むようにして頭を撫でられた。解せぬ。
「こーいうのはよ、頭使うんだよ。お前がミハエルに合わせてもらえねーってんなら、お前じゃなけりゃいいんだろう。何も好き好んでお前の首にリードつけてるわけじゃねえから、そのへんはわかってくれ。あれだわ、親心的な。」
「うぅ…」
「ウゥじゃねえ。ごめんくださああああい!!」
耳を下げて情けない顔をする獣化した息子は、こころなしかエルマーに何かを訴えかけるような目を送る。その額に龍の証である角がないのは、しまっているからだ。出してもいいが、いよいよ魔物感が出てしまう。ナナシよりも立派な雄の証は、今は器用にそこだけ消えている。
足に浮いた龍鱗はもうどうにもならないので諦めてはいるが。
カチャンと音を立てて、扉の隙間からルキーノが顔を出す。ナナシからエルマーが来ることを聞いていたらしい。ルキーノは不思議そうな顔でまじまじと赤毛の狼を見つめると、数度瞬きをしてはっとした。
「おはようございますエルマー、と、…サディン?」
「おー。さすがルキーノ。おめえの旦那とは大違いだあ。」
「………。」
無言でぺこりと頭を垂れる。サディンがミハエルに手を出したというのは聞いている。それでも、ルキーノは毎日部屋に籠もって泣いているミハエルを見ると、なにか理由があったのではと思っていた。
「兄さんは、このことは…知らないからこの姿で来たんですね」
「おう、まあサディンがなにやったかってのは聞いてねンだけど。」
「ああ、まあ入ってください。兄さんはいま研究室です。」
苦笑いをするルキーノの横でエルマーが頭をわしわし撫でて入ると、サディンは嫌がるようにお座りをしたまま顔を背けた。どうやら居た堪れないらしい。エルマーが無言で胴に腕を回して担ぎ上げると、わたわたしながら連れていかれる。
ルキーノは、あの赤い狼のようなものか元のサディンだとわかっていても、あまり想像と結びつかない。
「人妻とふたりきりになんの、気が引けんだけど。」
「直に兄さんも来ますよ。サディンは、…ミルクでも飲みますか…?」
「ウゥ……」
「お構いなくだってよ。」
実に表情豊かである。サディンは申し訳無さそうに耳を下げたまま体制を低くすると、ちろりと目線でエルマーを見上げる。
「ナナシのお仕置き。まだ期限残ってんだろお。元の姿になんのはまだダメだ。」
「なんの縛りがあるのですか?」
「うちの教育方針。」
「な、なるほど…」
引きつり笑みを浮かべたルキーノが、困ったようにサディンを見ると、その頭をわしりと撫でながら呟く。
「まさか、あの子の好きな人が貴方だったとは知りませんでした。」
「……。」
ずっ、とエルマーが出された紅茶を飲む。その横に伏せをしたままのサディンは、口をもごつかせた後、その金の瞳でルキーノを見つめ返した。
「兄さんは、貴方がミハエルを犯したと言っていますが、恐らくあの子が望んだことなのでしょう?」
「ほお。」
ルキーノの言葉に、漸く何が起きているのかを理解したらしいエルマーが、大人しくしているサディンを見つめる。居心地が悪そうに足踏みをしたが、どう意思表示をするのか迷っているらしい、下手くそに首を横に降るしかできなかった。
「サディン、あの子は確かによく泣きますが、ショックな事が起こったら、心の中に秘めて口にはしません。もっと気丈に振る舞って、限界が来るまで泣きもしないのがあの子です。そんなあの子が、あの日からずっと泣いているのは、もっと別のこと。」
ルキーノはわかっていた。そして、サディンの事もわかっていた。小さい頃からミハエルを可愛がってくれたサディンが、そんなことをするはずないとも思っている。
エルマーは目を細めてルキーノを見つめると、なんとも言えない顔をするサディンの頭に、ごちんとげんこつを一つ落とした。
「ギャッ…ンン、クゥ…ッ‥」
「莫迦野郎、雌にばっか面倒かけてんじゃねえっての。てめぇの腹のうちに入れたんなら、最後まで己を持って守り通せ。そこに親友だのなんだの、綺麗事並べて手を出しあぐねてんじゃねえ。」
「エルマーさん‥」
「つか、種付けてまで俺のもんだって教え込んでんなら、親振り切ってでも掻っ攫って孕ませるくらいの度量でねえと、お前何年俺の息子やってんだあ。」
「エルマーさん…!?」
なんで後半でこんなにだめな大人になってしまうのか。ルキーノは相変わらずなエルマーに頭の痛そうな顔をすると、ため息一つ。少しだけ顔に影を差しながら、重々しい口調でつぶやく。
「と、いうより。そろそろミハエルのほうが限界だと思うのです。ほら、あの子、兄さんの血を引いているでしょう。」
「ん?ああ。」
「頭ごなしに、こう…否定し続けると、着火するというか、や、緩やかになんですけど…、今回兄の怒りがすごくて、ミハエルも積もるものがあるというか…」
「あ?んだぁ、煮えきらねえなあ。」
「つまり、」
ルキーノが意を決したかのように口を開こうとした瞬間、バキン!!という何かが破壊されるような物々しい音がした。まさか、こんな真っ昼間の穏やかな時間から襲撃かと思うほどの音である、ダラスが研究でしくじったのだろうか。サディンは耳を立てて立ち上がると、その金色の目を二階に向けた。まっすぐ向いた2つのおおきな耳が、ぴくぴくと揺れる。
「二階、は…ミハエルの部屋です…!」
「おお、物々しいなあ。って、おいサディン!」
タタッ、と軽い足取りで勢いよく部屋から飛び出した。地下の階段を駆け上がってきたダラスが、突然現れた赤毛の大きな狼のような魔物にぎょっとする。ついでリード片手に部屋から飛び出したエルマーと、慌てた様子のルキーノを見ると、いよいよ機嫌が悪くなる。
「お前!!なんでこんなところにいるんだ!!」
「人妻と茶ァしばいてた。」
「ぶっ飛ばすぞ貴様!!まだサディンの件は許して、おい!!そこの魔物止まれ!!」
「兄さん!ミハエルの部屋から物音が!!」
「だああ!!もおおお!!!」
いの一番にミハエルの部屋の前に滑り込んだサディンは、ぴしりと固まった。部屋の扉から、物々しい斧が突き出ていたのだ。全くもってわけがわからない。内側から叩きつけたのだろう、刃が扉から生えている状態だ。やがてそれが軋む音を立て、ドタンと倒れる。ふわりと舞ったホコリが床を滑るように撫でる。
サディンについで階段を駆け上がってきた面々は、その様子に絶句した。ただ一人、エルマーだけは盛大に吹き出すと、その空気に似合わぬ爆笑をして、ダラスに頭を叩かれていた。
効率はできる範囲でやれと言われたばかりだが、仕事とはいえこの姿で会いに来る羽目になるとは思わなかった。
サディンはうらめしげにエルマーを見上げると、耳を巻き込むようにして頭を撫でられた。解せぬ。
「こーいうのはよ、頭使うんだよ。お前がミハエルに合わせてもらえねーってんなら、お前じゃなけりゃいいんだろう。何も好き好んでお前の首にリードつけてるわけじゃねえから、そのへんはわかってくれ。あれだわ、親心的な。」
「うぅ…」
「ウゥじゃねえ。ごめんくださああああい!!」
耳を下げて情けない顔をする獣化した息子は、こころなしかエルマーに何かを訴えかけるような目を送る。その額に龍の証である角がないのは、しまっているからだ。出してもいいが、いよいよ魔物感が出てしまう。ナナシよりも立派な雄の証は、今は器用にそこだけ消えている。
足に浮いた龍鱗はもうどうにもならないので諦めてはいるが。
カチャンと音を立てて、扉の隙間からルキーノが顔を出す。ナナシからエルマーが来ることを聞いていたらしい。ルキーノは不思議そうな顔でまじまじと赤毛の狼を見つめると、数度瞬きをしてはっとした。
「おはようございますエルマー、と、…サディン?」
「おー。さすがルキーノ。おめえの旦那とは大違いだあ。」
「………。」
無言でぺこりと頭を垂れる。サディンがミハエルに手を出したというのは聞いている。それでも、ルキーノは毎日部屋に籠もって泣いているミハエルを見ると、なにか理由があったのではと思っていた。
「兄さんは、このことは…知らないからこの姿で来たんですね」
「おう、まあサディンがなにやったかってのは聞いてねンだけど。」
「ああ、まあ入ってください。兄さんはいま研究室です。」
苦笑いをするルキーノの横でエルマーが頭をわしわし撫でて入ると、サディンは嫌がるようにお座りをしたまま顔を背けた。どうやら居た堪れないらしい。エルマーが無言で胴に腕を回して担ぎ上げると、わたわたしながら連れていかれる。
ルキーノは、あの赤い狼のようなものか元のサディンだとわかっていても、あまり想像と結びつかない。
「人妻とふたりきりになんの、気が引けんだけど。」
「直に兄さんも来ますよ。サディンは、…ミルクでも飲みますか…?」
「ウゥ……」
「お構いなくだってよ。」
実に表情豊かである。サディンは申し訳無さそうに耳を下げたまま体制を低くすると、ちろりと目線でエルマーを見上げる。
「ナナシのお仕置き。まだ期限残ってんだろお。元の姿になんのはまだダメだ。」
「なんの縛りがあるのですか?」
「うちの教育方針。」
「な、なるほど…」
引きつり笑みを浮かべたルキーノが、困ったようにサディンを見ると、その頭をわしりと撫でながら呟く。
「まさか、あの子の好きな人が貴方だったとは知りませんでした。」
「……。」
ずっ、とエルマーが出された紅茶を飲む。その横に伏せをしたままのサディンは、口をもごつかせた後、その金の瞳でルキーノを見つめ返した。
「兄さんは、貴方がミハエルを犯したと言っていますが、恐らくあの子が望んだことなのでしょう?」
「ほお。」
ルキーノの言葉に、漸く何が起きているのかを理解したらしいエルマーが、大人しくしているサディンを見つめる。居心地が悪そうに足踏みをしたが、どう意思表示をするのか迷っているらしい、下手くそに首を横に降るしかできなかった。
「サディン、あの子は確かによく泣きますが、ショックな事が起こったら、心の中に秘めて口にはしません。もっと気丈に振る舞って、限界が来るまで泣きもしないのがあの子です。そんなあの子が、あの日からずっと泣いているのは、もっと別のこと。」
ルキーノはわかっていた。そして、サディンの事もわかっていた。小さい頃からミハエルを可愛がってくれたサディンが、そんなことをするはずないとも思っている。
エルマーは目を細めてルキーノを見つめると、なんとも言えない顔をするサディンの頭に、ごちんとげんこつを一つ落とした。
「ギャッ…ンン、クゥ…ッ‥」
「莫迦野郎、雌にばっか面倒かけてんじゃねえっての。てめぇの腹のうちに入れたんなら、最後まで己を持って守り通せ。そこに親友だのなんだの、綺麗事並べて手を出しあぐねてんじゃねえ。」
「エルマーさん‥」
「つか、種付けてまで俺のもんだって教え込んでんなら、親振り切ってでも掻っ攫って孕ませるくらいの度量でねえと、お前何年俺の息子やってんだあ。」
「エルマーさん…!?」
なんで後半でこんなにだめな大人になってしまうのか。ルキーノは相変わらずなエルマーに頭の痛そうな顔をすると、ため息一つ。少しだけ顔に影を差しながら、重々しい口調でつぶやく。
「と、いうより。そろそろミハエルのほうが限界だと思うのです。ほら、あの子、兄さんの血を引いているでしょう。」
「ん?ああ。」
「頭ごなしに、こう…否定し続けると、着火するというか、や、緩やかになんですけど…、今回兄の怒りがすごくて、ミハエルも積もるものがあるというか…」
「あ?んだぁ、煮えきらねえなあ。」
「つまり、」
ルキーノが意を決したかのように口を開こうとした瞬間、バキン!!という何かが破壊されるような物々しい音がした。まさか、こんな真っ昼間の穏やかな時間から襲撃かと思うほどの音である、ダラスが研究でしくじったのだろうか。サディンは耳を立てて立ち上がると、その金色の目を二階に向けた。まっすぐ向いた2つのおおきな耳が、ぴくぴくと揺れる。
「二階、は…ミハエルの部屋です…!」
「おお、物々しいなあ。って、おいサディン!」
タタッ、と軽い足取りで勢いよく部屋から飛び出した。地下の階段を駆け上がってきたダラスが、突然現れた赤毛の大きな狼のような魔物にぎょっとする。ついでリード片手に部屋から飛び出したエルマーと、慌てた様子のルキーノを見ると、いよいよ機嫌が悪くなる。
「お前!!なんでこんなところにいるんだ!!」
「人妻と茶ァしばいてた。」
「ぶっ飛ばすぞ貴様!!まだサディンの件は許して、おい!!そこの魔物止まれ!!」
「兄さん!ミハエルの部屋から物音が!!」
「だああ!!もおおお!!!」
いの一番にミハエルの部屋の前に滑り込んだサディンは、ぴしりと固まった。部屋の扉から、物々しい斧が突き出ていたのだ。全くもってわけがわからない。内側から叩きつけたのだろう、刃が扉から生えている状態だ。やがてそれが軋む音を立て、ドタンと倒れる。ふわりと舞ったホコリが床を滑るように撫でる。
サディンについで階段を駆け上がってきた面々は、その様子に絶句した。ただ一人、エルマーだけは盛大に吹き出すと、その空気に似合わぬ爆笑をして、ダラスに頭を叩かれていた。
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